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「ぐぅ………な、何故スフランが………そ、そうか、貴様がスフランに命令したのだな!?スフラン……手が痛かっただろう?」
「ええ……?」
何これ?この王子、強制力か何かで都合よく頭の中でありえない変換でもされてるの?何故そうなる?バカなの?あほなの?もっかい殴っても許される?……ああ、落ち着け、私。さっきのは頬に手が触れただけじゃない。
「大丈夫だ!私が悪女からスフランをまも……ぶぎゃっ」
「あら、手が滑りました」
うん、これは事故。手が滑って人様の顔に当たるなんてよくあることよね?ちょうどそこにいた王子が悪いのよ。
「だ、大丈夫……滑ったなら仕方な……ぐふっ」
「またまた手が滑って………私ったらドジだわぁ」
一度あることは二度ある。拳が人様の腹にめり込むなんてよくあることよ。そこにいた王子が悪いのよ。
「いや、今のは流石に……っほがあっ」
「まあまあ、転けそうになって足まで………」
転けそうになってよろめいたら、人様の背後に移動して思わずお尻にタイキックしてしまうこともありますよね?そこにいた王子がもちろん悪いのよ。
「ああっと、次は膝が」
「や、やめ」
「肘が」
「だずげ………」
三度あることは四度、五度とあるのも常識。もちろんそこにいた王子が………以下同文。
誰も止めないから色々滑りまくって大変だったものの、数分後ようやく気が済ん……いや、滑らなくなった。
「お姉様、さすが王宮ですね。床が滑るほど綺麗になされているんですもの」
「そ、そうね………?」
「それでも殿下が支えてくださったおかげで転けずに済みましたわ!」
不思議とスッキリともしてます。何度も滑らせ、転けそうにもなったのに不思議ですね?
「あ………あ………」
「まあ、殿下ったらいつの間にこんなにボロボロになって!?」
「「「「(いやいやいや)」」」」
「私がドジなばかりに疲れてしまいましたのね」
「「「「(疲れで顔は腫れません)」」」」
何やら副音なるものが聞こえた気がしなくもないけど、近くに虫でも飛んでいたのでしょう。
「それよりもこのバカ………こほん、殿下が落ち度ひとつないお姉様をこんな大勢の前で、婚約破棄などと辱しめる行為、許せません!しっかり身分関係なく罰を与えるべきですわ!」
「「「「(これ以上!?)」」」」
「スフラン……私はその、十分よ?それよりこの事態の方が……」
「お姉様は優しすぎます!一発殴るくらい許されますよ!」
「まあ、この状況なら一発くらい些細でしょうけど……そうじゃないのよスフラン」
「確かにお姉様はか弱いですから、一発だけだと優しすぎますね……」
「そうじゃないのよ………」
お姉様……婚約破棄に胸を痛めてお疲れなんだわ……。私がお姉様の婚約者に転生していたなら幸せにしていたのに!何故姉妹は結婚できないの!?
悪役令嬢とヒロインという壁は乗り越えられたはずなのに!性別以上の壁が私たちにはある……!なんて残酷な世界なの……っ!?
いえ、今片付けるべきはお姉様の今後を脅かすこのダメ王子の始末ね。
「こうなれば、私が殿下の求婚を受けて結婚前に手酷く振ってしまうのもありですね」
「口に出てるわ、スフラン」
「あら」
私ったらおっちょこちょいね。
「す、スフ、ラン………と結婚は、もう、いいです」
「え?」
ぴくぴくと動いていた王子が床に這いつくばりながら喋る。あ、もしかして私への求婚撤回された?
「わた、し、がわる、かった………ルージュ……婚約破棄は、撤回……」
「殿下………」
「ルージュ……すまない、私、は」
「お断りします」
「え」
烏滸がましくもお姉様と婚約を続けようとした王子に対して、お姉様は床に這いつくばる王子に近寄り、しゃがんだかと思えばにっこりと笑って断りを入れた。
お姉様の王子を想う気持ちは本物だった。だからこそ受け入れる可能性もあった中でまさかとは思ったけど、お姉様は何が原因か王子に対しての想いに吹っ切れた様子。
「殿下を想う気持ちに嘘はなかったと思いますが、不思議と今の殿下を見ながらも、私が心配したのは色々仕出かした妹の方でした。婚約破棄が悲しかったのも事実。だけどこんなことになって、意外と私は殿下を想う気持ちが程度の低いものだったと実感しました。妹が仕出かしたことは代わりに謝罪いたしましょう。ですが、それとは別に案外すっきりとしている自分がいます。なので、妹から習った言葉を殿下に送ります」
ふふっと笑ってお姉様が立ち上がり、私を見る。私からお姉様に教えられることなんて前世についてのこと。お姉様へ前世については乙女ゲームの話は隠していても、それ以外は夢で見たこととして話すことがあった。
この場面で言う言葉などあれしかない。そしてお姉様は今、私も一緒にと目がそう言っている。
ならばお姉様信者な私は従う以外選択肢はない。
「「ざまぁ」」
言葉に出すようなことではないだろう。だけど、大勢の前で婚約破棄を叫ぶろくでもない男が、令嬢にしてやられて大勢の前で床に這いつくばる姿は滑稽だ。さらにはお姉様が私よりどれだけ素晴らしかったか再認識したのかはわからないが、婚約破棄の撤回まで断られ、プライドなどズタズタだろう。
まさにざまぁ。大勢の前で婚約破棄を言い渡し、私に求婚なんてバカな真似をしたのが運のつき。
とりあえずこの後そのまま王宮を後にしてお姉様に王子にしたことを散々叱られたが、王子が今回の件で貴族の信用を大きく下回り、廃嫡されたことで不敬罪に問われることはなかったものの、お姉様にはきっちり礼儀作法の教育をさせられた私でした。
厳しいお姉様も素敵です!
END
あとがき
他作品更新しろって話なんですが、中々気が進まなくて………申し訳ありません。気まぐれに更新はするつもりです。
こちらはなんか夢で見てつい書きました。むしゃくしゃしたら読んですっきりしていただければ。
短い作品ですが、読んでくださりありがとうございました!
「ええ……?」
何これ?この王子、強制力か何かで都合よく頭の中でありえない変換でもされてるの?何故そうなる?バカなの?あほなの?もっかい殴っても許される?……ああ、落ち着け、私。さっきのは頬に手が触れただけじゃない。
「大丈夫だ!私が悪女からスフランをまも……ぶぎゃっ」
「あら、手が滑りました」
うん、これは事故。手が滑って人様の顔に当たるなんてよくあることよね?ちょうどそこにいた王子が悪いのよ。
「だ、大丈夫……滑ったなら仕方な……ぐふっ」
「またまた手が滑って………私ったらドジだわぁ」
一度あることは二度ある。拳が人様の腹にめり込むなんてよくあることよ。そこにいた王子が悪いのよ。
「いや、今のは流石に……っほがあっ」
「まあまあ、転けそうになって足まで………」
転けそうになってよろめいたら、人様の背後に移動して思わずお尻にタイキックしてしまうこともありますよね?そこにいた王子がもちろん悪いのよ。
「ああっと、次は膝が」
「や、やめ」
「肘が」
「だずげ………」
三度あることは四度、五度とあるのも常識。もちろんそこにいた王子が………以下同文。
誰も止めないから色々滑りまくって大変だったものの、数分後ようやく気が済ん……いや、滑らなくなった。
「お姉様、さすが王宮ですね。床が滑るほど綺麗になされているんですもの」
「そ、そうね………?」
「それでも殿下が支えてくださったおかげで転けずに済みましたわ!」
不思議とスッキリともしてます。何度も滑らせ、転けそうにもなったのに不思議ですね?
