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十空間目
10 R-18
しおりを挟む「んっ、あっ、あぁっ、んんぅ」
「はぁ、っ」
「あぅ、ううっ、んっ、イく……っ、イっちゃうっ」
「……はっ、ずっとイってるだろうが」
どうやら軽くイきっぱなしだったことも神田さんには気付かれていたようだ。まあ確かに、イく度に身体ごと痙攣させて腰をビクビクさせていたら、中に入っている神田さんもそのことが分かるだろう。だけど今回は違う。もっとすごいなにかがくるのが全身に伝わってくる。
「あっ、あうっ、……ま、待って、んっ、待ってっ」
「っ、今更何を待つって言うんだ。待てるかよっ」
「違っ、ひゃあっ、あうっ!」
こちとら泣きながら必死に待ってと伝えているのに、なぜか余計に神田さんの動きは速まった。むかつく程に硬い胸板を叩いて退くように訴えても止まってくれなくて、もうどうしようもない。腰を前後に動かされる度に、いくつも竿に浮き出ている脈が腸壁をゴリゴリと擦ってくる。しかも馬鹿でかいから余計にだ。穴に隙間なく埋め尽くされているため逃げ場などない。
「やぁ、っ、あっ、あうっ、出る、出ちゃうっ!」
「我慢するなよ、好きなだけイけ。その方が俺も興奮する」
「神田、さんっ、ん、うっあ、あうっ、やぁっ!!」
「……く、っ」
神田さんはそう言うと俺のペニスの先端部分に軽く爪を立ててきた。
訳分からなくなるほど腸内をデカ物で掻き回され、ペニスを苛められ、もう全てが限界だった。俺は悲鳴のような絶叫を上げて全てを解き放ってしまった。
「あ……っ、あううぅっ」
「……っ、有希……お前……」
「あ、っ…ひっぁ」
…………そう。精液だけでなく、尿も一緒にだ。
「ご、ごめなさ……っ」
でも俺はちゃんと言ったんだぞ、出るって。待ってって。でもそれでも止めてくれなかった神田さんが悪いんだ。
そう思えば少しでも気が楽になるかと思ったけれど、そうはならず、やはり罪悪感だけが大きく募る。……気持ち良すぎたからって人様のベッドで漏らすなんて申し訳なさ過ぎるし恥ずかし過ぎる。漏らしてしまった現実を認めたくなくて目をギュッと瞑れば……、
「ひえっ、あっう!?」
……なぜか、この状態で神田さんが止めていた動きを再開し始めた。
俺の尿でベッドも互いの身体も汚れてしまったというのにも関わらずだ。
「やぁっ、あっ、あんっ、な、んで……っ」
「……本当にお前は、どこまでも可愛いな」
「なに、言って……?あっ、んんっ、んぁっ」
俺は羞恥と後悔のあまり呆然としていたのだが、神田さんは何故か先程以上にギラギラとした熱く鋭い目付きで俺を見下ろしながら乱暴に腰を打ち付けてくる。
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