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第16章 片手間にいろいろしながら生きていこう
298.事なかれ主義者は明日に備えて休むつもり
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ランチェッタ女王陛下からファマリアの案内をお願いされた翌朝。
パチッと目が覚めると二本の細い足が僕の体の上に乗っていた。
顔を上げて視線を動かすと、パメラが布団も被らずに気持ちよさそうに寝息を立てている。足をポンポンと叩くとムニャムニャと口を動かして寝返りを打つ。
だいぶ昔にSNSで見かけた童貞を殺すセーターのように、背中は大きく開いていて横向きになって寝ている彼女の背中から黒い翼が生えているのがよく見える。
以前も触らせてくれたし、ちょっとくらい触っても怒らないかな、なんて考えこんでいるとパメラが目を覚ましたようだ。
ガバッと体を起こすと、大きく伸びをするパメラ。
それから僕を見ると「おはようデス! 朝ごはんを食べて、たくさん遊ぶデス!」と言いたい事を言うとベッドから下りて窓から外に出て行ってしまった。
パメラが出て行くと同時に扉がノックされた。
「おはようございます、マスター。朝のお世話をさせていただきます」
ガチャッと音を立てて扉が開いた。
僕は慌てて昨日のうちに用意しておいた服に着替えると、ホムラがパーテーションの向こう側から姿を現す。
着替えを済ませている僕を見ても、彼女は表情を変える事無く、ベッドに腰かけている僕の近くに歩いてきた。
「可愛らしい寝癖がついてます、マスター。蒸しタオルをお持ちします」
「ありがと」
ホムラが部屋を後にした間に靴下を履く。
使用人たちもお世話係に入ってから初めて一巡した。
以前まではジュリウスがお世話係に入れられていて安息の日を作っていたけど、それがなくなってしまった。
その代わりに事前に伝えておけば翌日は誰もお世話係がつかない日を作ってもらえるそうだ。とりあえずそれで妥協した。
「お待たせしました、マスター」
「全然待ってないよ」
ちょっと靴下を履いている間にホムラが戻ってくる。
蒸しタオルを事前に部屋の外に用意しておいたのかな、めちゃくちゃ早かった。
頭にタオルを巻かれ、しばらくの間のんびり座っているとホムラが爪切りと爪やすりを取り出した。
靴下を履いてしまったけどそんな事お構いなしに脱がされて手足の爪を整えられる。
ホムラの長くて黒い髪が床についてしまっているのを良いのかなぁ、なんて思いながら見ていると、足の爪を整え終えた彼女が僕の手を握ってきた。
自分でやると言っても無駄だと学習しているので大人しくされるがままになっていると、手も終わったようだ。
ホムラは立ち上がると頭に巻いた蒸しタオルを取り、今度は僕の髪の手入れを始めた。
一通りが終わると、ホムラと一緒に食堂へと向かう。
三階の一番奥の部屋から階段へ向かって歩き、一階まで下りてまた食堂に向かうまでしばらく歩く。
食堂には皆揃っていた。ラオさんとルウさんは未だに帰ってきていないようだ。
モニカに引いてもらった椅子に座り、エミリーに朝ご飯を給仕してもらう。
パンの焼けた良い匂いがしてくる。
皆の前にも食事が並べられているのを確認すると、「いただきます」と唱和して食事を始めた。
まずはトーストにレモンのマーマレードをたくさん塗りながら皆の話に耳を傾ける。
「今日はお父様たちと一緒にファマリアを回るのですわ。ランチェッタ女王陛下がいらっしゃる前に、一通り確認しておきたいそうですわ」
「見られて困るような物なんてないと思うんだけど、統治者としては隠したい物があるのかな」
「分からないのですわー」
「まあ、それを知るために見回るのかもね。なんか隠した方が良い物が見つかった時のために、ランチェッタ様に来てもらうの明日じゃなくてもう少し先にした方が良いかな?」
「んー……」
レヴィさんが首をひねって考えていると、控えていたモニカがスッと僕に近づいてきた。
「シズト様、実はすでにランチェッタ女王陛下からお手紙が届いております」
「早くない?」
「急な用件かもしれませんが、お食事の後にお読みしますか?」
「……そうだね」
手が塞がっているし、読んだところですぐに返事を書けないし。
まずは食事をしよう、とマーマレードをたくさん塗ったトーストを頬張る。
「手紙の内容次第ですけれど、無理して延期する事はないと思うのですわ。隠そうと思えばそれこそ色々方法はあるのですわ」
「それに、ここは王家からシズト様が賜った土地。王家に弓引く事さえしなければ、ある程度自由にしてもよいと自治を認められた場所ですので、そういう配慮は不要かと。国王陛下の思惑としては、王都で有用そうな物を見つけて、ランチェッタ女王陛下よりも先に依頼をしたい、という程度の事だと愚考します」
レヴィさんの後ろに控えていた彼女の侍女であるセシリアさんが話に入ってきた。
……自治を認められているって、初耳なんですけど?