「あ………あ………」
「まあ、殿下ったらいつの間にこんなにボロボロになって!?」
「「「「(いやいやいや)」」」」
「私がドジなばかりに疲れてしまいましたのね」
「「「「(疲れで顔は腫れません)」」」」
何やら副音なるものが聞こえた気がしなくもないけど、近くに虫でも飛んでいたのでしょう。
「それよりもこのバカ………こほん、殿下が落ち度ひとつないお姉様をこんな大勢の前で、婚約破棄などと辱しめる行為、許せません!しっかり身分関係なく罰を与えるべきですわ!」
「「「「(これ以上!?)」」」」
「スフラン……私はその、十分よ?それよりこの事態の方が……」
「お姉様は優しすぎます!一発殴るくらい許されますよ!」
「まあ、この状況なら一発くらい些細でしょうけど……そうじゃないのよスフラン」
「確かにお姉様はか弱いですから、一発だけだと優しすぎますね……」
「そうじゃないのよ………」
お姉様……婚約破棄に胸を痛めてお疲れなんだわ……。私がお姉様の婚約者に転生していたなら幸せにしていたのに!何故姉妹は結婚できないの!?
悪役令嬢とヒロインという壁は乗り越えられたはずなのに!性別以上の壁が私たちにはある……!なんて残酷な世界なの……っ!?
いえ、今片付けるべきはお姉様の今後を脅かすこのダメ王子の始末ね。
「こうなれば、私が殿下の求婚を受けて結婚前に手酷く振ってしまうのもありですね」
「口に出てるわ、スフラン」
「あら」
私ったらおっちょこちょいね。
「す、スフ、ラン………と結婚は、もう、いいです」
「え?」
ぴくぴくと動いていた王子が床に這いつくばりながら喋る。あ、もしかして私への求婚撤回された?
「わた、し、がわる、かった………ルージュ……婚約破棄は、撤回……」
「殿下………」
「ルージュ……すまない、私、は」
「お断りします」
「え」
烏滸がましくもお姉様と婚約を続けようとした王子に対して、お姉様は床に這いつくばる王子に近寄り、しゃがんだかと思えばにっこりと笑って断りを入れた。
お姉様の王子を想う気持ちは本物だった。だからこそ受け入れる可能性もあった中でまさかとは思ったけど、お姉様は何が原因か王子に対しての想いに吹っ切れた様子。
「殿下を想う気持ちに嘘はなかったと思いますが、不思議と今の殿下を見ながらも、私が心配したのは色々仕出かした妹の方でした。婚約破棄が悲しかったのも事実。だけどこんなことになって、意外と私は殿下を想う気持ちが程度の低いものだったと実感しました。妹が仕出かしたことは代わりに謝罪いたしましょう。ですが、それとは別に案外すっきりとしている自分がいます。なので、妹から習った言葉を殿下に送ります」
ふふっと笑ってお姉様が立ち上がり、私を見る。私からお姉様に教えられることなんて前世についてのこと。お姉様へ前世については乙女ゲームの話は隠していても、それ以外は夢で見たこととして話すことがあった。
この場面で言う言葉などあれしかない。そしてお姉様は今、私も一緒にと目がそう言っている。
ならばお姉様信者な私は従う以外選択肢はない。
「「ざまぁ」」
言葉に出すようなことではないだろう。だけど、大勢の前で婚約破棄を叫ぶろくでもない男が、令嬢にしてやられて大勢の前で床に這いつくばる姿は滑稽だ。さらにはお姉様が私よりどれだけ素晴らしかったか再認識したのかはわからないが、婚約破棄の撤回まで断られ、プライドなどズタズタだろう。
まさにざまぁ。大勢の前で婚約破棄を言い渡し、私に求婚なんてバカな真似をしたのが運のつき。
とりあえずこの後そのまま王宮を後にしてお姉様に王子にしたことを散々叱られたが、王子が今回の件で貴族の信用を大きく下回り、廃嫡されたことで不敬罪に問われることはなかったものの、お姉様にはきっちり礼儀作法の教育をさせられた私でした。
厳しいお姉様も素敵です!
END
あとがき
他作品更新しろって話なんですが、中々気が進まなくて………申し訳ありません。気まぐれに更新はするつもりです。
こちらはなんか夢で見てつい書きました。むしゃくしゃしたら読んですっきりしていただければ。
短い作品ですが、読んでくださりありがとうございました!
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