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入学前お祝いパーティー
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この国は貴族が学園に入学する前と卒業前に日にちは違うがお祝いパーティーが王城にてある。毎年毎年よくやるなとは思うものの、入学前の子は素養のあるものや将来期待される子などを見る目的が、卒業前の子は目をつけていたものがどう育ったか、または著しく成長を遂げたものはいるかと見極められ何かしら仕事に誘われるらしいので誰もが緊張するパーティーである。
何故そんな話をしたかと言えば僕は入学前ということでそのパーティーの参加者だからだ。本来親も付き添うのが一般的だが強制ではないため父の同行は当然ながらない。
代わりといってはなんだが、ナイトが同行している。着いてくる気満々だったわけだが。ちなみに護衛もナイトに一任されているのだから父は僕が道中死のうが構わないのがありありとわかる。
まあ、ナイトは護衛として立派すぎるぐらいに強いと知っているので下手に護衛をつけてもらうより安心できるというもの。それくらいナイトを信頼しているがまた本人が暴走しかねないのであまり言わない。困った従者である。
それとは別にひとつ心配事があると言えばパーティーでナイトが謂われないいじめを受けないかだ。これは学園に入ってからも心配している。
学園では従者が同じくして子供限定にはなるが、付き添い入学というのが認められ、貴族は従者が必須でもあった。今思えば父はそれを見越してナイトを僕の従者として認めたのだろうと思う。従者は主人と同じものに限られるが授業を受けることができる。ノートやペン、筆記用具などなしに立ちっぱなしで聞くだけなのでおまけ入学みたいなものだ。
しかし、テスト自体は主人と同じものを受ける必要があり合格点こそ主人たちよりも低めに設定されているが、合格できなければ主人に恥をかかせたあげく退学と中々に厳しい。ついでに言えば従者は1人のみとされているため、従者が退学になったからと新たな従者を派遣することは禁止されている。
これは学園側から人を見極める資質があるかどうかというのもあるため、従者を失った貴族生徒は一気に立場が低くなるのは当然。そうならないよう主人側は自ら従者にノートを貸すなりして勉強させたりもするのが一般的。
恐らくは主従関係をよりよくする狙いもあるのだろう。まあその辺りはナイトのことなので心配はしてないが、ただでさえスラムからの従者、基本が平民もしくは没落しかけ、お金のない貴族を従者にするものが多い。スラムの人は奴隷に近い存在として思われがちなので屋敷以上に酷い目に合わないかと心配なのだ。
僕が公爵家の息子だろうと冷遇されているのは貴族内じゃ兄たちによってか父の態度によるものかそれなりに知れ渡っていることなので僕が注意しようと使用人たちのように効き目があるかわからないのだから。
「エンド様、心配はいりませんよ」
「ナイト……」
この従者はこんな風にたまに人の心を読んでくるのだからたまらない。でも本人はその可能性がわかっているだろうに何の不安も感じさせないのだから強いなと素直に思う。
僕にもそんな強さがあればいいのにとふとそんなことも考えながら僕たちは王城へと招かれるのだった。
何故そんな話をしたかと言えば僕は入学前ということでそのパーティーの参加者だからだ。本来親も付き添うのが一般的だが強制ではないため父の同行は当然ながらない。
代わりといってはなんだが、ナイトが同行している。着いてくる気満々だったわけだが。ちなみに護衛もナイトに一任されているのだから父は僕が道中死のうが構わないのがありありとわかる。
まあ、ナイトは護衛として立派すぎるぐらいに強いと知っているので下手に護衛をつけてもらうより安心できるというもの。それくらいナイトを信頼しているがまた本人が暴走しかねないのであまり言わない。困った従者である。
それとは別にひとつ心配事があると言えばパーティーでナイトが謂われないいじめを受けないかだ。これは学園に入ってからも心配している。
学園では従者が同じくして子供限定にはなるが、付き添い入学というのが認められ、貴族は従者が必須でもあった。今思えば父はそれを見越してナイトを僕の従者として認めたのだろうと思う。従者は主人と同じものに限られるが授業を受けることができる。ノートやペン、筆記用具などなしに立ちっぱなしで聞くだけなのでおまけ入学みたいなものだ。
しかし、テスト自体は主人と同じものを受ける必要があり合格点こそ主人たちよりも低めに設定されているが、合格できなければ主人に恥をかかせたあげく退学と中々に厳しい。ついでに言えば従者は1人のみとされているため、従者が退学になったからと新たな従者を派遣することは禁止されている。
これは学園側から人を見極める資質があるかどうかというのもあるため、従者を失った貴族生徒は一気に立場が低くなるのは当然。そうならないよう主人側は自ら従者にノートを貸すなりして勉強させたりもするのが一般的。
恐らくは主従関係をよりよくする狙いもあるのだろう。まあその辺りはナイトのことなので心配はしてないが、ただでさえスラムからの従者、基本が平民もしくは没落しかけ、お金のない貴族を従者にするものが多い。スラムの人は奴隷に近い存在として思われがちなので屋敷以上に酷い目に合わないかと心配なのだ。
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「エンド様、心配はいりませんよ」
「ナイト……」
この従者はこんな風にたまに人の心を読んでくるのだからたまらない。でも本人はその可能性がわかっているだろうに何の不安も感じさせないのだから強いなと素直に思う。
僕にもそんな強さがあればいいのにとふとそんなことも考えながら僕たちは王城へと招かれるのだった。
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