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第18章 ニホン観光をしながら生きていこう
幕間の物語166.元訳アリ冒険者は見習ってほしい
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海洋国家ガレオールに点在する小さな島の一つに、ダンジョンがあった。
ガレオールの首都から離れすぎていて周辺海域の安全確保に手間がかかりすぎる事と、だいぶ昔にガレオールが調査した際、初心者向けのダンジョンだと判断された事もあり長らく放置されていた。
だが、所有者が変わってしばらくすると状況が一変した。
ダンジョンの入り口付近を囲むようにぐるりと防壁が作られ、その外側には真新しい建物がいくつも建っていた。
武器や防具を取り扱っている店や、ポーションなどの魔法薬を取り扱っている店もあれば、冒険に必要となってくる雑貨屋もあった。
その店の店員は全員首に奴隷の証である首輪を着けていた。
そこを訪れる客も、そのほとんどが奴隷だった。だが、中には奴隷ではない者もいる。
「必要な物って何だっけ」
「縄があると便利なんじゃない?」
「落とし穴に落ちなければ大丈夫な気がするけど……」
「落ちちゃった時のために準備しておくことが大事だと思う!」
自分の背丈の半分くらいしかない子どもたちを見下ろしながら、首輪を着けていない赤い髪の女性ラオは欠伸を噛み殺した。
彼女が身に着けている黒い防具は、動きやすさを重視するために最低限の部分しか守っておらず、店の中にいる誰よりも引き締まった肢体を惜しげもなく晒していた。
ラオと同じように奴隷たちと一緒に行動していた冒険者風の若い男たちの視線を集めているが、ラオは気にした様子もなく、話し合いをしている子どもたちを見下ろす。
「じゃあとりあえず一本買っておく?」
「それよりも解体用のナイフを買い揃えた方が良いんじゃない?」
「それこそ一本あれば十分でしょ」
「私一人で全部解体するのは時間がかかるでしょ」
「交代で使えばいいじゃん」
「いや、全員分買って、誰でもできるようにしておいた方が良いと思う」
「お金の無駄だよ」
「お金なら有り余ってるじゃん」
「使っていいお金は決まってるでしょ!」
言い合いをしている彼女たちも、店で働いている人たちも、少しずつ出来上がっていく町を行き交う奴隷たちもすべてシズトの奴隷だ。
彼女たちは衣食住が保障されている上に、シズトから『お小遣い』としてお金を定期的にもらっている。
それらを使えば、装備や道具だけは一通り簡単にそろえる事ができるだろう。
だが、それでは子どもたちのためにはならない、と奴隷たちを指導する教官たちは考え、この島で使っていいお金はダンジョンで稼いだお金だけと決めていた。
(まあ、それでも宿泊代やら飲食費を考えなくていいから、駆け出し冒険者よりも資金に余裕ができるんだけどな)
駆け出し冒険者と同じ環境にしよう、という事で宿屋も現在建設中だ。
以前シズトが泊まっていたような個室がある宿ではなく、一室に入るだけ入れるタイプのものだ。
寝具もしっかりした物ではないし、食事も出て来ない。
宿の近くには安さだけが取り柄の飲食店も建設される予定だ。
それもこれも全て『シズトの庇護がない環境を作るため』だった。
ある程度魔物への脅威を感じるようになってきた子から、この離れ小島で生活してもらい、実際に駆け出し冒険者として活動してもらう予定だ。
そのために、冒険者ギルドも建設中だった。
本来であれば採算が取れないだろうダンジョンの近くに冒険者ギルドを建てる事はしないが、以前ラオの妹であるルウがダンジョン内に転移陣を設置した事により採算が取れるかもしれない、と冒険者ギルドの上層部は考えたようだ。
壁の出入り口のすぐ近くに小さな冒険者ギルドが建てられる予定で、もうすぐ完成しそうだった。
そこで働くのは、引退してファマリアで魔石拾いをしていた中年たちだ。
手伝いとしてシズトの奴隷が派遣される予定だが、むさ苦しい職場になりそうだった。
「ラ、ラオさん」
「あんだよ」
「ラオさんは、縄の方が大事だと思う?」
「ナイフの方が大事だよね!」
「干し肉とか非常食の方が大事だよ!」
「怪我した時のためにポーションだよ!」
小さな子どもたちが口々に主張をし始めた。
ラオはそうだな、と腕を組んで考える。
「まあ、駆け出しならとりあえずポーションはねぇな。っていうか、もうあるだろ。解体用のナイフも、そこまで優先度は高くねぇ。人数分じゃなくて、後衛の人数分あればそれで十分だ。落とし穴があるって分かってるんだから縄はあっても困らねぇけど……罠は基本的に引っかからない事が重要だ。引っかかったら普通に死ぬものもあるからな。万が一のために準備しておくのは構わねぇけど、縄があるから大丈夫って思って引っかかる前提で探索はするなよ。それが癖になったら取り返しのつかねぇことになる事もあっからな。あと、金は全て使い切ろうとするな。万が一のために一定金額は残しておくのが普通だ」
ラオが回答をしている間、子どもたちは熱心に話を聞いていた。
以前教育していた冒険者たちもこのくらい素直で聞き分けが良かったら楽だったんだけどなぁ、と思うラオだった。
子どもたちがこれほど聞き分けが良いのは、ラオが引率役という事もあるが、なによりシズトの配偶者という所が大きいだろう。
だが、ラオは「生活に余裕があるから意見もしっかり聞こうとしているんだろうな」と捉えていた。
その後、しっかりと準備した子どもたちは壁を越えてダンジョンへと挑んだ。
ただ、落とし穴に意識が向きすぎてなかなか進む事ができず、予定通りに探索は進まなかった。
しょんぼりとする子どもたちに向けてラオは「初めはそんなもんだ」と励ましながら探索について行くのだった。
ガレオールの首都から離れすぎていて周辺海域の安全確保に手間がかかりすぎる事と、だいぶ昔にガレオールが調査した際、初心者向けのダンジョンだと判断された事もあり長らく放置されていた。
だが、所有者が変わってしばらくすると状況が一変した。
ダンジョンの入り口付近を囲むようにぐるりと防壁が作られ、その外側には真新しい建物がいくつも建っていた。
武器や防具を取り扱っている店や、ポーションなどの魔法薬を取り扱っている店もあれば、冒険に必要となってくる雑貨屋もあった。
その店の店員は全員首に奴隷の証である首輪を着けていた。
そこを訪れる客も、そのほとんどが奴隷だった。だが、中には奴隷ではない者もいる。
「必要な物って何だっけ」
「縄があると便利なんじゃない?」
「落とし穴に落ちなければ大丈夫な気がするけど……」
「落ちちゃった時のために準備しておくことが大事だと思う!」
自分の背丈の半分くらいしかない子どもたちを見下ろしながら、首輪を着けていない赤い髪の女性ラオは欠伸を噛み殺した。
彼女が身に着けている黒い防具は、動きやすさを重視するために最低限の部分しか守っておらず、店の中にいる誰よりも引き締まった肢体を惜しげもなく晒していた。
ラオと同じように奴隷たちと一緒に行動していた冒険者風の若い男たちの視線を集めているが、ラオは気にした様子もなく、話し合いをしている子どもたちを見下ろす。
「じゃあとりあえず一本買っておく?」
「それよりも解体用のナイフを買い揃えた方が良いんじゃない?」
「それこそ一本あれば十分でしょ」
「私一人で全部解体するのは時間がかかるでしょ」
「交代で使えばいいじゃん」
「いや、全員分買って、誰でもできるようにしておいた方が良いと思う」
「お金の無駄だよ」
「お金なら有り余ってるじゃん」
「使っていいお金は決まってるでしょ!」
言い合いをしている彼女たちも、店で働いている人たちも、少しずつ出来上がっていく町を行き交う奴隷たちもすべてシズトの奴隷だ。
彼女たちは衣食住が保障されている上に、シズトから『お小遣い』としてお金を定期的にもらっている。
それらを使えば、装備や道具だけは一通り簡単にそろえる事ができるだろう。
だが、それでは子どもたちのためにはならない、と奴隷たちを指導する教官たちは考え、この島で使っていいお金はダンジョンで稼いだお金だけと決めていた。
(まあ、それでも宿泊代やら飲食費を考えなくていいから、駆け出し冒険者よりも資金に余裕ができるんだけどな)
駆け出し冒険者と同じ環境にしよう、という事で宿屋も現在建設中だ。
以前シズトが泊まっていたような個室がある宿ではなく、一室に入るだけ入れるタイプのものだ。
寝具もしっかりした物ではないし、食事も出て来ない。
宿の近くには安さだけが取り柄の飲食店も建設される予定だ。
それもこれも全て『シズトの庇護がない環境を作るため』だった。
ある程度魔物への脅威を感じるようになってきた子から、この離れ小島で生活してもらい、実際に駆け出し冒険者として活動してもらう予定だ。
そのために、冒険者ギルドも建設中だった。
本来であれば採算が取れないだろうダンジョンの近くに冒険者ギルドを建てる事はしないが、以前ラオの妹であるルウがダンジョン内に転移陣を設置した事により採算が取れるかもしれない、と冒険者ギルドの上層部は考えたようだ。
壁の出入り口のすぐ近くに小さな冒険者ギルドが建てられる予定で、もうすぐ完成しそうだった。
そこで働くのは、引退してファマリアで魔石拾いをしていた中年たちだ。
手伝いとしてシズトの奴隷が派遣される予定だが、むさ苦しい職場になりそうだった。
「ラ、ラオさん」
「あんだよ」
「ラオさんは、縄の方が大事だと思う?」
「ナイフの方が大事だよね!」
「干し肉とか非常食の方が大事だよ!」
「怪我した時のためにポーションだよ!」
小さな子どもたちが口々に主張をし始めた。
ラオはそうだな、と腕を組んで考える。
「まあ、駆け出しならとりあえずポーションはねぇな。っていうか、もうあるだろ。解体用のナイフも、そこまで優先度は高くねぇ。人数分じゃなくて、後衛の人数分あればそれで十分だ。落とし穴があるって分かってるんだから縄はあっても困らねぇけど……罠は基本的に引っかからない事が重要だ。引っかかったら普通に死ぬものもあるからな。万が一のために準備しておくのは構わねぇけど、縄があるから大丈夫って思って引っかかる前提で探索はするなよ。それが癖になったら取り返しのつかねぇことになる事もあっからな。あと、金は全て使い切ろうとするな。万が一のために一定金額は残しておくのが普通だ」
ラオが回答をしている間、子どもたちは熱心に話を聞いていた。
以前教育していた冒険者たちもこのくらい素直で聞き分けが良かったら楽だったんだけどなぁ、と思うラオだった。
子どもたちがこれほど聞き分けが良いのは、ラオが引率役という事もあるが、なによりシズトの配偶者という所が大きいだろう。
だが、ラオは「生活に余裕があるから意見もしっかり聞こうとしているんだろうな」と捉えていた。
その後、しっかりと準備した子どもたちは壁を越えてダンジョンへと挑んだ。
ただ、落とし穴に意識が向きすぎてなかなか進む事ができず、予定通りに探索は進まなかった。
しょんぼりとする子どもたちに向けてラオは「初めはそんなもんだ」と励ましながら探索について行くのだった。
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