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真のスキャンダル!
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今日は何だかいつもと雰囲気が違うね」
いつも通りの優しい声で、宮城さんが聞いてきた。
「あ……いや、これは……」
雰囲気どころか状況が違う。羽澄はずり落ちたサングラスにも気づかず、目を丸くしたまま拓真のことを見ていた。
これは、非常にマズイ……。かたや沙織の命運が掛かっていながら、もう片方では自分の運命が掛かっている。恋愛と友情の間で迷う話しはよく聞くけど、こんな状況で悩む人なんて滅多にいないだろう。
すかすかになったスポンジみたいに、今やるべきことが抜け落ちていく。代わりにはっきりとした危機感だけが、開いた穴を塞ぐように積み上がっていった。
よっぽど自分が挙動不審なのか、宮城さんはおかしそうに口元を抑えて笑っている。
あぁ……私の印象、いつも最悪だ。
「もしかして、彼氏さんと待ち合わせ中だったかな?」
「ち、違います! 断じて、違います!!」
これ以上あらぬ誤解を持たれぬように言い切ったつもりだったが、自分には彼氏が出来ませんと宣言しているみたいで、動揺しながらも心の隙間にちょっぴり沁みる。
宮城さんからのイレギュラーな質問まで受け取ってしまい、ただでさえ爆発しそうな心臓が、さらに早く鼓動を打つ。
それを助長するかのように、さっきからスマホの震えがテーブルを伝わり、身体を振動させる。心のバイブ機能もろとも止めてしまいところだが、焦りと不安から、何をどう対処すればいいのかもうわからない。
ばん! と突然大きな音が聞こえたので、羽澄は自分の心臓が爆発したのではないかと驚いた。「ひっ」と目を瞑って左胸に手を当てると、相変わらず爆発しそうな鼓動が伝わってくる。大丈夫だ。まだ私、生きている。
早くこの状況を打破しなければと目を開いた瞬間、今度はどこからともなく、犬の鳴き声が聞こえてきた。その直後、ものすごい足音と共に、全力疾走してテラスへと向かっていくピンクマダムか横切った。
いけない!
作戦のことを思い出した羽澄は急いで立ち上がり、慌てて隠し持っていたテグスを引いた。
しかし、教頭の姿を確認する前にテグスを引いてしまった為に、あろうことかトラップに引っ掛かったのは、テラス席から戻ってきた店員さんだった。
「危ない!」
反射的に飛び出した羽澄の目の前で、店員の身体が大きく傾いた。手に持っていたトレーは宙に投げ出され、グラスやピッチャーが空を舞う。
すると今度は視界の右側から、ピンクマダムの後を追って走ってくる、エロ教頭とスーツ姿の男が飛び出してきた。
全てがスローモーションに映り、羽澄の頭の中は真っ白になった。
ダメだ、ぶつかる! 恐怖からぎゅっと目を瞑ると、羽澄は何かに当たって大きく後ろに突き飛ばされた。
尻餅をつきそうになった瞬間、わずかに目を開けると、スーツ男がテーブルに足を引っ掛けて転ぶ姿が見えた。その直後、猛烈な痛みが羽澄のお尻から頭までを雷のように貫く。
「いで!」
思わず変な声が出てしまい、一瞬恥ずかしくなるも、あまりの痛さにすぐに羞恥心はかき消された。
痛みに耐えるようにゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに何かが舞っている。ぶちまけられたアタッシュケースの中身が、紙吹雪のように宙を舞っているのだ。
そこにはオシャレなマンションの写真や、「モデルルーム公開中!」と書かれたカラフルなチラシの姿があった。
スーツ男も、足をひっかけてしまった店員さんも、そして周りにいるお客さんたちも、ただ呆然とその光景を眺めていた。
羽澄も口を半開きにして紙吹雪を見ていたが、右手に違和感を感じて顔をしかめた。尻餅をついた時、咄嗟に右手を地面についてバランスを保ったはず。
しかし、手の平には高級な絨毯の感触は一切なく、代わりに海藻のようなものを掴んでいる変な感覚があった。
「……何……これ?」
見ると、湿った若布のような得体の知れない物体を掴んでいる。
あまりの気持ち悪さに、背中がゾッとした。思わず叫んでしまいそうになるのを何とか我慢して、すぐに右手を離して立ち上がろうとしたが、今度は目の前を見て絶叫する。
「ぎゃゃああああ!!」
先ほど我慢した分も合わせて、二倍の声量で叫んでしまい、羽澄は咄嗟に両手で口を抑えた。それでもあまりのショッキングな光景に、飛び跳ねる心臓を抑えることはできない。
羽澄の目の前には、スーツ男とその隣に教頭がいる……はずだった。しかし、今視界に映っている教頭は、羽澄の知っている教頭ではなかった。
「あ……あた、頭…….」
羽澄は震える指先をエロ教頭の方に向けた。間抜けなタヌキ顔はそのままに、教頭の頭がシャンデリアの煌々とした光を、美しく乱反射している。
突然の出来事に、羽澄はその理由をすぐに理解できなかった。が、さっきまで右手で掴んでいたものを見て、やっと事態がわかった。
あれはカツラだったのか!
