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第14章 海洋国家を観光しながら生きていこう
250.事なかれ主義者は直視できなかった
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ドライアドたちとファマリアで働く小さな子どもたちの問題を解消し、フェンリルからの肉と酒の増量依頼を保留にして屋敷に戻る。
護衛としてずっと静かについて来ていたジュリウスは屋敷に入るとどこかへと行ってしまった。
僕は部屋着に着替えるために自室に戻る。
三階まで階段で上がるの不便だから転移陣この機会に建物の中に設置しようかな。
そんな事を考えながら、めちゃくちゃでかいベッドとか箪笥とか置いている広い部屋でのんびりと着替える。
最近のお気に入りはダボッとした薄地の服。虫系の魔物の上位種から取れる希少な糸を使って作られた逸品らしい。肌触りがとてもいい。チクチクしないのは良い事だ。お値段は怖くて聞けない。
ズボンは紐で結んで落ちないようにして、室内履き用のスリッパに履き替え、お気に入りの狭い部屋へと移動する。
色々疲れたから畳に寝転がってのんびりしよう。
そう思っていたけど、レヴィさんとセシリアさん、ジューンさんが部屋にやってきた。
レヴィさんとジューンさんはドレスから着替えて、丈の長い上着を羽織っている。セシリアさんはメイド服のままだ。
「私は部屋の前で待機しております」
「わかったのですわー」
セシリアさんがぺこりと頭を下げて部屋から出て行った。
小さく扉が閉まる音がして、残されたのは僕と二人の婚約者。
レヴィさんはきょろきょろと室内を見渡した後、ぽつりと「随分と小さな物置ですわ?」と首を傾げた。
流石王女様、感覚が違う。
ジューンさんも僕と同意見なのか、レヴィさんに突っ込みを入れる事もなく微笑んでいた。
「まあ、シズトと近くにいられるならそれも悪くないのですわ」
「そうですねぇ」
二人ともスリッパを脱いで、畳の間へと入ってきたけど、流石にちょっと狭いので広い部屋へと移動する。
「残念ですわ~」
「そうですねぇ」
「いや、一人でも狭いって思うのに、三人だとやばいでしょ」
その狭さのおかげで落ち着くんだけど、複数人でいる場所ではない。
「狭さを言い訳に密着できると思ったのですわ」
「……最近は二人とも広い部屋でもくっついてくるじゃん」
「それもそうでしたぁ」
ベッドがある広い部屋に着いた。ソファーに座ると、二人とも両隣に座る。
「……気になっていたんだけど、二人ともどうしてローブみたいなの着てるの?」
「よくぞ聞いてくれたのですわ! シズトに喜んでもらおうと思って頼んだ服が届いたから着てみたのですわ~」
「私もぉ、レヴィちゃんに言われたのでぇ、着てみましたぁ」
……なんか嫌な予感がする。
二人が上着を脱ぎ、その下に着ていた服が晒された。すぐに視線を逸らす。
「どうしたのですわ? ちゃんと見て感想を聞かせて欲しいのですわ」
「えっとぉ、頑張ってぇ、着てみたんですけどぉ……お見苦しかったですかぁ?」
「…………お昼に着る服じゃ、ないですよね」
「それではぁ、夜なら着てもいいんですかぁ?」
「そういう事ですわね! 今度のお世話当係の時にこの服を着るのですわ!」
「夜もちょっと……刺激が強いと言いますか……」
レヴィさんの方をチラッと見ると、胸元が大きく開いたスケスケの黒い服を着ていた。
襟や裾は繊細なレースがたくさんで、肌が透けて見える。下は紐の様な下着をつけているようだけど……視線を逸らして深呼吸をする。危なかった。まだぎりぎり元気になってない。ちょっと起きたかな? 程度だ。
「じゃあやっぱり水着をスケスケにした方が良かったですわ?」
「お風呂の時にぃ、着るのもありかもぉって話をしてたんですぅ」
元気になった時に本当に困るからやめてください。
今度はジューンさんの方をチラッと確認する。
ジューンさんはシンプルなワンピースタイプの様な物だったけど、生地がとても薄いのか透けている。
レヴィさんと比べると小さく感じるけど、普通に大きいんだよなぁ。あんまり凝視しないように意識しつつ、下に視線を向けると……え、これ履いてるよね? きっと履いてる。たぶん。腰のあたりに白い紐が見えるもん。
「どうかしましたかぁ?」
「なんでもないっす!!!」
「しっかり目を見て話せないのはぁ、悲しいですぅ」
「そうですわね……悩みどころなのですわー」
「やっぱりぃ、シズトちゃんの好きな服だとしてもぉ、攻めすぎな気がしますぅ」
「とりあえず、上着を羽織るのですわ」
いつまで経っても落ち着く気がしないので、そうして欲しいのですわ。
ダボッとした上着を羽織った二人と一緒にソファーに座ってのんびりと話をしていると、話がガレオールの事になった。
「シズトは欲しい物、何かあるのですわ? 対価を決める際に参考にしたいのですわ」
「欲しい物かぁ……。ライデンを作った時に思ったけど、やっぱりランクの高い魔石のストックがあると、もしもの時に緊急で護衛のゴーレムとか作れるから便利かなぁ」
「それだけだと、他の国も作って欲しいってなると思うのですわ。ガレオールにしか出せない特別な物とかあるといいのですわ」
「んー、ガレオールで有名な物って何だろう?」
「ガレオールの特産品はぁ、海の幸ばかりですねぇ。あとはぁ、観光地としても有名ですぅ」
「あー、海が綺麗だもんねー。あ、プライベートビーチとかあったら便利かも?」
そうしたら周りの人の安全を気にせずに魔道具の実験を思う存分できるし。
魔物対策は……暇そうにしてるフェンリルに頼めばいけるかなぁ。Sランク以上の力を持つ魔物らしいし。
「国の直轄地の島が王族専用のプライベートビーチになっていたと思うのですわ。ただ、そこは流石にもらえないと思うのですわ。でも、島がたくさんあるから、求めればそれに似たような場所を貰えるかもしれないから言っておくのですわー」
「島が貰えるってすごいね。ああ、でもドラゴニアもポンッて不毛の大地の土地ぜんぶくれたか」
「不毛の大地は本当に使い道がなかったから特に揉める事もなく話が通ったらしいのですわー。島に関しては場所やある物によっては揉めるかもしれないですわね」
まあ、アンデッドくらいしかいないもんね。後はアンデッドたちばかりいる不人気ダンジョン。
それと比べると、プライベートビーチとして使える場所がある島って価値高そう。
でも、レヴィさんとジューンさんに促される形で、その他にもどんどん案を出していく。
欲しい物、あったら便利かもしれない物、どうでもいいけどあっても困らない物等順位を付けながら話をし続けたけど、どうなるんだろうなぁ。
「私に任せるのですわ! バッチリ話をまとめてくるのですわ~」
「いつもごめんね、お願いします」
「頑張ってくださぁい」
「しっかり仕事をこなすのですわ~!」
護衛としてずっと静かについて来ていたジュリウスは屋敷に入るとどこかへと行ってしまった。
僕は部屋着に着替えるために自室に戻る。
三階まで階段で上がるの不便だから転移陣この機会に建物の中に設置しようかな。
そんな事を考えながら、めちゃくちゃでかいベッドとか箪笥とか置いている広い部屋でのんびりと着替える。
最近のお気に入りはダボッとした薄地の服。虫系の魔物の上位種から取れる希少な糸を使って作られた逸品らしい。肌触りがとてもいい。チクチクしないのは良い事だ。お値段は怖くて聞けない。
ズボンは紐で結んで落ちないようにして、室内履き用のスリッパに履き替え、お気に入りの狭い部屋へと移動する。
色々疲れたから畳に寝転がってのんびりしよう。
そう思っていたけど、レヴィさんとセシリアさん、ジューンさんが部屋にやってきた。
レヴィさんとジューンさんはドレスから着替えて、丈の長い上着を羽織っている。セシリアさんはメイド服のままだ。
「私は部屋の前で待機しております」
「わかったのですわー」
セシリアさんがぺこりと頭を下げて部屋から出て行った。
小さく扉が閉まる音がして、残されたのは僕と二人の婚約者。
レヴィさんはきょろきょろと室内を見渡した後、ぽつりと「随分と小さな物置ですわ?」と首を傾げた。
流石王女様、感覚が違う。
ジューンさんも僕と同意見なのか、レヴィさんに突っ込みを入れる事もなく微笑んでいた。
「まあ、シズトと近くにいられるならそれも悪くないのですわ」
「そうですねぇ」
二人ともスリッパを脱いで、畳の間へと入ってきたけど、流石にちょっと狭いので広い部屋へと移動する。
「残念ですわ~」
「そうですねぇ」
「いや、一人でも狭いって思うのに、三人だとやばいでしょ」
その狭さのおかげで落ち着くんだけど、複数人でいる場所ではない。
「狭さを言い訳に密着できると思ったのですわ」
「……最近は二人とも広い部屋でもくっついてくるじゃん」
「それもそうでしたぁ」
ベッドがある広い部屋に着いた。ソファーに座ると、二人とも両隣に座る。
「……気になっていたんだけど、二人ともどうしてローブみたいなの着てるの?」
「よくぞ聞いてくれたのですわ! シズトに喜んでもらおうと思って頼んだ服が届いたから着てみたのですわ~」
「私もぉ、レヴィちゃんに言われたのでぇ、着てみましたぁ」
……なんか嫌な予感がする。
二人が上着を脱ぎ、その下に着ていた服が晒された。すぐに視線を逸らす。
「どうしたのですわ? ちゃんと見て感想を聞かせて欲しいのですわ」
「えっとぉ、頑張ってぇ、着てみたんですけどぉ……お見苦しかったですかぁ?」
「…………お昼に着る服じゃ、ないですよね」
「それではぁ、夜なら着てもいいんですかぁ?」
「そういう事ですわね! 今度のお世話当係の時にこの服を着るのですわ!」
「夜もちょっと……刺激が強いと言いますか……」
レヴィさんの方をチラッと見ると、胸元が大きく開いたスケスケの黒い服を着ていた。
襟や裾は繊細なレースがたくさんで、肌が透けて見える。下は紐の様な下着をつけているようだけど……視線を逸らして深呼吸をする。危なかった。まだぎりぎり元気になってない。ちょっと起きたかな? 程度だ。
「じゃあやっぱり水着をスケスケにした方が良かったですわ?」
「お風呂の時にぃ、着るのもありかもぉって話をしてたんですぅ」
元気になった時に本当に困るからやめてください。
今度はジューンさんの方をチラッと確認する。
ジューンさんはシンプルなワンピースタイプの様な物だったけど、生地がとても薄いのか透けている。
レヴィさんと比べると小さく感じるけど、普通に大きいんだよなぁ。あんまり凝視しないように意識しつつ、下に視線を向けると……え、これ履いてるよね? きっと履いてる。たぶん。腰のあたりに白い紐が見えるもん。
「どうかしましたかぁ?」
「なんでもないっす!!!」
「しっかり目を見て話せないのはぁ、悲しいですぅ」
「そうですわね……悩みどころなのですわー」
「やっぱりぃ、シズトちゃんの好きな服だとしてもぉ、攻めすぎな気がしますぅ」
「とりあえず、上着を羽織るのですわ」
いつまで経っても落ち着く気がしないので、そうして欲しいのですわ。
ダボッとした上着を羽織った二人と一緒にソファーに座ってのんびりと話をしていると、話がガレオールの事になった。
「シズトは欲しい物、何かあるのですわ? 対価を決める際に参考にしたいのですわ」
「欲しい物かぁ……。ライデンを作った時に思ったけど、やっぱりランクの高い魔石のストックがあると、もしもの時に緊急で護衛のゴーレムとか作れるから便利かなぁ」
「それだけだと、他の国も作って欲しいってなると思うのですわ。ガレオールにしか出せない特別な物とかあるといいのですわ」
「んー、ガレオールで有名な物って何だろう?」
「ガレオールの特産品はぁ、海の幸ばかりですねぇ。あとはぁ、観光地としても有名ですぅ」
「あー、海が綺麗だもんねー。あ、プライベートビーチとかあったら便利かも?」
そうしたら周りの人の安全を気にせずに魔道具の実験を思う存分できるし。
魔物対策は……暇そうにしてるフェンリルに頼めばいけるかなぁ。Sランク以上の力を持つ魔物らしいし。
「国の直轄地の島が王族専用のプライベートビーチになっていたと思うのですわ。ただ、そこは流石にもらえないと思うのですわ。でも、島がたくさんあるから、求めればそれに似たような場所を貰えるかもしれないから言っておくのですわー」
「島が貰えるってすごいね。ああ、でもドラゴニアもポンッて不毛の大地の土地ぜんぶくれたか」
「不毛の大地は本当に使い道がなかったから特に揉める事もなく話が通ったらしいのですわー。島に関しては場所やある物によっては揉めるかもしれないですわね」
まあ、アンデッドくらいしかいないもんね。後はアンデッドたちばかりいる不人気ダンジョン。
それと比べると、プライベートビーチとして使える場所がある島って価値高そう。
でも、レヴィさんとジューンさんに促される形で、その他にもどんどん案を出していく。
欲しい物、あったら便利かもしれない物、どうでもいいけどあっても困らない物等順位を付けながら話をし続けたけど、どうなるんだろうなぁ。
「私に任せるのですわ! バッチリ話をまとめてくるのですわ~」
「いつもごめんね、お願いします」
「頑張ってくださぁい」
「しっかり仕事をこなすのですわ~!」
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