462 / 1,094
第16章 片手間にいろいろしながら生きていこう
幕間の物語151.賢者は褒美をもらった
しおりを挟む
都市国家トネリコは、周辺諸国から大勢の者たちがやってくる国だ。
その者たちの目的は世界樹の素材であったり、一目世界樹を見てみようと観光目的だったり、勇者のために作られた『旅館』と呼ばれている宿に泊まって疲れを癒したりと様々だ。
明はシズトに会うためにトネリコまでやってきたのだが、他の二人にとってシズトと会う事はついでだった。
シズトと会って話をした後、明は姫花に連れ回されて買い物に付き添う事になった。
一人で行動されて面倒事を起こされるよりはましだろうと判断した明だったが、普段よりも絡まれる事が少なかった。
疑問に思った明が周囲を魔力探知で索敵すると、複数の実力者が自分たちにつかず離れずついて来ている事に気付く。
ただ接触してくる事はなく、陽太が用意した宿に戻ると一定の距離を保ったまま動かなかった事からトネリコの治安維持を司っている『世界樹の番人』と呼ばれる者たちがシズトの知り合いという事で護衛しているのだろう、と結論付けた。
夕食後、陽太は外に出かけてそのまま朝まで帰ってくる事はなかった。近くの歓楽街を渡り歩き楽しんできたようだ。
色々な香水の匂いがついた陽太を顔を顰めて明と姫花が出迎えると「宿と一体型じゃないからいいだろ?」とあっけらかんと彼は言う。
以前、そういう宿に泊まった際にひと悶着あった事を覚えていた陽太としては、宿選びで譲歩したつもりだったのだろう。
「お金はどのくらい余っているんですか?」
「宵越しの金は持たない!!」
「姫花、こういう男とは絶対無理」
陽太は食事をせず、「眠いから寝る」と言って客室へと向かって行った。
離れていく陽太を見送った後、明は正面で食事を再開している姫花の方を向く。
「ああいう男ばかりではない、と言いたいですけれど異世界ですからね。価値観や文化的背景も違いますから君が望むような条件の人を探すのは難しいかもしれません。お金持ちの人はたいてい複数人娶りますからね。どれか条件を諦めたらいいんじゃないですか?」
「お金持ちじゃないと色々買えないでしょ!」
「自分で稼いでるからいいじゃないですか」
「自分で買うのと、人に買ってもらうのは違うの!」
そういう事を言っているからなかなかお相手が見つからないんだ、と明は思うものの生半可な力しか持たない者が姫花とくっついたとしても幸せにはなれないだろうとも思っていた。
武力、もしくは財力で愛している者と別れさせられ、囚われの身になる可能性も十分あり得ると知っているからだ。
ニホン連合では加護持ちを集めようとする権力者たちが多かった。
木造の日本家屋のような建物がたくさん並んでいるその風景は、どこか日本を感じる事ができて好きだったが、明は「安住の地ではないな」と判断して留まる事をしなかったのはそれが理由だった。
「いい人が見つかるといいですね」
「明も手伝ってよ」
「僕は僕でやる事があるので嫌です」
「安住の地を探すだけでしょ? そのついでにいい人見つけてよ」
「その後の責任が持てないのでお断りします」
食事が終わったら一度冒険者ギルドによって依頼を見てみよう、と考えていた明だったが、先程まで一定の距離に保っていた者たちが一カ所に集まり、自分たちの方へと向かっている事に気付く。
手早くご飯とみそ汁を胃袋に流し込んだところで、近づいて来ていた気配が宿の前で止まった。
「どうしたの、明。なんかあった?」
「……さあ、どうなんでしょう」
姫花の方を見ずに受け答えする明の様子に、ただ事ではないかもしれない、と姫花も楽しみに取っておいた出汁巻き卵を一口で食べた。
冒険者として活動している中で、二人とも早く食べる事は身に付きつつあるようだ。
(近づいてくるのは……四人ですか)
魔力を隠そうともしていないその集団から四人が離れて宿に入ってくる。
警戒している二人の前に姿を現したのは、知っている人物だった。
一人は金色の髪を縦巻きロールにしている女性レヴィアだ。青色の目でまっすぐに二人を見ていて、口元は綻んでいた。以前会った時とは違って、今日は動きやすそうなパンツスタイルだった。
その後ろにはメイドが控えている。作業しやすいようにと短く切り揃えられた薄い青色の髪と同色の切れ長な目で周囲を警戒している。
残りの二人は護衛だろう。背丈は大きくないが頑丈そうな金属製の全身鎧を身に纏った人物と、目つきがとても悪いエルフがいた。
その目つきの鋭いエルフは、宿の中を見回していたが、明と視線があうとずんずんと近づいてきた。
「昨日ぶりだな、勇者殿! 本日はシズト様の婚約者であるレヴィア様が、勇者殿に会いたいとの事で連れて参った! 今、時間はあるか?」
とても大きな声が宿の中に響く。
耳を塞いで嫌そうな顔をしている姫花を窘めてから明は返事をした。
レヴィアの素性を知っているからこそ、断る事は出来なかった。
(面倒事じゃなければいいのですが)
「大丈夫ですわ。あなたにとって良い報せを持ってきたのですわ」
「!? ……失礼しました」
「別に気にしなくていいのですわ。ドラゴニアでは気にせず、表面上は親しくしようと見せかけておいて、心の内では汚く罵ってくる方々もいたのですわ。それと比べたら可愛いものですし、失礼な事をしているのは私の方ですわ」
申し訳なさそうな表情でそういうレヴィアだったが、『加護無しの指輪』を指に嵌める事はするつもりがないようだ。
その魔道具の存在を知らない明は、レヴィアの加護が常時発動型の物だと判断していたため特に文句は言わなかった。
「本日はどの様なご用件でしょうか?」
「昨日のお礼をしに来たのですわ」
「お礼、ですか? 私は王女殿下には何もしておりませんが……」
「分からないなら分からないでいいのですわー。これ、あげるのですわ」
レヴィアが差し出したのは真っ白な上質な封筒だった。
明がそれを丁重に受け取ると、レヴィアは「やる事があるから失礼するのですわー」と言って去ってしまった。
「……なんだったの、それ?」
「さあ……この封蝋、おそらくドラゴニア王家の物だと思いますが……」
自室に戻って中を確認しよう、と席を立って泊っている部屋に戻る明。
明宛の手紙だった事もあり、姫花は直接それを見る事はなかったが、部屋から出てきた明が開口一番「ドラゴニアに行きます」と言ったので何となく察した。
姫花としては良い男が見つかればどこでもよかったので、特に異論はなかったので、明と一緒について行く事にした。
「……陽太はどうするの?」
「……置いていくと僕たちの評判まで下がりそうなので、連れて行きましょう」
問題を起こすならせめて目の届く場所でやらかしてほしい。
そんな事を思いながら、寝ている陽太を魔法で浮かして宿を出るのだった。
その者たちの目的は世界樹の素材であったり、一目世界樹を見てみようと観光目的だったり、勇者のために作られた『旅館』と呼ばれている宿に泊まって疲れを癒したりと様々だ。
明はシズトに会うためにトネリコまでやってきたのだが、他の二人にとってシズトと会う事はついでだった。
シズトと会って話をした後、明は姫花に連れ回されて買い物に付き添う事になった。
一人で行動されて面倒事を起こされるよりはましだろうと判断した明だったが、普段よりも絡まれる事が少なかった。
疑問に思った明が周囲を魔力探知で索敵すると、複数の実力者が自分たちにつかず離れずついて来ている事に気付く。
ただ接触してくる事はなく、陽太が用意した宿に戻ると一定の距離を保ったまま動かなかった事からトネリコの治安維持を司っている『世界樹の番人』と呼ばれる者たちがシズトの知り合いという事で護衛しているのだろう、と結論付けた。
夕食後、陽太は外に出かけてそのまま朝まで帰ってくる事はなかった。近くの歓楽街を渡り歩き楽しんできたようだ。
色々な香水の匂いがついた陽太を顔を顰めて明と姫花が出迎えると「宿と一体型じゃないからいいだろ?」とあっけらかんと彼は言う。
以前、そういう宿に泊まった際にひと悶着あった事を覚えていた陽太としては、宿選びで譲歩したつもりだったのだろう。
「お金はどのくらい余っているんですか?」
「宵越しの金は持たない!!」
「姫花、こういう男とは絶対無理」
陽太は食事をせず、「眠いから寝る」と言って客室へと向かって行った。
離れていく陽太を見送った後、明は正面で食事を再開している姫花の方を向く。
「ああいう男ばかりではない、と言いたいですけれど異世界ですからね。価値観や文化的背景も違いますから君が望むような条件の人を探すのは難しいかもしれません。お金持ちの人はたいてい複数人娶りますからね。どれか条件を諦めたらいいんじゃないですか?」
「お金持ちじゃないと色々買えないでしょ!」
「自分で稼いでるからいいじゃないですか」
「自分で買うのと、人に買ってもらうのは違うの!」
そういう事を言っているからなかなかお相手が見つからないんだ、と明は思うものの生半可な力しか持たない者が姫花とくっついたとしても幸せにはなれないだろうとも思っていた。
武力、もしくは財力で愛している者と別れさせられ、囚われの身になる可能性も十分あり得ると知っているからだ。
ニホン連合では加護持ちを集めようとする権力者たちが多かった。
木造の日本家屋のような建物がたくさん並んでいるその風景は、どこか日本を感じる事ができて好きだったが、明は「安住の地ではないな」と判断して留まる事をしなかったのはそれが理由だった。
「いい人が見つかるといいですね」
「明も手伝ってよ」
「僕は僕でやる事があるので嫌です」
「安住の地を探すだけでしょ? そのついでにいい人見つけてよ」
「その後の責任が持てないのでお断りします」
食事が終わったら一度冒険者ギルドによって依頼を見てみよう、と考えていた明だったが、先程まで一定の距離に保っていた者たちが一カ所に集まり、自分たちの方へと向かっている事に気付く。
手早くご飯とみそ汁を胃袋に流し込んだところで、近づいて来ていた気配が宿の前で止まった。
「どうしたの、明。なんかあった?」
「……さあ、どうなんでしょう」
姫花の方を見ずに受け答えする明の様子に、ただ事ではないかもしれない、と姫花も楽しみに取っておいた出汁巻き卵を一口で食べた。
冒険者として活動している中で、二人とも早く食べる事は身に付きつつあるようだ。
(近づいてくるのは……四人ですか)
魔力を隠そうともしていないその集団から四人が離れて宿に入ってくる。
警戒している二人の前に姿を現したのは、知っている人物だった。
一人は金色の髪を縦巻きロールにしている女性レヴィアだ。青色の目でまっすぐに二人を見ていて、口元は綻んでいた。以前会った時とは違って、今日は動きやすそうなパンツスタイルだった。
その後ろにはメイドが控えている。作業しやすいようにと短く切り揃えられた薄い青色の髪と同色の切れ長な目で周囲を警戒している。
残りの二人は護衛だろう。背丈は大きくないが頑丈そうな金属製の全身鎧を身に纏った人物と、目つきがとても悪いエルフがいた。
その目つきの鋭いエルフは、宿の中を見回していたが、明と視線があうとずんずんと近づいてきた。
「昨日ぶりだな、勇者殿! 本日はシズト様の婚約者であるレヴィア様が、勇者殿に会いたいとの事で連れて参った! 今、時間はあるか?」
とても大きな声が宿の中に響く。
耳を塞いで嫌そうな顔をしている姫花を窘めてから明は返事をした。
レヴィアの素性を知っているからこそ、断る事は出来なかった。
(面倒事じゃなければいいのですが)
「大丈夫ですわ。あなたにとって良い報せを持ってきたのですわ」
「!? ……失礼しました」
「別に気にしなくていいのですわ。ドラゴニアでは気にせず、表面上は親しくしようと見せかけておいて、心の内では汚く罵ってくる方々もいたのですわ。それと比べたら可愛いものですし、失礼な事をしているのは私の方ですわ」
申し訳なさそうな表情でそういうレヴィアだったが、『加護無しの指輪』を指に嵌める事はするつもりがないようだ。
その魔道具の存在を知らない明は、レヴィアの加護が常時発動型の物だと判断していたため特に文句は言わなかった。
「本日はどの様なご用件でしょうか?」
「昨日のお礼をしに来たのですわ」
「お礼、ですか? 私は王女殿下には何もしておりませんが……」
「分からないなら分からないでいいのですわー。これ、あげるのですわ」
レヴィアが差し出したのは真っ白な上質な封筒だった。
明がそれを丁重に受け取ると、レヴィアは「やる事があるから失礼するのですわー」と言って去ってしまった。
「……なんだったの、それ?」
「さあ……この封蝋、おそらくドラゴニア王家の物だと思いますが……」
自室に戻って中を確認しよう、と席を立って泊っている部屋に戻る明。
明宛の手紙だった事もあり、姫花は直接それを見る事はなかったが、部屋から出てきた明が開口一番「ドラゴニアに行きます」と言ったので何となく察した。
姫花としては良い男が見つかればどこでもよかったので、特に異論はなかったので、明と一緒について行く事にした。
「……陽太はどうするの?」
「……置いていくと僕たちの評判まで下がりそうなので、連れて行きましょう」
問題を起こすならせめて目の届く場所でやらかしてほしい。
そんな事を思いながら、寝ている陽太を魔法で浮かして宿を出るのだった。
80
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる