死神に愛された僕は

最初は両親、次にいじめっ子、さらに次は親戚と僕に関わる人物は身内、他人関係なく死んでいく。それは病気だったり、事故だったり……殺人だったり色々な方法で。

僕だけはそれが誰の仕業か知っている。僕だけはどんな時でも彼が見えている。

しかし真実を話しても誰も信じないだろう。死神が僕の傍にいるなど。

みんな僕を『死神』と言うのに。

「おい、てめぇ!今ぶつかっただろ!あーあ、肩いてぇわ、治療費払えや!」

「………今から死ぬのに治療費いるの?」

「は?……あ、ああ、ああ……っ」

あーあ、また刑事さんに疑われちゃうなと僕は慣れた手つきで救急車を呼ぶ。




短編にするか、長編にするか迷っている作品です。とりあえず短編として書きます。
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