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番外編R18
番外編~後編・南国の強制ラブの罠(セトア視点)~
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「あ・・・っうっああっ・・・」
「はぁ・・・ふ・・・っ」
音は海の中で消されながらも、擦り付け合って感じる快感は増すばかり。僕は信じられないことに、実感を覚えるほど兄上の余裕をなくしている。
兄上が今も主張するようにとがる胸の飾りが弱いだなんて初めて知った。これからはそこを攻めることで兄上の余裕を削り取れるかもしれない。
弱い部分が胸のそこだなんて開発しがいがある。服を着るだけで感じてしまうようになれば、兄上を見ているだけで楽しいかもしれない。
未来を考える妄想もいいけど、身体を熱くする海があるとはいえ、また兄上に余裕を取り戻させないとは限らない。今は兄上にただただ快感を与えて余裕を取り戻させないようにしなければ。
まだ入れてもいない兄上がモノを擦り付けるだけで喘ぎ、いつイってもおかしくないくらいに快楽に身を委ね、びくびくと震えている。僕も異様とも言えるくらいにそれだけで押し寄せる快感は普段とは比べ物にならず、ここでヤりきった後、普段のもので物足りなくなればどうしようと考えてしまうくらいにはこの海の力はすごい。
「はぁんっ」
「うっ」
互いにイくのを感じた瞬間、海がとたんにとろみを増し始めた。まるで次の段階に行きやすいように準備したかのように。これはまるでローション。どういう原理なのかは僕にもわからない。魔法と言うには魔力を感じないし。
「まあ・・・っいいか」
「ああ・・・っ」
僕の思考もいつもと違い興奮状態。冷静に考えてもいられない思考で思い付くはずもない。せっかくローションに早変わりしてくれたのだから、遠慮なく使わせてもらう。
いつ座り込んでもおかしくない兄上の腰を支えながら、兄上の蕾に空いた手の指をその入れる。とろみのある海のおかげですんなりと入り、兄上は蕩けんばかりの表情でそこに余裕は見られない。
「あっあっあっアアアアッ」
指を突っ込んでは抜き、入れては抜き、増やしてまた繰り返し、その度抜き差しに合わせて兄上の喘ぎが耳に伝わり、高まった声でイったのを理解すれば、指を抜きその手と腰に添えていた手を、太ももへ移動させ、二つの手で足を広げるようにして持ち上げれば、既に膨らみを増した僕のモノを兄上の蕾にあてがい、一気に挿入する。
「っ!!」
その瞬間、声にならないような快感を得たかでも言うように、ただ兄上の蕩けた目だけが見開いた。
手助けするように少し増した気のする海のおかげで、兄上の重さはそう感じられず、力を抜き切った兄上の腕を自らの首に巻き付けさせ、兄上を浮かせる場所を固定しながら僕が動くことで何度も抜きかけては奥を突くを繰り返した。
海のローションのおかげで、兄上の締め付けがあろうときつさは感じられない。兄上も痛みを感じる様子はなく、力を抜きながら、声と身体がその快感を感じ取って喘ぎ、震えているのがわかる。
意識がぼーっとしてきた。ただ、思考をやめ、兄上だけを感じろとばかりに。兄上も今この状態なのだろうか?
「あにうえ、あにうえっ」
「ひぅっ・・・っンッ・・・アッアッアッ」
ああ、もう兄上の声に酔ってしまいそうだ。
「あぁぁんっ」
「くぅ・・・っ」
兄上の奥に欲を撃ち放ったとたん、意識は欲に支配されたように兄上を欲のままに犯し、兄上もそれを受けとめるかのように感じるそれを包み隠そうとすることなく、身を委ねた。いや、力の入らない兄上は委ねるしかなかったとも言える。
散々ヤった後は互いに処理しきれない興奮に気を失い、気がついた時には兄上と抱き合うかのように、浜で倒れており、水着もきちんと履いていた。不思議なことにスッキリはしているし、性交後のだるさはあるのに、兄上の中は僕の精液が溜まっていることはなく、最初から何もなかったかのように綺麗だった。
兄上も腰の痛みはあると言うことだから夢ではないだろう。プライベートだからか、顔がはっきり見える側近も少し離れたところで気を失っていて、目を覚ませば僕たちに気づいたようだけど、すぐ今だ気を失う黒人を心配して起こせば、どうも二人も僕と兄上と同じ状況のようだ。
聞けば側近たちも僕たちが海に出掛けたと聞いて自分達も行こうかと『ここへ』来たらしい。で、同じように入り、身体が熱くなってきて出ようとしたけど同じように出られず気を失うまでヤったようだ。
互いに気配すら感じず、見えもせず、本来なら気づいておかしくない距離で互いにヤっていたとなれば、それも海の仕業と考えるしかない。
さすがは愛の海。愛する人しか見えない何かが働くのだろうか?ヤる最中も空気を読んだ動きであったし、最後に見たローションの海は今は普通の透き通ったピンクの水でしかない。
久々に見る側近の素顔と、夢?と先に余裕を失ったことで現実逃避する兄上を見て、とりあえず思うことは現実逃避する兄上に現実だと教えるため宿泊先でヤらねばと思うのは仕方ない。
長期に渡る休暇は僕たちも側近たちにとっても愛を育むいい休暇だったと言っていい。
ただ帰った僕たちに待ち受ける王都の状況を僕たちはまだ知らない。ただ悪い方向ではないし、驚くほどに少ない仕事が何より面倒なものであることはまた別のお話で。
「はぁ・・・ふ・・・っ」
音は海の中で消されながらも、擦り付け合って感じる快感は増すばかり。僕は信じられないことに、実感を覚えるほど兄上の余裕をなくしている。
兄上が今も主張するようにとがる胸の飾りが弱いだなんて初めて知った。これからはそこを攻めることで兄上の余裕を削り取れるかもしれない。
弱い部分が胸のそこだなんて開発しがいがある。服を着るだけで感じてしまうようになれば、兄上を見ているだけで楽しいかもしれない。
未来を考える妄想もいいけど、身体を熱くする海があるとはいえ、また兄上に余裕を取り戻させないとは限らない。今は兄上にただただ快感を与えて余裕を取り戻させないようにしなければ。
まだ入れてもいない兄上がモノを擦り付けるだけで喘ぎ、いつイってもおかしくないくらいに快楽に身を委ね、びくびくと震えている。僕も異様とも言えるくらいにそれだけで押し寄せる快感は普段とは比べ物にならず、ここでヤりきった後、普段のもので物足りなくなればどうしようと考えてしまうくらいにはこの海の力はすごい。
「はぁんっ」
「うっ」
互いにイくのを感じた瞬間、海がとたんにとろみを増し始めた。まるで次の段階に行きやすいように準備したかのように。これはまるでローション。どういう原理なのかは僕にもわからない。魔法と言うには魔力を感じないし。
「まあ・・・っいいか」
「ああ・・・っ」
僕の思考もいつもと違い興奮状態。冷静に考えてもいられない思考で思い付くはずもない。せっかくローションに早変わりしてくれたのだから、遠慮なく使わせてもらう。
いつ座り込んでもおかしくない兄上の腰を支えながら、兄上の蕾に空いた手の指をその入れる。とろみのある海のおかげですんなりと入り、兄上は蕩けんばかりの表情でそこに余裕は見られない。
「あっあっあっアアアアッ」
指を突っ込んでは抜き、入れては抜き、増やしてまた繰り返し、その度抜き差しに合わせて兄上の喘ぎが耳に伝わり、高まった声でイったのを理解すれば、指を抜きその手と腰に添えていた手を、太ももへ移動させ、二つの手で足を広げるようにして持ち上げれば、既に膨らみを増した僕のモノを兄上の蕾にあてがい、一気に挿入する。
「っ!!」
その瞬間、声にならないような快感を得たかでも言うように、ただ兄上の蕩けた目だけが見開いた。
手助けするように少し増した気のする海のおかげで、兄上の重さはそう感じられず、力を抜き切った兄上の腕を自らの首に巻き付けさせ、兄上を浮かせる場所を固定しながら僕が動くことで何度も抜きかけては奥を突くを繰り返した。
海のローションのおかげで、兄上の締め付けがあろうときつさは感じられない。兄上も痛みを感じる様子はなく、力を抜きながら、声と身体がその快感を感じ取って喘ぎ、震えているのがわかる。
意識がぼーっとしてきた。ただ、思考をやめ、兄上だけを感じろとばかりに。兄上も今この状態なのだろうか?
「あにうえ、あにうえっ」
「ひぅっ・・・っンッ・・・アッアッアッ」
ああ、もう兄上の声に酔ってしまいそうだ。
「あぁぁんっ」
「くぅ・・・っ」
兄上の奥に欲を撃ち放ったとたん、意識は欲に支配されたように兄上を欲のままに犯し、兄上もそれを受けとめるかのように感じるそれを包み隠そうとすることなく、身を委ねた。いや、力の入らない兄上は委ねるしかなかったとも言える。
散々ヤった後は互いに処理しきれない興奮に気を失い、気がついた時には兄上と抱き合うかのように、浜で倒れており、水着もきちんと履いていた。不思議なことにスッキリはしているし、性交後のだるさはあるのに、兄上の中は僕の精液が溜まっていることはなく、最初から何もなかったかのように綺麗だった。
兄上も腰の痛みはあると言うことだから夢ではないだろう。プライベートだからか、顔がはっきり見える側近も少し離れたところで気を失っていて、目を覚ませば僕たちに気づいたようだけど、すぐ今だ気を失う黒人を心配して起こせば、どうも二人も僕と兄上と同じ状況のようだ。
聞けば側近たちも僕たちが海に出掛けたと聞いて自分達も行こうかと『ここへ』来たらしい。で、同じように入り、身体が熱くなってきて出ようとしたけど同じように出られず気を失うまでヤったようだ。
互いに気配すら感じず、見えもせず、本来なら気づいておかしくない距離で互いにヤっていたとなれば、それも海の仕業と考えるしかない。
さすがは愛の海。愛する人しか見えない何かが働くのだろうか?ヤる最中も空気を読んだ動きであったし、最後に見たローションの海は今は普通の透き通ったピンクの水でしかない。
久々に見る側近の素顔と、夢?と先に余裕を失ったことで現実逃避する兄上を見て、とりあえず思うことは現実逃避する兄上に現実だと教えるため宿泊先でヤらねばと思うのは仕方ない。
長期に渡る休暇は僕たちも側近たちにとっても愛を育むいい休暇だったと言っていい。
ただ帰った僕たちに待ち受ける王都の状況を僕たちはまだ知らない。ただ悪い方向ではないし、驚くほどに少ない仕事が何より面倒なものであることはまた別のお話で。
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(ムーンライトノベルにも掲載しています)
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