55 / 115
変態と仲直り?
私の(変態)彼氏紹介します
しおりを挟む
「きた!!」
それは誰の声だったか……それを皮切りに一斉にこっちを見る。怖い。
やばい。殺気立った兵士達の群に向かっていく気分。
とりあえず、由真ちゃんとか部長とか文芸部の人達が固まってる側に近付くけど、既に天馬君に視線が突き刺さってる気がする。
どうしよう、私が紹介しなきゃだよね……
「えっと……」
「りりたんの彼氏(仮)の弟の影本天馬です。今日はよろしくお願いします」
私が緊張しまくりなのに天馬君が笑顔で堂々と挨拶した。物怖じしないとか凄すぎる。中三とは思えない。
フワッフワの竜也君と比べてしっかりしすぎ……天馬君が弟なんだよね? ちょっと逆じゃないかと思ったりする。
「かげ、もと……?」
浅見刑事の勘が冴え渡ってる……?
それとも、単にその名字にアレルギー反応出てるだけ?
既に怖い。由真ちゃんの眉間に皺が寄ってる。これから竜也君を連れてこなきゃいけないのに、やばい。私が帰りたい。
「りりたんから聞いてると思いますが、兄は『イケメンのくせに』、って否定すると一気に世界が氷河期になるんで、凍死したくなかったらマジで気を付けてください。くれぐれもよろしくお願いします」
天馬君がそう念を押してから、ちらりと竜也君の方を見た。
あれ? いつの間にか、女性二人組に話しかけられてる? これは、もしや逆ナンされてる……?
あの形態でもイケメンオーラ隠しきれてないのは確かだし、近付き難いわけでもない。
今まで一緒にいた時は声をかけてくるようなことはなかったけど、一人にするとこういうことになっちゃうんだ……さすがにモテ男は違う。
「面白いから置いて行きましょうか?」
天馬君は言うけど、竜也君は強く言えないのか相手がしつこいのか女性を追い払いきれずにいて『助けて』ってシグナルを出してる気がする。
待て、を守って健気って言うか何て言うか……
「仕方ない。一応、本日の主役ですし連れてきます」
やれやれ、と肩を竦めて天馬君は竜也君を救出に向かった。
「って言うか、みんな、早くない?」
竜也君が来るまでの間に、私は難しい顔してる由真ちゃんに聞いてみる。
今にも質問妖怪達が襲いかかってきそうなこの状況では由真ちゃんの側が一番安全だと思う。
盾に使ってごめん、由真ちゃん……今度由真ちゃんの好きなお菓子買ってくるから許してほしい。
「私が来た時にはほぼ揃ってたけど」
「僕が来た時にもほぼほぼ。まあ、部長がやたら早いのはいつものことですけど」
由真ちゃんに続いて答えるのは加納知輝君。文芸部の後輩で、実は例の彼なんだけど……今は触れないでいたい。
それより早くから待ち構えてた妖怪達怖い。
「あー、わかる。一番乗りだと思っても、もういる的な」
「大体、遅くても三十分前にはいるよ」
「早っ」
部長の佐々木遼太郎先輩は常識人だと思ってたけど、最近よくわからなくなってきた。部内ポーカーフェイス大会はこの人のためにあるようなものだし。
でも、いるとちょっと落ち着く。それが文芸部の主要メンバー。
そうこうしてる内に竜也君の脱出作戦が成功したようだった。
「りりちゃんの彼氏の影本竜也です」
「喧嘩中の(仮)ですけどね」
竜也君が挨拶して、透かさず天馬君が付け加える。
やっぱり、頼もしい……! ついてきてもらえて本当に良かった!
いなかったら、今頃既に死んでたかもしれない。無事に息が出来てるの天馬君のおかげだと言っても過言じゃないと思う。
「影本、たつや……?」
由真ちゃんが怪訝な顔で竜也君を見てる。
どうしよう、マジでどうしよう。
天馬君が「例のご友人ですか?」って聞いてきたから、例の浅見由真ちゃんだって教えてあげるけど、それ以外何もできない。
結局のところ、二人の大人の対応に任せるしかないんだけど……
「浅見にゴキブリの如く嫌われてるクラスメートの影本竜也です」
「ゴキブリの自覚あったんだ?」
周りは相当ざわついてるけど、この二人の睨み合いから目が離せない。
肝心のカラオケ行く前にここで竜也君の命運が決まると言っても過言じゃないのかも。
「えっ、誰? 知ってる人?」
ふみちゃんが私の横にやってきて、聞いてくる。
内心ぎょっとした。できれば、もうちょっと小声で聞いてほしかった。
竜也君に聞こえたんじゃないかってヒヤッとしたけど、笑顔で由真ちゃんと対峙してる。
よくうちのクラスに来るふみちゃんの視界に入ってるのかいないのかわからないし、軽く変装してるから無理もないのかも。私も認識できなかったし……
竜也君、学年でもかなりの有名人だけど、ふみちゃんは例外だったかも。
「う、うちのクラスにいる金髪の人だよ」
小声で答えるけど、チャラいとかヤリチンで悪名高いあの人だとは言えなかった。怖い。
あと、ふみちゃんの天然の犯行も怖い。もう逃げ帰りたい。
「あの『うぇーい』だけで会話できそうな影本竜也?」
由真ちゃんは更に確認するけど、それ、喧嘩売ってるよね……?
竜也君が試されてる……忍耐とか色々試されてる。いきなり最初の試練。やばい。ここで挫折するかも。
「うぇーい」
乗った……!
竜也君、普段「うぇーい」とか言わないよね……?
「うぇーい」
「うぇーい!」
部長まで乗った……!
しかも、竜也君とハイタッチするとか意味がわからない。
何? 何なの? 通じたの? 二人に通じる何かがあったの? 波長が合ったの?
部長は相変わらず表情崩さないし、テンション変わらないのに「うぇーい」とか意味がわからない。
「知輝君もやらない? 楽しいよ」
「やりません!」
部長! なぜ、加納君まで巻き込もうとするんですか!
何が楽しいかもわからない。
加納君はきっぱり断ってるけど、どうしよう……いきなりカオス。この展開は予想できなかった。
「凛鈴! こいつに騙されてない?」
由真ちゃんは私の肩を掴んで心配そうに顔を覗き込んでくるし。
うん……そうなっちゃうよね?
「どっちかっていうと騙されてた、かな……?」
別に現在進行形で騙されてはいないと思う。過去形。
前はヤリチンチャラ男だと信じて疑わなかったけど、竜也君は本物のオタク。
あの部屋を見たらみんな信じてくれると思う。
でも、私だって信じられたのはリュウ君と一致する物証が出たからだし……
「ほらほら! 尋問は後々! さあ、行きましょう!」
一番尋問する気満々の主催者様が言った。パンパンと手を叩いて高らかにおっしゃった。
そうして、私達はぞろぞろと移動し始めたんだけど……
「すみませぇん! 置いてかないでくださぁい!」
そう言って走ってきたのはアニ研の一年生、山本萌花ちゃんだった。今日もヒラヒラフリフリの服が揺れてる。
実はちょっと苦手だったりする。ふみちゃんも苦手だって言ってた。連合内でもみんなが仲良しじゃない。
「どうして、萌花のこと、置いてくんですか? まだ、時間じゃない、ですよね?」
「あはは……ごめん」
「もうっ! ひどいですぅっ!」
息切れして涙目の萌花ちゃんにひきつり笑いの主催者様。
確かに、まだ待ち合わせ時間を過ぎてるわけじゃない。スマホの時計だから正確だし。
もうメンバーを確認済みで、後は私達だけだったんだと思ってた。
「ごめんごめん。じゃあ、今度こそ行きましょう!」
そうして主催者様はごまかすように笑って進み始める。
萌花ちゃんは不満げだったけど、それ以上文句も言わずについてくる。
由真ちゃんもまだ納得してない様子だったけど、ここで追及することはやめたみたいだった。
天馬君と竜也君と一緒について行きながら、簡単にメンバーを紹介しながら、これはまだ波乱の幕開けにすぎないってわかってたつもりだった。
でも、その萌花ちゃんが竜也君をじっと見てたことなんて気付かなかった。
それは誰の声だったか……それを皮切りに一斉にこっちを見る。怖い。
やばい。殺気立った兵士達の群に向かっていく気分。
とりあえず、由真ちゃんとか部長とか文芸部の人達が固まってる側に近付くけど、既に天馬君に視線が突き刺さってる気がする。
どうしよう、私が紹介しなきゃだよね……
「えっと……」
「りりたんの彼氏(仮)の弟の影本天馬です。今日はよろしくお願いします」
私が緊張しまくりなのに天馬君が笑顔で堂々と挨拶した。物怖じしないとか凄すぎる。中三とは思えない。
フワッフワの竜也君と比べてしっかりしすぎ……天馬君が弟なんだよね? ちょっと逆じゃないかと思ったりする。
「かげ、もと……?」
浅見刑事の勘が冴え渡ってる……?
それとも、単にその名字にアレルギー反応出てるだけ?
既に怖い。由真ちゃんの眉間に皺が寄ってる。これから竜也君を連れてこなきゃいけないのに、やばい。私が帰りたい。
「りりたんから聞いてると思いますが、兄は『イケメンのくせに』、って否定すると一気に世界が氷河期になるんで、凍死したくなかったらマジで気を付けてください。くれぐれもよろしくお願いします」
天馬君がそう念を押してから、ちらりと竜也君の方を見た。
あれ? いつの間にか、女性二人組に話しかけられてる? これは、もしや逆ナンされてる……?
あの形態でもイケメンオーラ隠しきれてないのは確かだし、近付き難いわけでもない。
今まで一緒にいた時は声をかけてくるようなことはなかったけど、一人にするとこういうことになっちゃうんだ……さすがにモテ男は違う。
「面白いから置いて行きましょうか?」
天馬君は言うけど、竜也君は強く言えないのか相手がしつこいのか女性を追い払いきれずにいて『助けて』ってシグナルを出してる気がする。
待て、を守って健気って言うか何て言うか……
「仕方ない。一応、本日の主役ですし連れてきます」
やれやれ、と肩を竦めて天馬君は竜也君を救出に向かった。
「って言うか、みんな、早くない?」
竜也君が来るまでの間に、私は難しい顔してる由真ちゃんに聞いてみる。
今にも質問妖怪達が襲いかかってきそうなこの状況では由真ちゃんの側が一番安全だと思う。
盾に使ってごめん、由真ちゃん……今度由真ちゃんの好きなお菓子買ってくるから許してほしい。
「私が来た時にはほぼ揃ってたけど」
「僕が来た時にもほぼほぼ。まあ、部長がやたら早いのはいつものことですけど」
由真ちゃんに続いて答えるのは加納知輝君。文芸部の後輩で、実は例の彼なんだけど……今は触れないでいたい。
それより早くから待ち構えてた妖怪達怖い。
「あー、わかる。一番乗りだと思っても、もういる的な」
「大体、遅くても三十分前にはいるよ」
「早っ」
部長の佐々木遼太郎先輩は常識人だと思ってたけど、最近よくわからなくなってきた。部内ポーカーフェイス大会はこの人のためにあるようなものだし。
でも、いるとちょっと落ち着く。それが文芸部の主要メンバー。
そうこうしてる内に竜也君の脱出作戦が成功したようだった。
「りりちゃんの彼氏の影本竜也です」
「喧嘩中の(仮)ですけどね」
竜也君が挨拶して、透かさず天馬君が付け加える。
やっぱり、頼もしい……! ついてきてもらえて本当に良かった!
いなかったら、今頃既に死んでたかもしれない。無事に息が出来てるの天馬君のおかげだと言っても過言じゃないと思う。
「影本、たつや……?」
由真ちゃんが怪訝な顔で竜也君を見てる。
どうしよう、マジでどうしよう。
天馬君が「例のご友人ですか?」って聞いてきたから、例の浅見由真ちゃんだって教えてあげるけど、それ以外何もできない。
結局のところ、二人の大人の対応に任せるしかないんだけど……
「浅見にゴキブリの如く嫌われてるクラスメートの影本竜也です」
「ゴキブリの自覚あったんだ?」
周りは相当ざわついてるけど、この二人の睨み合いから目が離せない。
肝心のカラオケ行く前にここで竜也君の命運が決まると言っても過言じゃないのかも。
「えっ、誰? 知ってる人?」
ふみちゃんが私の横にやってきて、聞いてくる。
内心ぎょっとした。できれば、もうちょっと小声で聞いてほしかった。
竜也君に聞こえたんじゃないかってヒヤッとしたけど、笑顔で由真ちゃんと対峙してる。
よくうちのクラスに来るふみちゃんの視界に入ってるのかいないのかわからないし、軽く変装してるから無理もないのかも。私も認識できなかったし……
竜也君、学年でもかなりの有名人だけど、ふみちゃんは例外だったかも。
「う、うちのクラスにいる金髪の人だよ」
小声で答えるけど、チャラいとかヤリチンで悪名高いあの人だとは言えなかった。怖い。
あと、ふみちゃんの天然の犯行も怖い。もう逃げ帰りたい。
「あの『うぇーい』だけで会話できそうな影本竜也?」
由真ちゃんは更に確認するけど、それ、喧嘩売ってるよね……?
竜也君が試されてる……忍耐とか色々試されてる。いきなり最初の試練。やばい。ここで挫折するかも。
「うぇーい」
乗った……!
竜也君、普段「うぇーい」とか言わないよね……?
「うぇーい」
「うぇーい!」
部長まで乗った……!
しかも、竜也君とハイタッチするとか意味がわからない。
何? 何なの? 通じたの? 二人に通じる何かがあったの? 波長が合ったの?
部長は相変わらず表情崩さないし、テンション変わらないのに「うぇーい」とか意味がわからない。
「知輝君もやらない? 楽しいよ」
「やりません!」
部長! なぜ、加納君まで巻き込もうとするんですか!
何が楽しいかもわからない。
加納君はきっぱり断ってるけど、どうしよう……いきなりカオス。この展開は予想できなかった。
「凛鈴! こいつに騙されてない?」
由真ちゃんは私の肩を掴んで心配そうに顔を覗き込んでくるし。
うん……そうなっちゃうよね?
「どっちかっていうと騙されてた、かな……?」
別に現在進行形で騙されてはいないと思う。過去形。
前はヤリチンチャラ男だと信じて疑わなかったけど、竜也君は本物のオタク。
あの部屋を見たらみんな信じてくれると思う。
でも、私だって信じられたのはリュウ君と一致する物証が出たからだし……
「ほらほら! 尋問は後々! さあ、行きましょう!」
一番尋問する気満々の主催者様が言った。パンパンと手を叩いて高らかにおっしゃった。
そうして、私達はぞろぞろと移動し始めたんだけど……
「すみませぇん! 置いてかないでくださぁい!」
そう言って走ってきたのはアニ研の一年生、山本萌花ちゃんだった。今日もヒラヒラフリフリの服が揺れてる。
実はちょっと苦手だったりする。ふみちゃんも苦手だって言ってた。連合内でもみんなが仲良しじゃない。
「どうして、萌花のこと、置いてくんですか? まだ、時間じゃない、ですよね?」
「あはは……ごめん」
「もうっ! ひどいですぅっ!」
息切れして涙目の萌花ちゃんにひきつり笑いの主催者様。
確かに、まだ待ち合わせ時間を過ぎてるわけじゃない。スマホの時計だから正確だし。
もうメンバーを確認済みで、後は私達だけだったんだと思ってた。
「ごめんごめん。じゃあ、今度こそ行きましょう!」
そうして主催者様はごまかすように笑って進み始める。
萌花ちゃんは不満げだったけど、それ以上文句も言わずについてくる。
由真ちゃんもまだ納得してない様子だったけど、ここで追及することはやめたみたいだった。
天馬君と竜也君と一緒について行きながら、簡単にメンバーを紹介しながら、これはまだ波乱の幕開けにすぎないってわかってたつもりだった。
でも、その萌花ちゃんが竜也君をじっと見てたことなんて気付かなかった。
0
お気に入りに追加
1,104
あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる