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17章 魔王と冥王
ダンジョンチケット223
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剣の中央には大魔王であったルシファーの紋章が刻まれ、刃先が蛇の舌の様に二つに別れている。
「ルシファー様、私に力を…… 行くぞ、ベルゼ!」
ベルゼは剣を見た瞬間、戦い始めてから初めて表情を曇らせた。
ベルゼに向かい剣を向けるバティーンに対してベルゼが再度口を開き声をあげようとする。
「させるかぁぁぁ!キーメイス頼むぞぉぉぉ!」
ギルガデムの声にベルゼが振り向いた瞬間に反対側にいたキーメイスがベルゼを確りと捉える。
「言われなくても分かってる!ご主人様の仇だァァァ!ホルボロスゥゥゥ!」
涙を流しながら撃ち放たれたキーメイスの魔法、更にその後ろにバティーン反対側には、ギルガデムが控えベルゼにホルボロスが命中した途端に走り出した。
ベルゼに命中したホルボロスが天高く炎の柱を作り消えると直ぐにベルゼに向かっていく。
天に広がった炎の柱を見た拓武は更に速度をあげてドームを目指す。
ドーム内では、ホルボロスが直撃したベルゼが初めて手を前に出し攻撃を防ぐような仕草をしていた。
「く、やはり駄目か!」
「私に任せよ!リザードマン。ウオリャアァァァ!ベルゼ覚悟!」
剣をベルゼに向けて頭上から斬り掛かるバティーン、バティーンを制止しようとする魔族を止めるギルガデム。
ドームの中に流れる殺伐とした空気が外で戦う者達全員にもピリピリと伝わってくる。
そして、戦闘は動いた。
ベルゼに斬り掛かるバティーンの剣を止めようとしたベルゼの掌から血が噴き出した。
更に剣速を上げていくバティーンの斬撃がベルゼに傷を負わせていく。
「ベルゼよ!我が主、ルシファー様の剣の前に伐られよ!死して罪を悔い改めよ!貴様はやり過ぎた!」
「ルシファー様、私に力を…… 行くぞ、ベルゼ!」
ベルゼは剣を見た瞬間、戦い始めてから初めて表情を曇らせた。
ベルゼに向かい剣を向けるバティーンに対してベルゼが再度口を開き声をあげようとする。
「させるかぁぁぁ!キーメイス頼むぞぉぉぉ!」
ギルガデムの声にベルゼが振り向いた瞬間に反対側にいたキーメイスがベルゼを確りと捉える。
「言われなくても分かってる!ご主人様の仇だァァァ!ホルボロスゥゥゥ!」
涙を流しながら撃ち放たれたキーメイスの魔法、更にその後ろにバティーン反対側には、ギルガデムが控えベルゼにホルボロスが命中した途端に走り出した。
ベルゼに命中したホルボロスが天高く炎の柱を作り消えると直ぐにベルゼに向かっていく。
天に広がった炎の柱を見た拓武は更に速度をあげてドームを目指す。
ドーム内では、ホルボロスが直撃したベルゼが初めて手を前に出し攻撃を防ぐような仕草をしていた。
「く、やはり駄目か!」
「私に任せよ!リザードマン。ウオリャアァァァ!ベルゼ覚悟!」
剣をベルゼに向けて頭上から斬り掛かるバティーン、バティーンを制止しようとする魔族を止めるギルガデム。
ドームの中に流れる殺伐とした空気が外で戦う者達全員にもピリピリと伝わってくる。
そして、戦闘は動いた。
ベルゼに斬り掛かるバティーンの剣を止めようとしたベルゼの掌から血が噴き出した。
更に剣速を上げていくバティーンの斬撃がベルゼに傷を負わせていく。
「ベルゼよ!我が主、ルシファー様の剣の前に伐られよ!死して罪を悔い改めよ!貴様はやり過ぎた!」
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