【R18】Fragment

Nuit Blanche

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ガチムチオネエ社長に騙されました~雄っぱい吸って脅されて~

ガチムチオネエ社長に騙されました~雄っぱい吸って脅されて~ 2

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「社会的に抹殺されたくないのよね?」
「うっ……」

 その言葉の圧力に何も言えなくなる。そう社会的な死、それが私の頭の中でぐるぐる回ってる。だって、いくら泥酔したって言っても男性の胸を吸ってる動画を誰かに見られたら変態のレッテルを貼られてしまう。
 確かに最近疲れてたけど、それにしてもひどい。いくら母親が幼い頃に亡くなったからって、まさかオネエ社長にバブみを求めるなんて……!
 とにかく動画を消してもらわないといけない。自分の大失態を揉み消してほしいなんて本当に都合が良すぎる。頼れる人は誰もいないから、路頭には迷いたくないなんて我が儘なのかもしれない。

「なら、わかるでしょ?」

 社長の笑みはまるで悪魔みたいでぞっとした。この人を悪魔にしたとしたら、それは間違いなく自分なのに。
 きっと社長だって、こんな小娘相手に勃起したくなかったのに、私が乳首を吸っちゃったから仕方ないんだ。自分の後始末は自分でするしかない。
 それをわかっていて、何を求められているかもわかっているのに、具体的にはどうすることが正解なのかわからない。大事な場所だから社長の機嫌を損ねたくなくて怖い。

「でも、したことなくて……」
「そう? 教えてあげてもいいけど……散々焦らされたから、あたしが好きにさせてもらってもいいかしら?」

 それは本当に美しい悪魔の誘惑だったのかもしれない。
 私に選択権があるのはここまでだと思った。鬼じゃなくても、いつまでも仏でいてくれるとは限らない。いっそ身を任せてしまった方がいいに決まってる。社長の気が変わらない内に。
 だから、こくこくと何度も頷けば体が浮いた。信じられないくらい軽々と持ち上げられて、運ばれて、ベッドの上。キングサイズ? 大きすぎだけど、寝心地良さそうなんて楽しむ余裕なんてあるはずがない。まな板に乗せられたような気分。恥ずかしくて体を丸める。

「ほら、隠さない」
「恥ずかしいんです……」

 体を隠す腕を広げられて、ベッドに縫いつけられるみたい。やっぱり覚悟なんて全然できてない。
 大体、社長の体が立派すぎて自分の貧相さを改めて思い知る。私より胸があるとか……

「あたしには恥ずかしいことしたくせに?」
「うっ!」

 それを言われると何も言えなくなってしまう。いや、本当に記憶になくて申し訳なくて穴に入りたい。
 でも、自ら体を晒してた社長と違って、自信がなさすぎる。

「せ、せめて、部屋を暗く……」
「いやよ。あんた小さいから、うっかり潰しちゃいそうだし」

 ですよね……と納得してしまった。
 現役時の社長の身長体重は公開されてたけど、身長差三十センチ以上、体重は二倍くらいありましたよね……ベッドの上で社長に潰されて死ぬのは避けたい。

「対価はきちんと払ってもらう。いいわね?」

 そう言われると、思わずこくんと頷いてしまう。迫力に負けた。
 覆い被さってくる社長は口を開かなければ男の人だなって今更ながらに思う。わかってたはずなのに、わからなくなる。
 個室のバーだなんて言われて、社長のご自宅に連れ込まれた時から既に囚われてたのかもしれない。

「まずはお返し」
「ひ、ぁあっ!」

 何が起きたかわからなかった。それは衝撃だった。体が跳ねたくらいの。
 もう全部見られてるけど、これは違う。
 いくら私がしたことへの仕返しだからって胸を吸われるなんて……!

「可愛い」
「ひぅっ……! どうせ、ちっぱいですー! 社長の雄っぱいが立派すぎるんですー!」

 片方を吸われながら、もう片方の先端を指先が掠めて、変なぞわぞわが体に走るのに、社長はとっても楽しそうで恨めしくなった。
 寝てるせいで平らなった私の胸、まな板、絶壁、そんなのはわかってた。こんなことなら、もっと社長の雄っぱいを堪能しておけば良かった?
 ううん、女同士でおっぱい揉むみたいなのとは全然違う。

「そういう意味じゃなかったんだけど」
「んっ! んぅっ! へん……変ですっ!」

 ちゅぱちゅぱ、私の小さすぎる胸に吸いつく社長は赤ちゃんとしては大きすぎる。
 指先で擦られるだけでも変な感じがするのに、社長の太い指先にくりくりと摘まれて、たまらない。むず痒いような変な感じで、それは足の間にも伝染するみたいできゅっと閉じる。こんなの、知らない。

「こっちはどうかしら?」
「だ、だめっ……」

 するりと社長の手が太股を撫でて、嫌な予感がして、足に力を込めるけど、無駄だった。
 平然とフライパンを曲げるパフォーマンスをしてたような社長にとっては赤子の手を捩るようなもの?
 あっさり、あっけなく、私の足はぱかっと開かれてしまった。

「みっ、みないでっ!」

 敬語なんて忘れるけど、社長の視線は足の間に注がれる。
 誰にも見られたことがないのに、まじまじと観察されて、本当に消えたい。
 何でパンツまで履いてないのかもわからない。脱ぎ癖まであったなんて本当に絶望的。黒歴史すぎる。本当に明日から、一生禁酒するからなかったことにしてほしい。

「ぅ、あぁっ! ぃやぁっ!」

 社長の指がそこを撫でて、さっきまでよりも強い刺激に体が跳ねる。
 くちゅっと響く音が信じられない。さすがに濡れるってことの知識くらいある。だから、混乱する。変に疼く感じがして、わけがわからなくて、これは気持ちいいの……?

「こんなにびしょびしょにしてたら、説得力ないわよ? あたしのおっぱい吸いながら、おもらししてたの?」

 社長は知ってるはずなのに、顔を近づけてきて、凄く意地悪なことを耳に直接吹き込んでくる。何だか凄くゾクゾクする。
 言葉にも辱められて、顔が熱い。どうして、このまま溶けて消えられないんだろう?

「青くなったり赤くなったり忙しいのね。そんなんじゃ保たないわよ? まだまだこれからなんだから」

 これだけじゃ済まないなんて怖すぎる。社長は「あら、また青くなったわ」なんて笑ってるけど、笑い事じゃない。
 その吐息が耳を掠めて、ぞわぞわする。体の奥に響くようないい声の持ち主とか色々ハイスペックすぎてずるい。きっと同じ人類じゃない。

「体で償ってくれるんでしょ?」
「はい……」

 そう言われたら何も言い返せるはずがないけど、体は強張ってしまう。
 だって、未知の領域すぎて怖い。

「心配しなくていいわ。あたしが全部してあ・げ・る♡」
「ふぁあっ!」

 そこで喋られるだけで変な感じがするのに、耳を舐められるとパニック。それなのに、社長はお構いなしに舐めるどころか、はむはむしてきたりするけど、やめてほしい。体中のどこかに触れられて刺激はひっきりなし。
 女言葉だからって流されそうになるけど、見た目はゴリゴリに男。
 でも、結局、私は社長を拒むことなんてできなかった。
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