ダンジョンチケット

夏カボチャ

文字の大きさ
上 下
36 / 322
4章リザードマンの王

ダンジョンチケット35

しおりを挟む
リザードマンとアイヨロスは双方に士気を高めそのままぶつかった!


そしてアイヨロス兵は一気にリザードマンの戦士に向かい突っ込んできた。

アイヨロス兵『うぉぉぉぉぉぉぉぉ』

リザードマン兵『なんだコイツらの異常な士気の高さはちくしょ!』

流石にリザードマンとアイヨロスでは力の差がありリザードマンが優勢かと思われたが、アイヨロスは仲間が斬られようが腕が無くなろうが怯む事なく向かってきたのだ

ギルガデム『怯むな!く、なんなんだ!こいつら?確かにこの士気の高さは異常としか言えんぞ!』

ギルガデムはアイヨロス兵の動きをよくみると違和感を感じた。
そして敵の中に黒い集団が拡散していくのが見えた!
そしてある薫りをギルガデムは嗅ぎわけるとすぐに大声で叫んだのだ!

ギルガデム『アイツだー!全軍に次ぐ!敵の中に【スカンダリゾー】の粉を使った者達がいる!』

ギルガデム『アヤツ等許せぬ!戦場にも掟がある!その禁を犯したのだ!絶対に戦場から逃がすなー!』

リザードマン兵達『うおぉぉぉぉ!』

ズシュ!

アイヨロスの粉使い『ぎゃあぁぁぁ』

ギルガデム『キケーイ!アイヨロスの兵よ!貴様らのその士気は【スカンダリゾー】の粉によるものだ!』

ギルガデムの声にさっきまで殺気だっていたアイヨロスの兵は一瞬止まった

アイヨロス兵『な、スカンダリゾーだと』

ギルガデム『貴様らは指揮官に捨てゴマにされたのだ‥‥戦士としてではなく恐怖を無くし使った者の命を代価に力を与え最後は自我の無い傀儡に成りはてる』

アイヨロス兵『そ、そんな、あれは禁忌の実なんでそんな物が‥‥』

アイヨロスの兵は皆口々に不安を語りだしたのだ

指揮官『えぇぃ貴様等!敵に惑わされるな!トカゲどもの言葉に耳を貸すとは!この愚か者がー!!』

ズバッ

アイヨロス兵『ぐあ!』

指揮官はそう言うとアイヨロス兵を一人に切りつけたのだ!

指揮官『聞け!相手は弱っている!敵の言葉に耳を貸すことは私が許さん!もしまだまやかしの言葉を語るのならば私自らが裁いてやる前にでよ!そうでないなら!アイヨロスの誇りにかけ!トカゲどもを一掃せよ!』

アイヨロスの兵は迷いを一瞬でたちきったのだ!だがこれもスカンダリゾーの粉の効果で冷静に判断が下せないためであった。

指揮官『行けー!トカゲどもを駆逐し我らが新たなる主【アイン】様に忠義の旗印を刻むのだ!』

アイヨロス兵『そうだ、やつらの言葉に耳を貸すな』

アイヨロス兵『やつらは敵だ、駆逐しなくてはならない』

ギルガデム『く、やはりだめか』


拓武『モシュネ?【スカンダリゾーの粉】ってなんなんだ?』

モシュネ『【スカンダリゾー】恐怖を無くす禁断の実そしてそれを口にした者は命と自我を引き換えに力を得ると言われ戦場では禁忌とされた実です』

アイヨロス兵『トカゲどもに我らが力を!うおぉぉぉぉ』

リザードマン兵『ぬわぁぁぁ』

リザードマン兵『ぐあ!』

リザードマン兵『よくもヤりやがったなアイヨロスの分際で!』

アイヨロス兵『ぎゃあぁぁぁ』

アイヨロス兵『うわぁぁぁ!』

戦況は正しく五分と五分のように見えたがアイヨロス兵に変化が現れ始めたのだ

アイヨロス兵『トカゲなんて怖くない!うおぉぉぉぉ!』

ギルガデム『く、ヌワァァァ!』

ズシュ!

ギルガデム『コイツら等々自我がなくなり始めたか!残りの粉使いはまだ仕留められぬか!』

リザードマン兵『く、ギルガデム様、姿を眩ましており見つかりませぬ!敵も勢いを増しており‥‥‥‥グワァ!』

アイヨロス兵『全て駆逐してやる!』
アイヨロス兵達『うおぉぉぉぉ!』

ギルガデム『この香り間違いない!全軍聞け!粉使いの場所がわかった!すぐに葬る!今しばらく耐えるのだ!戦士達よ!』


ギルガデム『いくぞ!我に続け!』

ギルガデムと数人の部下が一気に崖をかけ上がった!




いつも読んで頂きありがとうございます。段々とお気に入りも増えてきて嬉しい限りです。
これからもよろしければ、お付き合いの程をお願い申し上げます。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

(完結)私の夫は死にました(全3話)

青空一夏
恋愛
夫が新しく始める事業の資金を借りに出かけた直後に行方不明となり、市井の治安が悪い裏通りで夫が乗っていた馬車が発見される。おびただしい血痕があり、盗賊に襲われたのだろうと判断された。1年後に失踪宣告がなされ死んだものと見なされたが、多数の債権者が押し寄せる。 私は莫大な借金を背負い、給料が高いガラス工房の仕事についた。それでも返し切れず夜中は定食屋で調理補助の仕事まで始める。半年後過労で倒れた私に従兄弟が手を差し伸べてくれた。 ところがある日、夫とそっくりな男を見かけてしまい・・・・・・ R15ざまぁ。因果応報。ゆるふわ設定ご都合主義です。全3話。お話しの長さに偏りがあるかもしれません。

処理中です...