571 / 1,094
第19章 自衛しながら生きていこう
幕間の物語188.聖女たちはもっと稼ぎたい
しおりを挟む
シグニール大陸に転移した勇者である茶木姫花は悩んでいた。
不毛の大地に生えた世界樹を中心に拡がり続ける町ファマリアを生活の拠点としようと考えていた彼女だったが、高位冒険者向けの仕事がギルドになかったのだ。
町の外にでればアンデッド系の魔物がわらわらと湧いて出てくるが、出てくるのはゾンビやレイス等の低ランクの魔物ばかりだった。
魔石の値段が上がっているため宿代を稼ぐ事は出来ていたが、引退後の貯蓄や、自分の好きな物を買い漁るための娯楽費を稼ぐ事はできていなかった。
耐えがたい悪臭を放つ魔石の回収作業をするのも気持ちが萎える原因だった。
フェンリルが町の近くに湧いたアンデッド系の魔物を一掃した後に、我先にと取りに行く首輪付きの子どもたちやその後をゆっくりと見守りながらついて行く中年冒険者たちはどうして気にならないのだろう、と不思議だった。
「アンデッド系の魔物相手だと二人でも無双できますが、魔石を拾ったり取り出したりする作業で時間がかかりますし、思うように稼げないのが現実のようですね。ホムラさんがひたすら魔石を買い集めているようなので、しばらくの間は値崩れの心配はありませんけど、不毛の大地と言えども魔物が無限に湧くわけではないので、一日だけの探索でこれ以上稼ぐのは厳しそうです」
定宿としている『子猫の宿』で夕食のポトフを食べている姫花にそういったのは、黒川明。同じ勇者として異世界転移してきた中性的な少年だった。
彼は知識の神から【全魔法】という加護を授かっており、姫花が得意とする光魔法や町をすっぽりと覆っている神聖魔法も扱う事ができたので、姫花と同じく周囲のアンデッドを倒して生活をしようと考えていたようだった。
ただ、高ランク冒険者として活動していた頃は一回のクエストで大金貨以上を当たり前のように貰っていた。
それと比べると少ない収入に思う所があるようだ。
端正な顔立ちが若干曇っている。
その様子を、食事が終わって爪楊枝で歯に挟まった物を取っていた金田陽太は見ていた。
髪は金色に染めているが、目の色を変える事は出来ておらず、焦げ茶色の瞳だ。
冒険を通して引き締まった体を見せびらかすようなラフな格好をしていた。
姫花や明と違って今日ものんびりと過ごししていた彼は歯に挟まった物が取れたのか、爪楊枝を空になった皿の上に捨てた。
「だからドランに行こうって言ってんじゃねぇか。向こうには高ランク冒険者向けのダンジョンがすぐ近くにあるんだぜ? 大金貨どころか、白金貨すら稼げるだろ」
「その反面、探索のために事前に準備する物が多すぎるんですよ。死と隣り合わせの冒険ですし、日帰りの冒険になるわけがないので、事前準備を怠るわけにはいきません。武器や防具はより良いものにする必要はありますし、手入れも入念にしなければなりません。回復系のポーションなども姫花や僕がいるとはいえ、魔力は無尽蔵ではありませんから大量に必要ですし、支出が多くなりすぎるんですよ」
「でもここで手に入る稼ぎよりは残る利益は三等分してもデカいだろ?」
「まぁ、そうなんですけどね……」
「何日もダンジョンの中で過ごすの、もう嫌なんですけど~。ご飯はアイテムバッグのおかげで多少マシになったけど、お風呂は入れないし、ふかふかのベッドで眠れないじゃん。聖女として行動すれば安全な所でたくさんお金貰えるしわざわざそんな所に行く必要ないし~。明も治癒系の魔法使えるんだからそういう仕事受ければいいじゃん」
ドラゴニアに向かうまでの道中でも、姫花はオフの日に小遣い稼ぎとして【聖女】の加護を使って金を稼いでいた。
明がしなかったのは、旅の途中で出会う魔物や盗賊たちを相手にするだけである程度のお金が懐に入っていたからだ。オフの日を潰してまで仕事をする必要性が明にはなかった。
ただ、目的地について周辺には強い魔物もおらず、ダンジョンも近くにはないとなると、そっちに手を出すのもありかもしれない、と考え始めたところだった。
ただ、そうなると今まで旅を共にしてきた仲間である陽太をどうするか問題が浮上するのだ。
神様から【剣聖】の加護を授かった彼は、戦いの中でしかお金を稼ぐ手段がないだろう。
剣術の指南役もありかもしれないが、エンジェリア帝国での出来事のせいで、女が絡むと問題が起きてしまう。
また、誰かに何かを教えるようなタイプでは元々なかったのもある。
明はいろいろ考えた上で、聞いてみる事にした。
「仮に、僕も姫花のように癒しの力で生計を立てるとして、陽太はどうするつもりなんですか?」
「ソロでもパーティーでもいいから冒険続けてればいいんじゃない? それくらいしか使い道ないでしょ、陽太の加護って」
日頃の行動を見ているからか、陽太に対する姫花の態度は冷たかった。
陽太は眉間に皺を寄せて姫花を睨むが、姫花はそっぽを向くだけで何も言わない。
「……まあ、ファマリアにいる以上そのような事で生計を立てるのは難しいでしょうけどね。そういう力で稼ぐんだったら結局ドランとか王都に行った方が稼げますし。ただ、お互い別々の所で活動するとなると、間違いなく囲い込まれるでしょうね」
「だよな。ニホン連合でも姫花を特に狙ってた様子だったしな」
「なんて言ったって【聖女】の加護持ちで女性ですからね。狙われるのは当然です。無論、僕や陽太もですけど……話が進まないのでまず譲れない条件を確認しましょう。僕はファマリアを活動の拠点にするつもりです。静人と懇意になっておいた方が良いでしょうからね。姫花はどうですか?」
「姫花は何日も冒険なんて絶対嫌。毎日お風呂に入って暖かい布団で寝るって決めたの。場所はどこでもいいけど、陽太と一緒よりかは明との方が安全そうだし」
「どういう意味だコラ!」
「そういう意味よバカ!」
「ほらほら、周りの注目を集めちゃうんで、騒がないでくださいね。……それで? 陽太はどうなんですか?」
「チッ。……俺は金が稼げて、相手がいればどこでもいいな。この町じゃ店がないし下手に手も出せねぇし」
「なるほど。そうなると陽太だけがドランに行く事になりそうですね。ただ、そうすると色々心配ですし、やっぱり三人で引き続き稼ぐ事ができる方法をちょっと考えましょう」
「ドランに行くんだったら一緒に活動なんて無理じゃない?」
「いえ、出来ますよ。この町に戻ってきたら転移で陽太を送ればいいだけですから。ドランには一度行った事がありますし、国境を越える訳じゃないから文句も言われないでしょう。念のため確認は取りますけどね。後の問題は日帰りで割のいい仕事が見つかるか、ですが……ドラン公爵や国王陛下にも相談してみましょう」
まあそんな仕事は他の者に既に取られているでしょうけど、という言葉は口には出さず、食事を終えた明は席を立って泊っている部屋に戻っていった。
不毛の大地に生えた世界樹を中心に拡がり続ける町ファマリアを生活の拠点としようと考えていた彼女だったが、高位冒険者向けの仕事がギルドになかったのだ。
町の外にでればアンデッド系の魔物がわらわらと湧いて出てくるが、出てくるのはゾンビやレイス等の低ランクの魔物ばかりだった。
魔石の値段が上がっているため宿代を稼ぐ事は出来ていたが、引退後の貯蓄や、自分の好きな物を買い漁るための娯楽費を稼ぐ事はできていなかった。
耐えがたい悪臭を放つ魔石の回収作業をするのも気持ちが萎える原因だった。
