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お気に入り数突破記念(R18)
お気に入り600記念!~季節シリーズモブ前編・隣国のハロウィン(スイレン視点)~
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兄上様に包まれる煙へ飛び込もうとする陛下をリュカと共に止め、煙が消えていくと、兄上様の面影が見える幼い姿が出てくる。
「あ、兄上!?」
「陛下、落ち着いてください!」
どうやら迷わずと呼んだ陛下に間違いはなさそうだが確認は必要。おろおろと一番落ち着きがないリュカの今の顔をなんとなしに想像してほっこりとしつつ、気を取り直す。
「陛下、あれはリーアベル・クレット殿下で間違いはないですか?」
「ああ、5歳の時の兄上だよ。間違いない」
「年齢までわかるとは、さすがです。陛下」
「ま、まずは落ち着いて何故こうなったのか現状考察だ・・・兄殿下が小さくな・・・っなんでだよ!」
随分混乱している様子だ。落ち着かせろと陛下の視線が言っている気がする。理解得ない状況で仕方ないとはいえ、側近としてはもう少し余裕を持つべきだろう。影の側近なら尚のこと。
「私めが、リュカを落ち着かせて・・・あ」
「にゃんで、こんにゃ・・・んにゃ?にゃんか、うみゃく、しゃべれにゃい」
しゅるりとリュカの腰下辺りから尻尾のようなものが見えた。いや、見えている。しかもなんだ。この可愛い話口調は。いや、陛下の側近だからこそ冷静に。今、リュカに思ったばかりだ。つい動揺してしまった。
しかし、兄上様にしてもリュカにしてもこれは・・・。
「スイレン、兄上は僕が、スイレンは黒人を。黒人とスイレンには一時的にそれが治まるまで二人で個室にて待機。原因はこちらに任せて。なんとなく予測はしているけど、僕とスイレンにも何かしら影響はあると断言する。明日には戻るはずだから何があっても、焦らないように。」
「はい。リュカ行こう」
「レン?にゃんか頭の上がみゅずみゅずする」
「部屋で確認しよう」
すごく袋を剥ぎ取って見たいものだ。命令されたのだからすぐ出よう、すぐどこかの空き部屋で二人になろう。
内心機嫌を上昇させながら、うにゃっ!?と驚く、リュカの肩を抱いて執務室から近い空き部屋はと頭の中で王宮の地図を思い浮かべ、この際使われなくなった部屋でもいいと最短距離の『拷問部屋』へ。
「にゃ、にゃあ、この、道順って・・・」
袋を常に被るリュカは出ていく部屋を基準に、自らの歩いた足幅で何メートル、何センチと距離を計り、右へ左へと行けばここに着くと、地図を頭の中に思い浮かべて、視界のない袋を被って移動している。だからこそ、プライベート以外でも、見知らぬ場所での外出時は袋を外し、場所を、距離を覚え、少しばかり王命に逆らっているらしい。
陛下が気づかないとも思わないので、恐らくそれくらいは仕方ないと考えているに違いない。でなければ、リュカは人以外にぶつかり放題だろう。
私は探知魔法の応用で、小さな一滴を波紋させるのを繰り返す形で、視界がなくてもその波紋させた波がぶつかることで、どこに壁があり、どこに続いているかもわかり、その波が人に当たれば、人の気配を感じとる前に人に気づける。
これを避ける術を常時何かしているのかリュカには引っ掛からないが、気配でわかるので問題はない。誰もが、いや、陛下や私以外はリュカの気配を辿れないが、死人にでもならなければ生きた気配は隠しきれない。それを読み取れない人ばかりだからこそ、リュカを目の前にして消えたと騒ぐ者ばかり。
気配は読めてもあそこまで隠すのは難しいことは知っている。私も多少は気配を抑えても目の前にいて消えたと騒がれるほど消せはしない。さすがは影の側近と言うべきか。
さて、話を戻そう。執務室から出て歩き、自白薬や記憶強制映像魔法など開発された今、拷問は時間の無駄でしかないと、廃止されそのまま形だけが残る拷問部屋へ入る私と、私に肩を抱かれたリュカ。
形が残るとはいえ、この拷問部屋、そのままと聞いているだけで、何故かベットがひとつしかなく、拷問部屋とは思えない。まあ何故か、傷ひとつつけることなく、拷問される者に情報を“必ず”吐かせるらしいので、何かしら特殊な拷問でもあったのかもしれない。
一応傷つける拷問部屋もあるが、そちらにいく選択肢はない。まあこちらの方が近いのもあるが、万が一、拷問部屋にある何かでリュカを傷つけられたら溜まったものではない。
傷つけない拷問部屋なら問題はないと判断しただけだ。じゃなきゃ、多少遠くても違う部屋へ行く。
リュカも拷問部屋に気づいているようで、戸惑いを隠せていない。今日変に落ち着きがないのは、話し方にしろ、この急に現れた尻尾しろ、その原因になったものが影響しているのだろうか。
「ふにゃあぁっ」
驚いた。尻尾に触れると、まるで尻尾の感覚があるのか、尻尾で感じましたとばかりに袋でくぐもった甘い声と共に、リュカが私に寄りかかる。
「まさか感覚があるとは・・・」
力が抜けたとばかりに寄りかかるリュカの袋をとってしまえば、少しばかり早い息を吐きながら、頬を赤らめ、頭から生えたような猫の耳はぴくぴくと動いていた。
「身体、熱い・・・」
うるんだ目で私を見るものだからごくりと喉が鳴る。どうせ古い部屋で、ベットが真新しいのが気にかかるが、ベットを目の前にして、立ちながら、もしくは床に押し倒してヤる気はない。
そのままと言われながら実際は拷問器具を処分したものがいたのかもしれない。ベットひとつ、考えられるのは快楽で狂わせる拷問。趣味でほしがる貴族がいてもおかしくはない。
「すぐ解放しよう」
「レン・・・あ、だめっ!その、ベット、は!」
リュカが猫のそれなら発情期みたいなものだろうか?抱き上げて、自分の名を甘く告げるリュカは目だけで私を誘うのだからたまらない。
ベットに降ろそうとした瞬間、はっとしたようにびくびくと発情するリュカがベットに降ろすのを拒否するも遅く、リュカを置いてしまった。
『快楽拷問の魔法展開を起動。服の排除完了、一時的に視界を除去。これ以降は身体のコントロール件を拷問者に大幅委ねます。媚薬効果魔法はすでに発情しているため却下いたしました。』
どこからともなく聞こえる人と違う心のない声。リュカの服はその声と共に消え、私の前に瞬間移動させられたかのように、現れる。この拷問部屋は魔法で再築されていたようだ。リュカは知っていたのかもしれない。
この場合拷問者は私だろうか?
「視界を除去は目隠しみたいなものか・・・身体コントロールとは何かわかるか?予想はつくのだが」
「・・・・」
視界が見えないのだろう。どこを見ているかわからない目で、息をするだけのリュカがいる。
「喋っていい」
「ありがとう、にゃんとにゃく、わかった・・・っ?レン、に、言われにゃいと、俺、何もでき、にゃい。」
発情のせいか、ぴくぴくと動きながら、顔すらも動かせない様子だ。
「視界を見えるように」
『快楽を減らす行為のため却下します』
「すまない、リュカ。身体に自由を」
『逃亡防止のため却下します。』
「ならば、顔のみ自由に」
「うご、く・・・ごめ、レン・・・辛い」
快楽のためなら聴覚すらも奪う方が恐怖と共に快楽を得られそうだが、ここは拷問部屋、何が聞きたいかすらも聞こえないとなれば意味はない。
恐らくする気はないが聴覚系も却下されるだろう。リュカを傷つけることは確かになさそうなので、どうせヤるつもりだったのだから色々試せばいい。しかし、何を持って終了とされるのか。
「リュカ、耳は感じるか?」
「あぅっ」
反応で答えなくてもわかるが・・・。
『拷問者の質問に沈黙は許されません。発情度を上げるため、却下した媚薬効果魔法を展開』
「はにゃぁああんっ」
さすが拷問部屋と言うべきか、容赦がない。可愛くてつい、触り心地のいい耳を触っていると耐えれたいた快楽がさらに刺激を強めたのか、猫耳をいじるだけでリュカはイった。
「すまない、リュカ」
「は・・・っはっ」
リュカの耳から手を離す。くだらない質問で余計辛くした反面、申し訳ないのが半分、リュカが自らの精液で汚れる姿に興奮したのが半分。
今だ立ってリュカを見る私のモノは膨らみを増している。少しかかったリュカの精液を指で掬って舐めとった。こういった趣味はなかったはずだが、リュカを傷つけることなく思い通りにできるのは中々にいい。
もしやと思い、普段中々させてもらえないことをつい言葉で口にしてしまった。つい。
「リュカ、おしっこ我慢しようか」
「ば・・・っ」
信じられないとばかりにリュカが目を見開いたが、その目はやはり虚ろで私を見ない。
『拷問者希望により、尿促進魔法起動。拷問者の許可なく出されることはありません』
その魔法考えた方にぜひ、教えてもらいたい。許可制とはまた新しい。我慢の末漏らして恥ずかしそうにするリュカも可愛いと思うのだが、なるほど、許可制ならまた違った興奮があると言うもの。
「リュカ」
「きょ、か・・・出す、にゃよ!」
許可を出さないと出ないとはわかっても、今にも漏らしそうな気分には抗えないのか、それすらも快楽なのか、顔を真っ赤にして耐えるリュカに、それだけで私は簡単にイけそうなくらい魅力がある。
「ちょっと、出しても構わない」
「やっやあぁ・・・っ」
顔を隠したくても隠せないリュカは目を瞑り嫌だ嫌だと首を降る。しかし、尿に耐える快楽故か、勃ちあがったリュカのモノの先端からはちょろりちょろりとにじみ出る精液と共に尿がこぼれ落ちる。思わず興奮で顔に笑みが自然とできるのがわかった。
ああ、存外私は傷さえつけないなら、愛しい人の羞恥を垣間見るのが好きなようだ。この拷問部屋は私の性癖を刺激するのにうってつけであり、次はどうしようかと興奮する頭の中で考える。
視界がないこそどう見られているかわからないのが、羞恥をより駆り立てているように思う。ならば、視界がないのを利用して、より耐え、恥ずかしさでいっぱいになりながら、快楽に身を委ねるしかないリュカを存分に可愛がりたい。
「リュカ、見えないだろうから教えよう。今、リュカは精液を交えた尿を漏らし、こぼれ落ちたそれはベットに染み付いたみたいだ。リュカのモノはそれに興奮したように今だ勃ちあがっている。」
「やぁっ!いわにゃいでぇっ」
びくびくと震える身体、リュカの舌足らずになっていく嫌がる口調に私は、さらにいたずら心が宿り、人指し指で、触らずとも存在を主張するようにいきり立つ、リュカの胸の飾りをぐにぐにと押し触る。
「ひゃっあぁっだめぇっ」
見えないからこそ、どこを触られるかわからず、触った瞬間こそ一番感じてしまうのだろう。それを感じて腰下からはみ出る尻尾がピンっと立つそれは、快楽が全体に広がるのを主張しているようで、それをわかりやすくもリュカのモノからはまた液が吹き出す。
「リュカ、足を広げてくれ」
「うっあっはず、かし・・・や、だぁっ」
足を広げる動きすら感じるものがあるらしい。飾りを触り、リュカをイかせた後は、ようやくベットに乗り上げ、足元付近でその様子を見る。ご丁寧にM字に足を広げ、リュカの蕾すら丸見えなのを確認したとたん、またもや吐き出されるリュカの愛液は噴水のごとく勢いがあり、もっと近くでと近づこうとした私にも当然かかる。
「リュカの丸見えな花の蕾に吸い込まれそうになって近づいたらリュカの愛しい液が私にかかってしまった」
「なん、か、レン、おかしいっ」
そう言われて気づく。私らしくもなく、リュカを追い詰めるくらいにいじめたくて、可愛がりたくて、仕方ない中から押し寄せるような衝動があることに。
まるで元々奥底に閉じ込めていた欲望が暴かれたような。この拷問部屋のせいで私も何か影響されているのだろうか?何はともかく、今さら抑えられそうにはない。
私はリュカを『可愛がりたくて』仕方がないのだ。
「はは、そんなことを言うリュカにはおしっこを出す許可をしてしまおうか?」
「あや、まるっあやまるからぁっ」
ああ、必死に言いながらも足を広げて私に全て見せるリュカの美しさは私の笑みを消えさせはしない。
許可を出してしまおうか。必死に甘い声で謝るリュカを見て、残酷にも思ってしまう。
考えてもみよう、足を広げて、見せつけるようにしながらも嫌だと嫌がり、それでも止められず、勢いよく尿を出すリュカは、見ないでとばかりに顔を背けるだろう。
尿の噴水を見ずに、背けるだろう先の顔に自らの顔を近づけ、ふっと息を吹き掛けるのもまた一興。吐きかけられた息で、背けた先に私がいると知ったらどんな顔をするのか。治まりを知らないだろう発情する身体では、気配を読むなんて冷静さは今のリュカにはないだろう。
どちらにしろ、リュカにしたその結果は、それはそれは可愛いだろう。想像だけでもイってしまいそうだ。
だが、私の愛を、リュカのどこにかけるか迷っているのだから、まだイくわけにはいかない。どう出せばリュカはよりいやらしく咲き乱れるだろうか。
「大丈夫、許可はしない。我慢するリュカを見るだけで私は満足だ。」
「んぅ・・・んんっ」
どことなく安心したようで、それでも尿が押し寄せるのはなくならないためか、快楽とは別の耐える姿は可愛らしく、広げる足の間を通ってキスを交わす。開かれた口の中に舌を入り込ませ絡ませれば、案の定リュカのモノがイき、私に液が吹き掛けられた。
本来ならここまで来れば、リュカは快楽に身を委ねる。それでも耐えるようにするのは、言わずとも尿を耐えるためだろう。許可してしまえば無意味だし、許可しなければ出せもしないそんな尿をまるで耐える姿は、快楽にただ身を任せるリュカとは違い、また別の意味で魅力的でしかない。
まるで初めての時のあのようで、リュカは私がなんだかんだリュカが嫌がればやめてくれたはずとは言うが、今の私からすれば無理な話だ。
傷をつけるようなことはせずとも、心は無視して、快楽で私しか見えないよう陛下に見つかったとしても飽きたらずリュカを犯したに違いない。
一回、二回、三回と止めどなくイき震えるリュカからようやく唾液の糸を引きながら口を離す。惚けたような表情は連続でイきすぎて、許可されないと安堵したこともあってか、尿が押し寄せていることを忘れでもしてしまったようだ。
惚けた表情も可愛いが、まだ早い。
「リュカ、私はリュカで汚れてしまい興奮でおかしくなりそうだ」
「レン・・・?」
「思わず、許可してしまいそうなくらいに」
「・・・っ!だ、って、それは・・・っ」
何の許可か、言わずとも理解したリュカは思い出したかのように、また耐え顔となり、わかってるだろ、しないって言ったと訴えるようにしながら、やだやだと嫌がる素振りで顔を横に振る。ああ、この姿を記録できたなら、視界を取り戻した時にリュカに見せてやりたい。
私のリュカはこんなにも可愛いと。きっと嫌がるだろうから抱き締めて、顔を真っ赤にするリュカは目を瞑って、顔を背けて見ないようにするだろうが、私は見続ける。それに気づいて、見るなとリュカがもがいて、私の視界を隠そうと必死になるだろう。
「・・・ん?」
ふと疑問が生じた。私は何故最初から最後まで視界が見えている?今でこそ本当に見えないようだが、リュカも何故袋を被りながら、兄上様が小さくなったと見たかのように落ち着きをなくした?
「れ、レン・・・たすけて・・・っ」
疑問はリュカの声によって隅に置かれた。今更だが、包帯を外すか迷ったものの、その時間すら惜しい。今回のリュカや兄上様のこと、私の『私らしくない、好きな人をいじめたくなるのが抑えられない衝動』と同じように、視界も何かしらよくわからない原因が理由なのだろう。
陛下は何かわかっているようだし、また聞けばいい。今はただリュカを『可愛がる』ことを優先させればいい。
「わかった。リュカが、私のモノをイかせて“全部”飲んでくれれば許可は出さない。できないなら今すぐにでも・・・」
「する、するからっ!」
「リュカ、いい子だ。四つん這いになって私のを頼む」
「ふぅ・・・っ!?」
私がどいて言えば、足を広げるのをやめて、すぐ四つん這いとなり、拷問部屋仕様か、迷うことなく座って私のモノをズボンと下着から取り出し待つ私のどこに私のモノがあるかはわかる、とばかりに、口を開いて含むリュカ。やはり目は見えないのか、口に入ってようやく私のモノがあまりにも大きくなっていることに気づき、驚いたのだろう。それをおかしく思いながら、温かいリュカの口内を堪能する。
動く舌は、私を的確にイかせようと翻弄してくれるし、顔だけは動かせるリュカは上下に顔を動かすなど、まだ入れていないリュカの中に入っている気分にさせてくれた。
さて、そろそろかとイきそうになった瞬間、リュカのぴくぴくと動く耳と揺れる尻尾を私の空く手で撫でる。
「にゃあぁんっ」
まるで猫の鳴き声のように甘い声を喘ぎ、私のモノから口を離した。そう、離してしまった。
びゅるるるるっ
勢いよく我慢に我慢を重ねた私の液がリュカの顔に向かって発射される。
「あぐ・・・っん、ああっ」
口の中に入った分は飲み込んだようだ。しかし、止まらずそのまま顔にかけてしまえば、それにすら感じたリュカは、四つん這いから動けずイき、ベットを堂々と汚す。
「リュカ、残念だ」
「こ、んにゃ、の・・・っ」
「何もしないとは言っていないし、私は“全部”と言った。でも、飲んではくれたし、お礼にしっかり出すものを“見れる”権利をあげよう」
「にゃ、にを・・・っ?」
きっとこれはいける。準備のために包帯をとり、捨て去った。
「尿を出しきるまで、視界が見られるように。」
『拷問に必要と判断。一時拷問をされる者の視界を解放します』
「え、見え、る・・・?」
拷問に必要か、解放されることで拷問者が抵抗されないか、それさえクリアしてしまえばこちらの自由なようだ。
四つん這いのまま、急に見えるようになった視界にぱちぱちと瞬きをしたリュカがようやく私を視界に入れる。虚ろな目よりか、やはりリュカらしい感情のある目で見てこそ、私が見たいもの。
「ほら、また足を広げて見せてくれ。手でしっかり、足を精一杯広げるんだ」
「や、やだ・・・っほん、と・・・っ」
「顔をこちらに向けて・・・いや、顔をあげるのは辛いか・・・」
『快感に集中させるため、枕を用意』
「うう・・・っ」
四つん這いから逆戻り、M字に広げられた足は先程とは違い、リュカ自身の手により、さらに広げられ、顔をこちらに向けたかったが顔だけあげるのは辛いかと思えば、リュカが顔も自由にできなくなったのか、顔をあげさせられ、その下には高めの枕が現れる。これで心配はない。
「ああ、リュカ、目はしっかり私を見るんだ。瞑ることも、逸らすことも許さない。」
「あ・・・っや・・・みにゃ、いでぇ」
私を誘うように私から目を離さず、しかし、出すものを出せば、私を通してリュカの目にも映るわけで、視線も逸らせないのだから見れない方がまだリュカにとってよかっただろう。
唯一抵抗できる言葉はどうしようかと思う。見せつけながら見ないでと言うリュカも可愛いが、なんだかんだえっち好きなリュカが、抵抗を見せるのは自らやろうと思わないことに関して。
もしこれが自ら誘い、放尿を見せるとなると寧ろ意気揚々としてくれそうだが、今後そのような展開はないだろう。
元々思わぬ展開でリュカの尿を飲むことになった初めての時があるせいか、はたまたトイレに何度も誘われた時の抵抗感故か、一度抵抗を見せ、それをなし崩しにされると、その後、それについて羞恥が上回るようになりどうしてもできないらしい。
積極的なリュカも好きだが、抵抗するリュカも好きで、羞恥の染まったリュカはそれこそ私を何より刺激するから嫌がる放尿を強要してしまうことに、果たしてリュカは気づいているのか。
もっと、もっと、羞恥に染まり、快感に乱れるリュカを見たい。
「リュカ、許可をする前に、見せつけるように誘ってくれるか?」
悪魔に心を売った瞬間、リュカから出る言葉はそれはもう魅力的だ。
「俺の、おしっこするとこ、見てほしいにゃ・・・っ」
勝手に口が動いて口さえも誘いの言葉。あれだけ出した私のモノは、既にドクドクと脈立っている。
可愛い猫に合わせた言葉のようだ。表情はもう恥ずかしくて仕方ないとばかりの顔色で、嫌がることもできず、私の言おうとする言葉に、やめて、許可しないでと視線が言っている。
「なら、見せてもらう。」
「あ、ああ・・・っ」
やだ、見たくない、見ないで、と目が潤み、訴えてくる。シャアァァッと止まることを知らない尿にまだ視界をブラックアウトできない時間は、リュカにとって長い時間に感じることだろう。
思わずにやけて追い討ちをかけてしまうのは、仕方ないだろう?
「ほら、見てほしいんだろ?」
「や・・・っやだあっみにゃいでぇ」
「気持ちいいだろ?気持ちいいと言いなさい」
「きも、ちぃ・・・にゃあぁんっ」
本音かどうか。下手に本音を言えと言って言わなければ拷問の魔法により罰が下るだろう。それはそれで面白いが、さすがに壊れてしまいそうだ。
響く喘ぎ声を最後に尿の勢いは落ち着いていき、止まる頃にはまたリュカの瞳は生理的な涙を流しながら虚ろとなっていた。
「耳も尻尾もなくならないし、魔法も解けないようだ。待機時間はまだまだなくなりそうにないな?」
「あ・・・うあぁ・・・っ」
尿で濡れ、しょっぱいリュカのモノの先端から飽きたらず溢れ出す先走りを舐め、薄くなりつつある白濁の液が私の喉を通る。
まだまだ私はリュカをいじめたくて仕方がない衝動は、治まることを知らない。
作者より
お気に入り600突破ありがとうございます!長い、凄く長い。無我夢中で書きすぎてこの1ページにどれだけ時間をかける気なのか、私は。
申し訳ないですがお気に入り700記念に続編投下することにします。羞恥の限界突破で乱れ狂うモブことリュカくんをお楽しみに!
主人公チームを先走るモブチームはもはやモブから脱線した気がしてならない。
「あ、兄上!?」
「陛下、落ち着いてください!」
どうやら迷わずと呼んだ陛下に間違いはなさそうだが確認は必要。おろおろと一番落ち着きがないリュカの今の顔をなんとなしに想像してほっこりとしつつ、気を取り直す。
「陛下、あれはリーアベル・クレット殿下で間違いはないですか?」
「ああ、5歳の時の兄上だよ。間違いない」
「年齢までわかるとは、さすがです。陛下」
「ま、まずは落ち着いて何故こうなったのか現状考察だ・・・兄殿下が小さくな・・・っなんでだよ!」
随分混乱している様子だ。落ち着かせろと陛下の視線が言っている気がする。理解得ない状況で仕方ないとはいえ、側近としてはもう少し余裕を持つべきだろう。影の側近なら尚のこと。
「私めが、リュカを落ち着かせて・・・あ」
「にゃんで、こんにゃ・・・んにゃ?にゃんか、うみゃく、しゃべれにゃい」
しゅるりとリュカの腰下辺りから尻尾のようなものが見えた。いや、見えている。しかもなんだ。この可愛い話口調は。いや、陛下の側近だからこそ冷静に。今、リュカに思ったばかりだ。つい動揺してしまった。
しかし、兄上様にしてもリュカにしてもこれは・・・。
「スイレン、兄上は僕が、スイレンは黒人を。黒人とスイレンには一時的にそれが治まるまで二人で個室にて待機。原因はこちらに任せて。なんとなく予測はしているけど、僕とスイレンにも何かしら影響はあると断言する。明日には戻るはずだから何があっても、焦らないように。」
「はい。リュカ行こう」
「レン?にゃんか頭の上がみゅずみゅずする」
「部屋で確認しよう」
すごく袋を剥ぎ取って見たいものだ。命令されたのだからすぐ出よう、すぐどこかの空き部屋で二人になろう。
内心機嫌を上昇させながら、うにゃっ!?と驚く、リュカの肩を抱いて執務室から近い空き部屋はと頭の中で王宮の地図を思い浮かべ、この際使われなくなった部屋でもいいと最短距離の『拷問部屋』へ。
「にゃ、にゃあ、この、道順って・・・」
袋を常に被るリュカは出ていく部屋を基準に、自らの歩いた足幅で何メートル、何センチと距離を計り、右へ左へと行けばここに着くと、地図を頭の中に思い浮かべて、視界のない袋を被って移動している。だからこそ、プライベート以外でも、見知らぬ場所での外出時は袋を外し、場所を、距離を覚え、少しばかり王命に逆らっているらしい。
陛下が気づかないとも思わないので、恐らくそれくらいは仕方ないと考えているに違いない。でなければ、リュカは人以外にぶつかり放題だろう。
私は探知魔法の応用で、小さな一滴を波紋させるのを繰り返す形で、視界がなくてもその波紋させた波がぶつかることで、どこに壁があり、どこに続いているかもわかり、その波が人に当たれば、人の気配を感じとる前に人に気づける。
これを避ける術を常時何かしているのかリュカには引っ掛からないが、気配でわかるので問題はない。誰もが、いや、陛下や私以外はリュカの気配を辿れないが、死人にでもならなければ生きた気配は隠しきれない。それを読み取れない人ばかりだからこそ、リュカを目の前にして消えたと騒ぐ者ばかり。
気配は読めてもあそこまで隠すのは難しいことは知っている。私も多少は気配を抑えても目の前にいて消えたと騒がれるほど消せはしない。さすがは影の側近と言うべきか。
さて、話を戻そう。執務室から出て歩き、自白薬や記憶強制映像魔法など開発された今、拷問は時間の無駄でしかないと、廃止されそのまま形だけが残る拷問部屋へ入る私と、私に肩を抱かれたリュカ。
形が残るとはいえ、この拷問部屋、そのままと聞いているだけで、何故かベットがひとつしかなく、拷問部屋とは思えない。まあ何故か、傷ひとつつけることなく、拷問される者に情報を“必ず”吐かせるらしいので、何かしら特殊な拷問でもあったのかもしれない。
一応傷つける拷問部屋もあるが、そちらにいく選択肢はない。まあこちらの方が近いのもあるが、万が一、拷問部屋にある何かでリュカを傷つけられたら溜まったものではない。
傷つけない拷問部屋なら問題はないと判断しただけだ。じゃなきゃ、多少遠くても違う部屋へ行く。
リュカも拷問部屋に気づいているようで、戸惑いを隠せていない。今日変に落ち着きがないのは、話し方にしろ、この急に現れた尻尾しろ、その原因になったものが影響しているのだろうか。
「ふにゃあぁっ」
驚いた。尻尾に触れると、まるで尻尾の感覚があるのか、尻尾で感じましたとばかりに袋でくぐもった甘い声と共に、リュカが私に寄りかかる。
「まさか感覚があるとは・・・」
力が抜けたとばかりに寄りかかるリュカの袋をとってしまえば、少しばかり早い息を吐きながら、頬を赤らめ、頭から生えたような猫の耳はぴくぴくと動いていた。
「身体、熱い・・・」
うるんだ目で私を見るものだからごくりと喉が鳴る。どうせ古い部屋で、ベットが真新しいのが気にかかるが、ベットを目の前にして、立ちながら、もしくは床に押し倒してヤる気はない。
そのままと言われながら実際は拷問器具を処分したものがいたのかもしれない。ベットひとつ、考えられるのは快楽で狂わせる拷問。趣味でほしがる貴族がいてもおかしくはない。
「すぐ解放しよう」
「レン・・・あ、だめっ!その、ベット、は!」
リュカが猫のそれなら発情期みたいなものだろうか?抱き上げて、自分の名を甘く告げるリュカは目だけで私を誘うのだからたまらない。
ベットに降ろそうとした瞬間、はっとしたようにびくびくと発情するリュカがベットに降ろすのを拒否するも遅く、リュカを置いてしまった。
『快楽拷問の魔法展開を起動。服の排除完了、一時的に視界を除去。これ以降は身体のコントロール件を拷問者に大幅委ねます。媚薬効果魔法はすでに発情しているため却下いたしました。』
どこからともなく聞こえる人と違う心のない声。リュカの服はその声と共に消え、私の前に瞬間移動させられたかのように、現れる。この拷問部屋は魔法で再築されていたようだ。リュカは知っていたのかもしれない。
この場合拷問者は私だろうか?
「視界を除去は目隠しみたいなものか・・・身体コントロールとは何かわかるか?予想はつくのだが」
「・・・・」
視界が見えないのだろう。どこを見ているかわからない目で、息をするだけのリュカがいる。
「喋っていい」
「ありがとう、にゃんとにゃく、わかった・・・っ?レン、に、言われにゃいと、俺、何もでき、にゃい。」
発情のせいか、ぴくぴくと動きながら、顔すらも動かせない様子だ。
「視界を見えるように」
『快楽を減らす行為のため却下します』
「すまない、リュカ。身体に自由を」
『逃亡防止のため却下します。』
「ならば、顔のみ自由に」
「うご、く・・・ごめ、レン・・・辛い」
快楽のためなら聴覚すらも奪う方が恐怖と共に快楽を得られそうだが、ここは拷問部屋、何が聞きたいかすらも聞こえないとなれば意味はない。
恐らくする気はないが聴覚系も却下されるだろう。リュカを傷つけることは確かになさそうなので、どうせヤるつもりだったのだから色々試せばいい。しかし、何を持って終了とされるのか。
「リュカ、耳は感じるか?」
「あぅっ」
反応で答えなくてもわかるが・・・。
『拷問者の質問に沈黙は許されません。発情度を上げるため、却下した媚薬効果魔法を展開』
「はにゃぁああんっ」
さすが拷問部屋と言うべきか、容赦がない。可愛くてつい、触り心地のいい耳を触っていると耐えれたいた快楽がさらに刺激を強めたのか、猫耳をいじるだけでリュカはイった。
「すまない、リュカ」
「は・・・っはっ」
リュカの耳から手を離す。くだらない質問で余計辛くした反面、申し訳ないのが半分、リュカが自らの精液で汚れる姿に興奮したのが半分。
今だ立ってリュカを見る私のモノは膨らみを増している。少しかかったリュカの精液を指で掬って舐めとった。こういった趣味はなかったはずだが、リュカを傷つけることなく思い通りにできるのは中々にいい。
もしやと思い、普段中々させてもらえないことをつい言葉で口にしてしまった。つい。
「リュカ、おしっこ我慢しようか」
「ば・・・っ」
信じられないとばかりにリュカが目を見開いたが、その目はやはり虚ろで私を見ない。
『拷問者希望により、尿促進魔法起動。拷問者の許可なく出されることはありません』
その魔法考えた方にぜひ、教えてもらいたい。許可制とはまた新しい。我慢の末漏らして恥ずかしそうにするリュカも可愛いと思うのだが、なるほど、許可制ならまた違った興奮があると言うもの。
「リュカ」
「きょ、か・・・出す、にゃよ!」
許可を出さないと出ないとはわかっても、今にも漏らしそうな気分には抗えないのか、それすらも快楽なのか、顔を真っ赤にして耐えるリュカに、それだけで私は簡単にイけそうなくらい魅力がある。
「ちょっと、出しても構わない」
「やっやあぁ・・・っ」
顔を隠したくても隠せないリュカは目を瞑り嫌だ嫌だと首を降る。しかし、尿に耐える快楽故か、勃ちあがったリュカのモノの先端からはちょろりちょろりとにじみ出る精液と共に尿がこぼれ落ちる。思わず興奮で顔に笑みが自然とできるのがわかった。
ああ、存外私は傷さえつけないなら、愛しい人の羞恥を垣間見るのが好きなようだ。この拷問部屋は私の性癖を刺激するのにうってつけであり、次はどうしようかと興奮する頭の中で考える。
視界がないこそどう見られているかわからないのが、羞恥をより駆り立てているように思う。ならば、視界がないのを利用して、より耐え、恥ずかしさでいっぱいになりながら、快楽に身を委ねるしかないリュカを存分に可愛がりたい。
「リュカ、見えないだろうから教えよう。今、リュカは精液を交えた尿を漏らし、こぼれ落ちたそれはベットに染み付いたみたいだ。リュカのモノはそれに興奮したように今だ勃ちあがっている。」
「やぁっ!いわにゃいでぇっ」
びくびくと震える身体、リュカの舌足らずになっていく嫌がる口調に私は、さらにいたずら心が宿り、人指し指で、触らずとも存在を主張するようにいきり立つ、リュカの胸の飾りをぐにぐにと押し触る。
「ひゃっあぁっだめぇっ」
見えないからこそ、どこを触られるかわからず、触った瞬間こそ一番感じてしまうのだろう。それを感じて腰下からはみ出る尻尾がピンっと立つそれは、快楽が全体に広がるのを主張しているようで、それをわかりやすくもリュカのモノからはまた液が吹き出す。
「リュカ、足を広げてくれ」
「うっあっはず、かし・・・や、だぁっ」
足を広げる動きすら感じるものがあるらしい。飾りを触り、リュカをイかせた後は、ようやくベットに乗り上げ、足元付近でその様子を見る。ご丁寧にM字に足を広げ、リュカの蕾すら丸見えなのを確認したとたん、またもや吐き出されるリュカの愛液は噴水のごとく勢いがあり、もっと近くでと近づこうとした私にも当然かかる。
「リュカの丸見えな花の蕾に吸い込まれそうになって近づいたらリュカの愛しい液が私にかかってしまった」
「なん、か、レン、おかしいっ」
そう言われて気づく。私らしくもなく、リュカを追い詰めるくらいにいじめたくて、可愛がりたくて、仕方ない中から押し寄せるような衝動があることに。
まるで元々奥底に閉じ込めていた欲望が暴かれたような。この拷問部屋のせいで私も何か影響されているのだろうか?何はともかく、今さら抑えられそうにはない。
私はリュカを『可愛がりたくて』仕方がないのだ。
「はは、そんなことを言うリュカにはおしっこを出す許可をしてしまおうか?」
「あや、まるっあやまるからぁっ」
ああ、必死に言いながらも足を広げて私に全て見せるリュカの美しさは私の笑みを消えさせはしない。
許可を出してしまおうか。必死に甘い声で謝るリュカを見て、残酷にも思ってしまう。
考えてもみよう、足を広げて、見せつけるようにしながらも嫌だと嫌がり、それでも止められず、勢いよく尿を出すリュカは、見ないでとばかりに顔を背けるだろう。
尿の噴水を見ずに、背けるだろう先の顔に自らの顔を近づけ、ふっと息を吹き掛けるのもまた一興。吐きかけられた息で、背けた先に私がいると知ったらどんな顔をするのか。治まりを知らないだろう発情する身体では、気配を読むなんて冷静さは今のリュカにはないだろう。
どちらにしろ、リュカにしたその結果は、それはそれは可愛いだろう。想像だけでもイってしまいそうだ。
だが、私の愛を、リュカのどこにかけるか迷っているのだから、まだイくわけにはいかない。どう出せばリュカはよりいやらしく咲き乱れるだろうか。
「大丈夫、許可はしない。我慢するリュカを見るだけで私は満足だ。」
「んぅ・・・んんっ」
どことなく安心したようで、それでも尿が押し寄せるのはなくならないためか、快楽とは別の耐える姿は可愛らしく、広げる足の間を通ってキスを交わす。開かれた口の中に舌を入り込ませ絡ませれば、案の定リュカのモノがイき、私に液が吹き掛けられた。
本来ならここまで来れば、リュカは快楽に身を委ねる。それでも耐えるようにするのは、言わずとも尿を耐えるためだろう。許可してしまえば無意味だし、許可しなければ出せもしないそんな尿をまるで耐える姿は、快楽にただ身を任せるリュカとは違い、また別の意味で魅力的でしかない。
まるで初めての時のあのようで、リュカは私がなんだかんだリュカが嫌がればやめてくれたはずとは言うが、今の私からすれば無理な話だ。
傷をつけるようなことはせずとも、心は無視して、快楽で私しか見えないよう陛下に見つかったとしても飽きたらずリュカを犯したに違いない。
一回、二回、三回と止めどなくイき震えるリュカからようやく唾液の糸を引きながら口を離す。惚けたような表情は連続でイきすぎて、許可されないと安堵したこともあってか、尿が押し寄せていることを忘れでもしてしまったようだ。
惚けた表情も可愛いが、まだ早い。
「リュカ、私はリュカで汚れてしまい興奮でおかしくなりそうだ」
「レン・・・?」
「思わず、許可してしまいそうなくらいに」
「・・・っ!だ、って、それは・・・っ」
何の許可か、言わずとも理解したリュカは思い出したかのように、また耐え顔となり、わかってるだろ、しないって言ったと訴えるようにしながら、やだやだと嫌がる素振りで顔を横に振る。ああ、この姿を記録できたなら、視界を取り戻した時にリュカに見せてやりたい。
私のリュカはこんなにも可愛いと。きっと嫌がるだろうから抱き締めて、顔を真っ赤にするリュカは目を瞑って、顔を背けて見ないようにするだろうが、私は見続ける。それに気づいて、見るなとリュカがもがいて、私の視界を隠そうと必死になるだろう。
「・・・ん?」
ふと疑問が生じた。私は何故最初から最後まで視界が見えている?今でこそ本当に見えないようだが、リュカも何故袋を被りながら、兄上様が小さくなったと見たかのように落ち着きをなくした?
「れ、レン・・・たすけて・・・っ」
疑問はリュカの声によって隅に置かれた。今更だが、包帯を外すか迷ったものの、その時間すら惜しい。今回のリュカや兄上様のこと、私の『私らしくない、好きな人をいじめたくなるのが抑えられない衝動』と同じように、視界も何かしらよくわからない原因が理由なのだろう。
陛下は何かわかっているようだし、また聞けばいい。今はただリュカを『可愛がる』ことを優先させればいい。
「わかった。リュカが、私のモノをイかせて“全部”飲んでくれれば許可は出さない。できないなら今すぐにでも・・・」
「する、するからっ!」
「リュカ、いい子だ。四つん這いになって私のを頼む」
「ふぅ・・・っ!?」
私がどいて言えば、足を広げるのをやめて、すぐ四つん這いとなり、拷問部屋仕様か、迷うことなく座って私のモノをズボンと下着から取り出し待つ私のどこに私のモノがあるかはわかる、とばかりに、口を開いて含むリュカ。やはり目は見えないのか、口に入ってようやく私のモノがあまりにも大きくなっていることに気づき、驚いたのだろう。それをおかしく思いながら、温かいリュカの口内を堪能する。
動く舌は、私を的確にイかせようと翻弄してくれるし、顔だけは動かせるリュカは上下に顔を動かすなど、まだ入れていないリュカの中に入っている気分にさせてくれた。
さて、そろそろかとイきそうになった瞬間、リュカのぴくぴくと動く耳と揺れる尻尾を私の空く手で撫でる。
「にゃあぁんっ」
まるで猫の鳴き声のように甘い声を喘ぎ、私のモノから口を離した。そう、離してしまった。
びゅるるるるっ
勢いよく我慢に我慢を重ねた私の液がリュカの顔に向かって発射される。
「あぐ・・・っん、ああっ」
口の中に入った分は飲み込んだようだ。しかし、止まらずそのまま顔にかけてしまえば、それにすら感じたリュカは、四つん這いから動けずイき、ベットを堂々と汚す。
「リュカ、残念だ」
「こ、んにゃ、の・・・っ」
「何もしないとは言っていないし、私は“全部”と言った。でも、飲んではくれたし、お礼にしっかり出すものを“見れる”権利をあげよう」
「にゃ、にを・・・っ?」
きっとこれはいける。準備のために包帯をとり、捨て去った。
「尿を出しきるまで、視界が見られるように。」
『拷問に必要と判断。一時拷問をされる者の視界を解放します』
「え、見え、る・・・?」
拷問に必要か、解放されることで拷問者が抵抗されないか、それさえクリアしてしまえばこちらの自由なようだ。
四つん這いのまま、急に見えるようになった視界にぱちぱちと瞬きをしたリュカがようやく私を視界に入れる。虚ろな目よりか、やはりリュカらしい感情のある目で見てこそ、私が見たいもの。
「ほら、また足を広げて見せてくれ。手でしっかり、足を精一杯広げるんだ」
「や、やだ・・・っほん、と・・・っ」
「顔をこちらに向けて・・・いや、顔をあげるのは辛いか・・・」
『快感に集中させるため、枕を用意』
「うう・・・っ」
四つん這いから逆戻り、M字に広げられた足は先程とは違い、リュカ自身の手により、さらに広げられ、顔をこちらに向けたかったが顔だけあげるのは辛いかと思えば、リュカが顔も自由にできなくなったのか、顔をあげさせられ、その下には高めの枕が現れる。これで心配はない。
「ああ、リュカ、目はしっかり私を見るんだ。瞑ることも、逸らすことも許さない。」
「あ・・・っや・・・みにゃ、いでぇ」
私を誘うように私から目を離さず、しかし、出すものを出せば、私を通してリュカの目にも映るわけで、視線も逸らせないのだから見れない方がまだリュカにとってよかっただろう。
唯一抵抗できる言葉はどうしようかと思う。見せつけながら見ないでと言うリュカも可愛いが、なんだかんだえっち好きなリュカが、抵抗を見せるのは自らやろうと思わないことに関して。
もしこれが自ら誘い、放尿を見せるとなると寧ろ意気揚々としてくれそうだが、今後そのような展開はないだろう。
元々思わぬ展開でリュカの尿を飲むことになった初めての時があるせいか、はたまたトイレに何度も誘われた時の抵抗感故か、一度抵抗を見せ、それをなし崩しにされると、その後、それについて羞恥が上回るようになりどうしてもできないらしい。
積極的なリュカも好きだが、抵抗するリュカも好きで、羞恥の染まったリュカはそれこそ私を何より刺激するから嫌がる放尿を強要してしまうことに、果たしてリュカは気づいているのか。
もっと、もっと、羞恥に染まり、快感に乱れるリュカを見たい。
「リュカ、許可をする前に、見せつけるように誘ってくれるか?」
悪魔に心を売った瞬間、リュカから出る言葉はそれはもう魅力的だ。
「俺の、おしっこするとこ、見てほしいにゃ・・・っ」
勝手に口が動いて口さえも誘いの言葉。あれだけ出した私のモノは、既にドクドクと脈立っている。
可愛い猫に合わせた言葉のようだ。表情はもう恥ずかしくて仕方ないとばかりの顔色で、嫌がることもできず、私の言おうとする言葉に、やめて、許可しないでと視線が言っている。
「なら、見せてもらう。」
「あ、ああ・・・っ」
やだ、見たくない、見ないで、と目が潤み、訴えてくる。シャアァァッと止まることを知らない尿にまだ視界をブラックアウトできない時間は、リュカにとって長い時間に感じることだろう。
思わずにやけて追い討ちをかけてしまうのは、仕方ないだろう?
「ほら、見てほしいんだろ?」
「や・・・っやだあっみにゃいでぇ」
「気持ちいいだろ?気持ちいいと言いなさい」
「きも、ちぃ・・・にゃあぁんっ」
本音かどうか。下手に本音を言えと言って言わなければ拷問の魔法により罰が下るだろう。それはそれで面白いが、さすがに壊れてしまいそうだ。
響く喘ぎ声を最後に尿の勢いは落ち着いていき、止まる頃にはまたリュカの瞳は生理的な涙を流しながら虚ろとなっていた。
「耳も尻尾もなくならないし、魔法も解けないようだ。待機時間はまだまだなくなりそうにないな?」
「あ・・・うあぁ・・・っ」
尿で濡れ、しょっぱいリュカのモノの先端から飽きたらず溢れ出す先走りを舐め、薄くなりつつある白濁の液が私の喉を通る。
まだまだ私はリュカをいじめたくて仕方がない衝動は、治まることを知らない。
作者より
お気に入り600突破ありがとうございます!長い、凄く長い。無我夢中で書きすぎてこの1ページにどれだけ時間をかける気なのか、私は。
申し訳ないですがお気に入り700記念に続編投下することにします。羞恥の限界突破で乱れ狂うモブことリュカくんをお楽しみに!
主人公チームを先走るモブチームはもはやモブから脱線した気がしてならない。
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