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変態のピンチ 解決編?
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「話はわかった。で、どうしたい?」
一通りの話を聞いた総帥は難しい顔をしてる。
そうして、竜也君に問いかけたんだけど……
「竜也君、聞かれてるよ!」
ぼんやりしてる竜也君をつっつく。
やっぱり、竜也君も疲れてる?
「えっ、俺は擬態やめて学校でも心おきなくりりちゃんとイチャイチャできるようになったし、過ぎたことはいいよ。全然気にしてない」
「しないからね」
「えっ?」
「人前でイチャイチャしないよ?」
余計な言葉がなければ、なんて寛大なんだって感動したかもしれない。
でも、私は聞き逃さなかった。
竜也君の素(と言っていいの?)が出ちゃったからって、人前でイチャイチャはない。絶対に。
そもそも、この世の終わりみたいな顔をする竜也君は自分もまだ許されてないってわかってるのかな?
「許すんですか? 許しちゃうんですか? 大沢先輩のクッキー事件とは訳が違うんですよ?」
加納君は理解できないと言いたげだった。
確かに竜也君、完全に孤立したし、噂広まり過ぎだし、傷は大きい。
「クッキー事件?」
「光石先輩が大沢先輩にプレゼントしたクッキーを山本が故意に割ったとか割ってないとか」
「それは有罪だね。今すぐ極刑に処そう」
加納君の説明を受けた竜也君の顔つきが変わった。やばい。
加納君は嬉しそうに「ですよね!」なんて言ってるけど、極刑とか物騒じゃない?
「いやいや、それも済んだことだからね? ふみちゃんは許したからね? みんなでクッキー食べて終了だよ」
「山本なんかにまで手作りクッキーあげることないでしょう! ゴミ箱に行ったに決まってるじゃないですか!」
「それは加納君が煽ったせいだからね」
加納君は萌花ちゃんを許したくないんだと思う。その気持ちもわかる。
行き場がなくなったクッキーでその場だけでもどうにかなるなら私は構わなかった。
「りりちゃん、りりちゃん、俺のは?」
竜也君が服を引っ張ってくるから何かと思って見たらキラキラと期待に満ちた目を向けてくる。ちょっとイラッとした。
「一応、用意してたんだけど……」
「うんうん」
「渡せなかったから萌花ちゃんにあげちゃったよ」
「何で!?」
「竜也君が私のこと無視したから」
この世の終わり再び。
何でって言われても私のせいじゃない。繋がりを経ったのは竜也君。これには反論できないみたい。
でも、凄く不満そうに私を見てる。何かムカムカしてきた。
「そんなにクッキー食べたいなら、竜也君は自分で作ればいいでしょ?」
どうして、そんなに不満げな顔で見られなきゃいけないんだろうか。
って言うか、ふみちゃんへの誕生日プレゼントだったわけなんだし、師匠に出来を見てもらいたいくらいの気持ちはあったけど……
「そういう問題じゃないっ!」
「そうですよ! 本当に鈍い人ですね!」
結局、加納君は誰の味方なんだろう? どうして、プンスカ怒りながら竜也君の援護をしてるんだろう?
「いや、結局、何なんだ? お前ら、あっちに乗り込まねぇの? 戦争しねぇの?」
「せ、戦争はだめですよ!」
置き去りにしちゃってた総帥が物騒なことを言い出した。戦争はダメ。絶対にダメ。
って言うか、連合の頂点にいるようでも総帥も結局アニ研のOBなんだから戦争を焚きつけちゃダメだと思う。
「じゃあ、光石はどうしたい?」
「被害者は竜也君なので……」
竜也君の問題なのに、私にどうしたいか聞かれても困ると思ったんだけど……
「あんただって色々言われたでしょ。そもそも、あの子はあんたへの対抗意識でやらかしてるんだし、一番の被害者はあんたでいいんじゃない?」
さっきまで黙ってた由真ちゃんがついに耐えかねて口を開いたみたい。とっても呆れてるご様子……ごめん、由真ちゃん。
「彼氏奪われそうになって被害者じゃないなんて心広すぎですか鈍すぎですか」
相変わらずチクチクする加納君。
そっか、竜也君は私の彼氏だったんだ。みんなの中では。
「そう言われても……」
「どうして、こうも一晩寝たら忘れちゃうような人が多いんでしょうか」
「平和が一番ってことだよ」
加納君が呆れてるけど、部長が言う通り平和が一番だと思う。
一晩寝て忘れられるのは幸せなことじゃないかな? 加納君は根に持ちそうだけど。
でも、私だって忘れてないことはある。
「この俺様にかかれば暴露の犯人をゲロさせることぐらい朝飯前だぜ!」
「犯人探しとかしたいわけじゃないので……」
総帥は胸を叩くけど、アニ研のみんなにとってはきっと拷問。お願いしようなんて思えない。
ふみちゃんには嫌な思いしてほしくないし、いい人だっている。
「秩序を乱す奴は総帥命令で追放することも……」
「萌花ちゃんをアニ研から追い出すのは違うと思うのでいいです。だって、アニメを愛する心があれば、どんな奇人変人変態も受け入れる寛容な組織がアニ研ですよね?」
「そういう認識だったのか……?」
何だか愕然とした様子の総帥。あれ? 何か間違ったこと言った……?
「その奇人変人変態の被害を一番受けてるからね」
「何も言えねぇ……」
「そーすいはその筆頭ですからね。一番困らせてますからね」
「マジで何も言えねぇ……」
今度は加納君の真似なのかチクチクする部長。そして、何だかショックそうな総帥。
「今後こんなことがなければいいんですけど、萌花ちゃんにはもうちょっと改心してほしいというか……」
たとえ、竜也君のことをなかったことにしても禍根は残るって言うか……臭い物に蓋をするだけもダメな気がする。
私がちゃんと萌花ちゃんと向き合わなきゃいけないのかもしれない。
「じゃあ、その辺は指導だな」
「穏便に済ませたいんです」
総帥が入るとややこしくなるからやめてほしいとは言えない。
萌花ちゃんが総帥の話を聞いてくれるかもわからないし、その場ではどうにかなっても根本的な解決はできないかもしれない。
「そうはいかないみたいですよ。今、石原さん? って人が来てて、山本が四面楚歌らしいです」
そう言う加納君の手にはスマホ。また実況されてる?
石原さん誰それみたいな空気だけど、例のOGのあの人。この前の主催様。
「ざまぁですね。見学に行きます?」
加納君は目をキラキラさせないでほしい。昨日は逃亡しようとしたくせに既に行く体で体が動きそう。案外フットワークが軽い。
って言うか、経緯はよくわからないけど、萌花ちゃんが孤立?
全員が味方じゃないとは言っても、味方はいるのに……?
「佐々木、お前、あいつまで呼んだのか?」
「テンパった向こうの部長さんが呼んじゃったみたいですよ」
総帥は疑ったみたいだけど、部長はしれっと答える。テンパらせたの、間違いなく部長だよね? 部長が総帥呼んじゃったからテンパっちゃったんだよね? 部長、それわかってるよね?
「そもそも、彼を集会に連れて来ることを強要した張本人なので槍玉に挙げたかったらしいですけど、そんな玉じゃないですよね、あの人」
部長も何だか楽しそう?
いやいや、何かもう地獄絵図じゃない?
石原さんに責任をなすりつけられると思ってたのが完全な間違い。
「おや? 意外なことに大沢先輩が弁護に回ってるみたいですよ」
ふみちゃんが? 昨日は萌花ちゃんと喧嘩してたのに? あの件はなかったことみたいになっても、その前のことはそうはいかないはず。
「部員全員相手に諸悪の根源を必死に守ろうとするとか何か涙が出そうですね。結局、超がつくお人好しなんですか、あの人」
そう言う加納君の目からは涙なんて一滴も出そうにない。
それに、私からすれば諸悪の根元は萌花ちゃんよりも石原さんで、石原さんよりも竜也君。
「お昼も俺とりりちゃんの仲取り持ってくれたよ。義理堅いよね」
竜也君はニコニコ。強制的に一緒にお昼食べさせられて無視して気まずい空気を醸しだしまくってたくせにニコニコ。
ふみちゃんの発言で周囲がざわつくこともしばしばあるけど、悪い子じゃない。私の友達はふみちゃんと超しっかり者で頼れる由真ちゃんでバランスがとれてるのかもしれない。
「とりあえず、行くか?」
総帥に聞かれて大きく頷く。このままだと萌花ちゃんは味方だったはずの人達にアニ研を追い出されちゃうかもしれない。
そうして、今回も由真ちゃんがお留守番を買って出て、私達は一路アニ研の部室へと向かおうとしたんだけど……コンコンと控えめなノックが部室内に響き渡ったのだった。
一通りの話を聞いた総帥は難しい顔をしてる。
そうして、竜也君に問いかけたんだけど……
「竜也君、聞かれてるよ!」
ぼんやりしてる竜也君をつっつく。
やっぱり、竜也君も疲れてる?
「えっ、俺は擬態やめて学校でも心おきなくりりちゃんとイチャイチャできるようになったし、過ぎたことはいいよ。全然気にしてない」
「しないからね」
「えっ?」
「人前でイチャイチャしないよ?」
余計な言葉がなければ、なんて寛大なんだって感動したかもしれない。
でも、私は聞き逃さなかった。
竜也君の素(と言っていいの?)が出ちゃったからって、人前でイチャイチャはない。絶対に。
そもそも、この世の終わりみたいな顔をする竜也君は自分もまだ許されてないってわかってるのかな?
「許すんですか? 許しちゃうんですか? 大沢先輩のクッキー事件とは訳が違うんですよ?」
加納君は理解できないと言いたげだった。
確かに竜也君、完全に孤立したし、噂広まり過ぎだし、傷は大きい。
「クッキー事件?」
「光石先輩が大沢先輩にプレゼントしたクッキーを山本が故意に割ったとか割ってないとか」
「それは有罪だね。今すぐ極刑に処そう」
加納君の説明を受けた竜也君の顔つきが変わった。やばい。
加納君は嬉しそうに「ですよね!」なんて言ってるけど、極刑とか物騒じゃない?
「いやいや、それも済んだことだからね? ふみちゃんは許したからね? みんなでクッキー食べて終了だよ」
「山本なんかにまで手作りクッキーあげることないでしょう! ゴミ箱に行ったに決まってるじゃないですか!」
「それは加納君が煽ったせいだからね」
加納君は萌花ちゃんを許したくないんだと思う。その気持ちもわかる。
行き場がなくなったクッキーでその場だけでもどうにかなるなら私は構わなかった。
「りりちゃん、りりちゃん、俺のは?」
竜也君が服を引っ張ってくるから何かと思って見たらキラキラと期待に満ちた目を向けてくる。ちょっとイラッとした。
「一応、用意してたんだけど……」
「うんうん」
「渡せなかったから萌花ちゃんにあげちゃったよ」
「何で!?」
「竜也君が私のこと無視したから」
この世の終わり再び。
何でって言われても私のせいじゃない。繋がりを経ったのは竜也君。これには反論できないみたい。
でも、凄く不満そうに私を見てる。何かムカムカしてきた。
「そんなにクッキー食べたいなら、竜也君は自分で作ればいいでしょ?」
どうして、そんなに不満げな顔で見られなきゃいけないんだろうか。
って言うか、ふみちゃんへの誕生日プレゼントだったわけなんだし、師匠に出来を見てもらいたいくらいの気持ちはあったけど……
「そういう問題じゃないっ!」
「そうですよ! 本当に鈍い人ですね!」
結局、加納君は誰の味方なんだろう? どうして、プンスカ怒りながら竜也君の援護をしてるんだろう?
「いや、結局、何なんだ? お前ら、あっちに乗り込まねぇの? 戦争しねぇの?」
「せ、戦争はだめですよ!」
置き去りにしちゃってた総帥が物騒なことを言い出した。戦争はダメ。絶対にダメ。
って言うか、連合の頂点にいるようでも総帥も結局アニ研のOBなんだから戦争を焚きつけちゃダメだと思う。
「じゃあ、光石はどうしたい?」
「被害者は竜也君なので……」
竜也君の問題なのに、私にどうしたいか聞かれても困ると思ったんだけど……
「あんただって色々言われたでしょ。そもそも、あの子はあんたへの対抗意識でやらかしてるんだし、一番の被害者はあんたでいいんじゃない?」
さっきまで黙ってた由真ちゃんがついに耐えかねて口を開いたみたい。とっても呆れてるご様子……ごめん、由真ちゃん。
「彼氏奪われそうになって被害者じゃないなんて心広すぎですか鈍すぎですか」
相変わらずチクチクする加納君。
そっか、竜也君は私の彼氏だったんだ。みんなの中では。
「そう言われても……」
「どうして、こうも一晩寝たら忘れちゃうような人が多いんでしょうか」
「平和が一番ってことだよ」
加納君が呆れてるけど、部長が言う通り平和が一番だと思う。
一晩寝て忘れられるのは幸せなことじゃないかな? 加納君は根に持ちそうだけど。
でも、私だって忘れてないことはある。
「この俺様にかかれば暴露の犯人をゲロさせることぐらい朝飯前だぜ!」
「犯人探しとかしたいわけじゃないので……」
総帥は胸を叩くけど、アニ研のみんなにとってはきっと拷問。お願いしようなんて思えない。
ふみちゃんには嫌な思いしてほしくないし、いい人だっている。
「秩序を乱す奴は総帥命令で追放することも……」
「萌花ちゃんをアニ研から追い出すのは違うと思うのでいいです。だって、アニメを愛する心があれば、どんな奇人変人変態も受け入れる寛容な組織がアニ研ですよね?」
「そういう認識だったのか……?」
何だか愕然とした様子の総帥。あれ? 何か間違ったこと言った……?
「その奇人変人変態の被害を一番受けてるからね」
「何も言えねぇ……」
「そーすいはその筆頭ですからね。一番困らせてますからね」
「マジで何も言えねぇ……」
今度は加納君の真似なのかチクチクする部長。そして、何だかショックそうな総帥。
「今後こんなことがなければいいんですけど、萌花ちゃんにはもうちょっと改心してほしいというか……」
たとえ、竜也君のことをなかったことにしても禍根は残るって言うか……臭い物に蓋をするだけもダメな気がする。
私がちゃんと萌花ちゃんと向き合わなきゃいけないのかもしれない。
「じゃあ、その辺は指導だな」
「穏便に済ませたいんです」
総帥が入るとややこしくなるからやめてほしいとは言えない。
萌花ちゃんが総帥の話を聞いてくれるかもわからないし、その場ではどうにかなっても根本的な解決はできないかもしれない。
「そうはいかないみたいですよ。今、石原さん? って人が来てて、山本が四面楚歌らしいです」
そう言う加納君の手にはスマホ。また実況されてる?
石原さん誰それみたいな空気だけど、例のOGのあの人。この前の主催様。
「ざまぁですね。見学に行きます?」
加納君は目をキラキラさせないでほしい。昨日は逃亡しようとしたくせに既に行く体で体が動きそう。案外フットワークが軽い。
って言うか、経緯はよくわからないけど、萌花ちゃんが孤立?
全員が味方じゃないとは言っても、味方はいるのに……?
「佐々木、お前、あいつまで呼んだのか?」
「テンパった向こうの部長さんが呼んじゃったみたいですよ」
総帥は疑ったみたいだけど、部長はしれっと答える。テンパらせたの、間違いなく部長だよね? 部長が総帥呼んじゃったからテンパっちゃったんだよね? 部長、それわかってるよね?
「そもそも、彼を集会に連れて来ることを強要した張本人なので槍玉に挙げたかったらしいですけど、そんな玉じゃないですよね、あの人」
部長も何だか楽しそう?
いやいや、何かもう地獄絵図じゃない?
石原さんに責任をなすりつけられると思ってたのが完全な間違い。
「おや? 意外なことに大沢先輩が弁護に回ってるみたいですよ」
ふみちゃんが? 昨日は萌花ちゃんと喧嘩してたのに? あの件はなかったことみたいになっても、その前のことはそうはいかないはず。
「部員全員相手に諸悪の根源を必死に守ろうとするとか何か涙が出そうですね。結局、超がつくお人好しなんですか、あの人」
そう言う加納君の目からは涙なんて一滴も出そうにない。
それに、私からすれば諸悪の根元は萌花ちゃんよりも石原さんで、石原さんよりも竜也君。
「お昼も俺とりりちゃんの仲取り持ってくれたよ。義理堅いよね」
竜也君はニコニコ。強制的に一緒にお昼食べさせられて無視して気まずい空気を醸しだしまくってたくせにニコニコ。
ふみちゃんの発言で周囲がざわつくこともしばしばあるけど、悪い子じゃない。私の友達はふみちゃんと超しっかり者で頼れる由真ちゃんでバランスがとれてるのかもしれない。
「とりあえず、行くか?」
総帥に聞かれて大きく頷く。このままだと萌花ちゃんは味方だったはずの人達にアニ研を追い出されちゃうかもしれない。
そうして、今回も由真ちゃんがお留守番を買って出て、私達は一路アニ研の部室へと向かおうとしたんだけど……コンコンと控えめなノックが部室内に響き渡ったのだった。
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