【R18】Fragment

Nuit Blanche

文字の大きさ
上 下
78 / 80
雄っぱいとおっぱいに挟まれて

雄っぱいとおっぱいに挟まれて 5

しおりを挟む
「気持ち良さそうだな、杏梨。俺ももっと気持ち良くしてくれよ」
「あっ! んむっ! んぅっ!」

 与えられる快感の大きさにいつしか舐めるのを忘れてた涼さんのモノを唇に押しつけられて慌てて舐めようと思ったのに、喘いで開いた口の隙間にねじ込まれて苦しい。でも、そんなことをされても嫌だと思えないのはやっぱり涼さんのことが好きだから? 私の中に私の知らない願望があるから?

「歯は立てないでくれよ?」

 苦しいのに、頭に添えられた手は優しくて、されるがまま。涼さんのモノが口の中に出し入れされる。
 こんなことするはずじゃなかったのに、私も涼さんも気持ち良くなってる。尚さんだけは未だに服を着てたけど、私にできることなんてもうなかった。

「ん! んんっ!」
「イキそう? いいわよ?」
「んっ! んーっ! ぅ――」

 尚さんは容赦なくて、目の前がチカチカして、弾ける――そう思った瞬間に口から涼さんのモノが抜けていって息苦しさから解放された。

「あぁぁぁっ!」

 何が起きたかわからないような感覚だった。体がビクビク跳ねて、そこが尚さんの指を食い締めるみたい。なのに、切ない。

「いい子ね」
「ぅ……あ……」

 指を抜きながら誉めてくれるのは尚さん。それにさえ体が反応する。
 もう何がなんだかわからないのに頭を撫でてくれるのは涼さん。

「もういいだろ?」

 何のことかわからないのに、ぼんやりとしたまま頷いてしまうのはやっぱり涼さんが尚さんの弟だから? 同じ魔力を持ってる?

「じゃあ、交代ね」
「お前が譲るなんて珍しいな」
「だって、もっとトロトロにしてからじゃないと可哀想じゃない」

 尚さんと涼さんの位置が入れ替わる。二人は何の話をしているのか、わからない内に尚さんの膝に頭を乗せられる。何か違和感があるけど、正体はわからない。
 わからない内に疼き続けるあそこに何かの熱を感じた。

「りょう、さん……?」
「俺のモノにしてやるからな」

 さっきまでくわえてた涼さんのモノがぬるぬると擦り付けられている。さっきと違って薄い膜が被さってて、尚さんの指が入ってた場所に押し入ろうとしてる。
 それってどういうことだっけ……?

「大丈夫よ、力抜いて?」

 尚さんの手が頭を撫でる。わけがわからないまま、そっちに気を取られた瞬間、体に衝撃が走る。

「ぅ、んぅ! ぁっ、は、ぅう……!」

 痛いし、苦しい。ブワッと涙が溢れる。メリメリと広げられていくのが怖い。

「ぃたいの、ゃあっ……なおさ、たすけて……!」

 泣きながら縋る私に尚さんは微笑みかけてくれる。でも、涼さんを止めてくれない。

「大丈夫、大丈夫、痛くない、痛くない」

 おまじないみたいに優しい尚さんの声と手が意識を逸らす。その隙を狙って涼さんが更に中に入ってくる。
 でも、指とは全然質量が違いすぎて、みっちりと埋められていく。逃げたいのに、二人がかりで抑えつけられてる。

「やらぁっ……くるし……!」
「もうちょっとだから我慢してくれ……!」

 裂けるとか壊れるとか思うのに、私の体はゆっくり涼さんのを飲み込まされてる。
 涼さんが好きだって思った。涼さんのモノになれなら幸せなはずなのに、喜び切れない。
 だって、この状況は何なんだろう?

「大丈夫、ちゃんと入ってるわ」

 そう声をかけてくれる尚さん。
 尚さんはどういうつもりなんだろう?
 何で、尚さんがいるのに涼さんはこんなことをするのかわからない。

「杏梨、好きだ……!」
「そんな……! あっ! ぃ、うぅっ!」

 それは告白だったのか。
 ちゃんと聞きたかったのに、体の下に涼さんの逞しい腕が差し込まれたと思ったら持ち上げられて、落ちたような、そんな感覚だった。
 自分の体の重みで涼さんのモノが奥まで突き刺さった。思わずその衝撃から逃げようとする体はしっかりと涼さんに抱き込まれる。

「あらやだ、あたしだって杏梨ちゃんが好きなのに」

 尚さんの声が遠かった。涼さんは「聞かなくていい」って言って、頭に手を回された。

「んっ! んん……!?」

 涼さんの顔が近付いて、唇に感触。
 キス、だよね……?
 わからないことばかりなのに、息苦しくなって開いた唇にぬるりと熱いモノが差し込まれて暴れる。

「ん! ふぁっ! は、ぁぅっ!」

 上も下も繋がって、私たち、一つになってるの?
 涼さんのこと、信じていいの?
 わからないのに、体の奥はようやく待ち望んだモノを歓迎してるみたい。痛いのに、苦しいのに、汗ばんだ熱い肌が触れ合うのが嫌じゃない。
 私、やっぱり、涼さんのことが……
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔

白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます​─​──​。 私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。 同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが…… この生活に果たして救いはあるのか。 ※サムネにAI生成画像を使用しています

【ヤンデレ鬼ごっこ実況中】

階段
恋愛
ヤンデレ彼氏の鬼ごっこしながら、 屋敷(監禁場所)から脱出しようとする話 _________________________________ 【登場人物】 ・アオイ 昨日初彼氏ができた。 初デートの後、そのまま監禁される。 面食い。 ・ヒナタ アオイの彼氏。 お金持ちでイケメン。 アオイを自身の屋敷に監禁する。 ・カイト 泥棒。 ヒナタの屋敷に盗みに入るが脱出できなくなる。 アオイに協力する。 _________________________________ 【あらすじ】 彼氏との初デートを楽しんだアオイ。 彼氏に家まで送ってもらっていると急に眠気に襲われる。 目覚めると知らないベッドに横たわっており、手足を縛られていた。 色々あってヒタナに監禁された事を知り、隙を見て拘束を解いて部屋の外へ出ることに成功する。 だがそこは人里離れた大きな屋敷の最上階だった。 ヒタナから逃げ切るためには、まずこの屋敷から脱出しなければならない。 果たしてアオイはヤンデレから逃げ切ることができるのか!? _________________________________ 7話くらいで終わらせます。 短いです。 途中でR15くらいになるかもしれませんがわからないです。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

【R18】黒髪メガネのサラリーマンに監禁された話。

猫足02
恋愛
ある日、大学の帰り道に誘拐された美琴は、そのまま犯人のマンションに監禁されてしまう。 『ずっと君を見てたんだ。君だけを愛してる』 一度コンビニで見かけただけの、端正な顔立ちの男。一見犯罪とは無縁そうな彼は、狂っていた。

見知らぬ男に監禁されています

月鳴
恋愛
悪夢はある日突然訪れた。どこにでもいるような普通の女子大生だった私は、見知らぬ男に攫われ、その日から人生が一転する。 ――どうしてこんなことになったのだろう。その問いに答えるものは誰もいない。 メリバ風味のバッドエンドです。 2023.3.31 ifストーリー追加

処理中です...