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第24章 異大陸を観光しながら生きていこう
518.事なかれ主義者は手土産を手に入れた
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ドライアドの代表である向日葵ちゃんに同行者を全員頑張って覚えて貰ったら、皆には自由に過ごしてもらう事にした。
ノエルはこちらの拠点として設置しておいたテントに一目散に向かっていった。
パメラは「様子を見てくるデス!」と言ってどこかに飛んで行ってしまったけど、その後を追う者は誰もいない。
世界樹の番人の誰かが様子を見てくれているとは思うけど、パメラも冒険者だしきっと大丈夫だろう。
レヴィさんとモニカはいつも通り農作業のお手伝いをし始めた。
まずはポーションやらエリクサーやらの材料となる薬草の量産作業を手伝ってもらったけど、見てて心配になるほどレヴィさんはキリキリ働いている。その近くではセシリアさんが見守りながら作業しているので、万が一の事があっても大丈夫だとは思うんだけど、心配な物は心配だ。
モニカもレヴィさんほどではないけど、せっせと水を撒いている。ドライアドたちがその水にかかりに行っているのはきっと、魔道具から出る水に魔力が多く含まれているからだろう。
二人と同じく妊娠をしているラオさんとルウさん、シンシーラの三人は安定期ではないから細心の注意を払うためにゆっくり過ごす事にしたようだ。先程即興で作った椅子に座り、テーブルを囲んでボードゲームに興じていた。丁度四人いるといい感じに遊べるゲームだったようで、ドーラさんは人数合わせとして参加しているようだ。
ジューンさんとエミリーは昼食の準備があるからと支度を進めている。こっちの大陸ではテント暮らしなので、屋外で料理をしてもらっているんだけど、その様子を興味深げにエンシェントツリードラゴンが眺めていた。
『儂の肉はいつ頃かのう』
「いつだろーね~」
「お昼寝して待ってる~?」
『そうじゃのう。微睡んでいる間に時間になるやもしれん』
「じゃあ、おやすみ~」
エミリーとジューンさんが返事をする前にドラゴンさんは頭の上に乗っていたドライアドたちと結論を出すと目を閉じて眠り始めた。
肉を焼く用の魔道具でも作った方が楽かもしれん、なんて事を考えながらもせっせと薬草を量産した。
魔力切れギリギリまで薬草を量産した後、しばらくのんびりしてからお昼ご飯を食べた。
「ドラゴンフルーツがこんなに簡単に手に入るなんて……」
そう言ったのは僕を迎えに来たタカノリさんだ。
ドラゴンさんにお肉を焼いてあげた代わりに、背中に生っている果物を頂いてみんなで食べたけど、やっぱりこっちの大陸でもそんな簡単に手に入る代物ではないらしい。
「緑龍とも呼ばれているツリードラゴン系を討伐した際に取れる希少な果物なんだよ」
「へー……毎日貰えるけど、倒すのが大変なんだね」
お仕事中じゃないタカノリさんには敬語を使わないようにお願いをしたので話し方は気安い感じになっている。こっちの方がこちらも喋りやすいので楽だ。
「いや、討伐も大変だけど、見つける事も大変なんだよ。極稀に大樹海から出てくる事もあるけど、基本的には出て来ないから、ドラゴンフルーツを取りに行くためには大樹海を探すしかないんだ。それに、運良く見つける事ができてもすぐに倒さないと背中に生っている果物を自分で食べてしまうんだ。どうやら治癒能力を高める効果があるらしい」
「そうなの?」
『そうじゃのう。おやつ代わりに食べる事もあるが、傷を負った時も食べるのう』
むしゃむしゃと肉を咀嚼しながらドラゴンさんは念話で伝えてきた。
……何か食べていても喋れるのって便利だな。
「おやつ代わりって……」
「僕たちも食後のデザート代わりで食べてるから、タカノリさんも気にせず食べるといいよ」
お迎えに来てくれたのに僕たちだけで食べるのは申し訳ないのでタカノリさんにもドラゴンフルーツをカットした物を出したんだけど、未だに彼は手を付けていない。
「……息子と嫁にも食べさせたいから、このまま持ち帰ってもいいかな」
「別にいいけど……もし食べさせたいなら丸ごと持って帰ればいいんじゃない? えっと……そういえばドラゴンさんって何て呼べばいいの? ドラゴンさんでいいの?」
声をかけようと思ったけど、そもそも呼び方を決めていなかった事を思い出した。
ドラゴンさんは僕の言った事を理解できなかったのかきょとんとした様子で『む?』と念話で伝えてきた。
「ドライアドたちが呼んでいるようにドラちゃんの方が良い?」
『特にこだわりはないのぅ』
「そっか。じゃあ、ドラちゃんで。話を戻すんだけど、もう一個ドラゴンフルーツってもらえない?」
「いや、それは――」
タカノリさんが慌てて僕を止めようとしたけど、ドラちゃんはタカノリさんを気にした様子もなく首を傾げた。
『そうじゃのう……背中に勝手に生っている物じゃから、安売りしても構わんが……対価として渡しているだけじゃからのう』
「なるほど……じゃあ、何か欲しい物とかない? それと交換って事で」
タカノリさんが止めてくるけど、どうせあげるならたくさん食べて欲しい。
それに、今のうちに恩を売っておけば後から返してくれるかもしれないし。
「もうこれ以上恩を売られたら返せないレベルなんだって!」
「そう?」
『欲しい物と言われても特に思いつかんのう』
僕とタカノリさんのやり取りを無視してドラちゃんは考えてくれていたようだ。
今後の交渉にも使えるだろうし、とりあえず欲しそうなものをヒアリングしよう。
……フェンリルは肉と一緒にお酒を欲しがるな。
「お酒とかは?」
『飲んだ事がないから分からん。それよりも、甘い物の方が嬉しいのう』
「じゃあ、とりあえずそれで。今日、お会いする時の手土産ができて丁度良かったよ。という事で、タカノリさんは気にせずそれ食べてね」
「いや、手土産にしては高価すぎるから!」
「公爵家の御令嬢なんでしょう? そのくらいがいいんじゃないかなぁ……」
「タカノリが食べないならパメラが食べるデス!」
「いや、食べないとは言ってないからね!? 持ち帰りたいってだけで……」
「鮮度が落ちるデス!」
魚とかなら鮮度って聞いた事があるけど、果物にもあるのかな?
そんなどうでもいい事を考えつつ、とりあえずジュリウスにお願いしてケーキを調達してもらう事にした。
ドラちゃんは日頃からおやつ代わりに果物を食べている事もあって甘党だったようだ。
大きなホールケーキを食べると満足してドラゴンフルーツをいくつもくれた。
「せめて一個にして!」
そうタカノリさんに懇願されたので、余った分はランチェッタさんに送っておいた。
ノエルはこちらの拠点として設置しておいたテントに一目散に向かっていった。
パメラは「様子を見てくるデス!」と言ってどこかに飛んで行ってしまったけど、その後を追う者は誰もいない。
世界樹の番人の誰かが様子を見てくれているとは思うけど、パメラも冒険者だしきっと大丈夫だろう。
レヴィさんとモニカはいつも通り農作業のお手伝いをし始めた。
まずはポーションやらエリクサーやらの材料となる薬草の量産作業を手伝ってもらったけど、見てて心配になるほどレヴィさんはキリキリ働いている。その近くではセシリアさんが見守りながら作業しているので、万が一の事があっても大丈夫だとは思うんだけど、心配な物は心配だ。
モニカもレヴィさんほどではないけど、せっせと水を撒いている。ドライアドたちがその水にかかりに行っているのはきっと、魔道具から出る水に魔力が多く含まれているからだろう。
二人と同じく妊娠をしているラオさんとルウさん、シンシーラの三人は安定期ではないから細心の注意を払うためにゆっくり過ごす事にしたようだ。先程即興で作った椅子に座り、テーブルを囲んでボードゲームに興じていた。丁度四人いるといい感じに遊べるゲームだったようで、ドーラさんは人数合わせとして参加しているようだ。
ジューンさんとエミリーは昼食の準備があるからと支度を進めている。こっちの大陸ではテント暮らしなので、屋外で料理をしてもらっているんだけど、その様子を興味深げにエンシェントツリードラゴンが眺めていた。
『儂の肉はいつ頃かのう』
「いつだろーね~」
「お昼寝して待ってる~?」
『そうじゃのう。微睡んでいる間に時間になるやもしれん』
「じゃあ、おやすみ~」
エミリーとジューンさんが返事をする前にドラゴンさんは頭の上に乗っていたドライアドたちと結論を出すと目を閉じて眠り始めた。
肉を焼く用の魔道具でも作った方が楽かもしれん、なんて事を考えながらもせっせと薬草を量産した。
魔力切れギリギリまで薬草を量産した後、しばらくのんびりしてからお昼ご飯を食べた。
「ドラゴンフルーツがこんなに簡単に手に入るなんて……」
そう言ったのは僕を迎えに来たタカノリさんだ。
ドラゴンさんにお肉を焼いてあげた代わりに、背中に生っている果物を頂いてみんなで食べたけど、やっぱりこっちの大陸でもそんな簡単に手に入る代物ではないらしい。
「緑龍とも呼ばれているツリードラゴン系を討伐した際に取れる希少な果物なんだよ」
「へー……毎日貰えるけど、倒すのが大変なんだね」
お仕事中じゃないタカノリさんには敬語を使わないようにお願いをしたので話し方は気安い感じになっている。こっちの方がこちらも喋りやすいので楽だ。
「いや、討伐も大変だけど、見つける事も大変なんだよ。極稀に大樹海から出てくる事もあるけど、基本的には出て来ないから、ドラゴンフルーツを取りに行くためには大樹海を探すしかないんだ。それに、運良く見つける事ができてもすぐに倒さないと背中に生っている果物を自分で食べてしまうんだ。どうやら治癒能力を高める効果があるらしい」
「そうなの?」
『そうじゃのう。おやつ代わりに食べる事もあるが、傷を負った時も食べるのう』
むしゃむしゃと肉を咀嚼しながらドラゴンさんは念話で伝えてきた。
……何か食べていても喋れるのって便利だな。
「おやつ代わりって……」
「僕たちも食後のデザート代わりで食べてるから、タカノリさんも気にせず食べるといいよ」
お迎えに来てくれたのに僕たちだけで食べるのは申し訳ないのでタカノリさんにもドラゴンフルーツをカットした物を出したんだけど、未だに彼は手を付けていない。
「……息子と嫁にも食べさせたいから、このまま持ち帰ってもいいかな」
「別にいいけど……もし食べさせたいなら丸ごと持って帰ればいいんじゃない? えっと……そういえばドラゴンさんって何て呼べばいいの? ドラゴンさんでいいの?」
声をかけようと思ったけど、そもそも呼び方を決めていなかった事を思い出した。
ドラゴンさんは僕の言った事を理解できなかったのかきょとんとした様子で『む?』と念話で伝えてきた。
「ドライアドたちが呼んでいるようにドラちゃんの方が良い?」
『特にこだわりはないのぅ』
「そっか。じゃあ、ドラちゃんで。話を戻すんだけど、もう一個ドラゴンフルーツってもらえない?」
「いや、それは――」
タカノリさんが慌てて僕を止めようとしたけど、ドラちゃんはタカノリさんを気にした様子もなく首を傾げた。
『そうじゃのう……背中に勝手に生っている物じゃから、安売りしても構わんが……対価として渡しているだけじゃからのう』
「なるほど……じゃあ、何か欲しい物とかない? それと交換って事で」
タカノリさんが止めてくるけど、どうせあげるならたくさん食べて欲しい。
それに、今のうちに恩を売っておけば後から返してくれるかもしれないし。
「もうこれ以上恩を売られたら返せないレベルなんだって!」
「そう?」
『欲しい物と言われても特に思いつかんのう』
僕とタカノリさんのやり取りを無視してドラちゃんは考えてくれていたようだ。
今後の交渉にも使えるだろうし、とりあえず欲しそうなものをヒアリングしよう。
……フェンリルは肉と一緒にお酒を欲しがるな。
「お酒とかは?」
『飲んだ事がないから分からん。それよりも、甘い物の方が嬉しいのう』
「じゃあ、とりあえずそれで。今日、お会いする時の手土産ができて丁度良かったよ。という事で、タカノリさんは気にせずそれ食べてね」
「いや、手土産にしては高価すぎるから!」
「公爵家の御令嬢なんでしょう? そのくらいがいいんじゃないかなぁ……」
「タカノリが食べないならパメラが食べるデス!」
「いや、食べないとは言ってないからね!? 持ち帰りたいってだけで……」
「鮮度が落ちるデス!」
魚とかなら鮮度って聞いた事があるけど、果物にもあるのかな?
そんなどうでもいい事を考えつつ、とりあえずジュリウスにお願いしてケーキを調達してもらう事にした。
ドラちゃんは日頃からおやつ代わりに果物を食べている事もあって甘党だったようだ。
大きなホールケーキを食べると満足してドラゴンフルーツをいくつもくれた。
「せめて一個にして!」
そうタカノリさんに懇願されたので、余った分はランチェッタさんに送っておいた。
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