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草木が生い茂る薄暗い森の中、何かが草木を掻き分けて動いている音が響いていた。
しばらくすると茂みの中から何かが出てきた。
それは二足歩行をしており薄汚れた布を身に纏い、犬のような顔をした生き物であった。
そう、コボルトである。
ーーーーーーーーーー
「ここどこだよ・・・」
茂みから出てきたコボルトは疲れ切った様子で、肩を落として項垂れた。
「寝て起きたら森の中ってどうなってんだ!」
頭を手で抑えて天を仰いだ。
「しかも寝たってことは覚えてるけどそれ以外全然わからないし・・・」
「それに・・・この手・・・絶対人間じゃなくなってるし・・・」
そして、また俯いてしまった。
「どうなってんだよぉ・・・」
ガサガサ
「!!!?」
コボルトが俯いていると背後の茂みから音がなった。
そして、次の瞬間・・・
グワアアアア!!!
鋭い牙を持った大きな口が飛びかかってきた。
「うわああああああああ!!!」
コボルトは咄嗟に横に転がるように飛び退くことにより回避することができた。
そしてコボルトは立ち上がり飛びかかって来た物をみる。
「!!!!?」
そこに居た物を見たことによりコボルトの声にならない叫び声が辺りに響いくのであった。
しばらくすると茂みの中から何かが出てきた。
それは二足歩行をしており薄汚れた布を身に纏い、犬のような顔をした生き物であった。
そう、コボルトである。
ーーーーーーーーーー
「ここどこだよ・・・」
茂みから出てきたコボルトは疲れ切った様子で、肩を落として項垂れた。
「寝て起きたら森の中ってどうなってんだ!」
頭を手で抑えて天を仰いだ。
「しかも寝たってことは覚えてるけどそれ以外全然わからないし・・・」
「それに・・・この手・・・絶対人間じゃなくなってるし・・・」
そして、また俯いてしまった。
「どうなってんだよぉ・・・」
ガサガサ
「!!!?」
コボルトが俯いていると背後の茂みから音がなった。
そして、次の瞬間・・・
グワアアアア!!!
鋭い牙を持った大きな口が飛びかかってきた。
「うわああああああああ!!!」
コボルトは咄嗟に横に転がるように飛び退くことにより回避することができた。
そしてコボルトは立ち上がり飛びかかって来た物をみる。
「!!!!?」
そこに居た物を見たことによりコボルトの声にならない叫び声が辺りに響いくのであった。
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