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しおりを挟む「んあ?」
あれ?
あーいつの間にか寝てたらしい。
飯食った後みんなでテレビ見てた所までは覚えてるんだが。
居間にはみんな居なくなっていて、体にはタオルケットがかけられて居た。
蝉かな?虫の鳴き声がする。
「今何時だろう?」
そう言って、柱に掛けられていた自動巻き時計を見た。
"4:44"
あーなんか嫌な感じの時間だな。
多分16:44だよね。
それにしても、444・666とかってなんか不吉な感じするんだよなぁ。
みんなどうしたんだろう?
探してみるか?
「ママー?パパー?」
ん?
返事がないな。
子供置いてどこか行っちゃったのか?
俺4歳児だよ?
まぁ1人でも大丈夫そうな年齢ではあるけどね?
いや、寂しくはないよ?
「爺ちゃーん?婆ちゃーん?」
うん。
やっぱり返事がないな。
まぁ畑にでも行ってるのかな?
暇だし居間でテレビでも見てようかな。
っとその前に台所の冷蔵庫から飲み物とってこようかな。
「まぁ背が足りないよなぁ。どうにかなるけどねー。」
そう言って超能力で冷蔵庫を開けてっと。
あれ?
あれー?
開かないぞ?
おかしいな?
「あ、あいたあいた。」
逆方向に開けようとしていたらしい。
そして、冷蔵庫から麦茶のボトルを出すとコップを浮かせ注ぎ、ボトルを戻しコップを手に持って台所から居間へと戻った。
テレビは何がやってるかなー。
【"再"世にも奇妙な物語Ⅸ】
チェンジで!
【世界一度は行って見たい絶景図鑑】
あーこれ良さそうだな。
これ見とくか。
なんや感やで18:00になった。
爺ちゃん達は帰ってこないな。
ってか、爺ちゃんと父さんは会合だったっけ?
でも、婆ちゃんと母さんはどこ行ったんだ?
んー腹減ったな。
仕方ないけど待ってないとだよね。
「こない!」
帰ってこないな!
20:00になったのに帰ってこない!
どういうことだー!?
お腹減りすぎてやばいぞー。
母さんまだかー?
そんな事を考えていると玄関からガチャガチャと音がした。
「お!?帰ってきたかな?」
急いで迎えにいきまっす。
「ただいまーちーちゃん?あ!玄関で待ってたのね!寂しかった?良くお留守番できたね!えらいえらい!」
怒るタイミングを失ってしまった。
玄関開けるなり母さんが矢継ぎ早に話すからいけないんだ。
「ママどこ行ってたの?起きたら誰もいなかったよ?」
「あら?ちーちゃんにご近所さんが倒れたからみんなで手伝いに行ってくるから待っててって言って、ちーちゃんが"うん、わかったぁ"って言ったからみんなで行ってきたんだけれど・・・遅くなって1人にしちゃってごめんね?」
そう母さんが言った。
ごめん飯食って眠くなってた時で完全に忘れてたわ。
俺の記憶能力しっかり仕事してーーーーー!
「もう!いいよ!お腹減った!」
とりあえず、怒ったふりして早く飯にしてもらおう。
夕飯は何かな?
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