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第21章 魔道具を作りながら生きていこう
437.事なかれ主義者はいつもの事だから気づけなかった
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呪いの影響が出ていないか、隅々までチェックを受けたけど、特に変な文様が浮かびあがるとかはなかった。
魔道具『身代わりのお守り』がちゃんと肩代わりしてくれたようだ。
ただ、お守りはあくまで一時しのぎに過ぎない。
笛の音が聞こえ始めたらすぐに『帰還の指輪』で逃げたので呪われたのは数秒程度だった。それなのに、お守りの端の方がすでに少しだけ黒く染まっていた。
「『呪音』と呼ばれる加護でしょうね」
そう断定したのは、ドライアドウォッチングをするためにやってきていたラピスさんだ。レヴィさんの妹だけど、お母さん似のようで、鋭い目つきが特徴的な女の子だ。
姉のレヴィさんのために呪いの研究をしていた彼女を呼んで話を聞いているところだ。
『なぜ我の近くで話をするんだ』
「ジュリウスがここにいろって言ったからだよ」
背もたれにしていたフェンリルがのそっと起きてじろりと僕を睨んできたけど、レヴィさんに「お肉追加するのですわ」と言われて『酒もだ』と端的に言うと丸まった。
モフモフで温かい良い感じの背もたれに凭れつつ話を促すと、ラピスさんはフェンリルを気にしている様だったけど話し始めた。
「呪いの加護や魔法は五感を刺激して呪う物が多いようです。一部例外はあるようですが、邪神の神官と名乗る者はいずれもその様な加護を一つは持っていたと記録されています」
「レヴィさんもそういう人から呪われたの?」
「私を襲ったのは例外だったみたいですわ。おそらく相手の真の名と体の一部があれば呪う事ができる力を持った者だったのだろう、と考えられているのですわ。捕えようとしたら自死してしまったから現場の状況から推定した事ですけれど」
「なるほど」
向こうの状況の確認をしに行ったジュリウスは無事だろうか。
とりあえず、イヤーマフみたいな見た目の音を遮断する魔道具を即席で作って渡したけど、他の加護を持っている可能性があるなら他にも色々渡すべきだったかもしれない。
とりあえず五感への刺激を遮る系の魔道具をせっせと作ってアイテムバッグにでも突っ込んでおけば使ってくれるだろうか。
気付いてもらうためにやっぱり遠く離れた人と会話する事ができるような魔道具を作った方が良いかもしれない。
なんて事を思いながらレンズの入った眼鏡に魔法を付与する。
「新しい魔道具っすか! ボクに見せるっす!」
「ダメだよ。ジュリウスの助けになるかもしれないんだから」
「助けになるかどうか確認するためにもボクでテストした方が良いと思うっす!」
「ここでテストしたところで、呪いに対する対抗措置になるかどうか分からないでしょ。ホムラ、これしまっておいて」
「かしこまりました、マスター」
ホムラに渡してしまえば後はこっちのものだ。
ノエルは唸っていたけど、ホムラにジロリと視線を向けられ「ノルマは?」と尋ねられるとしぶしぶ魔石に魔法を付与する作業に戻った。
僕は皆に周囲を固められながら、魔道具をせっせと作り続けるのだった。
夜、心配で眠れないと思っていたけど、ホムラに押し付けられた安眠カバーのおかげでぐっすり眠ってしまった。こういう時ほんとに便利だよな。
僕が起きるタイミングで、僕と一緒のベッドで横になっていたラオさんとルウさんが体を起こした。いつものタンクトップに下着という露出が多い恰好だったのでそっと視線を逸らす。
「あれ、他の皆は?」
「レヴィちゃんは畑の様子が気になるから、って出て行ったわ。セシリアちゃんとドーラちゃんはレヴィちゃんを追っていったわね。ノエルちゃんは魔道具の解析をするために部屋に戻ったわ」
「二人ともいつも通りだね」
「いつも通り過ぎんだよ」
「まあ、外にはフェンリルやドライアドちゃんたちがいるし、森の中には世界樹の番人たちがいるから大丈夫って信頼してるのかもしれないわね」
レヴィさんはあり得るけど……ノエルはなさそうだなぁ。だってノエルだし。
「ジューンちゃんとエミリーちゃんは朝ご飯の支度に出ているわ。モニカちゃんもそのお手伝いに行っているわ」
「アタシらは朝飯食ったら見張り交代する予定だから、あんまりウロチョロするんじゃないぞ」
「流石に今の状況で勝手に動く事はしないよ」
話をしている間にラオさんとルウさんは着替えを済ませていた。
昨日の夜から警備をしてくれているシンシーラとパメラの代わりに、昼は二人が周辺の警備をする予定だ。別館で暮らしているアンディーさんやシルヴェラさんも朝早くから警備してくれているらしいけど、状況が状況だからと増員すると昨日決めていた。
「ジュリウスはもう戻ってきてるかな?」
「いや、まだ魔力を感じねぇから戻ってきてねぇな。クレストラ大陸と行き来するのに高ランクの魔石が必要だから遠慮して使ってねぇのかもしれねぇけど」
「もしそうなら手紙が来てるんじゃないかしら」
速達箱を慌てて確認したけど、中には何も入ってない。
ムサシの物以外も念のため確認したけど、何も入ってなかった。
アイテムバッグの中を見てみたら、それらしい手紙は入ってなかったけど、呪い対策にといろいろ作った魔道具の数点なくなっていたので使ってくれているようだ。
「何とかして向こうの様子を知れたらいいんだけど……」
「気持ちは分かるけどよ、とりあえず落ち着いて着替えたらどうだ? その恰好で外に出るんだったら別だけどよ」
「……今日はそういうの無しって事じゃなかったの!?」
最近朝起きた時は大体裸だから気づかなかった。
近くに隠れるスペースがなかったので慌てて布団の中に戻る。
「夜の間に呪われてないかって心配だったから脱がせてたんだよ。ホムラとユキが」
パンツを剥ぎ取られてなかったのはまだよかった。
ただ、着替え終わった後、どうしてあの状態だったか聞いたらパンツも剥ぎ取られていたけど、起きる前に二人が協力して履かせてくれたらしい。
「気持ちは嬉しいけど、次からは剥ぎ取らせない方向でお願いしたいな!?」
魔道具『身代わりのお守り』がちゃんと肩代わりしてくれたようだ。
ただ、お守りはあくまで一時しのぎに過ぎない。
笛の音が聞こえ始めたらすぐに『帰還の指輪』で逃げたので呪われたのは数秒程度だった。それなのに、お守りの端の方がすでに少しだけ黒く染まっていた。
「『呪音』と呼ばれる加護でしょうね」
そう断定したのは、ドライアドウォッチングをするためにやってきていたラピスさんだ。レヴィさんの妹だけど、お母さん似のようで、鋭い目つきが特徴的な女の子だ。
姉のレヴィさんのために呪いの研究をしていた彼女を呼んで話を聞いているところだ。
『なぜ我の近くで話をするんだ』
「ジュリウスがここにいろって言ったからだよ」
背もたれにしていたフェンリルがのそっと起きてじろりと僕を睨んできたけど、レヴィさんに「お肉追加するのですわ」と言われて『酒もだ』と端的に言うと丸まった。
モフモフで温かい良い感じの背もたれに凭れつつ話を促すと、ラピスさんはフェンリルを気にしている様だったけど話し始めた。
「呪いの加護や魔法は五感を刺激して呪う物が多いようです。一部例外はあるようですが、邪神の神官と名乗る者はいずれもその様な加護を一つは持っていたと記録されています」
「レヴィさんもそういう人から呪われたの?」
「私を襲ったのは例外だったみたいですわ。おそらく相手の真の名と体の一部があれば呪う事ができる力を持った者だったのだろう、と考えられているのですわ。捕えようとしたら自死してしまったから現場の状況から推定した事ですけれど」
「なるほど」
向こうの状況の確認をしに行ったジュリウスは無事だろうか。
とりあえず、イヤーマフみたいな見た目の音を遮断する魔道具を即席で作って渡したけど、他の加護を持っている可能性があるなら他にも色々渡すべきだったかもしれない。
とりあえず五感への刺激を遮る系の魔道具をせっせと作ってアイテムバッグにでも突っ込んでおけば使ってくれるだろうか。
気付いてもらうためにやっぱり遠く離れた人と会話する事ができるような魔道具を作った方が良いかもしれない。
なんて事を思いながらレンズの入った眼鏡に魔法を付与する。
「新しい魔道具っすか! ボクに見せるっす!」
「ダメだよ。ジュリウスの助けになるかもしれないんだから」
「助けになるかどうか確認するためにもボクでテストした方が良いと思うっす!」
「ここでテストしたところで、呪いに対する対抗措置になるかどうか分からないでしょ。ホムラ、これしまっておいて」
「かしこまりました、マスター」
ホムラに渡してしまえば後はこっちのものだ。
ノエルは唸っていたけど、ホムラにジロリと視線を向けられ「ノルマは?」と尋ねられるとしぶしぶ魔石に魔法を付与する作業に戻った。
僕は皆に周囲を固められながら、魔道具をせっせと作り続けるのだった。
夜、心配で眠れないと思っていたけど、ホムラに押し付けられた安眠カバーのおかげでぐっすり眠ってしまった。こういう時ほんとに便利だよな。
僕が起きるタイミングで、僕と一緒のベッドで横になっていたラオさんとルウさんが体を起こした。いつものタンクトップに下着という露出が多い恰好だったのでそっと視線を逸らす。
「あれ、他の皆は?」
「レヴィちゃんは畑の様子が気になるから、って出て行ったわ。セシリアちゃんとドーラちゃんはレヴィちゃんを追っていったわね。ノエルちゃんは魔道具の解析をするために部屋に戻ったわ」
「二人ともいつも通りだね」
「いつも通り過ぎんだよ」
「まあ、外にはフェンリルやドライアドちゃんたちがいるし、森の中には世界樹の番人たちがいるから大丈夫って信頼してるのかもしれないわね」
レヴィさんはあり得るけど……ノエルはなさそうだなぁ。だってノエルだし。
「ジューンちゃんとエミリーちゃんは朝ご飯の支度に出ているわ。モニカちゃんもそのお手伝いに行っているわ」
「アタシらは朝飯食ったら見張り交代する予定だから、あんまりウロチョロするんじゃないぞ」
「流石に今の状況で勝手に動く事はしないよ」
話をしている間にラオさんとルウさんは着替えを済ませていた。
昨日の夜から警備をしてくれているシンシーラとパメラの代わりに、昼は二人が周辺の警備をする予定だ。別館で暮らしているアンディーさんやシルヴェラさんも朝早くから警備してくれているらしいけど、状況が状況だからと増員すると昨日決めていた。
「ジュリウスはもう戻ってきてるかな?」
「いや、まだ魔力を感じねぇから戻ってきてねぇな。クレストラ大陸と行き来するのに高ランクの魔石が必要だから遠慮して使ってねぇのかもしれねぇけど」
「もしそうなら手紙が来てるんじゃないかしら」
速達箱を慌てて確認したけど、中には何も入ってない。
ムサシの物以外も念のため確認したけど、何も入ってなかった。
アイテムバッグの中を見てみたら、それらしい手紙は入ってなかったけど、呪い対策にといろいろ作った魔道具の数点なくなっていたので使ってくれているようだ。
「何とかして向こうの様子を知れたらいいんだけど……」
「気持ちは分かるけどよ、とりあえず落ち着いて着替えたらどうだ? その恰好で外に出るんだったら別だけどよ」
「……今日はそういうの無しって事じゃなかったの!?」
最近朝起きた時は大体裸だから気づかなかった。
近くに隠れるスペースがなかったので慌てて布団の中に戻る。
「夜の間に呪われてないかって心配だったから脱がせてたんだよ。ホムラとユキが」
パンツを剥ぎ取られてなかったのはまだよかった。
ただ、着替え終わった後、どうしてあの状態だったか聞いたらパンツも剥ぎ取られていたけど、起きる前に二人が協力して履かせてくれたらしい。
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