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過酷な鬼ごっこ
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明王館で寝泊まりするようになって2週間が経った。もうそろそろリーシュ達が帰ってきてもいい頃かと思ってはいるが、俺は忙殺されていて深く考える余裕はなかった。それは初日、俺に選択権が与えられた事が原因だった。
「さて、お前への稽古はどうしたものか。長所を伸ばすか、短所を減らすか、新しい道を探すか…、ふむ、お前はどうしたい?」
「あの、師匠? 具体的に教えてもらえると助かります」
「長所はエクストラリミットだな。エクストラリミットの制御を中心にする。短所はお前の体術の見直しだな。体の鍛え直しも含めてのな。最後のはそのどちらでもなく、お前の中の潜在的なものを引き出す」
どれも魅力的だった。だからこそ俺は迷わず
「全部でお願いします!」
その結果がこれだ。
「1分休憩」
「はぁ…はぁ…、ヤバい、吐きそう」
俺は明王館の床に大の字に倒れていた。今は1日の大半を占める体術の修練中である。
走り込みなどしない。型もやらない。やることは一つ。師匠に触れる事のみ。何を使っても、どんな卑怯な手だろうと触れさえすればいいと言っていたが、もう2週間にもなるのに俺は全く師匠に触れられずにいた。早いとかではない。師匠は魔力を使っているようには見えず、ただの身体能力だけで俺の様々な手を避けているようだ。何を使ってもいいと言われたが、俺も男なので同じく身体能力だけで初めはやってみた。触れそうで触れない。わざとなのかわからないが、俺が触れると思っても紙一重で避けられる。ちなみにそれから魔纏を使い、今は[疾風迅雷]まで使っているが触れそうで触れないモヤモヤした感じは変わることがなかった
『旦那様、お水をどうぞ?』
ツグミが大の字の俺の横にしゃがんでニコニコして聞いてくる。
「何でそんなにご機嫌なんだ? あっ、ツグミ、動きたくないから頭に水かけてくれ」
『ここ2週間は旦那様を独り占めですから♪ はい、どうぞ』
よく聞き取れなかったが、バシャバシャと掛けられる冷水の心地よさに俺は目を閉じた。そして数秒後
「1分だ」
「ぅ、はい!」
すぐ立上がり再開する。人間の俺が神に対抗するにはいくら努力しても足りないのだ。この体術の修練と言う名の鬼ごっこは朝6時から始めて昼の休憩1時間を挟み、夜の7時まで続く。12時間ほぼ全力で動き続け、少しでも手を抜こうものなら師匠は容赦なく攻撃してくる。おかげで昨晩も死にかけたが…
触れないのは同じだが、初日から少しずつだが、師匠の動きが早くなっているような気がした。俺が追い付き始めて焦ったのかとも思ったが、汗一つない顔を見ると何か目的があるようだ。
『あ~、いいなぁ…。 私も旦那様にあんなに追いかけてもらえたらなぁ。ナータ様、代わってくれないかなぁ』
チラッとツグミの声が聞こえたような気もするが、おそらく幻聴だろう。ツグミは普段あんな事は言わない。 と思う、多分。
体術の修練が終わり、やっとご飯である。ツグミが作ってくれるので美味しいのだが、さすがに体力も魔力もほぼ尽きた状態で体が食べ物を受け付ける筈がない。だが食べる。噛む。飲み込む。胃からせり上がってくるが、絶対に吐かない。ツグミが作ってくれたものという理由もあるが、それよりも今食べなければこれからがもたない。何故なら
「食べ終わったら明王館に来い。次は制御の修練だ」
そうゆう訳だ。7時まで動き続け、晩御飯と休憩も含めて30分休むと次は制御の修練があるのだ。
この疲れきった段階でエクストラリミットを制御するのは本当にキツい。だが師匠曰く、「過酷な状態であればあるほど、人は成長する」らしいが、過酷にも程がある。暴発したら明王館くらいなら軽く吹き飛ぶくらいの魔力を扱っているのだ。俺が歯を食い縛り、神経を磨り減らしている目の前でなんとも緊張感のない会話が繰り広げられていた。
『ナータ様、今日の課題は何にするのですか?』
「昨日は動物だったな。そうだな、月読を今日の課題にしてやろう。難度は上がるがな」
『えぇ!? ホントですか? フフ…嬉しいです♪ ありがとうございます、ナータ様!』
「礼には及ばん。聞こえたか? 今日の課題は月読だ。できなければ終わらないから、死ぬ気でやれ」
「ぐっ…、はい!」
きまぐれで修練の難度が上がるとは、さすが師匠である。ここ3日で気付いたが、師匠はツグミに甘い。昨日の課題もツグミが『ネコさんって可愛いですよね』なんて言い出したせいで動物(ネコ)になったのだ。
強くなるには言われた事をやるしかないので、俺は修練を始める。
俺は両手を突き出し、目に見えるほど濃い魔力の塊を目の前に放出した。大量の魔力を出すのはそれほど苦労もせず初期にできるようになっていた。
魔力の放出はイメージである。俺がリーシュと出会い、ドヤ岩(ただの岩)に放った風刃はイメージが悪かったために威力が低かったのだ。魔力放出は魔力の出ていく出口をいかにイメージできるかで決まる。ちなみに今の俺のイメージはトンネルである。現実にはあり得ないが、トンネルから水が噴き出すイメージをする事によって莫大な魔力を放出できる。源泉から直接魔力を引っ張れる俺ぐらいしかそんな規模でイメージしたりしないようだが。
しかし、魔力放出より問題なのが魔力の質をあげるための圧縮である。
「コンプレッション」
目の前の魔力塊がギュッと1メートルほどの球体になる。正直ここが1番ツラい。膨大な魔力を圧縮するのだ。腕が弾き飛びそうになるが、腕が弾き飛んだ瞬間にここら一体も吹き飛ぶので1番慎重にやらなければいけない部分でもある。そして圧縮した魔力を
「あぁぁっ!…モールドぉ!!」
爆弾に近い魔力の球体の形が変化しだす。人の形へと。
制御の修練は膨大な魔力を圧縮し、それを任意の形に成形するというものなのだ。なので今日の課題は、ツグミを魔力で成形する事である。勿論色も付ける。リーシュが俺にスキルの説明をしている時にやっていたが、自分でやってみると白以外がこれほど難しいとは思っていなかった。しかも、色の種類が増えるほど難度は上がる。もはや無理ゲーだと思ったが、俺は諦める訳には行かないのだ。皆と楽しく過ごすためには。
そして、2時間後暴発しそうになった人型魔力を師匠に鎮圧されて今日の修練が終わる。結局人型にするのが精一杯で俺が気を失う寸前で強制終了だった。
30分ほど放っておかれ、その後無理矢理起こされ風呂に入って寝るのだ。ちなみに失敗するのは何日か振りだった。理由は勿論突然難度が跳ね上がったせいだが、俺は出来ない自分に腹が立ち明日こそはと心に誓うのだった。
寝る支度を整えた俺にツグミが水と錠剤を持ってきた。
『今日もなされるのですね。ナータ様は確証があるわけではないから3日に1度くらいでいいとおっしゃってましたけど』
「やる。そのために俺はここにいるんだ。ツグミ、明日でいいんだけど、リーシュ達が帰ってきたか一度家を見に行ってもらえないかな? そろそろ帰っててもおかしくないと思うんだけど」
『分かりました。明日見てきますね。では、おやすみなさい。次の修練、頑張ってくださいね』
俺が錠剤を飲むのを確認するとツグミは俺の部屋から出て行った。そして俺は布団に入り目を閉じる。
今飲んだ錠剤は師匠が作ったものだ。この錠剤は意識を自分の深層領域に引き込む事ができる。俺に何か今までと違う力があるとすれば、その領域だと師匠は言っていた。勿論確証があるわけではないので完全に手探り状態である。だけど何か、目の端にチラッと写り込むような、何かきっかけさえあれば掴めそうな感じがここ最近するのだ。
そしてツグミが言っていた通り、これも修練である。就寝中にその修練は始まる。能力探査の修練、あるかどうかもわからない何かを探す。
「さて、お前への稽古はどうしたものか。長所を伸ばすか、短所を減らすか、新しい道を探すか…、ふむ、お前はどうしたい?」
「あの、師匠? 具体的に教えてもらえると助かります」
「長所はエクストラリミットだな。エクストラリミットの制御を中心にする。短所はお前の体術の見直しだな。体の鍛え直しも含めてのな。最後のはそのどちらでもなく、お前の中の潜在的なものを引き出す」
どれも魅力的だった。だからこそ俺は迷わず
「全部でお願いします!」
その結果がこれだ。
「1分休憩」
「はぁ…はぁ…、ヤバい、吐きそう」
俺は明王館の床に大の字に倒れていた。今は1日の大半を占める体術の修練中である。
走り込みなどしない。型もやらない。やることは一つ。師匠に触れる事のみ。何を使っても、どんな卑怯な手だろうと触れさえすればいいと言っていたが、もう2週間にもなるのに俺は全く師匠に触れられずにいた。早いとかではない。師匠は魔力を使っているようには見えず、ただの身体能力だけで俺の様々な手を避けているようだ。何を使ってもいいと言われたが、俺も男なので同じく身体能力だけで初めはやってみた。触れそうで触れない。わざとなのかわからないが、俺が触れると思っても紙一重で避けられる。ちなみにそれから魔纏を使い、今は[疾風迅雷]まで使っているが触れそうで触れないモヤモヤした感じは変わることがなかった
『旦那様、お水をどうぞ?』
ツグミが大の字の俺の横にしゃがんでニコニコして聞いてくる。
「何でそんなにご機嫌なんだ? あっ、ツグミ、動きたくないから頭に水かけてくれ」
『ここ2週間は旦那様を独り占めですから♪ はい、どうぞ』
よく聞き取れなかったが、バシャバシャと掛けられる冷水の心地よさに俺は目を閉じた。そして数秒後
「1分だ」
「ぅ、はい!」
すぐ立上がり再開する。人間の俺が神に対抗するにはいくら努力しても足りないのだ。この体術の修練と言う名の鬼ごっこは朝6時から始めて昼の休憩1時間を挟み、夜の7時まで続く。12時間ほぼ全力で動き続け、少しでも手を抜こうものなら師匠は容赦なく攻撃してくる。おかげで昨晩も死にかけたが…
触れないのは同じだが、初日から少しずつだが、師匠の動きが早くなっているような気がした。俺が追い付き始めて焦ったのかとも思ったが、汗一つない顔を見ると何か目的があるようだ。
『あ~、いいなぁ…。 私も旦那様にあんなに追いかけてもらえたらなぁ。ナータ様、代わってくれないかなぁ』
チラッとツグミの声が聞こえたような気もするが、おそらく幻聴だろう。ツグミは普段あんな事は言わない。 と思う、多分。
体術の修練が終わり、やっとご飯である。ツグミが作ってくれるので美味しいのだが、さすがに体力も魔力もほぼ尽きた状態で体が食べ物を受け付ける筈がない。だが食べる。噛む。飲み込む。胃からせり上がってくるが、絶対に吐かない。ツグミが作ってくれたものという理由もあるが、それよりも今食べなければこれからがもたない。何故なら
「食べ終わったら明王館に来い。次は制御の修練だ」
そうゆう訳だ。7時まで動き続け、晩御飯と休憩も含めて30分休むと次は制御の修練があるのだ。
この疲れきった段階でエクストラリミットを制御するのは本当にキツい。だが師匠曰く、「過酷な状態であればあるほど、人は成長する」らしいが、過酷にも程がある。暴発したら明王館くらいなら軽く吹き飛ぶくらいの魔力を扱っているのだ。俺が歯を食い縛り、神経を磨り減らしている目の前でなんとも緊張感のない会話が繰り広げられていた。
『ナータ様、今日の課題は何にするのですか?』
「昨日は動物だったな。そうだな、月読を今日の課題にしてやろう。難度は上がるがな」
『えぇ!? ホントですか? フフ…嬉しいです♪ ありがとうございます、ナータ様!』
「礼には及ばん。聞こえたか? 今日の課題は月読だ。できなければ終わらないから、死ぬ気でやれ」
「ぐっ…、はい!」
きまぐれで修練の難度が上がるとは、さすが師匠である。ここ3日で気付いたが、師匠はツグミに甘い。昨日の課題もツグミが『ネコさんって可愛いですよね』なんて言い出したせいで動物(ネコ)になったのだ。
強くなるには言われた事をやるしかないので、俺は修練を始める。
俺は両手を突き出し、目に見えるほど濃い魔力の塊を目の前に放出した。大量の魔力を出すのはそれほど苦労もせず初期にできるようになっていた。
魔力の放出はイメージである。俺がリーシュと出会い、ドヤ岩(ただの岩)に放った風刃はイメージが悪かったために威力が低かったのだ。魔力放出は魔力の出ていく出口をいかにイメージできるかで決まる。ちなみに今の俺のイメージはトンネルである。現実にはあり得ないが、トンネルから水が噴き出すイメージをする事によって莫大な魔力を放出できる。源泉から直接魔力を引っ張れる俺ぐらいしかそんな規模でイメージしたりしないようだが。
しかし、魔力放出より問題なのが魔力の質をあげるための圧縮である。
「コンプレッション」
目の前の魔力塊がギュッと1メートルほどの球体になる。正直ここが1番ツラい。膨大な魔力を圧縮するのだ。腕が弾き飛びそうになるが、腕が弾き飛んだ瞬間にここら一体も吹き飛ぶので1番慎重にやらなければいけない部分でもある。そして圧縮した魔力を
「あぁぁっ!…モールドぉ!!」
爆弾に近い魔力の球体の形が変化しだす。人の形へと。
制御の修練は膨大な魔力を圧縮し、それを任意の形に成形するというものなのだ。なので今日の課題は、ツグミを魔力で成形する事である。勿論色も付ける。リーシュが俺にスキルの説明をしている時にやっていたが、自分でやってみると白以外がこれほど難しいとは思っていなかった。しかも、色の種類が増えるほど難度は上がる。もはや無理ゲーだと思ったが、俺は諦める訳には行かないのだ。皆と楽しく過ごすためには。
そして、2時間後暴発しそうになった人型魔力を師匠に鎮圧されて今日の修練が終わる。結局人型にするのが精一杯で俺が気を失う寸前で強制終了だった。
30分ほど放っておかれ、その後無理矢理起こされ風呂に入って寝るのだ。ちなみに失敗するのは何日か振りだった。理由は勿論突然難度が跳ね上がったせいだが、俺は出来ない自分に腹が立ち明日こそはと心に誓うのだった。
寝る支度を整えた俺にツグミが水と錠剤を持ってきた。
『今日もなされるのですね。ナータ様は確証があるわけではないから3日に1度くらいでいいとおっしゃってましたけど』
「やる。そのために俺はここにいるんだ。ツグミ、明日でいいんだけど、リーシュ達が帰ってきたか一度家を見に行ってもらえないかな? そろそろ帰っててもおかしくないと思うんだけど」
『分かりました。明日見てきますね。では、おやすみなさい。次の修練、頑張ってくださいね』
俺が錠剤を飲むのを確認するとツグミは俺の部屋から出て行った。そして俺は布団に入り目を閉じる。
今飲んだ錠剤は師匠が作ったものだ。この錠剤は意識を自分の深層領域に引き込む事ができる。俺に何か今までと違う力があるとすれば、その領域だと師匠は言っていた。勿論確証があるわけではないので完全に手探り状態である。だけど何か、目の端にチラッと写り込むような、何かきっかけさえあれば掴めそうな感じがここ最近するのだ。
そしてツグミが言っていた通り、これも修練である。就寝中にその修練は始まる。能力探査の修練、あるかどうかもわからない何かを探す。
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