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2章元婚約者と旦那様
同棲始めまして
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旦那様の思わぬ事実を知り、結婚式は色んな方に祝福されながら終わりを告げた。それから始まる同棲生活。
………やっぱり前から用意してないと結婚式すぐに新築らしき屋敷なんて用意できないよね?とは思うものの旦那様だからと思うと納得してしまう私は……旦那様色に染まりつつあるとか?
もう妻だものね!旦那様と呼んでも怒られないし?
気になるのは最初会った日に用意されていると言っていた部屋だけど、そこは最後の砦だからと見せてはもらえなかった。一体何があるのかいつかは見たいものね。
で、同棲はしているものの部屋は別々。寂しいけど鼻血を出して無理です!と言われたらなんか可哀想で。まあ、食事とかは一緒だし。
ちなみに結婚式の翌日から用意する間もなく始まった同棲なわけだけど一週間屋敷から出れてない。ほしいものもなんでも用意されるし、不自由はないのだけど……庭にすら出してもらえないとは。
「ミリーナ、今日は少し話があります」
そんな中普段なら仕事と顔を出せない時間帯に旦那様から訪ねてこられた昼間。特にすることもないので案内された部屋に入る。
こういうのは本来使用人の役目だけど旦那様自身が私の管理をしたいようでこの屋敷では呼ばない限り現れることはない。呼ぶと天井から壁から床から色んなところから現れて面白い使用人たちだ。
ついでにお風呂はひとり。令嬢じゃありえないようだけど転生前のことを考えると寧ろありがたかった。もちろん理由は旦那様以外には女性であろうと私の肌を見せたくないと。
照れちゃいますよね!だったら一緒に入ります?って誘ったら顔を真っ赤にして倒れてしまって……。
まあそんなだから初夜は何もしてない。実は急な結婚式とはいえ、それなりに覚悟していたのだけど。
「ミリーナ?」
「あ、ごめんなさい」
つい思考してしまい何も聞いてなかった。この癖直せる気がしない。旦那様は仕方ないなという表情で叱りはしないけど。
「また考え事ですか?」
「旦那様はいつ私とまぐわってくれるのかと」
「んんっ!いや、それは、その」
「ふふ、冗談です」
まあ旦那様の立場故、何かしら他にも理由はありそうよね。反応から私を抱きたくないわけではなさそうだし。
「そ、その話はともかく……今日は紹介したいものが」
「紹介?」
思わず驚きの声をあげてしまう。だって旦那様から人が紹介されるなんて……私が使用人を呼ぶのも実は嫉妬してしまうお方だと使用人からこっそり聞いたこともあるのだから。
もちろん、嫉妬深い一面を隠す旦那様も素敵ですけど。
………やっぱり前から用意してないと結婚式すぐに新築らしき屋敷なんて用意できないよね?とは思うものの旦那様だからと思うと納得してしまう私は……旦那様色に染まりつつあるとか?
もう妻だものね!旦那様と呼んでも怒られないし?
気になるのは最初会った日に用意されていると言っていた部屋だけど、そこは最後の砦だからと見せてはもらえなかった。一体何があるのかいつかは見たいものね。
で、同棲はしているものの部屋は別々。寂しいけど鼻血を出して無理です!と言われたらなんか可哀想で。まあ、食事とかは一緒だし。
ちなみに結婚式の翌日から用意する間もなく始まった同棲なわけだけど一週間屋敷から出れてない。ほしいものもなんでも用意されるし、不自由はないのだけど……庭にすら出してもらえないとは。
「ミリーナ、今日は少し話があります」
そんな中普段なら仕事と顔を出せない時間帯に旦那様から訪ねてこられた昼間。特にすることもないので案内された部屋に入る。
こういうのは本来使用人の役目だけど旦那様自身が私の管理をしたいようでこの屋敷では呼ばない限り現れることはない。呼ぶと天井から壁から床から色んなところから現れて面白い使用人たちだ。
ついでにお風呂はひとり。令嬢じゃありえないようだけど転生前のことを考えると寧ろありがたかった。もちろん理由は旦那様以外には女性であろうと私の肌を見せたくないと。
照れちゃいますよね!だったら一緒に入ります?って誘ったら顔を真っ赤にして倒れてしまって……。
まあそんなだから初夜は何もしてない。実は急な結婚式とはいえ、それなりに覚悟していたのだけど。
「ミリーナ?」
「あ、ごめんなさい」
つい思考してしまい何も聞いてなかった。この癖直せる気がしない。旦那様は仕方ないなという表情で叱りはしないけど。
「また考え事ですか?」
「旦那様はいつ私とまぐわってくれるのかと」
「んんっ!いや、それは、その」
「ふふ、冗談です」
まあ旦那様の立場故、何かしら他にも理由はありそうよね。反応から私を抱きたくないわけではなさそうだし。
「そ、その話はともかく……今日は紹介したいものが」
「紹介?」
思わず驚きの声をあげてしまう。だって旦那様から人が紹介されるなんて……私が使用人を呼ぶのも実は嫉妬してしまうお方だと使用人からこっそり聞いたこともあるのだから。
もちろん、嫉妬深い一面を隠す旦那様も素敵ですけど。
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