「スキャンダルだ!」と、どこからともなく翔子の声が聞こえると、彼女は反対側の通路から得意の高速連写を始めた。
教頭は尻餅をついたまま呆然としていたが、羽澄のすぐ近くに落ちているものに気付き、慌てて駆け寄ってきた。
いきなりハゲつるになった教頭が迫ってきたので、羽澄は「ぎゃ!」と悲鳴を上げて後ろに逃げる。教頭は浜辺に打ち上げられた海藻のようになったカツラを手に取ると、急いでかぶり始めた。
真剣な表情で、カツラの位置を調節するエロ教頭。顔つきと頭の状態が、まったく合っていない。
いつものポジションにセットできると、ほっと胸をなで下ろした様子だったが、今度は羽澄の姿を見て再び目を見開いた。
「な! き、君は確か……」
「え?」
慌てふためくエロ教頭を見て、羽澄は変装用に身につけていた、帽子もサングラスも取れてしまっていることに気付く。
「しまった!」とかなり焦ったが、それは向こうも同じようで……いや、どちらかと言うと、エロ教頭の方がかなり動揺している様子だ。
「こ、これはそのだな……違うのだ」
あまりにも事件が多すぎて、一体教頭が何を否定しているのかわからない。少なくとも、エロ教頭が、実はハゲだったことはわかった。
そんなことを考えていると、エロ教頭がいきなり駆け寄ってきたので、羽澄は慌てて後ろに下がった。そして教頭は、再び毛がふさふさになった頭を地面に近づけたかと思うと、なんと土下座を始めた。
「頼む! このことは……このことは内緒にしてくれ……」
大の大人の生土下座に、羽澄は目を大きくして驚いた。
このことって密会のこと? それともカツラか? なんのことかはわからないけど、これは……沙織のことを助けるチャンスだ!
羽澄は落ち着きを取り繕うようにごほんと咳払いすると、両手を腰につけて「いいわよ。ただし……」と話し始めた。
「こっちも条件があるわ!」
決まった! 人差し指を土下座する教頭に向けて言い放つ自分は、まさに悪の組織を追い詰めた映画の主人公。
一度やってみたかったポーズができたことと、お尻の痛みも忘れる爽快感に、羽澄は満足そうに鼻から息を出す。その言葉を聞いて教頭は「え?」と、少し驚いた表情で羽澄を見上げた。
「内緒にして上げてもいいけど、その代わり…………」
「あれ? 小笠原先生?」
羽澄が沙織の一件を口にしようとした瞬間、急に隣から声が聞こえた。
「え?」と、今度は羽澄が驚いた表情で横を見ると、宮城さんが不思議そうな顔をしてエロ教頭のこと見ている。
「小笠原先生……ですよね?」
再び名前を呼ばれた教頭は、きょとんとした表情で宮城さんを見ていた。羽澄もわけがわからず、教頭と宮城さんの顔を交互に見る。
「ほら俺、一高の宮城です。野球部の……」
そこまで聞いてやっと何か思い出したのか、エロ教頭は「おお、君か!」と言って宮城さんの肩をぱんぱんと叩く。その光景を見て、羽澄の頭はますます混乱した。
「え……これは、どういう……」
困惑する自分の姿を見て、宮城さんが笑顔で答える。
「この人、俺が高校生だった頃の先生なんだよ」
「………………え?」
驚きで固まったままの羽澄の目の前で、再会を懐かしむ二人。エロ教頭が……宮城さんの高校の先生?
「もしかして、飯田さんも知り合いなの?」
何も知らない宮城さんが、屈託のない笑顔で言った。その言葉を聞いて羽澄は「いや……、まあ……」と、気まずそうに苦笑いする。こんな状況で、沙織の一件を話せるわけがない……。
さっきまで感じていた映画の主人公気分は、もうどこかに消えてしまっていた。
「は、ははー、知り合いというかなんというか……」
ぎこちなく頭を掻きながら、宮城さんから視線をそらすと、エロ教頭と目が合った。向こうも、非常に気まずそうな表情でこっちを見ている。
たぶんこればっかりは、思っていることが同じだろう。
こんなことって……あるの?
