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天使?のショタ編ー完結ー
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そんなわけで協力者三人を得て僕がアマリアの婚約を阻止して10年。時に公爵家に乗り込むことで婚約を阻止することもしばしばあった中、アマリアとの年齢差でアマリアが思い悩まないよう行動もしながら長い時はあっという間だったと思う。
実際そのおかげで年齢差により渋るアマリアを説得できたし、僕の行動に間違いはなかった。
「ね?年の差なんて関係なく祝福されたでしょ?」
「祝福されすぎてませんか?泣いて喜ぶ人すらいましたが………」
「あれは………予想外というか」
前世で言うオタク心理を活用できないかと思い、僕とアマリアを題材にしたロマンス本や時にファンタジーチックなものを作ったりしたわけだけど、中には僕らを推しとして見て、くっつくのを待ち望んでいる人たちがいたのは聞いていた。
その望みが叶った瞬間だったからこその号泣なのだろうけど……。反対なく祝福されればいいとだけ考えていた僕だから、泣かれるほど喜ばれるとは思わなかった。
「予想外?」
「ま、まあ、喜んでもらえたならいいんじゃないかな?」
「そう、ですね………正直、ここまで私たちの結婚を喜んでくれる人たちがいるとは思わなかったので、嬉しいです」
頬を赤らめて微笑むアマリアは可愛らしく、こちらまで照れが伝染してしまいそうだ。
「そ、それは………よかったよ」
結婚が決まってから、忙しくも結婚が決まる前よりアマリアを見る余裕ができたせいか、いちいち可愛いアマリアばかりが目について、今更ながらにアマリアの可愛さでどうにかなってしまいそうだ。
アマリアが可愛くて美人なのは今に始まったことじゃないのは理解していたはずなのに、今まではアマリアを捕られないよう必死で、じっくりアマリアを見る暇なんてなかったから。
「ふふ、顔が赤いですね?」
「気のせいじゃないかな!?」
そんな僕にアマリアはすぐ気がついて嬉しそうにからかって来るのだからたまらない。
「また赤くなった」
「う……っ」
でもそんなアマリアもまた可愛くて、僕だけが知る一面なのだと思うと顔の熱さは抜けないが、それでも嫌だとは思わなかった。なんだか結婚早々格好がつかないが、それは徐々にアマリアが見惚れるほどのダンディな大人に僕がなればいい。
今は今で僕をからかって楽しそうなアマリアの笑顔が見れるなら、それはそれでいいんじゃないかとそう自分に納得させて僕は甘んじてアマリアにいじられるのだった。
END
あとがき
リバース視点では裏話?を少し書かせていただきました!ご満足いただけましたでしょうか?
こちらはこれにて完結いたしますので感想を解放いたします。
リバースくんのファンタジー冒険談を8月30日18時に公開予定です!
ファンタジー大賞に応募する予定ですのでぜひ応援お願いします。
この未完成な表紙が8月19日よりやまかわ様に完成報告をいただきました!
主人公リバースくんを初めとし、愉快なキャラたちが続々とでます!可愛い無双をするリバースくんをお楽しみに!
実際そのおかげで年齢差により渋るアマリアを説得できたし、僕の行動に間違いはなかった。
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頬を赤らめて微笑むアマリアは可愛らしく、こちらまで照れが伝染してしまいそうだ。
「そ、それは………よかったよ」
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アマリアが可愛くて美人なのは今に始まったことじゃないのは理解していたはずなのに、今まではアマリアを捕られないよう必死で、じっくりアマリアを見る暇なんてなかったから。
「ふふ、顔が赤いですね?」
「気のせいじゃないかな!?」
そんな僕にアマリアはすぐ気がついて嬉しそうにからかって来るのだからたまらない。
「また赤くなった」
「う……っ」
でもそんなアマリアもまた可愛くて、僕だけが知る一面なのだと思うと顔の熱さは抜けないが、それでも嫌だとは思わなかった。なんだか結婚早々格好がつかないが、それは徐々にアマリアが見惚れるほどのダンディな大人に僕がなればいい。
今は今で僕をからかって楽しそうなアマリアの笑顔が見れるなら、それはそれでいいんじゃないかとそう自分に納得させて僕は甘んじてアマリアにいじられるのだった。
END
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