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お気に入り数突破記念(R18)
お気に入り800記念!~季節シリーズ前編・終わらないハロウィンの逆襲(セトア視点)~
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スイレンから快楽拷問の話をこっそりと聞いた。常々兄上の余裕を崩したい僕にとってあまりにも魅力的な話だ。
意識はそのままに身体も言葉も自由自在。それを聞いただけでも兄上が僕の手で乱れる姿を想像してごくりと喉が動いた。
もう僕の頭の中はどう兄上をそこに連れていくか頭でいっぱいで、スイレンが黒人を迎えにいくと言って出ていけば兄上に急に話しかけてきてびくりとする。
「トア、トリックオアトリート」
正直何を言っているかわからず首を傾げた。
「兄上、意味がよく・・・古代言語か何かですか?」
「そんなものかな?トア、お菓子ある?」
「ないですね・・・食べたいなら用意させますよ?」
「今ないならいいんだ。答えはわかったから」
「兄上・・・?」
お菓子ひとつくらい持っていればよかっただろうか。機嫌を損ねたようではないけど、よくわからない兄上に、お菓子を持ってなかったことが悪いように思え、そわそわ、ちらちらと兄上を見て落ち着かなくなった僕にもう頭の中から快楽の拷問部屋の記憶は消えていた。
だからまさか黒人から拷問部屋の話を前から危険性がないかなどの報告を聞いていて、体験した黒人からさらに詳しく聞き、僕より最初から知っていた兄上が、あの会話の中でいたずらのために利用しようと考えていたなんて思いもしなかった。
忘れていたし、思いもしなかったから、いつも以上に何故か甘やかしてくれる兄上に照れて喜んでいる内に自然と拷問部屋に招待され、言われるままに何故かベットひとつしかない部屋に首を傾げながらも座るよう誘導されれば軽い力で押されて背をつけたが最後、気がつけば服は消え、視界は真っ暗で、身体は動かなくなっていた。
そして思い出す。ここはスイレンの言っていた快楽の拷問部屋ではないかと。わかろうがもう遅く、身体も熱くなってくるのがわかる。
まさか自分がまた余裕をなくすはめになるなんて。真っ暗な視界は兄上がどこにいるかわからずたまらなく不安だ。話さない兄上の許可なしに話すことも許されず、ただただ、兄上がここから出ていなくなっているんじゃと熱くなる身体と共にだんだん不安になってきた。
「トーア、声出していいよ」
それを見越したかのように僕を呼ぶ声がひとつ。それだけで酷く安心し、油断した。はむ、ぴちゃりと、僕の耳を兄上は口に含み舐めたのがわかる。
「ふっあぁっ」
熱くなり全体が敏感になっているとはいえ、耳からは思いもよらないほどの快感が背を走り抜け、あっけない一発が発射された。ただ耳を舐められただけでなんてザマだろうか。恥ずかしくて情けなくて仕方ない。
「新記録の早さだね?トア」
「・・・っうう」
僕がその位置につきたいのに、余裕なのは兄上で、恥ずかしがり余裕がないのはやっぱり僕で、反撃しようにもそれすら許されない状況は兄上をさらに余裕にさせ、僕を余裕のない野獣に変えるそれでしかない。
ただし、野獣になろうと抜け出せない身体は、なったとしても意は兄上か魔法の判断次第。せめてどこから触れられるか見えれば構えられるのに、構えていれば兄上は手を出さず、兄上の甘い声に油断したとたん、僕の最も敏感な場所を理解するように触れ、時に舐め刺激してくる。
「んあぁああっ」
「喘ぐトアも、可愛いなぁ」
「やらぁ・・・っみな、で・・・くだしゃぁん・・・っふあぁああぁんっ」
とんでもないその快感に抗えるはずもなく僕は兄上の思い通りにイってしまう。イくなら兄上の中でイきたいのに情けない僕を眺めたいとばかりに兄上はあっけなくイかせようとあの手この手で攻めてくる。
「ベットもトアも俺も、トアの精液でたくさん汚れちゃった。ああ、でも汚くはないよ。ん、おいし」
僕の液でまみれ、それをわざとらしく音を立てて舐める兄上に駆り立てられ、想像させられた。わざとだと思っていても想像してしまうものはしてしまう。本来僕がそれを見て眺めて恥ずかしがる兄上をさらに攻め立てるつもりで考えていたことはあったのに。これでは真逆。
想像でまた性懲りもなく勃ちあがっていく僕のモノは簡単に先走り液を垂らしていくのが見なくても自分の身体だからわかる。
きっと兄上はそんな僕を満足そうに見ているに違いない。兄上が僕を・・・。
「あにうえ、どこ、みてますか?」
「トアを見てる。トアがいやらしい俺を想像して、俺の中でいつも暴れてるトアのモノが勃って液をちょろちょろと流すトアを見てるよ」
「あ・・・ああっ」
兄上に見られている。いつも以上に余裕さを見せる兄上に。大好きで仕方ない兄上に。
「ははっもう見られてるだけでイきそうだな?」
「や・・・っやあぁっあにうえの、あにうえの、なかがいいぃぃっ」
ちょんと僕のモノをつつく兄上。とたん、イきかけていた僕のモノは僕の意思に反してイってしまう。兄上の中でイきたいのにと何もできない自分に涙が流れる。
兄上の中でイきたい、兄上を気持ちよくさせたい、兄上を僕で夢中にさせたい。なのにどれも叶わない。兄上兄上と叫ぶ僕を兄上は今どんな顔をして見てる?
