290 / 310
4章 輝く未来
異世界から異世界です1
しおりを挟む
視界に入ってきたバルキュリアの横顔、私の存在に気づき正面を振り向くバルキュリア。
私は更なる驚きを感じる事になる、バルキュリアの髪は真ん中から左右半分が金色、もう半分が紫色の二色に別れており、顔も片方は白く美しい肌であり片方は小麦色、眼も同様に片方は美しいエメラルドのような翠玉色の瞳でありながら、片方はブルートパーズを思わせるあわい蒼色をしていたわ、左右対称の姿にどう反応していいか、本当に困るわ。
左半分……金色のストレートヘアーに美しい白い肌、瞳はエメラルドの輝きを放つ。
右半分……薄紫色のストレートヘアーに健康的な小麦色の肌、瞳は清々しい程のブルートパーズの輝きを有しているわ。
どっちも凄く美人だわ……しかも、三姉妹全員、巨乳って……
自分の胸元を上から見下ろす……爪先までしっかりと見える……寧ろ、殆んどストレートに下が見える事実に涙が出そうだわ。
「あ、あの……えっと、カミルちゃんでいいのかな? 初めましてになるわね。私はバルキュリア」
にっこりと眩しい笑顔でそう言うとゆっくり私に近づいてくる。
敵意は感じないし、バルキュリアの影であった存在に顔は似ているわ。
「ストップ! あなたが本当の戦神バルキュリアなのよね!」
慌てて声を出すと、バルキュリアはその場で歩みを止める。
「はい、と、言っても天界を追放された神なので、戦神バルキュリアかと言われると少し返答に偽りがあるやも知れませんが」
好戦的な性格だと思っていたバルキュリアは、意外にもアララに似てゆったり、おっとりな性格だったの、よく言えばマイペースってやつね。
今の状況が理解できない私は幾つか目の前にいるバルキュリアに質問をする事にしたの。
「いきなりだけど、アララは、じゃなかった、アラナラムルが何処にいるのかを知りたいの」
予想外の質問だったのか、不思議そうな顔で私の言葉を聞くバルキュリア。
「いろいろと質問がある中で、最初に何故、アラナラムルの事を口にしたのかしら? よかったら教えてくれないかな?」
「アララが私自身、そして私達、みんなにとって大切な存在だからよ。アララが最後に私から嫌われると口にしたの……確り話し合わないと、知ってるなら教えてちょうだい」
バルキュリアは頭を少し抱えると、仕方ないと言う表情を浮かべる。
「予想外過ぎるよ、でも、アラナラムルは幸せなんだろうね。この先で待ってて、直ぐにアラナラムルを連れてきて貰うわ」
私はバルキュリアの言葉に従い、道なりに進んでいく。
すると突然、視界がボヤけだし、景色が変化する。
次に私の目に映った世界はまるで私のいた地球と同じような光景が広がった世界だったの。
まるで繁華街のような景色、そして、私の後ろから聞こえる“ありがとうございましたぁ!”と言う声、取り敢えず後ろを振り向くと、そこには間違えなく見たことのある建物があったの。
「な、何よこれ……※メクドナルド……?」
※……ハンバーガーショップ。
驚く私、そんな時、背後から肩を軽く叩かれる。
「店内で話しそうか、カミルちゃん」とアフロディアスが姿を現したの。
店内に入ると既に大量のハンバーガーとポテト、ナゲット、ドリンクが並ぶテーブルに腰掛けるアララの姿があったの。
「な、アララ、何してるのよ?」
「あ、カミル……その、取り敢えずナゲット……食べますか?」
私は更なる驚きを感じる事になる、バルキュリアの髪は真ん中から左右半分が金色、もう半分が紫色の二色に別れており、顔も片方は白く美しい肌であり片方は小麦色、眼も同様に片方は美しいエメラルドのような翠玉色の瞳でありながら、片方はブルートパーズを思わせるあわい蒼色をしていたわ、左右対称の姿にどう反応していいか、本当に困るわ。
左半分……金色のストレートヘアーに美しい白い肌、瞳はエメラルドの輝きを放つ。
右半分……薄紫色のストレートヘアーに健康的な小麦色の肌、瞳は清々しい程のブルートパーズの輝きを有しているわ。
どっちも凄く美人だわ……しかも、三姉妹全員、巨乳って……
自分の胸元を上から見下ろす……爪先までしっかりと見える……寧ろ、殆んどストレートに下が見える事実に涙が出そうだわ。
「あ、あの……えっと、カミルちゃんでいいのかな? 初めましてになるわね。私はバルキュリア」
にっこりと眩しい笑顔でそう言うとゆっくり私に近づいてくる。
敵意は感じないし、バルキュリアの影であった存在に顔は似ているわ。
「ストップ! あなたが本当の戦神バルキュリアなのよね!」
慌てて声を出すと、バルキュリアはその場で歩みを止める。
「はい、と、言っても天界を追放された神なので、戦神バルキュリアかと言われると少し返答に偽りがあるやも知れませんが」
好戦的な性格だと思っていたバルキュリアは、意外にもアララに似てゆったり、おっとりな性格だったの、よく言えばマイペースってやつね。
今の状況が理解できない私は幾つか目の前にいるバルキュリアに質問をする事にしたの。
「いきなりだけど、アララは、じゃなかった、アラナラムルが何処にいるのかを知りたいの」
予想外の質問だったのか、不思議そうな顔で私の言葉を聞くバルキュリア。
「いろいろと質問がある中で、最初に何故、アラナラムルの事を口にしたのかしら? よかったら教えてくれないかな?」
「アララが私自身、そして私達、みんなにとって大切な存在だからよ。アララが最後に私から嫌われると口にしたの……確り話し合わないと、知ってるなら教えてちょうだい」
バルキュリアは頭を少し抱えると、仕方ないと言う表情を浮かべる。
「予想外過ぎるよ、でも、アラナラムルは幸せなんだろうね。この先で待ってて、直ぐにアラナラムルを連れてきて貰うわ」
私はバルキュリアの言葉に従い、道なりに進んでいく。
すると突然、視界がボヤけだし、景色が変化する。
次に私の目に映った世界はまるで私のいた地球と同じような光景が広がった世界だったの。
まるで繁華街のような景色、そして、私の後ろから聞こえる“ありがとうございましたぁ!”と言う声、取り敢えず後ろを振り向くと、そこには間違えなく見たことのある建物があったの。
「な、何よこれ……※メクドナルド……?」
※……ハンバーガーショップ。
驚く私、そんな時、背後から肩を軽く叩かれる。
「店内で話しそうか、カミルちゃん」とアフロディアスが姿を現したの。
店内に入ると既に大量のハンバーガーとポテト、ナゲット、ドリンクが並ぶテーブルに腰掛けるアララの姿があったの。
「な、アララ、何してるのよ?」
「あ、カミル……その、取り敢えずナゲット……食べますか?」
0
お気に入りに追加
548
あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。


積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる