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番外編R18

番外編~まだまだ夢の夢~

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どういう状況だ、これ。

「ちょ、スイレンいるから!スイレンいるから!」

「包帯で見えてません。黒人を抱くためのレクチャーがほしいらしいんで。余裕を持って抱きたいと。兄上の様子、どうしているかを黒人で想像して学ぶだけですのでご心配なく。声はちゃんと音魔法で兄上本来の喘ぎ声は別声で聞こえるようにしてますから」

「いや、でも!」

二人なら余裕で誘うのに、人がいればいつものようにとは行かない。側近に何のレクチャーする気!?いや、わかるけど!

既に服の中に手を入れて引く気がないトア。焦るのは俺のみで肝心のスイレンは無言。スイレン、まだ黒人と恋人になってないよね?これ、必要?

普段と違い、トアにされるがままだからか、トアが楽しげなのがわかる。うん、いつも俺から誘われるままになるから自分から襲えるのが嬉しいのはわかるし、可愛いけどさ。

せめて場所変えよう?ここトイレだよ?まさかトイレで襲われるとか思わないしね?王族用のトイレ、三人入っても広さ的に余裕だし、綺麗だけど!

「兄上、しないの?」

「トア・・・っスイレン、いてもいいからっ!少しだけ、少しだけ、ひとりにさせてっ」

当たり前だけど尿がしたくてトイレに入ったのに、鍵を閉める前にスイレンとトアに入り込まれて、後ずさってる間に、所謂壁ドンで追い込まれた。トイレは目の前にあるし、漏らすなんてさすがに恥ずかしい。しかも弟の前で。

なのに、しないの?って漏らさないの?ってことだ。酷すぎる。

「ふふっ最初から余裕のない兄さん初めてだ」

嬉しそうに笑わないで!俺のモノを当たり前のように取り出さないで!

「フ・・・ッらめ・・・っ」

簡単に抵抗しようとする俺の手を、片手と壁で、塞いでしまうのだから、やはり弟の力は強い。器用に残りの余った手で下腹部分を押したり、俺のモノの先端をいじったり尿を刺激するのだから、いつの間にこんな意地悪になってしまったのか。

「すごいです。僕が兄上を・・・ふふっ」

いっそ漏らした方が余裕が出るだろうかとすら思える。トアが嬉しそうなのは可愛いけど、なんというか、自分が余裕ない時に弟に余裕を持たれるのはある意味プライドが許さない。

あまり、兄上を舐めてはいけないよ?トア

「トア・・・?俺も・・・アットアの、触りたいンフッ」

「兄上・・・美しいです」

「トア、トア・・・っアアッ」

「もっともっと兄上をっ!」

トアが自分のモノを取り出す瞬間、緩んだ手。それを俺は逃さない。逃げるようにトイレへ向かう。トアはきっと驚いただろう。でもね?見る余裕ない。

「あ、あぶな・・・っ」

慌てたから便座に少しかかってしまったけれど、トアに尿を振り撒いてしまう自体は逃れた。何よりトイレで尿を足せたのだからあえていつも通りトアを誘うことで興奮させたのが正解なのは間違いない。

もういつ出てもおかしくなかったから焦りはあったけど。

「あに、うえ・・・」

「ハァ・・・ん、さて、トア。気持ちよくしてあげる」

自分の手によって余裕をなくし俺を求めるトア以上に可愛いものを俺は知らない。この際大事なモノを膨らませつつあるスイレンは見ないことにしよう。言葉だけで何がレクチャーされるのかはわからないけど、さっきの状況に比べればそれくらい気にならない。もちろん、トアの感じる声も音魔法で変えてるよね?トア。

「あ、あにうえ・・・っ」

「ああ、もう、尿を我慢して感じる俺に、こんなに興奮したの?」

トアを誘うには邪魔だなとばかりに下に履くものを脱ぎ捨て、近づいていけば、自然と壁際に追い詰められるのはトア。トアの背が高いので壁ドンなんてできないが、俺にはする必要性はない。壁に追い込まれたトアの前でしゃがんで、トアのモノの先端を舌で転がしながらトアのモノの全体を、両手で上下に擦る。舌足らずになっているトアから抵抗の手はない。

俺を襲いたいなら、手を塞がなくても襲えるくらい頑張らないとね?なんて思いながら続ける行為。

耐えきれなくなったトアから発射された白濁としたものは、舌だけで先端を転がしていた。俺の顔と着たままの服に飛び散る。ほぼ顔にダイレクトにかかったわけで、つまりは顔射と言うやつだ。何も飲むばかりのものではない。きっと、トアは自分のモノで俺を汚す行為が嫌いではない。汚いとは少しも思わないけど。

トアは驚くようにして俺を見ているから、口の周りにかかった液を軽く舐めてやれば、ごくりとトアの喉が上下したのがわかる。

「トア」

「あにうえ、いれたい!」

ああ、やっぱり余裕のないトアの可愛いこと。舌足らずの甘えるようで必死な表情は、幼い頃のトアでも見ているようだ。

「どうぞ?」

トアに背を向け、お尻を突き出すようにし、挿入しやすいよう蕾を自ら広げる。解してはないが毎日のようにしているし、トアのモノはまた再び液を垂れ流し濡れている。多少痛みはあれど、簡単に入るだろう。早く、と誘うように振り向いて見せる。

「うっ」

我慢などするかとばかりに、容赦なく突き刺して声を出したのはトア。つい笑ってしまいそうになった。入れた瞬間に感じたそれは、トアがイってしまったことを意味したから。

「つづ、けて」

「あ・・・っはぁ・・・あにうえ、あにうえ」

「アッアッアッ」

イった液のおかげでさらに滑りやすくなる。グチュグチュと音をたてながら一定の速さで、腰を引いたり、押したりと、トアのモノが出たり入ったりし、その度、一度萎んだそれが、だんだん膨らみを増すのを感じとる。

顔を見なくても声で、自分を突くその凶器でトアがどれだけ余裕がないかなんて読み取るのは簡単だ。兄上を襲いたい夢はまだまだ叶いそうにないね?とトアが満足するまで続けた結果、さすがにぐったりしてしまったのは言うまでもない。

「尿を我慢して嫌がる黒人を想像した時点で危なかったです。黒人に誘われるのもいいですが、自分の名を呼んで私を求める黒人も捨てがたいですね」

声だけで何を想像したのかはわからないが、スイレンは満足した様子だ。後日、涙目の黒人に、スイレンから異様にトイレに誘われるのだと紳士らしからぬ行為に、トアも何かしら思うことがあったのか二人で注意しにいったのは言うまでもない。
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