「泣いちゃって可愛いなぁ、本当に。そこまで求められると興奮しちゃうよ」
「あに、うえ・・・おねがい、します」
「トア、俺はね、どうもトアを誘って俺に興奮するトアを見るのが結構好きなんだ。それに今日はいたずらしなきゃいけないからトアをいじめなきゃいけない。ああ、傷をつけたりはしないから」
「あにうえなら、きずついても、いいです」
「俺が嫌なの。じゃ、魔法さん、トアを四つん這いにして僕に視線を固定させた後、俺のやり方じゃ視界は必要だから解放をお願いします。」
『身体コントロール可能、判断基準半分なため、必要ないと判断した場合、拷問者の意思関係なく視界を閉じます』
いたずらする意味を理解する間もなく、寝た身体が起きて四つん這いになる。一体どこを向いているのかはわからず、視界がクリアになれば兄上が全裸で足をM字に広げ、ひくひくと動かす蕾と勃ちあがり、先走る液を垂れ流す兄上のモノを見せつけるかのようにした兄上がそこにいた。
ああ、その動く蕾を僕の欲で汚したい。動け動けとすぐそこに見える光景は天国を目の前にしているようで、僕は鎖に繋がれた罪人のように思えてならない。
魔法に用意されたのか高めの枕で顔をあげ、見たいもの見れた?とばかりに満足げに笑みを浮かべる兄上が僕に微笑む。
「ここに入りたい?」
兄上の足の間から伸ばされた兄上の手。とんとんと軽く叩く指が差すのは、兄上が寧ろ入れてと誘うようにひくひくと動く蕾。激しく頷きたくても、許可を出されてないので動かず、口で伝えるしか方法はない。
「いれ、たい・・・っ」
準備は万端だとばかりに僕のモノがいきり勃つ。
ちゃんと、ほぐすから、早く入れさせてと我慢できない目で伝える。
「その目が見たかったんだ。俺の大事なところに顔を近づけることだけ許してあげよう」
そこに近づくことだけ許された身体はやはり操られているようで、身体が動き、下に動く顔は、兄上のモノと蕾の間で、『どちらも兄上の大事なところ』と僕は認識している。舌を出せば蕾を舐められる距離。そのまま、舌で入り込める距離まで近づいた。少し視線を上にすればまだイかずじまいの兄上のモノ。
入れないならせめて舐めほぐしたい。兄上のモノもひくひく動くそこも味わいたい。舌を伸ばしたいのに許されるのは匂いを嗅いで、ひくひくと動くそれと、先走るそこを眺め見ることと、話すこと。
「俺のソコを先に口で味わっていいよ・・・って、そこっ?や、ちょ・・・あぁっまってぇえぇ」
許可が出た。迷わず舐める先は兄上のモノでなく、蕾。魔法もどちらにも視線を向ける僕に判断しかねたのだろうか?兄上はまさか蕾に目掛けて僕が攻め立てるとは考えていなかったようで慌てたように足の間から伸びた手で僕の頭を押す。
空気を読まれているかのように、止めようとする兄上に魔法は発動を見せず、僕はそこから離れることなく、兄上の蕾に舌を入れ込み中を刺激させる場所を突いていく。兄上のいい場所を今更知らないなんてことはない。
「も・・・っなんでぇ・・・あぁぁんっ」
ところてん。蕾を、蕾の中をいじくるだけで兄上はイった。飛び散って来た愛液が愛しい。何故止められないのかと兄上は疑問の嵐だろう。
なんとかこの魔法をどうにかできないかという考えを決して僕は涙こそ見せたが、諦めていなかった。そして魔力で拷問の魔法に干渉しようと兄上に誘われながら実践していた。
結果できたのは許可を出されたことに対して僕が望まないそれに対して否定的な命令はもうできないといったこと。僕の視線にうまいこと騙されてくれた魔法に、僕は兄上のモノと蕾を口で好きにできる許可を得たことで、兄上はもうそれはダメと言っても僕は無視して舐めることができるわけだ。僕は舐めたいのだから。
身体を離してと言われても、一度ここまで近づいていいと許可した手前、兄上が離れようと僕は四つん這いのまま兄上のモノと蕾になら自ら近づける。ああ、大事なところと言われた時点で兄上の胸の飾りも視界に入らずとも眺めようとすれば口だけとはいえ、好きにできただろうか?