いつも通りの優しい声で、宮城さんが聞いてきた。
「あ……いや、これは……」
雰囲気どころか状況が違う。羽澄はずり落ちたサングラスにも気づかず、目を丸くしたまま拓真のことを見ていた。
これは、非常にマズイ……。かたや沙織の命運が掛かっていながら、もう片方では自分の運命が掛かっている。恋愛と友情の間で迷う話しはよく聞くけど、こんな状況で悩む人なんて滅多にいないだろう。
すかすかになったスポンジみたいに、今やるべきことが抜け落ちていく。代わりにはっきりとした危機感だけが、開いた穴を塞ぐように積み上がっていった。
よっぽど自分が挙動不審なのか、宮城さんはおかしそうに口元を抑えて笑っている。
あぁ……私の印象、いつも最悪だ。
「もしかして、彼氏さんと待ち合わせ中だったかな?」
「ち、違います! 断じて、違います!!」
これ以上あらぬ誤解を持たれぬように言い切ったつもりだったが、自分には彼氏が出来ませんと宣言しているみたいで、動揺しながらも心の隙間にちょっぴり沁みる。
宮城さんからのイレギュラーな質問まで受け取ってしまい、ただでさえ爆発しそうな心臓が、さらに早く鼓動を打つ。
それを助長するかのように、さっきからスマホの震えがテーブルを伝わり、身体を振動させる。心のバイブ機能もろとも止めてしまいところだが、焦りと不安から、何をどう対処すればいいのかもうわからない。
ばん! と突然大きな音が聞こえたので、羽澄は自分の心臓が爆発したのではないかと驚いた。「ひっ」と目を瞑って左胸に手を当てると、相変わらず爆発しそうな鼓動が伝わってくる。大丈夫だ。まだ私、生きている。
早くこの状況を打破しなければと目を開いた瞬間、今度はどこからともなく、犬の鳴き声が聞こえてきた。その直後、ものすごい足音と共に、全力疾走してテラスへと向かっていくピンクマダムか横切った。
いけない!
作戦のことを思い出した羽澄は急いで立ち上がり、慌てて隠し持っていたテグスを引いた。
しかし、教頭の姿を確認する前にテグスを引いてしまった為に、あろうことかトラップに引っ掛かったのは、テラス席から戻ってきた店員さんだった。
「危ない!」
反射的に飛び出した羽澄の目の前で、店員の身体が大きく傾いた。手に持っていたトレーは宙に投げ出され、グラスやピッチャーが空を舞う。
すると今度は視界の右側から、ピンクマダムの後を追って走ってくる、エロ教頭とスーツ姿の男が飛び出してきた。
全てがスローモーションに映り、羽澄の頭の中は真っ白になった。
ダメだ、ぶつかる! 恐怖からぎゅっと目を瞑ると、羽澄は何かに当たって大きく後ろに突き飛ばされた。
尻餅をつきそうになった瞬間、わずかに目を開けると、スーツ男がテーブルに足を引っ掛けて転ぶ姿が見えた。その直後、猛烈な痛みが羽澄のお尻から頭までを雷のように貫く。
「いで!」
思わず変な声が出てしまい、一瞬恥ずかしくなるも、あまりの痛さにすぐに羞恥心はかき消された。
痛みに耐えるようにゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに何かが舞っている。ぶちまけられたアタッシュケースの中身が、紙吹雪のように宙を舞っているのだ。
そこにはオシャレなマンションの写真や、「モデルルーム公開中!」と書かれたカラフルなチラシの姿があった。
スーツ男も、足をひっかけてしまった店員さんも、そして周りにいるお客さんたちも、ただ呆然とその光景を眺めていた。
羽澄も口を半開きにして紙吹雪を見ていたが、右手に違和感を感じて顔をしかめた。尻餅をついた時、咄嗟に右手を地面についてバランスを保ったはず。
しかし、手の平には高級な絨毯の感触は一切なく、代わりに海藻のようなものを掴んでいる変な感覚があった。
「……何……これ?」
見ると、湿った若布のような得体の知れない物体を掴んでいる。
あまりの気持ち悪さに、背中がゾッとした。思わず叫んでしまいそうになるのを何とか我慢して、すぐに右手を離して立ち上がろうとしたが、今度は目の前を見て絶叫する。
「ぎゃゃああああ!!」
先ほど我慢した分も合わせて、二倍の声量で叫んでしまい、羽澄は咄嗟に両手で口を抑えた。それでもあまりのショッキングな光景に、飛び跳ねる心臓を抑えることはできない。
羽澄の目の前には、スーツ男とその隣に教頭がいる……はずだった。しかし、今視界に映っている教頭は、羽澄の知っている教頭ではなかった。
「あ……あた、頭…….」
羽澄は震える指先をエロ教頭の方に向けた。間抜けなタヌキ顔はそのままに、教頭の頭がシャンデリアの煌々とした光を、美しく乱反射している。
突然の出来事に、羽澄はその理由をすぐに理解できなかった。が、さっきまで右手で掴んでいたものを見て、やっと事態がわかった。
あれはカツラだったのか!
「スキャンダルだ!」と、どこからともなく翔子の声が聞こえると、彼女は反対側の通路から得意の高速連写を始めた。
教頭は尻餅をついたまま呆然としていたが、羽澄のすぐ近くに落ちているものに気付き、慌てて駆け寄ってきた。
いきなりハゲつるになった教頭が迫ってきたので、羽澄は「ぎゃ!」と悲鳴を上げて後ろに逃げる。教頭は浜辺に打ち上げられた海藻のようになったカツラを手に取ると、急いでかぶり始めた。
真剣な表情で、カツラの位置を調節するエロ教頭。顔つきと頭の状態が、まったく合っていない。
いつものポジションにセットできると、ほっと胸をなで下ろした様子だったが、今度は羽澄の姿を見て再び目を見開いた。
「な! き、君は確か……」
「え?」
慌てふためくエロ教頭を見て、羽澄は変装用に身につけていた、帽子もサングラスも取れてしまっていることに気付く。
「しまった!」とかなり焦ったが、それは向こうも同じようで……いや、どちらかと言うと、エロ教頭の方がかなり動揺している様子だ。
「こ、これはそのだな……違うのだ」
あまりにも事件が多すぎて、一体教頭が何を否定しているのかわからない。少なくとも、エロ教頭が、実はハゲだったことはわかった。
そんなことを考えていると、エロ教頭がいきなり駆け寄ってきたので、羽澄は慌てて後ろに下がった。そして教頭は、再び毛がふさふさになった頭を地面に近づけたかと思うと、なんと土下座を始めた。
「頼む! このことは……このことは内緒にしてくれ……」
大の大人の生土下座に、羽澄は目を大きくして驚いた。
このことって密会のこと? それともカツラか? なんのことかはわからないけど、これは……沙織のことを助けるチャンスだ!
羽澄は落ち着きを取り繕うようにごほんと咳払いすると、両手を腰につけて「いいわよ。ただし……」と話し始めた。
「こっちも条件があるわ!」
決まった! 人差し指を土下座する教頭に向けて言い放つ自分は、まさに悪の組織を追い詰めた映画の主人公。
一度やってみたかったポーズができたことと、お尻の痛みも忘れる爽快感に、羽澄は満足そうに鼻から息を出す。その言葉を聞いて教頭は「え?」と、少し驚いた表情で羽澄を見上げた。
「内緒にして上げてもいいけど、その代わり…………」
「あれ? 小笠原先生?」
羽澄が沙織の一件を口にしようとした瞬間、急に隣から声が聞こえた。
「え?」と、今度は羽澄が驚いた表情で横を見ると、宮城さんが不思議そうな顔をしてエロ教頭のこと見ている。
「小笠原先生……ですよね?」
再び名前を呼ばれた教頭は、きょとんとした表情で宮城さんを見ていた。羽澄もわけがわからず、教頭と宮城さんの顔を交互に見る。
「ほら俺、一高の宮城です。野球部の……」
そこまで聞いてやっと何か思い出したのか、エロ教頭は「おお、君か!」と言って宮城さんの肩をぱんぱんと叩く。その光景を見て、羽澄の頭はますます混乱した。
「え……これは、どういう……」
困惑する自分の姿を見て、宮城さんが笑顔で答える。
「この人、俺が高校生だった頃の先生なんだよ」
「………………え?」
驚きで固まったままの羽澄の目の前で、再会を懐かしむ二人。エロ教頭が……宮城さんの高校の先生?
「もしかして、飯田さんも知り合いなの?」
何も知らない宮城さんが、屈託のない笑顔で言った。その言葉を聞いて羽澄は「いや……、まあ……」と、気まずそうに苦笑いする。こんな状況で、沙織の一件を話せるわけがない……。
さっきまで感じていた映画の主人公気分は、もうどこかに消えてしまっていた。
「は、ははー、知り合いというかなんというか……」
ぎこちなく頭を掻きながら、宮城さんから視線をそらすと、エロ教頭と目が合った。向こうも、非常に気まずそうな表情でこっちを見ている。
たぶんこればっかりは、思っていることが同じだろう。
こんなことって……あるの?
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