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2章三つの試練
ダンジョンチケット17
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モシュネから出る黒い霧がはれる
そこには、あの日あった占い師の姿があった。
占い師【モシュネ】『主様に【時滑りの印】を誠に勝手ながらお渡し致しました、人間どもが【月界】に触れる前に手を打たねばならなかったのです。どうか御許し下さいませ』
そう言うと占い師から元の姿へとモシュネは姿をかえた。
拓武『許すも何もないさ、だがもし俺があの紙を捨てたりしたらどうするつもりだったんだ?』
モシュネ『紙には予め術をかけさせていただいておりました。』
モシュネ『何より主様以外には見えない紙ですので、他の者には認識すら及びませぬ。』
拓武『なるほど、そう言うことかだから紙の存在を忘れたのか、』
モシュネ『はい、そして主様に危機が及んだ際に術式がとけ【時滑りの印】の力がはたらいたのです』
拓武は理解した、モシュネは俺に危機が及ぶと知り急ぎ紋章を渡しにきたこと、古の契約により本当の姿を見せられなかった事、ずっと俺なんかをさがし続けてくれてたこと。
そう思うととても嬉しくそしてもしも【月界】に人類が触れなかったなら、
和羽は死ななかったはずだ、でもそれがなければ、モシュネはずっと俺をただ見守っていたのかもしれないと思いとモシュネの辛い気持ちも分かる、俺はなんとも言えない複雑な気持ちに襲われていた。
モシュネ『主様、私はどの様な罰でもお受けする覚悟に御座います。ですが、私は主様がただ私の前にいるだけで幸せなのです。』
そう言うとモシュネは地面に頭をつけ深く詫びていた。
拓武『やめてくれ、モシュネ頭をあげてくれ、俺はモシュネが居なければ何もわからないままだった』
俺はモシュネに近よりすぐに頭をあげさせ、おでこに付いた汚れをはらった。
モシュネ『…あ…主様、その…』
拓武『あ、ごめん、余計なことしたな』
モシュネ『ち…違います、その…主様は姿が変わられても何も変わられてはおりません!』
そう言うとモシュネは急ぎ頭にフードをかぶると、キーメイスの方へとゆっくり歩き出した。
キーメイス『うぅぅぅ』
まだモシュネの術からとけていないようだ、
モシュネ『……愚かしい、あなたのような者が主様を傷つけるなど、小娘が、チリも残ると思うなよ!!』
その言葉の意味が意味するものは、
そこには、あの日あった占い師の姿があった。
占い師【モシュネ】『主様に【時滑りの印】を誠に勝手ながらお渡し致しました、人間どもが【月界】に触れる前に手を打たねばならなかったのです。どうか御許し下さいませ』
そう言うと占い師から元の姿へとモシュネは姿をかえた。
拓武『許すも何もないさ、だがもし俺があの紙を捨てたりしたらどうするつもりだったんだ?』
モシュネ『紙には予め術をかけさせていただいておりました。』
モシュネ『何より主様以外には見えない紙ですので、他の者には認識すら及びませぬ。』
拓武『なるほど、そう言うことかだから紙の存在を忘れたのか、』
モシュネ『はい、そして主様に危機が及んだ際に術式がとけ【時滑りの印】の力がはたらいたのです』
拓武は理解した、モシュネは俺に危機が及ぶと知り急ぎ紋章を渡しにきたこと、古の契約により本当の姿を見せられなかった事、ずっと俺なんかをさがし続けてくれてたこと。
そう思うととても嬉しくそしてもしも【月界】に人類が触れなかったなら、
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モシュネ『主様、私はどの様な罰でもお受けする覚悟に御座います。ですが、私は主様がただ私の前にいるだけで幸せなのです。』
そう言うとモシュネは地面に頭をつけ深く詫びていた。
拓武『やめてくれ、モシュネ頭をあげてくれ、俺はモシュネが居なければ何もわからないままだった』
俺はモシュネに近よりすぐに頭をあげさせ、おでこに付いた汚れをはらった。
モシュネ『…あ…主様、その…』
拓武『あ、ごめん、余計なことしたな』
モシュネ『ち…違います、その…主様は姿が変わられても何も変わられてはおりません!』
そう言うとモシュネは急ぎ頭にフードをかぶると、キーメイスの方へとゆっくり歩き出した。
キーメイス『うぅぅぅ』
まだモシュネの術からとけていないようだ、
モシュネ『……愚かしい、あなたのような者が主様を傷つけるなど、小娘が、チリも残ると思うなよ!!』
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