セシリアさんは僕の視線に気づいたのか「特に気にされる必要はないかと」とだけ付け足した。心が読まれているようだ。
……まあ、普段生活するうえで何かしろ、と言われてないし王様から何か言われてから考えよう。
そう思って他の人の予定を確認しながら食事を続けた。
食後は紅茶を飲みながらランチェッタ様の手紙を読んだけど、やっぱり明日の事だった。
明日、ランチェッタ様がいらっしゃるのが確定した。
ガレオールの店に置いてある転移陣経由でいらっしゃる予定だ。
明日は忙しくなりそうだし、今日はのんびりと過ごそうかな。
そんな事を思いながら、紅茶をのんびりと味わった。
パチッと目が覚めると二本の細い足が僕の体の上に乗っていた。
顔を上げて視線を動かすと、パメラが布団も被らずに気持ちよさそうに寝息を立てている。足をポンポンと叩くとムニャムニャと口を動かして寝返りを打つ。
だいぶ昔にSNSで見かけた童貞を殺すセーターのように、背中は大きく開いていて横向きになって寝ている彼女の背中から黒い翼が生えているのがよく見える。
以前も触らせてくれたし、ちょっとくらい触っても怒らないかな、なんて考えこんでいるとパメラが目を覚ましたようだ。
ガバッと体を起こすと、大きく伸びをするパメラ。
それから僕を見ると「おはようデス! 朝ごはんを食べて、たくさん遊ぶデス!」と言いたい事を言うとベッドから下りて窓から外に出て行ってしまった。
パメラが出て行くと同時に扉がノックされた。
「おはようございます、マスター。朝のお世話をさせていただきます」
ガチャッと音を立てて扉が開いた。
僕は慌てて昨日のうちに用意しておいた服に着替えると、ホムラがパーテーションの向こう側から姿を現す。
着替えを済ませている僕を見ても、彼女は表情を変える事無く、ベッドに腰かけている僕の近くに歩いてきた。
「可愛らしい寝癖がついてます、マスター。蒸しタオルをお持ちします」
「ありがと」
ホムラが部屋を後にした間に靴下を履く。
使用人たちもお世話係に入ってから初めて一巡した。
以前まではジュリウスがお世話係に入れられていて安息の日を作っていたけど、それがなくなってしまった。
その代わりに事前に伝えておけば翌日は誰もお世話係がつかない日を作ってもらえるそうだ。とりあえずそれで妥協した。
「お待たせしました、マスター」
「全然待ってないよ」
ちょっと靴下を履いている間にホムラが戻ってくる。
蒸しタオルを事前に部屋の外に用意しておいたのかな、めちゃくちゃ早かった。
頭にタオルを巻かれ、しばらくの間のんびり座っているとホムラが爪切りと爪やすりを取り出した。
靴下を履いてしまったけどそんな事お構いなしに脱がされて手足の爪を整えられる。
ホムラの長くて黒い髪が床についてしまっているのを良いのかなぁ、なんて思いながら見ていると、足の爪を整え終えた彼女が僕の手を握ってきた。
自分でやると言っても無駄だと学習しているので大人しくされるがままになっていると、手も終わったようだ。
ホムラは立ち上がると頭に巻いた蒸しタオルを取り、今度は僕の髪の手入れを始めた。
一通りが終わると、ホムラと一緒に食堂へと向かう。
三階の一番奥の部屋から階段へ向かって歩き、一階まで下りてまた食堂に向かうまでしばらく歩く。
食堂には皆揃っていた。ラオさんとルウさんは未だに帰ってきていないようだ。
モニカに引いてもらった椅子に座り、エミリーに朝ご飯を給仕してもらう。
パンの焼けた良い匂いがしてくる。
皆の前にも食事が並べられているのを確認すると、「いただきます」と唱和して食事を始めた。
まずはトーストにレモンのマーマレードをたくさん塗りながら皆の話に耳を傾ける。
「今日はお父様たちと一緒にファマリアを回るのですわ。ランチェッタ女王陛下がいらっしゃる前に、一通り確認しておきたいそうですわ」
「見られて困るような物なんてないと思うんだけど、統治者としては隠したい物があるのかな」
「分からないのですわー」
「まあ、それを知るために見回るのかもね。なんか隠した方が良い物が見つかった時のために、ランチェッタ様に来てもらうの明日じゃなくてもう少し先にした方が良いかな?」
「んー……」
レヴィさんが首をひねって考えていると、控えていたモニカがスッと僕に近づいてきた。
「シズト様、実はすでにランチェッタ女王陛下からお手紙が届いております」
「早くない?」
「急な用件かもしれませんが、お食事の後にお読みしますか?」
「……そうだね」
手が塞がっているし、読んだところですぐに返事を書けないし。
まずは食事をしよう、とマーマレードをたくさん塗ったトーストを頬張る。
「手紙の内容次第ですけれど、無理して延期する事はないと思うのですわ。隠そうと思えばそれこそ色々方法はあるのですわ」
「それに、ここは王家からシズト様が賜った土地。王家に弓引く事さえしなければ、ある程度自由にしてもよいと自治を認められた場所ですので、そういう配慮は不要かと。国王陛下の思惑としては、王都で有用そうな物を見つけて、ランチェッタ女王陛下よりも先に依頼をしたい、という程度の事だと愚考します」
レヴィさんの後ろに控えていた彼女の侍女であるセシリアさんが話に入ってきた。
……自治を認められているって、初耳なんですけど?
セシリアさんは僕の視線に気づいたのか「特に気にされる必要はないかと」とだけ付け足した。心が読まれているようだ。
……まあ、普段生活するうえで何かしろ、と言われてないし王様から何か言われてから考えよう。
そう思って他の人の予定を確認しながら食事を続けた。
食後は紅茶を飲みながらランチェッタ様の手紙を読んだけど、やっぱり明日の事だった。
明日、ランチェッタ様がいらっしゃるのが確定した。
ガレオールの店に置いてある転移陣経由でいらっしゃる予定だ。
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