フェンリルが町の近くに湧いたアンデッド系の魔物を一掃した後に、我先にと取りに行く首輪付きの子どもたちやその後をゆっくりと見守りながらついて行く中年冒険者たちはどうして気にならないのだろう、と不思議だった。
「アンデッド系の魔物相手だと二人でも無双できますが、魔石を拾ったり取り出したりする作業で時間がかかりますし、思うように稼げないのが現実のようですね。ホムラさんがひたすら魔石を買い集めているようなので、しばらくの間は値崩れの心配はありませんけど、不毛の大地と言えども魔物が無限に湧くわけではないので、一日だけの探索でこれ以上稼ぐのは厳しそうです」
定宿としている『子猫の宿』で夕食のポトフを食べている姫花にそういったのは、黒川明。同じ勇者として異世界転移してきた中性的な少年だった。
彼は知識の神から【全魔法】という加護を授かっており、姫花が得意とする光魔法や町をすっぽりと覆っている神聖魔法も扱う事ができたので、姫花と同じく周囲のアンデッドを倒して生活をしようと考えていたようだった。
ただ、高ランク冒険者として活動していた頃は一回のクエストで大金貨以上を当たり前のように貰っていた。
それと比べると少ない収入に思う所があるようだ。
端正な顔立ちが若干曇っている。
その様子を、食事が終わって爪楊枝で歯に挟まった物を取っていた金田陽太は見ていた。
髪は金色に染めているが、目の色を変える事は出来ておらず、焦げ茶色の瞳だ。
冒険を通して引き締まった体を見せびらかすようなラフな格好をしていた。
姫花や明と違って今日ものんびりと過ごししていた彼は歯に挟まった物が取れたのか、爪楊枝を空になった皿の上に捨てた。
「だからドランに行こうって言ってんじゃねぇか。向こうには高ランク冒険者向けのダンジョンがすぐ近くにあるんだぜ? 大金貨どころか、白金貨すら稼げるだろ」
「その反面、探索のために事前に準備する物が多すぎるんですよ。死と隣り合わせの冒険ですし、日帰りの冒険になるわけがないので、事前準備を怠るわけにはいきません。武器や防具はより良いものにする必要はありますし、手入れも入念にしなければなりません。回復系のポーションなども姫花や僕がいるとはいえ、魔力は無尽蔵ではありませんから大量に必要ですし、支出が多くなりすぎるんですよ」
「でもここで手に入る稼ぎよりは残る利益は三等分してもデカいだろ?」
「まぁ、そうなんですけどね……」
「何日もダンジョンの中で過ごすの、もう嫌なんですけど~。ご飯はアイテムバッグのおかげで多少マシになったけど、お風呂は入れないし、ふかふかのベッドで眠れないじゃん。聖女として行動すれば安全な所でたくさんお金貰えるしわざわざそんな所に行く必要ないし~。明も治癒系の魔法使えるんだからそういう仕事受ければいいじゃん」
ドラゴニアに向かうまでの道中でも、姫花はオフの日に小遣い稼ぎとして【聖女】の加護を使って金を稼いでいた。
明がしなかったのは、旅の途中で出会う魔物や盗賊たちを相手にするだけである程度のお金が懐に入っていたからだ。オフの日を潰してまで仕事をする必要性が明にはなかった。
ただ、目的地について周辺には強い魔物もおらず、ダンジョンも近くにはないとなると、そっちに手を出すのもありかもしれない、と考え始めたところだった。
ただ、そうなると今まで旅を共にしてきた仲間である陽太をどうするか問題が浮上するのだ。
神様から【剣聖】の加護を授かった彼は、戦いの中でしかお金を稼ぐ手段がないだろう。
剣術の指南役もありかもしれないが、エンジェリア帝国での出来事のせいで、女が絡むと問題が起きてしまう。
また、誰かに何かを教えるようなタイプでは元々なかったのもある。
明はいろいろ考えた上で、聞いてみる事にした。
「仮に、僕も姫花のように癒しの力で生計を立てるとして、陽太はどうするつもりなんですか?」
「ソロでもパーティーでもいいから冒険続けてればいいんじゃない? それくらいしか使い道ないでしょ、陽太の加護って」
日頃の行動を見ているからか、陽太に対する姫花の態度は冷たかった。
陽太は眉間に皺を寄せて姫花を睨むが、姫花はそっぽを向くだけで何も言わない。
「……まあ、ファマリアにいる以上そのような事で生計を立てるのは難しいでしょうけどね。そういう力で稼ぐんだったら結局ドランとか王都に行った方が稼げますし。ただ、お互い別々の所で活動するとなると、間違いなく囲い込まれるでしょうね」
「だよな。ニホン連合でも姫花を特に狙ってた様子だったしな」
「なんて言ったって【聖女】の加護持ちで女性ですからね。狙われるのは当然です。無論、僕や陽太もですけど……話が進まないのでまず譲れない条件を確認しましょう。僕はファマリアを活動の拠点にするつもりです。静人と懇意になっておいた方が良いでしょうからね。姫花はどうですか?」
「姫花は何日も冒険なんて絶対嫌。毎日お風呂に入って暖かい布団で寝るって決めたの。場所はどこでもいいけど、陽太と一緒よりかは明との方が安全そうだし」
「どういう意味だコラ!」
「そういう意味よバカ!」
「ほらほら、周りの注目を集めちゃうんで、騒がないでくださいね。……それで? 陽太はどうなんですか?」
「チッ。……俺は金が稼げて、相手がいればどこでもいいな。この町じゃ店がないし下手に手も出せねぇし」
「なるほど。そうなると陽太だけがドランに行く事になりそうですね。ただ、そうすると色々心配ですし、やっぱり三人で引き続き稼ぐ事ができる方法をちょっと考えましょう」
「ドランに行くんだったら一緒に活動なんて無理じゃない?」
「いえ、出来ますよ。この町に戻ってきたら転移で陽太を送ればいいだけですから。ドランには一度行った事がありますし、国境を越える訳じゃないから文句も言われないでしょう。念のため確認は取りますけどね。後の問題は日帰りで割のいい仕事が見つかるか、ですが……ドラン公爵や国王陛下にも相談してみましょう」
まあそんな仕事は他の者に既に取られているでしょうけど、という言葉は口には出さず、食事を終えた明は席を立って泊っている部屋に戻っていった。
58
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説

異世界に飛ばされたら守護霊として八百万の神々も何故か付いてきた。
いけお
ファンタジー
仕事からの帰宅途中に突如足元に出来た穴に落ちて目が覚めるとそこは異世界でした。
元の世界に戻れないと言うので諦めて細々と身の丈に合った生活をして過ごそうと思っていたのに心配性な方々が守護霊として付いてきた所為で静かな暮らしになりそうもありません。
登場してくる神の性格などでツッコミや苦情等出るかと思いますが、こんな神様達が居たっていいじゃないかと大目に見てください。
追記 小説家になろう ツギクル でも投稿しております。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

異世界転生~目指せ!内乱を防いで、みんな幸せ♪
紅子
ファンタジー
いつの間にかこの国の王子に転生していた俺。物語の世界にいるなんて、想定外だ。このままでは、この国は近い未来に内乱の末、乗っ取られてしまう。俺、まだ4歳。誰がこんな途方もない話を信じてくれるだろうか?既に物語と差異が発生しちゃってるし。俺自身もバグり始めてる。
4歳から始まる俺の奮闘記?物語に逆らって、みんな幸せを目指してみよう♪
毎日00:00に更新します。
完結済み
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる