7 / 13
モナにゃんの旅~腐猫のティル視点~
しおりを挟む
あたしは、ティル!
今はオス同士の匂いをキャッチし、旅に出るモナちゃんを尾行中。これでもあたしはにゃんこ隊の猫忍部隊の部隊長。尾行は誰よりも得意にゃの。
モナちゃんを尾行し始めたのはあの銀次郎と言われるオスとモナちゃんの逢い引きを知った日から。モナちゃんは愛しき人を失い、愛しき人の転生を信じて旅に出ている真っ最中。
にゃんて……にゃんて悲しい愛の旅!これは何としても見守らなくては!とモナちゃんを尾行しているのがあたしってわけ。
最近入った猫島くんと猫太郎くんはシオンに預けてきたから大丈夫でしょう。寝てばかりかもしれにゃいけど。
「にゃご」
「にゃにゃん」
なんて思考している間にモナちゃんが野良猫たちに情報収集を始めた。でもね、モナちゃん……銀次郎知らにゃいか?って情報収集の仕方はにゃいわ。
転生したから同じ名前とは限らにゃいし……ううっ今から心配だわ。
「にゃご」
「にゃにゃん」
でも見つかるわけにはいかず銀次郎知らにゃいか?と同じことしか聞かにゃいモナちゃんをハラハラとあたしは見守るしかにゃい。時々悪さをする人や猫を引っ掻き、パンチを食らわせたりしにゃがら。
私は趣味と仕事を兼任できる優秀にゃ猫にゃの。
「にゃ……」
うう……っ最初からうまくはいかにゃいかと落ち込む様子のモナちゃんが切にゃい……!でもね、モナちゃんと銀次郎って人の愛の絆をあたしは知ってる。きっときっと見つからね!
猫神荷居人様にあたし毎日オス同士の祝福をお願いしてるからきっと叶えてくださるわ!
「にゃんにゃ」
そう涙にゃがらに思っていればモナちゃんに喋りかける雌猫が。ニャンパかしら?ニャンパにゃんてあたしがゆるさにゃいわよ!モナちゃんには銀次郎がいるんだから!
そしてあたしは耳を澄ませる。
「にゃご?」
「にゃあ、にゃにゃ」
どうやらあの雌猫は銀次郎を知っているということでモナちゃんに教えているようだ。普通に親切にゃ猫だったわ。疑ったことは許してにゃ。
でもまさか銀次郎がいるの?
なんてモナちゃんが雌猫にお礼を言って歩き出すのをついていけばそこには『銀次郎』という店。
「…………にゃご」
まあ確かに銀次郎という名前しか言わなかったモナちゃんは気づいたのだろう。雌猫の勘違いに。
まさか銀次郎という店があるとは思わにゃいわよね。間違いではにゃい、間違いではにゃいんだけど……!
モナちゃんは看板を見て少しがっくりとしにゃがらまた旅を始めたのだった。
まだ旅は始まったばかり、それでも聞き方を変えたモナちゃんに成長が見られる。
銀次郎という生き物を知っているか?と。
確かに何に転生したかわからにゃいからね。でもモナちゃん、そこに気づけるにゃら名前にも気づきましょ?
そう切実に思うあたしだった。
おわり
あとがき
転生者を探すのって難しいと思います。久々の更新。待たせてしまいすみません。初登場、thiru3427様から名前をとってティルにゃんです。
今はオス同士の匂いをキャッチし、旅に出るモナちゃんを尾行中。これでもあたしはにゃんこ隊の猫忍部隊の部隊長。尾行は誰よりも得意にゃの。
モナちゃんを尾行し始めたのはあの銀次郎と言われるオスとモナちゃんの逢い引きを知った日から。モナちゃんは愛しき人を失い、愛しき人の転生を信じて旅に出ている真っ最中。
にゃんて……にゃんて悲しい愛の旅!これは何としても見守らなくては!とモナちゃんを尾行しているのがあたしってわけ。
最近入った猫島くんと猫太郎くんはシオンに預けてきたから大丈夫でしょう。寝てばかりかもしれにゃいけど。
「にゃご」
「にゃにゃん」
なんて思考している間にモナちゃんが野良猫たちに情報収集を始めた。でもね、モナちゃん……銀次郎知らにゃいか?って情報収集の仕方はにゃいわ。
転生したから同じ名前とは限らにゃいし……ううっ今から心配だわ。
「にゃご」
「にゃにゃん」
でも見つかるわけにはいかず銀次郎知らにゃいか?と同じことしか聞かにゃいモナちゃんをハラハラとあたしは見守るしかにゃい。時々悪さをする人や猫を引っ掻き、パンチを食らわせたりしにゃがら。
私は趣味と仕事を兼任できる優秀にゃ猫にゃの。
「にゃ……」
うう……っ最初からうまくはいかにゃいかと落ち込む様子のモナちゃんが切にゃい……!でもね、モナちゃんと銀次郎って人の愛の絆をあたしは知ってる。きっときっと見つからね!
猫神荷居人様にあたし毎日オス同士の祝福をお願いしてるからきっと叶えてくださるわ!
「にゃんにゃ」
そう涙にゃがらに思っていればモナちゃんに喋りかける雌猫が。ニャンパかしら?ニャンパにゃんてあたしがゆるさにゃいわよ!モナちゃんには銀次郎がいるんだから!
そしてあたしは耳を澄ませる。
「にゃご?」
「にゃあ、にゃにゃ」
どうやらあの雌猫は銀次郎を知っているということでモナちゃんに教えているようだ。普通に親切にゃ猫だったわ。疑ったことは許してにゃ。
でもまさか銀次郎がいるの?
なんてモナちゃんが雌猫にお礼を言って歩き出すのをついていけばそこには『銀次郎』という店。
「…………にゃご」
まあ確かに銀次郎という名前しか言わなかったモナちゃんは気づいたのだろう。雌猫の勘違いに。
まさか銀次郎という店があるとは思わにゃいわよね。間違いではにゃい、間違いではにゃいんだけど……!
モナちゃんは看板を見て少しがっくりとしにゃがらまた旅を始めたのだった。
まだ旅は始まったばかり、それでも聞き方を変えたモナちゃんに成長が見られる。
銀次郎という生き物を知っているか?と。
確かに何に転生したかわからにゃいからね。でもモナちゃん、そこに気づけるにゃら名前にも気づきましょ?
そう切実に思うあたしだった。
おわり
あとがき
転生者を探すのって難しいと思います。久々の更新。待たせてしまいすみません。初登場、thiru3427様から名前をとってティルにゃんです。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
527
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる