112 / 1,094
第6章 亡者の巣窟を探索して生きていこう
77.事なかれ主義者は帰宅する
しおりを挟む
亡者の巣窟の第五階層から、ゾンビの上位種が出るようになった。動物系のゾンビや、巨大なゾンビ等、色々な種類がいる。中でもびっくりしたのは、今までのゾンビだと思って油断していたら、いきなり走ってこちらに向かってきた事。ゾンビは走るものじゃないって!
そんな僕の内心の焦りを気にした様子もなく、ルウさんがピカッと倒している。まだ神聖ライトは効くようだ。
「今まで通りの見た目でも馬鹿みたいに力が強かったり、今みてぇに機敏に動いたりするゾンビもいるから油断すんじゃねぇぞ」
「見た目同じでも油断ダメ」
「見た目が違うゾンビも厄介ではあるのよね~。やっぱり足元をちょろちょろされるとラオちゃんだと相手するのが大変だし」
ナニがとは言わないけど、大きいから下が見え辛いんですかね? あ、殴りづらいだけですか、そうですか。
そういう物だと分かっていれば特に驚く事はなく、俊敏に近づいてくる四足歩行のゾンビや、走ってくるゾンビの相手をしているルウさんをのんびりと見つめる。
神聖ライトでピカッとするだけなので、ここでたくさん魔石集めをしてもよさそうだけど、今は少しでも早く転移陣にたどり着くという目標があるので、最低限の敵の相手をしてサクサクと進んでいく。
第六階層以降も変わり映えはしない。宝箱もなく、洞窟は相変わらず迷路のように道が枝分かれしているけれど自動探知地図があるのでそれすら障害にならない。
サクサクと進んで第九階層も踏破し、第十階層に下りる前に小休止を入れたらフロアボスが待つ第十階層へ!
第十階層にはどんな敵が待ち受けているのか、不安を感じつつ皆の後ろをついて階段を降り切ると、事前の情報通り大きな広間となっていた。出てくる魔物も情報通り。
普通のゾンビはいなくって、走ってこちらに迫ってくる人型のゾンビや動物系のゾンビだけではなく、二メートル以上の大きさのゾンビ等たくさんいたけど、問題ない。アイテムバッグから取り出した神聖照明弾を構える。
ラオさんたちが警戒しつつも、いつでも強い光に対応できる様子を確認したらドーラさんに投げるのをお願いした。いや、どう考えても広すぎてちょっと届きそうにないし。
「最前線の敵の目の前でお願い」
「わかった」
その華奢な体のどこからそんな力が出るのか分からないけど、ほとんど弾丸の様な軌道を描きつつまっすぐに神聖照明弾は進んでいき、敵の最前線に着弾した。地面に当たると、垂直に跳ねる。
「今!」
僕も慌ててドーラさんの大きな盾の後ろに隠れ、光をやり過ごす。光が収まった時にはそれぞれ十数体いた上位種のゾンビたちも、魔石だけを残して消滅していくところだった。
「……フロアボスなのに簡単すぎない?」
「シズトくんの魔道具が強力って事ね~。お姉ちゃん、すごいと思うわ?」
ヘルメット越しに、ルウさんが僕の頭をポンポンと叩く。
ホムラ、真似しなくていいから。
「まあ、アレで最後だったから補充って意味でも帰らなきゃなんだけどね。……結局、フロアボスも特に記録と違いはなかったし、活発期に入ってないんじゃないかなぁ」
「油断はダメ。下の階層に異変があるかも」
「確かにな。ダンジョンの事はよく分かってねぇんだ。ある階層だけ活発期に入ってる事もあるかもしんねぇ。とりあえず今日は戻ればいいけどよ、明日以降も潜るぞ」
「お姉ちゃんと一緒に頑張りましょ、シズトくん!」
「明日から頑張るからとりあえずお風呂入りたい」
「今日は私が当番。早く帰る」
魔石をせっせと拾い始めたドーラさんの後に続いて僕たちも魔石集めを頑張った。
……戦闘よりも魔石集めの方が時間がかかってるし、これもなんか魔道具作った方が楽かな。
地下室に転移して戻り、一階に上がると既に日が暮れていて夜だった。
出迎えてくれたモニカは一瞬眉を顰めたけど、すぐに表情を戻す。僕じゃなかったら見逃しちゃうね!
とかあほな事を考えつつ、即行でお風呂に行く。今マスクを外すと大変な事になるのが分かっているのでまだ外していない。
「なんで皆来てるの?」
「なんでって、あんな臭い漂わせて屋敷内歩くわけにいかねぇだろ」
「装備の手入れもしておかないと臭いままだから大変だわ~」
「これだから不人気。街に戻るのも大変」
「え、後から入るんだよね? それか僕が後から入れば――」
「ご一緒します、マスター」
「不本意だけど効率的」
「たくさんシャワーがあったし、皆で入るために準備していたんでしょう?」
「グダグダ言ってねぇでさっさと脱衣所入るぞ。シンシーラがそこで吐いてるだろうが」
オロロロロッと、廊下の端で吐いているシンシーラに申し訳なさを感じていると、ルウさんに抱えられて脱衣所に運ばれる。
モニカが事前に準備してくれていたらしい湯浴み着をせめて着てもらおう。正直それでもいろいろと目のやり場に困るんですけどね!
「マスクはまだ外すなよ」
「そういうラオさんが外してるけど、平気なの?」
「まあ、慣れだな。冒険者をするんなら臭いだとか諸々慣れておいた方がいいんだよ。何があるか分かんねぇし、臭いで行動不能になっていたら致命的だしな」
「シズトが冒険者を目指すなら外せばいい」
「マスター、お湯加減はばっちりです」
「マスクつけたままでいい……ってちょっとホムラ、押さないで!」
ラオさんとルウさんとは違い、ホムラはドーラさんと同じようなワンピースの様な湯浴み着を着ている。ドーラさんと違うのは胸部が膨らんでいる事だろうか。
本当はお湯に入るのは体を洗ってからにしたいんだけど。
そんな事を思いつつ、ホムラが導くまま、大人しく湯船に浸かった。
……周りを囲むように入ってくるのは何か意図があるんですかね?
「私も一緒に入るのですわ!」
「もういっぱいいっぱいだから増えないでもらえます!?」
「私が増えたところで変わらないのですわ!!」
そんな僕の内心の焦りを気にした様子もなく、ルウさんがピカッと倒している。まだ神聖ライトは効くようだ。
「今まで通りの見た目でも馬鹿みたいに力が強かったり、今みてぇに機敏に動いたりするゾンビもいるから油断すんじゃねぇぞ」
「見た目同じでも油断ダメ」
「見た目が違うゾンビも厄介ではあるのよね~。やっぱり足元をちょろちょろされるとラオちゃんだと相手するのが大変だし」
ナニがとは言わないけど、大きいから下が見え辛いんですかね? あ、殴りづらいだけですか、そうですか。
そういう物だと分かっていれば特に驚く事はなく、俊敏に近づいてくる四足歩行のゾンビや、走ってくるゾンビの相手をしているルウさんをのんびりと見つめる。
神聖ライトでピカッとするだけなので、ここでたくさん魔石集めをしてもよさそうだけど、今は少しでも早く転移陣にたどり着くという目標があるので、最低限の敵の相手をしてサクサクと進んでいく。
第六階層以降も変わり映えはしない。宝箱もなく、洞窟は相変わらず迷路のように道が枝分かれしているけれど自動探知地図があるのでそれすら障害にならない。
サクサクと進んで第九階層も踏破し、第十階層に下りる前に小休止を入れたらフロアボスが待つ第十階層へ!
第十階層にはどんな敵が待ち受けているのか、不安を感じつつ皆の後ろをついて階段を降り切ると、事前の情報通り大きな広間となっていた。出てくる魔物も情報通り。
普通のゾンビはいなくって、走ってこちらに迫ってくる人型のゾンビや動物系のゾンビだけではなく、二メートル以上の大きさのゾンビ等たくさんいたけど、問題ない。アイテムバッグから取り出した神聖照明弾を構える。
ラオさんたちが警戒しつつも、いつでも強い光に対応できる様子を確認したらドーラさんに投げるのをお願いした。いや、どう考えても広すぎてちょっと届きそうにないし。
「最前線の敵の目の前でお願い」
「わかった」
その華奢な体のどこからそんな力が出るのか分からないけど、ほとんど弾丸の様な軌道を描きつつまっすぐに神聖照明弾は進んでいき、敵の最前線に着弾した。地面に当たると、垂直に跳ねる。
「今!」
僕も慌ててドーラさんの大きな盾の後ろに隠れ、光をやり過ごす。光が収まった時にはそれぞれ十数体いた上位種のゾンビたちも、魔石だけを残して消滅していくところだった。
「……フロアボスなのに簡単すぎない?」
「シズトくんの魔道具が強力って事ね~。お姉ちゃん、すごいと思うわ?」
ヘルメット越しに、ルウさんが僕の頭をポンポンと叩く。
ホムラ、真似しなくていいから。
「まあ、アレで最後だったから補充って意味でも帰らなきゃなんだけどね。……結局、フロアボスも特に記録と違いはなかったし、活発期に入ってないんじゃないかなぁ」
「油断はダメ。下の階層に異変があるかも」
「確かにな。ダンジョンの事はよく分かってねぇんだ。ある階層だけ活発期に入ってる事もあるかもしんねぇ。とりあえず今日は戻ればいいけどよ、明日以降も潜るぞ」
「お姉ちゃんと一緒に頑張りましょ、シズトくん!」
「明日から頑張るからとりあえずお風呂入りたい」
「今日は私が当番。早く帰る」
魔石をせっせと拾い始めたドーラさんの後に続いて僕たちも魔石集めを頑張った。
……戦闘よりも魔石集めの方が時間がかかってるし、これもなんか魔道具作った方が楽かな。
地下室に転移して戻り、一階に上がると既に日が暮れていて夜だった。
出迎えてくれたモニカは一瞬眉を顰めたけど、すぐに表情を戻す。僕じゃなかったら見逃しちゃうね!
とかあほな事を考えつつ、即行でお風呂に行く。今マスクを外すと大変な事になるのが分かっているのでまだ外していない。
「なんで皆来てるの?」
「なんでって、あんな臭い漂わせて屋敷内歩くわけにいかねぇだろ」
「装備の手入れもしておかないと臭いままだから大変だわ~」
「これだから不人気。街に戻るのも大変」
「え、後から入るんだよね? それか僕が後から入れば――」
「ご一緒します、マスター」
「不本意だけど効率的」
「たくさんシャワーがあったし、皆で入るために準備していたんでしょう?」
「グダグダ言ってねぇでさっさと脱衣所入るぞ。シンシーラがそこで吐いてるだろうが」
オロロロロッと、廊下の端で吐いているシンシーラに申し訳なさを感じていると、ルウさんに抱えられて脱衣所に運ばれる。
モニカが事前に準備してくれていたらしい湯浴み着をせめて着てもらおう。正直それでもいろいろと目のやり場に困るんですけどね!
「マスクはまだ外すなよ」
「そういうラオさんが外してるけど、平気なの?」
「まあ、慣れだな。冒険者をするんなら臭いだとか諸々慣れておいた方がいいんだよ。何があるか分かんねぇし、臭いで行動不能になっていたら致命的だしな」
「シズトが冒険者を目指すなら外せばいい」
「マスター、お湯加減はばっちりです」
「マスクつけたままでいい……ってちょっとホムラ、押さないで!」
ラオさんとルウさんとは違い、ホムラはドーラさんと同じようなワンピースの様な湯浴み着を着ている。ドーラさんと違うのは胸部が膨らんでいる事だろうか。
本当はお湯に入るのは体を洗ってからにしたいんだけど。
そんな事を思いつつ、ホムラが導くまま、大人しく湯船に浸かった。
……周りを囲むように入ってくるのは何か意図があるんですかね?
「私も一緒に入るのですわ!」
「もういっぱいいっぱいだから増えないでもらえます!?」
「私が増えたところで変わらないのですわ!!」
107
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる