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始まりはここから~エクスカリバー伝説の剣編~

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この話を書こうと思ったのはTwitterから始まったことでした。詳細は話しませんがエクスカリバー伝説の剣を手に取る三人をまずはお楽しみください。



ナンダッテ星

ショーユは村人から話を聞いて勇者でないと抜けないと言われる岩に刺さった剣をとりに来ていました。

「これが伝説のエクスカリバー……ごくり」

ようやく見つけたそれに緊張しながらも岩から剣を抜く勇者ショーユ。

勇者と見込まれたのでしょう。それは簡単に抜けました。

「って包丁じゃねぇか!主夫じゃねーんだよ!」

しかし、それは剣ですらなくひとり顔を真っ赤にして包丁を握る勇者は、まるで狂った殺人鬼のようだったと村人は語ります。

その後なんだかんだショーユはエクスカリバー包丁で料理をしてみましたが、残念ながら丸焦げで食べれたものではありませんでした。




エライコッチャ星

ミリンはこの近くに伝説と言われる剣エクスカリバーを探しに森の外れに来ていました。その理由はエクスカリバーを売ってお金にするという勇者らしくない理由です。

「これが伝説の………?」

そしてついにその剣を手に取り鑑定をするミリン。

【エクスカリバー
エクスカリバーさんが作ったただの包丁。野菜、肉なんでも切れる普通の包丁。決して人を切ってはいけない。料理に使おう】

「ふぅ…………大層な名前つけてんじゃないわよ!」

剣に見えて包丁。しかもエクスカリバーと立派な名前までつけて。怒りこそしたが売ればもしかしたらと考えたミリンだったが、後にお茶代の足しにもならないお金にまたひとりで怒り散らすのだった。

ちなみに料理は一度もしていない。




早寝早起き星

サトウはまるでぶんぶんうるさい蚊を払うかのように魔物を静かに切り捨てながら伝説の剣が眠る洞窟の奥へとたどり着き、ついに宝箱を開けた。

「ふふ、これがエクスカリバーですかぁ」

そして行きから今まで始終にこにこした顔を変えることなくエクスカリバーを確かめるべく鑑定をする。

【エックスカリバー
残念、こちらエクスカリバーになりたくて頑張ったエックスカリバーです。ロングソードよりかは使えるらしいです、多分】

「今すぐ折りましょうかねぇ」

これでは自分の今持つ業物にも劣るとサトウは後日それをわざわざ洞窟の奥にしまい込み、無駄に苦労させた原因の作成者の弱みを握るべく脅しをかけたとかかけなかったとか。

おわり









エクスカリバー編以上となります。これを始まりとして勇者、魔王のそれぞれの星に合わせた書き方をします。気まま更新ですが楽しんでいただければと思います。
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