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後日譚
後日譚200.事なかれ主義者は紹介するか悩んだ
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アイテムバッグの中の整理整頓をしていると、以前作った魔道具が大量に出てきた。魔道具の肥やしとなっていたこれらの者は、ラオさんのジャッジによって売りに出されなかったものだ。
「魔剣はあるのにトークソードだけがないんだけど……ラオさん知ってる?」
「誰かに譲ったとか何とか言ってた気がするぞ」
「ふーん…………まあ、いっか」
自分の体を操ってもらって接近戦にも対応しようと思って制作した魔剣『トークソード』だったけど、『他人の体を操る』という所に引っかかって魔道具の肥やしになっていたはずなんだけど、世に出してよかったのだろうか? と疑問に感じたけれど、ラオさんが止めなかったって事は大丈夫なんだろう。
なんて事を思いつつアイテムバッグの中に突っ込んで他の魔道具を取り出していると、ラオさんが大きくため息を吐いた後に部屋の隅っこで真っ白なもこもこまみれになっている人物を見た。
そこにはラオさんと比べると小柄な人影が二つあった。
一人は人族の女性でドーラさんだった。短く切り揃えられた髪は金色に輝き、普段は眠たそうな青い目は今は楽しそうに輝いているようにも思える。
もう一人は翼人族の女性でパメラだ。翼と同様に真っ黒な髪と瞳を持つ彼女だが、勇者に祖先がいるわけではないそうだ。
「おい、お前ら。遊ぶんだったら別の場所で遊べ」
「嫌デス! ここじゃないと遊べないデスよ!」
「もこもこ」
「ドーラ、パメラも作ってみたいデス! 使わせて欲しいデスよ!」
「ふわふわ。…………拒否。私がすべき事は終えた。今は休憩中」
僕の部屋の隅っこで何をしているかと思えば、以前空を飛びたいと思った時に作った魔道具の一つでドーラさんとパメラが遊んでいる様だった。どうやら僕の部屋の外では大掃除が続いているのでそれから逃げてきたようだ。
それにしても…………あの魔道具の名前なににしたんだったかな?
空を飛びたくて作った魔道具は売り物にしないで欲しい、と言ったからアイテムバッグの中に保管されていたようだ。
四角い箱のような見た目のその魔道具に魔力を流すと、もこもこの雲のような白い物体が生み出される。
生成された綿のような物体は、重力を無視するかのようにその場に浮いていて、雲のように風が吹けば飛んで行ってしまう。
「なんだっけ。綿雲生成器とかそんな感じだったかな」
安直に名前を付けるからそんな感じだったような気もするけれど忘れてしまった。
「ドーラさん、それ使えそうだから遊び終わったらこの部屋の隅っこにでも置いといて」
「興味深い」
「おーい、聞いてるー?」
「…………ん、置いとく」
全くこっちを見ずに返事をしたドーラさんは、パメラに箱を取られないようにその小柄な体でキープしながらせっせと白い物体を量産していた。
…………あれ、クッションとかにも使えそうだな。
「ラオさん、ちょっと休憩にしよ」
「…………まあ、シズトの好きにすればいいんじゃねぇか?」
ジト目で僕を見つつもそう言ってくれたラオさんにお礼を言って僕はパメラとドーラさんと一緒jにせっせと雲のような綿なのか、綿のような雲なのか分からない物体でクッションやら人形やらを作って遊ぶのだった。
綿のような雲のようなよく分からない白い物体でクッションやら何やら作っていたら来客の報せが届いた。その流れでモニカに見つかったパメラは窓から飛び出して逃げて行った。
「はぁ」
「えっと……呼び戻した方が良い?」
「いえ、問題ありません。あの子の部屋の中を勝手に整理整頓するだけですから」
「そっか……ところで、誰が来たの?」
「ギュスタン様です。一年の最後のご挨拶と共に、シズト様に一番最初にご報告したい事があるとの事でした。清掃中だった事もあり、屋敷には入らずに畑を見て待っている、との事でした」
「そっか、ありがと。ドーラさん、僕もう出るんだけどドーラさんはどうするの?」
「ふわもこ…………まだいる」
「そっか。遊んだものは片付けといてね」
「ん、わかった」
片付けるというか、空に流せば勝手にどこかへ行って消える代物だからそんなに手間もかからないだろう。たぶん。
部屋を後にするとラオさんもついて来た。護衛というよりはなにかやらかさないか見張るため、という意味合いが強い気がする。
一回の正面玄関から出ると、畑の方に大きな男の人が見えた。二メートルを軽く超える大きさで、尚且つ横にも大きいから分かりやすい。
ギュスタンさんは周りにいたドライアドたちの動きで僕が出てきた事を察したのだろう。振り返って僕の方を見ると手を振ってきたので振り替えした。
先程からずっと当然のように肩の上にいたレモンちゃん以外にも、わらわらとドライアドたちが集まってきた。「白くないね」「どうしようね」なんて事を話している内にそそくさと移動するとわらわらとついて来る。
「ギュスタンさん、こんにちは。今日はどうしたの?」
「ちょっと相談したい事があったんだけどその前に……今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い致します」
「こちらこそよろしくお願い致します」
こういう挨拶は立場が下の人からするらしい。僕は鷹揚に返事をして話の続きを促した。
「奥さんたちが妊娠してね。ちょっとエリクサーを売ってほしいんだ。あと、出来れば腕のいい聖女様を紹介してほしくて……産婆さんはなんとかなるんだけど、聖女様の伝手はなくてね……」
困った様に笑いながら頭を掻くギュスタンさん。
とりあえず「おめでとう!」と言いながらエリクサーを人数分渡そうとしたらラオさんに止められた。だよね、知ってた。
身内のようなものだから良いかなと思ったけれど正規のルートで売るように手配しよう。
優先的に手に入るだけでもとても助かるとの事でそれだけで十分だったらしい。
「あとは聖女か……うーん、どうしようかなぁ」
ちょうどお嫁さんたちの出産が一段落しちゃってみんな帰っちゃったんだよなぁ。
一人、気軽に声をかける事ができる人物はいるけど、力量的には経験が足りないからもっと上手な人がいるらしいし……レヴィさんに相談してみよう。
「魔剣はあるのにトークソードだけがないんだけど……ラオさん知ってる?」
「誰かに譲ったとか何とか言ってた気がするぞ」
「ふーん…………まあ、いっか」
自分の体を操ってもらって接近戦にも対応しようと思って制作した魔剣『トークソード』だったけど、『他人の体を操る』という所に引っかかって魔道具の肥やしになっていたはずなんだけど、世に出してよかったのだろうか? と疑問に感じたけれど、ラオさんが止めなかったって事は大丈夫なんだろう。
なんて事を思いつつアイテムバッグの中に突っ込んで他の魔道具を取り出していると、ラオさんが大きくため息を吐いた後に部屋の隅っこで真っ白なもこもこまみれになっている人物を見た。
そこにはラオさんと比べると小柄な人影が二つあった。
一人は人族の女性でドーラさんだった。短く切り揃えられた髪は金色に輝き、普段は眠たそうな青い目は今は楽しそうに輝いているようにも思える。
もう一人は翼人族の女性でパメラだ。翼と同様に真っ黒な髪と瞳を持つ彼女だが、勇者に祖先がいるわけではないそうだ。
「おい、お前ら。遊ぶんだったら別の場所で遊べ」
「嫌デス! ここじゃないと遊べないデスよ!」
「もこもこ」
「ドーラ、パメラも作ってみたいデス! 使わせて欲しいデスよ!」
「ふわふわ。…………拒否。私がすべき事は終えた。今は休憩中」
僕の部屋の隅っこで何をしているかと思えば、以前空を飛びたいと思った時に作った魔道具の一つでドーラさんとパメラが遊んでいる様だった。どうやら僕の部屋の外では大掃除が続いているのでそれから逃げてきたようだ。
それにしても…………あの魔道具の名前なににしたんだったかな?
空を飛びたくて作った魔道具は売り物にしないで欲しい、と言ったからアイテムバッグの中に保管されていたようだ。
四角い箱のような見た目のその魔道具に魔力を流すと、もこもこの雲のような白い物体が生み出される。
生成された綿のような物体は、重力を無視するかのようにその場に浮いていて、雲のように風が吹けば飛んで行ってしまう。
「なんだっけ。綿雲生成器とかそんな感じだったかな」
安直に名前を付けるからそんな感じだったような気もするけれど忘れてしまった。
「ドーラさん、それ使えそうだから遊び終わったらこの部屋の隅っこにでも置いといて」
「興味深い」
「おーい、聞いてるー?」
「…………ん、置いとく」
全くこっちを見ずに返事をしたドーラさんは、パメラに箱を取られないようにその小柄な体でキープしながらせっせと白い物体を量産していた。
…………あれ、クッションとかにも使えそうだな。
「ラオさん、ちょっと休憩にしよ」
「…………まあ、シズトの好きにすればいいんじゃねぇか?」
ジト目で僕を見つつもそう言ってくれたラオさんにお礼を言って僕はパメラとドーラさんと一緒jにせっせと雲のような綿なのか、綿のような雲なのか分からない物体でクッションやら人形やらを作って遊ぶのだった。
綿のような雲のようなよく分からない白い物体でクッションやら何やら作っていたら来客の報せが届いた。その流れでモニカに見つかったパメラは窓から飛び出して逃げて行った。
「はぁ」
「えっと……呼び戻した方が良い?」
「いえ、問題ありません。あの子の部屋の中を勝手に整理整頓するだけですから」
「そっか……ところで、誰が来たの?」
「ギュスタン様です。一年の最後のご挨拶と共に、シズト様に一番最初にご報告したい事があるとの事でした。清掃中だった事もあり、屋敷には入らずに畑を見て待っている、との事でした」
「そっか、ありがと。ドーラさん、僕もう出るんだけどドーラさんはどうするの?」
「ふわもこ…………まだいる」
「そっか。遊んだものは片付けといてね」
「ん、わかった」
片付けるというか、空に流せば勝手にどこかへ行って消える代物だからそんなに手間もかからないだろう。たぶん。
部屋を後にするとラオさんもついて来た。護衛というよりはなにかやらかさないか見張るため、という意味合いが強い気がする。
一回の正面玄関から出ると、畑の方に大きな男の人が見えた。二メートルを軽く超える大きさで、尚且つ横にも大きいから分かりやすい。
ギュスタンさんは周りにいたドライアドたちの動きで僕が出てきた事を察したのだろう。振り返って僕の方を見ると手を振ってきたので振り替えした。
先程からずっと当然のように肩の上にいたレモンちゃん以外にも、わらわらとドライアドたちが集まってきた。「白くないね」「どうしようね」なんて事を話している内にそそくさと移動するとわらわらとついて来る。
「ギュスタンさん、こんにちは。今日はどうしたの?」
「ちょっと相談したい事があったんだけどその前に……今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い致します」
「こちらこそよろしくお願い致します」
こういう挨拶は立場が下の人からするらしい。僕は鷹揚に返事をして話の続きを促した。
「奥さんたちが妊娠してね。ちょっとエリクサーを売ってほしいんだ。あと、出来れば腕のいい聖女様を紹介してほしくて……産婆さんはなんとかなるんだけど、聖女様の伝手はなくてね……」
困った様に笑いながら頭を掻くギュスタンさん。
とりあえず「おめでとう!」と言いながらエリクサーを人数分渡そうとしたらラオさんに止められた。だよね、知ってた。
身内のようなものだから良いかなと思ったけれど正規のルートで売るように手配しよう。
優先的に手に入るだけでもとても助かるとの事でそれだけで十分だったらしい。
「あとは聖女か……うーん、どうしようかなぁ」
ちょうどお嫁さんたちの出産が一段落しちゃってみんな帰っちゃったんだよなぁ。
一人、気軽に声をかける事ができる人物はいるけど、力量的には経験が足りないからもっと上手な人がいるらしいし……レヴィさんに相談してみよう。
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