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しおりを挟むそうそう、いくつか分かったことがある。
疑問に思ってたんだ。
魔法も超能力も魔力や何かしらのエネルギーを使っているわけではないのかもしれないってこと。
魔法を使っても疲れないし、超能力を使っても疲れない、ましてや体から何かが抜けていくような感覚もない。
で、思い至ったのは。
《健康体》
の特殊能力が関係してるのではないかと言うことだ。
・常に健康。
・病気知らず疲れ知らず。
・無敵の体・無限の体力を得たと言っても過言ではない。
と言うやつだ。
つまり魔法も超能力も俺の体力を元に使用してるのでは無いかと言うことだ。
そして、精神的な疲れも健康体の"常に健康"と言う項目で補正されているのでは無いかと言うことだ。
まだ、無敵の体については疑問点があるんだが、まぁ今の所怪我もなく風邪を引くことも無いから助かってはいるな。
「んーイメージが大切なんだよなぁ。」
そう、イメージすることが能力を使うことに重要なのだ。
火をだしたいと思えば出せる。
紙を浮かせたいと思えば動かせる。
ただそれだけ。
どのような火を出すのか、紙をどう動かすのかという事も、一緒に考えなければ現象として現れないのだ。
前世では勉強ばかりで漫画やゲームもそこまでやったことがない。
友達の家で少しやるくらいだった。
だから、イメージがそこまで持てないのかもしれない。
これから、漫画やゲームをやって能力の使い方について学んだ方がいいのだろうか。
「んー、悩むな。」
まぁこれについてはおいおい考えていこう。
それから、瞬間記憶力について分かったこと。
これが、重要だった。
ただ何でも覚える訳ではなかったのだ。
もう一度能力について思い出すとこう書かれていた。
《瞬間記憶力(小→超越)》
・(小):努力する事により通常より覚えが良くなる。
・(超越):努力せずとも覚えたいことを瞬時に覚えて記憶することが出来る。
そう、分かっただろうか?
覚えたいと思わなければ記憶することが出来ないのだ。
つまり、眠かったり話半分にボーッと聞く気が無ければ覚える事が出来ないのだ。
これは、今日の出来事で分かった事。
俺の特殊能力についてはまだまだ自分でも分かっていないから少しずつ理解していけるように頑張らなければ。
「ふぅ、そろそろ寝ようかな。」
考え事をしながらも能力にの練習をしていたのをやめることにした。
そして、時計を見ると23時になっていた。
「んー!おやすみなさい。」
そう言って、体を伸ばす運動をすると布団にはいって寝るのだった。
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