なんとかうまいこといかないものかなんて邪な気持ちになる。ただ一言、挿入の許可をもらえれば、攻め立て、兄上に許可を出させることもできるかもしれないのに。
ああ、焦りはだめだ。せっかくまだ誘われた姿勢なのだから兄上に入れてほしいと言わせなければ。言わせたい。
兄上に許可が出なければ、兄上が入れてほしくても僕は入れられない。これはある意味兄上に余裕をなくさせるチャンスではないだろうか?
魔法に干渉することで身体の熱さは少し冷め、さっきみたいに呆気なくイくような醜態はもう晒さない。よりうまく兄上に余裕をなくさせるには、ネタバレをしなければ。
「兄上、僕この魔法に干渉して兄上が許可を出したら許可出されたことに対しては自由になるんです。だから兄上のここには自ら近づけますし、口だけならいくらでもしゃぶれるし、舐められます」
「え・・・っ」
「でも、あくまで許可されたことに対してなんで手は使えないし、兄上の腰より上には近づけません。入れたくても兄上が許可を出して言ってくれないと好きにはできないんです」
「な・・・だめっ!」
「兄上に誘ってもらえるよう頑張りますね」
驚きを見せる兄上を見て、余裕の出てきた僕は、次に兄上のモノを加える。イったばかりのそこを刺激するなと兄上の太ももに挟まれる僕の顔。
しかし僕は止まらない。兄上の太ももを心地よく感じながら、先端をそれさえも押し退けて舌をどこに入れようとする気だとばかりに強くぐりぐりと押すに刺激を与える。液で口の中がねっとりとしてきた。
一回、二回とイかせては飲み込んで、太ももや手に邪魔をされながら、また蕾でところてんを狙う。手さえ許可が出れば両方を攻めるのにとは思うが息絶え絶えに、抵抗弱まり震える身体が許可をしそうにはない。
「こん、な、はずじゃ・・・っんあっあひゃあぁぁっ」
まるで、精液の噴水。舌を逃がさないとばかりに締め付ける兄上の蕾は、だんだんと強くなり、僕のモノを欲しがるのは時間の問題で、僕のモノも兄上の喘ぎ声に興奮してこれ以上は破裂するとばかりに腫れて痛く感じる。
ねぇ、ほら、次は兄上が望むように僕がいたずらという名の意地悪を『する』から、早く入れてと許可をしてよ。
「ふふっ兄上の中僕の舌を逃がさないようにしてきます。ねぇ、入れてほしいですよね?」
余裕を見せるのはさらなる快感を求め、身体だけでなく心を満たしたいがため。自分も余裕がないなんて知れたら兄上にいつ反撃され、僕がされるがままになるかわからない。
下手に許可を出せなくなっている兄上だけど、与えられれば当然兄上は我慢できなくなり、それでも余裕を見せようと僕を誘うように許可を出し余裕をなくさせようとするだろう。
「んん・・・っいれ、て?」
入れたいよね?許可は出したよと一言に思いを込め、余裕を見せようとする兄上。でもずるいよ、兄上。僕の醜態をあれだけ楽しんで、これさえも僕を野獣にさせて自分は余裕があると甘やかす側にいこうとするのだから。
僕だって醜態晒して必死に僕に頼み甘える兄上を見たいんだよ?この溢れそうな欲を抑えてでも。
「兄上、聞こえません」
「・・・っ何、を・・・ひゃあんっ」
ぺろりと兄上のモノを舐めあげて軽い刺激を与える。その刺激すら感じてしまう兄上は限界なはずだ。
「許可が出ないのでもっと兄上を味わわないとですね」
「!? いれ、て、いい!いい、んだよ?あっだめぇっも、あぁぁっ」
そうじゃない。聞きたいのは『許可』じゃない。
自分を『誘う言葉』でもない。舌でモノを蕾を蹂躙しても兄上にはまだ『余裕がある』みたいだ。
「兄上も・・・っ強情ですね」
いれていいなら近づけてもいいモノ。四つん這いから自らの身体を解放させ、兄上の蕾をちょんと突けば、ぐったりとし、息を整えつつある兄上は、ようやく四つん這いからいれる姿勢となった僕に気づき、舌でないそれが当たったことに気づいてびくりと震えた。
ひくひくひくと蕾の誘う動きが早くなった気がする。僕のモノを呑み込みたくて仕方ないようだ。身体は素直なのに兄上は、僕に『甘えてお願い』をしない。どこまでも兄であろうとする。
ああ、そんな兄上を壊したくて仕方がない。
「兄上、言ってくれないと、入れられません」
「許可はしたから好きに・・・っ!あっうっ」
知ってる。だから口ではなく、僕のモノで兄上のソコをノックしているんだよ。兄上が入れやすいように蕾を自ら足の間から両手を通して蕾を広げてくれている。
いつもならそれに誘われてとっくにいれている。
でも今回は入りかけてはやめ、入りかけてはやめるの繰り返し。それすら焦れったくも感じている兄上を見て、兄を捨てて僕を早く求めてほしいと思う。
ノックだけで兄上はもうイきそうなのに、イけない状態が続く。小さな刺激ははち切れんばかりの僕のモノに響いてもいた。中で出したかったけど仕方ない。
どぴゅっどぴゅるるっ
「あ・・・っはあぁっ」
入りかけの僕のモノは、兄上が広げている蕾へ容赦なく精液を放った。兄上の蕾に入らなかった液と、中に入り込んだ液とで、蕾から入り込んだ液が小さく蕾から吹き出し始めるそれと入りきらず蕾の周りにまとわりつく精液は卑猥でしかない。
同時に勢いついて精液を当てられイった兄上の液と自分の液が重なれば精液すら愛し合うかのようなそれに、よりいやらしさが募る。
「ふ・・・っう・・・っと、あっ」
またつんつんと入りかけてはやめる繰り返しで変わるのは、精液が糸を引き、当てる度、離れる度、ピチャ・・・ピチャ・・・といやらしき音を奏でること。当てる度、声が漏れ出る兄上はイきすぎてぐったりしつつも姿勢はそのままで、早くいれてとばかりに、より大きく蕾を広げていく。
そんなときついに焦れたのか、兄上の足が僕の腰辺りに抱くように巻き付き、腰を押す。何とか押し止まるもズルッと一気に半分僕のモノが兄上の蕾に招待されてしまった。
離そうにも、兄上の回された足は今もさらに進めと腰を兄上の方へ押しやり、蕾は逃がさないとばかりに締め付けて来るので、僕のモノは膨らんで逃げにくくなる。手で足を引き離そうにも僕は、まだ手でトアのことを触れる許可を得れた部分はひとつもない。よって無理だ。
どちらにしろ、まだ自分の望む兄上を見れてないのに、入れさせられてしまった。兄上を見れば、半分しか入ってないそれに、珍しく兄上が不満そうに僕を見た。こんな兄上はレアかもしれない。少しばかり満たされた気分になった。
まだまだ僕と兄上のベットでの闘いは始まったばかり。魔法は静かに僕たちを見守っている。
作者より
お気に入り800突破記念!ありがとうございます!前回宣言通り、セトルーならび王族カップルのハロウィン拷問編です。いたずらから始まるえっちな競技。
ベットで相手を制すのはどちらか!次回900突破記念にご期待あれ!研究モブカップルなりきり質問するかは迷い中。読者の希望あれば1000から考えます。
意識はそのままに身体も言葉も自由自在。それを聞いただけでも兄上が僕の手で乱れる姿を想像してごくりと喉が動いた。
もう僕の頭の中はどう兄上をそこに連れていくか頭でいっぱいで、スイレンが黒人を迎えにいくと言って出ていけば兄上に急に話しかけてきてびくりとする。
「トア、トリックオアトリート」
正直何を言っているかわからず首を傾げた。
「兄上、意味がよく・・・古代言語か何かですか?」
「そんなものかな?トア、お菓子ある?」
「ないですね・・・食べたいなら用意させますよ?」
「今ないならいいんだ。答えはわかったから」
「兄上・・・?」
お菓子ひとつくらい持っていればよかっただろうか。機嫌を損ねたようではないけど、よくわからない兄上に、お菓子を持ってなかったことが悪いように思え、そわそわ、ちらちらと兄上を見て落ち着かなくなった僕にもう頭の中から快楽の拷問部屋の記憶は消えていた。
だからまさか黒人から拷問部屋の話を前から危険性がないかなどの報告を聞いていて、体験した黒人からさらに詳しく聞き、僕より最初から知っていた兄上が、あの会話の中でいたずらのために利用しようと考えていたなんて思いもしなかった。
忘れていたし、思いもしなかったから、いつも以上に何故か甘やかしてくれる兄上に照れて喜んでいる内に自然と拷問部屋に招待され、言われるままに何故かベットひとつしかない部屋に首を傾げながらも座るよう誘導されれば軽い力で押されて背をつけたが最後、気がつけば服は消え、視界は真っ暗で、身体は動かなくなっていた。
そして思い出す。ここはスイレンの言っていた快楽の拷問部屋ではないかと。わかろうがもう遅く、身体も熱くなってくるのがわかる。
まさか自分がまた余裕をなくすはめになるなんて。真っ暗な視界は兄上がどこにいるかわからずたまらなく不安だ。話さない兄上の許可なしに話すことも許されず、ただただ、兄上がここから出ていなくなっているんじゃと熱くなる身体と共にだんだん不安になってきた。
「トーア、声出していいよ」
それを見越したかのように僕を呼ぶ声がひとつ。それだけで酷く安心し、油断した。はむ、ぴちゃりと、僕の耳を兄上は口に含み舐めたのがわかる。
「ふっあぁっ」
熱くなり全体が敏感になっているとはいえ、耳からは思いもよらないほどの快感が背を走り抜け、あっけない一発が発射された。ただ耳を舐められただけでなんてザマだろうか。恥ずかしくて情けなくて仕方ない。
「新記録の早さだね?トア」
「・・・っうう」
僕がその位置につきたいのに、余裕なのは兄上で、恥ずかしがり余裕がないのはやっぱり僕で、反撃しようにもそれすら許されない状況は兄上をさらに余裕にさせ、僕を余裕のない野獣に変えるそれでしかない。
ただし、野獣になろうと抜け出せない身体は、なったとしても意は兄上か魔法の判断次第。せめてどこから触れられるか見えれば構えられるのに、構えていれば兄上は手を出さず、兄上の甘い声に油断したとたん、僕の最も敏感な場所を理解するように触れ、時に舐め刺激してくる。
「んあぁああっ」
「喘ぐトアも、可愛いなぁ」
「やらぁ・・・っみな、で・・・くだしゃぁん・・・っふあぁああぁんっ」
とんでもないその快感に抗えるはずもなく僕は兄上の思い通りにイってしまう。イくなら兄上の中でイきたいのに情けない僕を眺めたいとばかりに兄上はあっけなくイかせようとあの手この手で攻めてくる。
「ベットもトアも俺も、トアの精液でたくさん汚れちゃった。ああ、でも汚くはないよ。ん、おいし」
僕の液でまみれ、それをわざとらしく音を立てて舐める兄上に駆り立てられ、想像させられた。わざとだと思っていても想像してしまうものはしてしまう。本来僕がそれを見て眺めて恥ずかしがる兄上をさらに攻め立てるつもりで考えていたことはあったのに。これでは真逆。
想像でまた性懲りもなく勃ちあがっていく僕のモノは簡単に先走り液を垂らしていくのが見なくても自分の身体だからわかる。
きっと兄上はそんな僕を満足そうに見ているに違いない。兄上が僕を・・・。
「あにうえ、どこ、みてますか?」
「トアを見てる。トアがいやらしい俺を想像して、俺の中でいつも暴れてるトアのモノが勃って液をちょろちょろと流すトアを見てるよ」
「あ・・・ああっ」
兄上に見られている。いつも以上に余裕さを見せる兄上に。大好きで仕方ない兄上に。
「ははっもう見られてるだけでイきそうだな?」
「や・・・っやあぁっあにうえの、あにうえの、なかがいいぃぃっ」
ちょんと僕のモノをつつく兄上。とたん、イきかけていた僕のモノは僕の意思に反してイってしまう。兄上の中でイきたいのにと何もできない自分に涙が流れる。
兄上の中でイきたい、兄上を気持ちよくさせたい、兄上を僕で夢中にさせたい。なのにどれも叶わない。兄上兄上と叫ぶ僕を兄上は今どんな顔をして見てる?
「泣いちゃって可愛いなぁ、本当に。そこまで求められると興奮しちゃうよ」
「あに、うえ・・・おねがい、します」
「トア、俺はね、どうもトアを誘って俺に興奮するトアを見るのが結構好きなんだ。それに今日はいたずらしなきゃいけないからトアをいじめなきゃいけない。ああ、傷をつけたりはしないから」
「あにうえなら、きずついても、いいです」
「俺が嫌なの。じゃ、魔法さん、トアを四つん這いにして僕に視線を固定させた後、俺のやり方じゃ視界は必要だから解放をお願いします。」
『身体コントロール可能、判断基準半分なため、必要ないと判断した場合、拷問者の意思関係なく視界を閉じます』
いたずらする意味を理解する間もなく、寝た身体が起きて四つん這いになる。一体どこを向いているのかはわからず、視界がクリアになれば兄上が全裸で足をM字に広げ、ひくひくと動かす蕾と勃ちあがり、先走る液を垂れ流す兄上のモノを見せつけるかのようにした兄上がそこにいた。
ああ、その動く蕾を僕の欲で汚したい。動け動けとすぐそこに見える光景は天国を目の前にしているようで、僕は鎖に繋がれた罪人のように思えてならない。
魔法に用意されたのか高めの枕で顔をあげ、見たいもの見れた?とばかりに満足げに笑みを浮かべる兄上が僕に微笑む。
「ここに入りたい?」
兄上の足の間から伸ばされた兄上の手。とんとんと軽く叩く指が差すのは、兄上が寧ろ入れてと誘うようにひくひくと動く蕾。激しく頷きたくても、許可を出されてないので動かず、口で伝えるしか方法はない。
「いれ、たい・・・っ」
準備は万端だとばかりに僕のモノがいきり勃つ。
ちゃんと、ほぐすから、早く入れさせてと我慢できない目で伝える。
「その目が見たかったんだ。俺の大事なところに顔を近づけることだけ許してあげよう」
そこに近づくことだけ許された身体はやはり操られているようで、身体が動き、下に動く顔は、兄上のモノと蕾の間で、『どちらも兄上の大事なところ』と僕は認識している。舌を出せば蕾を舐められる距離。そのまま、舌で入り込める距離まで近づいた。少し視線を上にすればまだイかずじまいの兄上のモノ。
入れないならせめて舐めほぐしたい。兄上のモノもひくひく動くそこも味わいたい。舌を伸ばしたいのに許されるのは匂いを嗅いで、ひくひくと動くそれと、先走るそこを眺め見ることと、話すこと。
「俺のソコを先に口で味わっていいよ・・・って、そこっ?や、ちょ・・・あぁっまってぇえぇ」
許可が出た。迷わず舐める先は兄上のモノでなく、蕾。魔法もどちらにも視線を向ける僕に判断しかねたのだろうか?兄上はまさか蕾に目掛けて僕が攻め立てるとは考えていなかったようで慌てたように足の間から伸びた手で僕の頭を押す。
空気を読まれているかのように、止めようとする兄上に魔法は発動を見せず、僕はそこから離れることなく、兄上の蕾に舌を入れ込み中を刺激させる場所を突いていく。兄上のいい場所を今更知らないなんてことはない。
「も・・・っなんでぇ・・・あぁぁんっ」
ところてん。蕾を、蕾の中をいじくるだけで兄上はイった。飛び散って来た愛液が愛しい。何故止められないのかと兄上は疑問の嵐だろう。
なんとかこの魔法をどうにかできないかという考えを決して僕は涙こそ見せたが、諦めていなかった。そして魔力で拷問の魔法に干渉しようと兄上に誘われながら実践していた。
結果できたのは許可を出されたことに対して僕が望まないそれに対して否定的な命令はもうできないといったこと。僕の視線にうまいこと騙されてくれた魔法に、僕は兄上のモノと蕾を口で好きにできる許可を得たことで、兄上はもうそれはダメと言っても僕は無視して舐めることができるわけだ。僕は舐めたいのだから。
身体を離してと言われても、一度ここまで近づいていいと許可した手前、兄上が離れようと僕は四つん這いのまま兄上のモノと蕾になら自ら近づける。ああ、大事なところと言われた時点で兄上の胸の飾りも視界に入らずとも眺めようとすれば口だけとはいえ、好きにできただろうか?
なんとかうまいこといかないものかなんて邪な気持ちになる。ただ一言、挿入の許可をもらえれば、攻め立て、兄上に許可を出させることもできるかもしれないのに。
ああ、焦りはだめだ。せっかくまだ誘われた姿勢なのだから兄上に入れてほしいと言わせなければ。言わせたい。
兄上に許可が出なければ、兄上が入れてほしくても僕は入れられない。これはある意味兄上に余裕をなくさせるチャンスではないだろうか?
魔法に干渉することで身体の熱さは少し冷め、さっきみたいに呆気なくイくような醜態はもう晒さない。よりうまく兄上に余裕をなくさせるには、ネタバレをしなければ。
「兄上、僕この魔法に干渉して兄上が許可を出したら許可出されたことに対しては自由になるんです。だから兄上のここには自ら近づけますし、口だけならいくらでもしゃぶれるし、舐められます」
「え・・・っ」
「でも、あくまで許可されたことに対してなんで手は使えないし、兄上の腰より上には近づけません。入れたくても兄上が許可を出して言ってくれないと好きにはできないんです」
「な・・・だめっ!」
「兄上に誘ってもらえるよう頑張りますね」
驚きを見せる兄上を見て、余裕の出てきた僕は、次に兄上のモノを加える。イったばかりのそこを刺激するなと兄上の太ももに挟まれる僕の顔。
しかし僕は止まらない。兄上の太ももを心地よく感じながら、先端をそれさえも押し退けて舌をどこに入れようとする気だとばかりに強くぐりぐりと押すに刺激を与える。液で口の中がねっとりとしてきた。
一回、二回とイかせては飲み込んで、太ももや手に邪魔をされながら、また蕾でところてんを狙う。手さえ許可が出れば両方を攻めるのにとは思うが息絶え絶えに、抵抗弱まり震える身体が許可をしそうにはない。
「こん、な、はずじゃ・・・っんあっあひゃあぁぁっ」
まるで、精液の噴水。舌を逃がさないとばかりに締め付ける兄上の蕾は、だんだんと強くなり、僕のモノを欲しがるのは時間の問題で、僕のモノも兄上の喘ぎ声に興奮してこれ以上は破裂するとばかりに腫れて痛く感じる。
ねぇ、ほら、次は兄上が望むように僕がいたずらという名の意地悪を『する』から、早く入れてと許可をしてよ。
「ふふっ兄上の中僕の舌を逃がさないようにしてきます。ねぇ、入れてほしいですよね?」
余裕を見せるのはさらなる快感を求め、身体だけでなく心を満たしたいがため。自分も余裕がないなんて知れたら兄上にいつ反撃され、僕がされるがままになるかわからない。
下手に許可を出せなくなっている兄上だけど、与えられれば当然兄上は我慢できなくなり、それでも余裕を見せようと僕を誘うように許可を出し余裕をなくさせようとするだろう。
「んん・・・っいれ、て?」
入れたいよね?許可は出したよと一言に思いを込め、余裕を見せようとする兄上。でもずるいよ、兄上。僕の醜態をあれだけ楽しんで、これさえも僕を野獣にさせて自分は余裕があると甘やかす側にいこうとするのだから。
僕だって醜態晒して必死に僕に頼み甘える兄上を見たいんだよ?この溢れそうな欲を抑えてでも。
「兄上、聞こえません」
「・・・っ何、を・・・ひゃあんっ」
ぺろりと兄上のモノを舐めあげて軽い刺激を与える。その刺激すら感じてしまう兄上は限界なはずだ。
「許可が出ないのでもっと兄上を味わわないとですね」
「!? いれ、て、いい!いい、んだよ?あっだめぇっも、あぁぁっ」
そうじゃない。聞きたいのは『許可』じゃない。
自分を『誘う言葉』でもない。舌でモノを蕾を蹂躙しても兄上にはまだ『余裕がある』みたいだ。
「兄上も・・・っ強情ですね」
いれていいなら近づけてもいいモノ。四つん這いから自らの身体を解放させ、兄上の蕾をちょんと突けば、ぐったりとし、息を整えつつある兄上は、ようやく四つん這いからいれる姿勢となった僕に気づき、舌でないそれが当たったことに気づいてびくりと震えた。
ひくひくひくと蕾の誘う動きが早くなった気がする。僕のモノを呑み込みたくて仕方ないようだ。身体は素直なのに兄上は、僕に『甘えてお願い』をしない。どこまでも兄であろうとする。
ああ、そんな兄上を壊したくて仕方がない。
「兄上、言ってくれないと、入れられません」
「許可はしたから好きに・・・っ!あっうっ」
知ってる。だから口ではなく、僕のモノで兄上のソコをノックしているんだよ。兄上が入れやすいように蕾を自ら足の間から両手を通して蕾を広げてくれている。
いつもならそれに誘われてとっくにいれている。
でも今回は入りかけてはやめ、入りかけてはやめるの繰り返し。それすら焦れったくも感じている兄上を見て、兄を捨てて僕を早く求めてほしいと思う。
ノックだけで兄上はもうイきそうなのに、イけない状態が続く。小さな刺激ははち切れんばかりの僕のモノに響いてもいた。中で出したかったけど仕方ない。
どぴゅっどぴゅるるっ
「あ・・・っはあぁっ」
入りかけの僕のモノは、兄上が広げている蕾へ容赦なく精液を放った。兄上の蕾に入らなかった液と、中に入り込んだ液とで、蕾から入り込んだ液が小さく蕾から吹き出し始めるそれと入りきらず蕾の周りにまとわりつく精液は卑猥でしかない。
同時に勢いついて精液を当てられイった兄上の液と自分の液が重なれば精液すら愛し合うかのようなそれに、よりいやらしさが募る。
「ふ・・・っう・・・っと、あっ」
またつんつんと入りかけてはやめる繰り返しで変わるのは、精液が糸を引き、当てる度、離れる度、ピチャ・・・ピチャ・・・といやらしき音を奏でること。当てる度、声が漏れ出る兄上はイきすぎてぐったりしつつも姿勢はそのままで、早くいれてとばかりに、より大きく蕾を広げていく。
そんなときついに焦れたのか、兄上の足が僕の腰辺りに抱くように巻き付き、腰を押す。何とか押し止まるもズルッと一気に半分僕のモノが兄上の蕾に招待されてしまった。
離そうにも、兄上の回された足は今もさらに進めと腰を兄上の方へ押しやり、蕾は逃がさないとばかりに締め付けて来るので、僕のモノは膨らんで逃げにくくなる。手で足を引き離そうにも僕は、まだ手でトアのことを触れる許可を得れた部分はひとつもない。よって無理だ。
どちらにしろ、まだ自分の望む兄上を見れてないのに、入れさせられてしまった。兄上を見れば、半分しか入ってないそれに、珍しく兄上が不満そうに僕を見た。こんな兄上はレアかもしれない。少しばかり満たされた気分になった。
まだまだ僕と兄上のベットでの闘いは始まったばかり。魔法は静かに僕たちを見守っている。
作者より
お気に入り800突破記念!ありがとうございます!前回宣言通り、セトルーならび王族カップルのハロウィン拷問編です。いたずらから始まるえっちな競技。
ベットで相手を制すのはどちらか!次回900突破記念にご期待あれ!研究モブカップルなりきり質問するかは迷い中。読者の希望あれば1000から考えます。
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