楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。

夏カボチャ

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4章 輝く未来

私は幸せです。

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 バトラングに帰国して直ぐ、シュビナは前代未聞の行動をとる。正直、私も驚き何度も本気なのかと尋ねる程の大事件だったわ。

「カミル、俺は王位をミズチに譲ろうと考えているんだ。戦もなく、教育の場もこの一年足らずで大きく増えた。戦を生業とした王は必要ない国へと変化したバトラングに俺は不要だ」

 シュビナなりの考えが出した結論であり、私は最初こそ止めたが、話を聞くなかで止めるのでなく、一緒に歩む方向を考えるようになっていたわ。

 神として認められた私もまた、一国の王として生きる道は難しいのが事実として浮上していた事もあり、二人で新たな進む方向を話し合うようになっていったの。

「シュビナ、ならさ? 私もマドラッドの魔王の地位をペンネに引き受けて貰うつもりだし、二人で私の故郷【アマト村】に行かない? 元々、洋館があった場所だし……土地その物は私の物だから気がねも要らないし」

 この発言がきっかけとなり、私とシュビナは互いに王位を譲る為の準備を行い、数ヵ月後には、それを実行に移すことになったわ。

──マドラッド島 大会議室──

 その日、五国同盟の各国の王達が集まる事となる、理由はレナクル王国の一件から各国の内情が分からないことが誤解を生むと改めて感じられた事にあったわ、自国の情勢などを話す為に数ヵ月から一年の間に集まることに決めたの。

 各国代表である国王とその部下が二名から三名となる。
 広い会議室に五角形の席が用意され、腰掛ける王達。

 ベジルフレア王国、ザカメレア王国、レナクル王国、バトラング王国、そして開催国であるマドラッド島。

 話し合いが始まり、ベジルフレア、ザカメレアに関しては余り変更点はなく、控えめに話が切り上げられる、次にマドラッド島の話が始まる。

 席に座っていた私が立ち上がると、視線が即座に向けられる。

「皆さん。私は今日をもって、マドラッド島の王をヘルム=ペンネル元魔王に譲る事を宣言します!」

 驚きを露にする、ベジルフレア、ザカメレア、レナクルの三ヶ国だったわ、それとは対照的に拍手をするバトラングの国王シュビナと不服そうに拗ねた表情で手を叩くペンネの姿があったわ。

 まあ……事前に説得したから、問題はなさそうね。

──二日前

──マドラッド島、魔王城──

「本気で魔王をやめる気なのか、妾は認めぬ! カミル以上の魔王など居るわけ無かろうが!」

「ペンネ……実を言うとね……わたし!」

 神に成らねばならない事実を伝え、更に他の者に魔王を任せるよりもペンネに引き受けて欲しいという気持ちをしっかりと伝える。

 ペンネは私に向かって凄く怒ったわ、いきなり飛び掛かられ、いっぱいに握られた拳を向けられる、顔面すれすれで止められた震える拳とポタポタと流れ落ちる涙。

「お前はいつも、勝手じゃ……なぜ、今さら神になる、魔王でいるだけで良いではないか、いけぬのか……カミルよ……」

「ペンネ……」

「すまぬ、我儘が過ぎたな……カミル」

 ゆっくりと馬乗りになった私の上から力無く立ち上がるとペンネは起き上がった私に跪く。

「無礼を詫びる……どんな罰もうける覚悟は出来ておる」

「ペンネ、わかったわ。なら……罰として立派な優しい魔王に成りなさい! そして、私の考える楽しくて美味しい物が皆に届くように今のままのマドラッドを継続しなさい」

「約束出来る自信がない、妾は……お前が思う以上にカミルと言う主を慕っていたのだからな」

「勘違いするんじゃないわよ! 私はペンネとサヨナラする気は無いんだから、直ぐに手を抜いたらわかるんだからね! 単純に神が国の支配者の立場にいると上下関係が生まれるのよ、だから、魔王を引退するのよ。わかったかしら?」

「妾は、大馬鹿者じゃな、泣いて損をしたぞ。だが、魔王の件は任せよ。カミルが驚く程の立派な魔王になってやりでな」

 その日、魔族の大地と呼ばれたマドラッド島の王位がペンネ【ヘルム=ペンネル】に継承され、私は魔王の立場を譲る事となり、歴代の魔王達の中で最強を意味する最下層の魔王の墓に肖像画を残す事になったわ。

 死んでないのに魔王達の墓に自分の肖像画が運ばれるのは不思議な気持ちね?

──現在、マドラッド島 会議室──


 ペンネは私に頭を深く下げる。

「大魔王として、立派だった……ミルシュ=カルム=カミル。妾は今より大魔王に復帰するがカミルの使い魔、いや……神となったのならば眷族けんぞくと言うべきじゃろうか。どちらにしてもマドラッド島はカミルを主とした島だと言う事をこの場で宣言させて貰うと共に新たな魔王として、その考えを引き継がせて貰う」

 ニッコリと笑みを浮かべたペンネ。優しくも寂しそうな笑みに私まで悲しくなってしまうわ。

 私が神を引き受ける事実と共にペンネの魔王復帰が五国同盟に知らされる。

 それを聞き、シュビナが立ち上がる。

「奇遇だな、カミル。俺もお前に黙ってある計画を進めていたんだが……バトラング王国、国王は本日より全ての権限と王位を此処にいる、我国の大魔導師ミズチに譲渡じょうとする。理由としては、カミルと同様に夫婦である以上、俺が国王ではカミルの行動を無下にするからに他ならんからな……」

 話は既についているみたいね、ミズチさんは一歩前に出ると若返った見た目とは裏腹に確りとした口調で挨拶をしたの。

「御初に御目に掛かる方の方が多いようですね。私は初代バトラング王国、国王 カルム=ヤシマの妻であった者です。名をカルム=ミズチ。シュビナ、後悔が無いならば、此れより、バトラング王国を任されましょう?」

「聞かれるまでもない。後悔など、有りはしない。すべてを任せたぞ。バトラング王国女王」

 シュビナとミズチさんの会話は終わり、バトラング王国は発言を終了する。

 最後のレナクル王国は復興に関する報告と、国内で起きた大臣と将軍、複数貴族による反乱を未然に防いだ事実とそれに伴い、大臣を含む多く者が世代交代となった事実を告げた。

 この場で、国家の内情を話す事はかなり勇気のある行動であり、リスクを覚悟しなければならない。

 そんなレナクル王国、女王であるサンデアは堂々と内情を語り、挨拶をすると席に腰掛けた。

 私が五国同盟の会議に出るのは此れが最後になるだろう。

 会議が終わり、王達が国を目指し帰っていく。

 シュビナと私の国王引退は直ぐに五国同盟全ての国に伝えられる事となった。

 【バトラングの暴君】【マドラッドの大魔王】と呼ばれていた二人がいっぺんに権力の座を譲るなど、誰も想像していなかった事態だから、当たり前ね?

 この五国同盟の会議から直ぐ、カルム=ミヅチの名がバトラング王国で叫ばれる。

 国に秩序を護るための法を定めたの、それにより、今まで罪人は斬首などの極刑か幽閉を基本としていたバトラング王国に確りとした法律が生まれ、軍隊とは別に警備組織が作られる事となっていったわ。

 学校や医療施設などの建設も更に勢いを増し、レナクル王国との技術協力を結ぶまでに至ったの。

 マドラッドはペンネが以前よりも張り切りながら輸出国としての絶対の地位を手にしている。

 各国に子会社を作る事が許される程の信頼を手にしていたペンネは私の会社だったハニーカンパニーも引き継いでくれているわ。
 
 そして、私とシュビナはひっそりと故郷の地、ベジルフレア王国【アマト村】で暮らしている。

「カミル……本当に予想外な事ばかりするやつだな、正直、驚いたぞ」

 洋館の庭に腰掛ける、私とシュビナ。そんな中、メルリが紅茶を注ぐ。

 当たり前のような光景。

「お嬢様、わたくしも、そろそろ、ミズチ様の元に向かいます。何かありましたら絶対に呼んでくださいね! シュビナ様、お嬢様をお願い致します」

 洋館の中に作られている使われていない多くの部屋の扉の一つに入っていくメルリ。

「真面目ね、まあ……ミズチさんもメルリを重宝してくれてるからいいんだけど」

 私の発言にシュビナが軽くうなづき、紅茶を口に運ぶ。

「まさか、洋館の扉を世界に繋げるなんてな、本当に神とは常識をくつがえしてしまう存在だな?」

 そう、私は異世界トンネルの応用で、ララリルルの世界を洋館の扉に繋いだの。出口は各国にあるハニーカンパニーに繋がっているわ。

 メルリは扉を通りバトラング王国へと向かったわ。

 扉にはそれようの鍵がつけられており、鍵を差し込む事で洋館と出口を結ぶ空間魔法が発動する仕組みになっているの。

 因みに、サトウはレナクル王国とバトラング王国の往き来をする為の鍵を所持しているわ。

 私の元を離れ、今、住んでいるのはレナクル王国となっているの、理由はタリヤンとサトウが結ばれたからね。

 タリヤンがサトウに告白したと聞かされた際には本当に驚いたわ。

 サトウはそれから、私に頭を下げに来たの、義理がたいと言うか、不器用なのよね?

 私は二人を祝福したわ。ただ、サトウはバトラング王国で料理を教える立場にあったから、二つの国を往き来出来る鍵をタリヤンとサトウの両方に渡すことになったの。

 今は、タリヤンもバトラング王国に料理を教えに行ってるみたいね。

 そして、私とシュビナはレナクル王国へ続く扉の前に立っているわ。

 デンキチ達とリーヴル、クレレは留守番になるわ、まあ、狭間の世界で本を読んだり、遊んだりしてるから寧ろ、誘っても着いてこなかったかもしれないわね?」

 デンキチは狭間の世界で知識を自身で感じる事が楽しいみたいだし、デンキチの読んだ知識は私にも流れ込んでくるから、一石二鳥ね。

 クイーン達が養蜂場で作った蜂蜜を祝いの品として持参する私とシュビナ。

 デンキチ達と変わらず養蜂場はつづけているのよ? 異世界トンネルでアフロディアスの世界にも輸出してるから、少量にはなってるけど、最高の蜂蜜をシュビナと共に作っているの。

 凄く楽しいし、使い魔を使って養蜂場をしているのは本当に珍しいみたいで、未だに幻の蜂蜜なんて言われるわ。

 扉を抜け、レナクル王国へと向かう。サンデアとソルトの結婚を祝うためね。

 私の周りは今日も楽しいで溢れている……本当に素敵な世界だわ。

 それからの私の生活は幸せなものだけど、人に話すような内容でもないわね?

 もし、五次元世界に来る事があるなら是非、一度食べに来て、最高の蜂蜜を御馳走するわ。

 それじゃあ、私もそろそろ、いかないと、またね。

………
……



───『楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます』☆お・わ・り☆───


今まで『楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。』を読んで頂きありがとうございました。
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感想 24

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みんなの感想(24件)

八神 風
2018.09.24 八神 風

86ページで

危険余地 予知では?

夏カボチャ
2018.09.24 夏カボチャ

御報告ありがとうございます。

ページまで書いていただき、直ぐに修正ができました。心より感謝いたします。

解除
tuka2222
2018.09.10 tuka2222

いつも楽しく読まさせて頂いてます。
ハチャメチャな主人公の人間臭いところが凄く良いと思う。

誤字ではないかと思いますが『シュビナとカミル2』のところ。
最初の四か所で、ショミルになっています。

これからも元気に書き続けてください。
楽しみにしています。

夏カボチャ
2018.09.10 夏カボチャ

感想と誤字報告ありがとうございます。(*^^*)

本当にお恥ずかしいミスをしておりました(ノ_<。)

感想の人間味に関しては、やはり主人公はハチャメチャながらにヒーローであってほしいと言う気持ちから生まれました。

色々と脱線しながらも楽しく異世界を過ごすとすれば、やはり! 周りの笑顔があるべきと言う結論にいたり、何処か懐かしい感じの作品に向かっている気がします(*´ω`*)

解除
パロダンK
2018.06.13 パロダンK

ご本を読むお時間が無い忙しさで炭酸水商売繁盛で何より!

夏カボチャ
2018.06.16 夏カボチャ

いつもありがとうございます。

風変わりでありながら、現実と異世界の中間のような世界にしたいと考えております。

本当にいつも読んでいただきありがとうございます。

解除

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