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第13章 獣人の国を観光しながら生きていこう
230.事なかれ主義者は普通に勝てない
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ボウリングが終わった。結果はお察しの通りだ。
がたいがいいガントさんに勝てる訳ないんだよ。
せめて前世のボウリングそのものを準備して!
「ふむ、今回は私の負けですね」
「ジュリウス殿も、もう少し筋肉をつけた方がよいぞ」
うろ覚えのスコアの付け方で勝負をしていたけど、一位は筋力に物を言わせたガントさん。
二位は一位のガントさんと僅差の得点でジュリウスさんさんだった。
精霊魔法が使えれば負けない、と言っていたけど魔法アリは僕のいない所でやってください。
「身体強化に頼り切っていたのが今回の敗因ね。どのようなルールだとしても勝てるように練習する必要がありそうだわ」
「お母様に勝ったのですわ~~~」
三位だったレヴィさんが勝利の雄叫びを上げている。
レヴィさんも王妃様もどちらも身体強化に頼ってボウリングをしていたようだけど、ボウリング歴の長いレヴィさんに軍配が上がったようだ。
四位は王妃様。最初、いつも通りボウリングの球を投げようとして、あまりピンを倒せなかったことが敗因だと思うっす。二投目以降はちゃんと転がしていたけど、ストライクは少なかった。
「最下位でしたけどぉ、楽しかったですぅ」
「それはよかった」
のほほんとしているジューンさんには何とか勝ったので最下位は免れたけど、それもその内抜かされそうだ。パメラたちと一緒にボウリングの練習をするべきだろうか。
でもパメラもアンジェラもボウリングで遊び過ぎたからなのか、だいたいストライクを取るんだよなぁ。心折れるわ。
「ジュリウス殿、魔法有りで再戦しないか?」
「シズト様の護衛がありますので」
「やってていいよ。僕はここで見てるから。屋敷の敷地内だったらだいたい安全でしょ。それに、このまま負けたままだとジュリウスも嫌でしょ?」
「……ありがとうございます」
リベンジしたくてそわそわしてるんだから、ちょっとの間くらい護衛の事を忘れればいいのに。
護衛だからそういう訳には行かないんだろうけど、僕たちの周囲には近衛兵たちが警護をしているし、ファマリーの根元には丸まっているけどフェンリルもいる。よっぽどの事がない限り大丈夫でしょ。
魔法有りでボウリングをし始めようとしたジュリウスとガントさんの所に、どこからともなく飛んできたパメラが、運んできたアンジェラを地面に下ろした。
「パメラたちもやるデース!」
「パメラちゃん、こういうときは『いーれーて!』ていうんだよ?」
「いーれーテ!」
魔法をがっつり使っている二人が勝つのか、パメラたちが勝つのか予測不能だ。できればアンジェラに勝って、魔法無しの人間でも勝てるんだと証明してほしい。
レーンの修復係として残っていなきゃいけないし、即興で作ったベンチにジューンさんと一緒に座ってのんびり見ていると、王妃様がすぐ近くに座った。
レヴィさんはどうしたんだろう、と視線を周囲に向けると、レヴィさんも「いーれーてですわー!」と言って超次元ボウリングに参戦していた。
「えっと……王妃様は参加しないんですか?」
「パールよ」
「はい?」
「私の名前はパールだと言ったの」
「はい、存じております」
「あの人の事はリヴァイと呼んでいるのに、私だけ王妃様呼びはどうしてなのかしら? しっかりと名乗ったのだけれど」
「あ、はい。すみません」
「別に謝るほどの事ではないけれど、壁を感じるから私も名前で呼びなさい。それか、お母様と呼びなさい」
「パール様と呼ばせていただきます」
「あら、夫はリヴァイ様なんて呼ばれてなかったわよね?」
「……パールさんと呼ばさせていただきます」
「それでいいわ。それで、先程の問いかけへの答えは、私は参加しないわ。貴方が参加しないのならばやる意味を感じないもの」
そ、そうっすか。
王妃様は扇で自身を仰ぎながら切れ長な目でレヴィさんたちの方を見ている。
気まずい時間再び!
そう思っていたけど、パールさんから話を振ってくれた。
「そういえば、ランクの高い魔石が欲しい、って話をしていたわよね?」
「あ、はい。そうなんです。Aランクの魔石か、それ以上の物を手に入れたくて」
魔法生物は魔石に直接【付与】を行うタイプの魔道具だ。
媒体となる魔石のランクが高ければ高いほどより良い魔法生物が出来上がる。
力が物を言うアクスファースでお店を開くにはそれ相応の準備をする必要があると、農耕民族の首長であるオリーヴさんからも念押しされている。
魔道具で店の防衛をしっかりするけど、働く人が強い方が安全はさらに高くなるはずだ。
ただ、そのためには質の高い魔石が必要だ。
Aランクの魔石ではもう作った事があるので、できればそれ以上の魔石だといいんだけど……。
「残念ながら、現時点でSランク以上の魔物の魔石はないわ。世界樹騒動の際には、バカな事をしでかした国々からしっかりと迷惑料を取ったけれど、その中にもSランク以上の魔石はなかったわ」
「そうですか……」
ため息をついて肩を落とすと、静かに話のやり取りを見守っていたジューンさんが手を伸ばして僕の頭を優しく撫でる。
その様子を見ていたパールさんがふと思い出したかのように口を開いた。
「それこそ、ユグドラシルに言えばいいじゃない。貴方がいえばSランクの魔物を狩ってでも手に入れようとするでしょう?」
「その結果が恐ろしいので言えないんすよ……」
間違ってもSランク以上の魔物を怒らせて街に被害が出ないようにしたい。
ジュリウスもそうだけど、ユグドラシルのエルフたちに対する発言を気を付けないとなぁ……。
がたいがいいガントさんに勝てる訳ないんだよ。
せめて前世のボウリングそのものを準備して!
「ふむ、今回は私の負けですね」
「ジュリウス殿も、もう少し筋肉をつけた方がよいぞ」
うろ覚えのスコアの付け方で勝負をしていたけど、一位は筋力に物を言わせたガントさん。
二位は一位のガントさんと僅差の得点でジュリウスさんさんだった。
精霊魔法が使えれば負けない、と言っていたけど魔法アリは僕のいない所でやってください。
「身体強化に頼り切っていたのが今回の敗因ね。どのようなルールだとしても勝てるように練習する必要がありそうだわ」
「お母様に勝ったのですわ~~~」
三位だったレヴィさんが勝利の雄叫びを上げている。
レヴィさんも王妃様もどちらも身体強化に頼ってボウリングをしていたようだけど、ボウリング歴の長いレヴィさんに軍配が上がったようだ。
四位は王妃様。最初、いつも通りボウリングの球を投げようとして、あまりピンを倒せなかったことが敗因だと思うっす。二投目以降はちゃんと転がしていたけど、ストライクは少なかった。
「最下位でしたけどぉ、楽しかったですぅ」
「それはよかった」
のほほんとしているジューンさんには何とか勝ったので最下位は免れたけど、それもその内抜かされそうだ。パメラたちと一緒にボウリングの練習をするべきだろうか。
でもパメラもアンジェラもボウリングで遊び過ぎたからなのか、だいたいストライクを取るんだよなぁ。心折れるわ。
「ジュリウス殿、魔法有りで再戦しないか?」
「シズト様の護衛がありますので」
「やってていいよ。僕はここで見てるから。屋敷の敷地内だったらだいたい安全でしょ。それに、このまま負けたままだとジュリウスも嫌でしょ?」
「……ありがとうございます」
リベンジしたくてそわそわしてるんだから、ちょっとの間くらい護衛の事を忘れればいいのに。
護衛だからそういう訳には行かないんだろうけど、僕たちの周囲には近衛兵たちが警護をしているし、ファマリーの根元には丸まっているけどフェンリルもいる。よっぽどの事がない限り大丈夫でしょ。
魔法有りでボウリングをし始めようとしたジュリウスとガントさんの所に、どこからともなく飛んできたパメラが、運んできたアンジェラを地面に下ろした。
「パメラたちもやるデース!」
「パメラちゃん、こういうときは『いーれーて!』ていうんだよ?」
「いーれーテ!」
魔法をがっつり使っている二人が勝つのか、パメラたちが勝つのか予測不能だ。できればアンジェラに勝って、魔法無しの人間でも勝てるんだと証明してほしい。
レーンの修復係として残っていなきゃいけないし、即興で作ったベンチにジューンさんと一緒に座ってのんびり見ていると、王妃様がすぐ近くに座った。
レヴィさんはどうしたんだろう、と視線を周囲に向けると、レヴィさんも「いーれーてですわー!」と言って超次元ボウリングに参戦していた。
「えっと……王妃様は参加しないんですか?」
「パールよ」
「はい?」
「私の名前はパールだと言ったの」
「はい、存じております」
「あの人の事はリヴァイと呼んでいるのに、私だけ王妃様呼びはどうしてなのかしら? しっかりと名乗ったのだけれど」
「あ、はい。すみません」
「別に謝るほどの事ではないけれど、壁を感じるから私も名前で呼びなさい。それか、お母様と呼びなさい」
「パール様と呼ばせていただきます」
「あら、夫はリヴァイ様なんて呼ばれてなかったわよね?」
「……パールさんと呼ばさせていただきます」
「それでいいわ。それで、先程の問いかけへの答えは、私は参加しないわ。貴方が参加しないのならばやる意味を感じないもの」
そ、そうっすか。
王妃様は扇で自身を仰ぎながら切れ長な目でレヴィさんたちの方を見ている。
気まずい時間再び!
そう思っていたけど、パールさんから話を振ってくれた。
「そういえば、ランクの高い魔石が欲しい、って話をしていたわよね?」
「あ、はい。そうなんです。Aランクの魔石か、それ以上の物を手に入れたくて」
魔法生物は魔石に直接【付与】を行うタイプの魔道具だ。
媒体となる魔石のランクが高ければ高いほどより良い魔法生物が出来上がる。
力が物を言うアクスファースでお店を開くにはそれ相応の準備をする必要があると、農耕民族の首長であるオリーヴさんからも念押しされている。
魔道具で店の防衛をしっかりするけど、働く人が強い方が安全はさらに高くなるはずだ。
ただ、そのためには質の高い魔石が必要だ。
Aランクの魔石ではもう作った事があるので、できればそれ以上の魔石だといいんだけど……。
「残念ながら、現時点でSランク以上の魔物の魔石はないわ。世界樹騒動の際には、バカな事をしでかした国々からしっかりと迷惑料を取ったけれど、その中にもSランク以上の魔石はなかったわ」
「そうですか……」
ため息をついて肩を落とすと、静かに話のやり取りを見守っていたジューンさんが手を伸ばして僕の頭を優しく撫でる。
その様子を見ていたパールさんがふと思い出したかのように口を開いた。
「それこそ、ユグドラシルに言えばいいじゃない。貴方がいえばSランクの魔物を狩ってでも手に入れようとするでしょう?」
「その結果が恐ろしいので言えないんすよ……」
間違ってもSランク以上の魔物を怒らせて街に被害が出ないようにしたい。
ジュリウスもそうだけど、ユグドラシルのエルフたちに対する発言を気を付けないとなぁ……。
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