楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。

夏カボチャ

文字の大きさ
上 下
48 / 310
1章 7才以上で7才未満の召喚士。

作戦、ライパン、最後の八つ当たりですか?

しおりを挟む
 料理作戦は大成功に終わったわ。ただ、食べ過ぎたマルル神が屋敷のソファーに寝てるのよね……

「すみません、カミル……まさか大神であるマルサ=チヨル様が屋敷にまで来るとは思いませんでした」

 なに汐らしくなってるのよ?

「とにかく、もし、アララが女神を首になっても私が居るんだから大丈夫よ。アララを一人にはしないわ!」

 私の言葉にアララが泣いちゃった、可愛いんだから、でもアララをこれ以上泣かせないんだから。

 時間が流れ朝の空気と太陽の輝きが洋館を照らす。同時にマルルを起こし、朝食を食べる。

 アララも一緒の席についてもらったわ。

「マルサ=チヨルさんお話が!」と立ち上がる私にマルルが微笑む。

「マルルで構わんよ、心は読めるのでな、アララの事なら心配するな。女神を続けてもらう積もりだ」

 マルルの言葉に喜ぶアララ、しかしそこからが予想外だったのよね。

「アララは女神だが、地上勤務に変更とする。仕事は危険人物の監視。今日中に人事で新しいララリルルの女神もしくは神を宛がうので、用意をするように、以上」

 な、アララを危険に晒すなんて赦さないんだがらッ! 心が読まれてても構わないわ!

「言い忘れてたが、監視対象は“ミルシュ=カミル”一人とする 。アララを頼んだぞ、危ないお嬢さん」

 最後まではめられたッ! 食えない人だわ、でも、悪い人じゃなかったわね? て、神か……

 それからアララは一旦、天界に。

 アララの使う部屋を片付けて引っ越し準備は完了ね。

 その日は午後から畑に向かったわ。普段はスケルトンやメガ達に任せきりだから、たまには働かないとね。

「みんな、手伝いに来たわよ」

『カミル。来てくれたんだな』

 相変わらずのメガの“だな”語は可愛らしいと思うのよね。見た目が厳ついからギャップなのよね多分?

 デンキチとメガの二人が豪快に広げた畑は種蒔きが終わって発芽を待つ段階だったわ。

 私は水魔法で水やり。魔法で御手伝いも楽チンね。
 養蜂場も順調でクイーン達のお陰で美味しい蜂蜜がいっぱい取れたの。

 ボスとジュレの二人も少し進展したみたいね。仲良く働いてるわ。

 気づいたら、養蜂場の蜂蜜がいっぱいね? なんか忘れてるわね……!

 ラッペンに蜂蜜届けないと! それに糸の事も忘れてた!

 私はメルリを連れて、ライパンに急いだの。

 行きはいつも通りにガルーダの背中に乗せて貰ったわ。
 いつ乗ってもこの風と一体になる感覚は最高ね。

 地上に見えるトンネルはあと数日で全面開通になるの。今は最終点検ね。

 そんな有意義な短い空の旅を終えライパンに到着したの。

 王都ライパン、ベジルフレア王国の顔であり、上級層の貴族も多く住む住宅エリアに加え、露店商も多い。更に数多くの行商人達も自慢の商品を手に賑わう明るくて活気のある街、まさに日本で言う所の東京って感じかしら?
 建物も古めかしい造りだけど間違いなく他の村や町よりも未来的な造りで何回来ても飽きないわね。

「こんな物をワシに売る気かぃ? この詐欺師が! 何が世界一だ、笑わせるな!」と、わざとらしく声を荒げる真っ赤なコートに爵位の証を胸に輝かせる男。
 その隣には如何にも可愛くないガキ……いや、男の子が一人居たわ。

 ライパンで初めて、売り子に嫌がらせをしながら、文句を言う貴族を見たわ。

 あり得ないし、赦せないわね?

「デンキチ、スカー来て!」

 影から呼び出されたデンキチとスカーの姿に商人達の注目を一気に集める。
 ざわめく市場の中を私の後ろにメルリ、左右にデンキチとスカーが付いて歩く。

「ちょっと……聞いてて、気分悪いんだけど?」

 取り敢えずは話し合いよね? 理由もわからないし。

 そんな優しい私の考えを踏みにじるように後ろ向きに口にされる一言。

「庶民が……! このボルボルム伯爵に気安く話し掛けるなッ!」

 あ? 誰よ……ゴムボールって?

「知らないんだけど誰?」

 私の反応にイラッとしたみたいね、先に振り向いた男の子の表情が凍りついたのがよくわかるわ。
 それからゴムボール伯爵ね。デンキチと通常のウルフより巨大なスカーを見て目が飛び出しそうね?

 私の反応に苛立ちを露にしてゴムボール伯爵はどうやら、救いようが無いらしいわね……

「ねぇ、ゴムボール? アンタさ!」

「違いますよ、お嬢様、ボルボルムですよ……成金貴族で確かに爵位を有していますが、事業の失敗から貧乏貴族に成り下がってる小物です」

 すらすらとよく言うわね? 感心だわ、と言うより、メルリの知識は本当に役に立つわね。

「つまり、お嬢様に対しての言葉遣いを考えれば……この場で決闘を申し入れてもなんの問題もありません。普通なら有り得ませんが、今回は喧嘩を売られた側になりますので」

 メルリはそう言うとボルボルム伯爵を無視して、私に爵位の簡単な説明を開始したの勿論、相手に聞こえるように確りとした声でよ。メルリって策士よね。

 爵位にもランクがあり、一番下のボルボルム伯爵とラッペンの孫になった私とでは月とスッポン程にさがあったのよ。

 因みにラッペンは上から数えた方が早い感じのポジションで貴族でありながら、その発言1つで軍隊すら動かすらしいわ。

 そんな、ラッペンの話を聞かされたボルボルム伯爵と男の子が慌てて走り出したのよね、見た目以上に逃げ足が早いのに感心するわね。

「一昨日来なさい! それより、大丈夫なの怪我は無いかしら」

 私の話し掛ける先には、怯えて頭を低く屈めた状態で震えた、そばかすに眼鏡の田舎風な格好の女の子が泣きそうな声を出してたの。

 そんな時に姿を現した警備隊……そして今、私達はライパンでの2回目になる包囲をされてる真最中なのよね……。

 確か、警備隊もルフレの管轄だったわね。ふっふっふっ……久々にルフレに八つ当たりするしかないわね!
しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」 帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。 謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。 しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。 勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!? 転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。 ※9月16日  タイトル変更致しました。 前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。 仲間を強くして無双していく話です。 『小説家になろう』様でも公開しています。

処理中です...