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リーシュの本音
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『久々の二人きりだね♪』
「そうだな。ロキと知り合ってからは3人で行動する事多かったもんな」
リーシュの新しい一面を見た後、講義に行く事にしたのだが、今日の担当はリーシュらしい。まぁ、俺のお守りというやつだろうか。
「でも本当によかったのか?料理教室行きたいんじゃないの?」
『ん?たまには身体を動かすのも大事かなって思うし、ユシルが引け目を感じるなら、今度料理教室に一緒に出てくれればいいよ。ところで、今日は何の講義?』
「今日は[対人戦講習(実戦形式)]ってのにした」
『あぁ、なんかユシルにちょうど良さそうな講義だね』
そんな会話をしながら、武闘エリアを歩いていると
~オイッ!あの女の子可愛くないか?~
~あんな可愛い子、塾にいたか?~
~あれが噂の留学生か?~
~隣のひょろいのはどうゆう関係なんだ?~
周りがこちらを見てヒソヒソと話し出す。
(やっぱりリーシュと歩いてると目立つ)
もちろん、可愛いから目立つのだが、俺と歩くと特に目立つようだ。主に嫉妬の視線が強い。
そんな周りの反応は全く気にならないらしく、リーシュは楽しそうに話しかけてくる。
『ねぇねぇ!晩ご飯は何食べたい?お肉?お魚?』
「ん~、俺は魚な気分なんだけど、ロキが肉好きだからな」
そんな夫婦のような会話をしていると、どんどん視線が強くなっていった。
その後、講義に参加したのだが、それはもう散々だった。
講義は模擬戦。武器は木刀や木槍だが、魔力は使用可というルールで戦いたい相手に試合を申し込むという内容だった。
相手を決めるよう講師が言うとリーシュに申し込みが殺到した。
模擬戦ではなく結婚の申し込みが
俺はリーシュとやろうとしてたのだが、リーシュが数十人に囲まれてしまい、たどり着くことができなくなっていた。
<俺と結婚してくれ!>
<いや、俺と!>
<こんな雑魚共じゃ話にならない!ぜひ俺と!>
酷かった。
言い争い、殴り合いの喧嘩のオンパレード
(こいつら、何しに来てんだよ。リーシュがキレちゃうぞ?まぁ、いっか)
オラオラ系リーシュが出れば静かになると思っていたのだが
リーシュの一言で事態は思わぬ方向に動く。
『ん~、ユシルに勝ったら考えてもいいよ?』
そう言ってリーシュは俺を指差した。
ぐるんと全員が俺の方を向き、フッと鼻で笑ってまたリーシュの方を向く。
<あんなひょろいのに負けるわけがない。やるだけ無駄>
<冗談が過ぎるぜ。お嬢さん>
それを聞いたリーシュが笑顔になった。
俺は知っている。あれは沸点を越えている時の笑顔だ。
『あっそう…戦ってる姿を見た事もないのに見下すの?ふ~ん。でも、たぶんユシルはあなた達よりも圧倒的に強いと思うけど』
<ないない。あんなん下級神以下でしょ>
<そうそう、あんなのやめて俺と結婚しようぜ?>
<てめぇ!抜け駆けかよ!>
ガヤガヤ…
リーシュが俯いた。
綺麗な緑髪の隙間からリーシュの口元が見えた俺は慌てた。
何故なら、ボソボソと小さい声で何か呟いているのだ。そして、それは終わりを告げる。
『(ごちゃごちゃごちゃごちゃ…俺の方が強いだの、あんなひょろいのだの…)…いいから、やれっつってんだよっ!!』
ボフッ!
弾けるように吹き飛ばされる周囲の結婚志願者
『…[風結界]』
俺と志願者達だけリーシュの風結界に閉じ込められてしまった。講師は我関せずという態度でこちらを眺めている。
<…くっ…こんな結界など…うわっ!>
<何!?全然破れないぞ!?>
<触ると吹き飛ばされる。解除も出来ない。ということは…>
『ユシルっ!花嫁争奪戦、頑張ってね!あたしは信じてるからね~』
「なっ…マジかよ」
<おい、聞いたか今の!あいつを倒せばここから出られる上にあんな可愛い子までついてくるぞ!!>
<誰がやる?>
<もうやったもん勝ちだろ!?>
そして、俺はタイマンの講義なはずが対集団戦をやる羽目になった。
~昼休み~
『はい、ユシル♪あ~ん♪』
「あ~ん!…じゃないって!さっきの何!?何でバトルロイヤル?」
『だって、さっきの人たちじゃ相手にならなそうだったじゃない?ユシルの練習にもならないよ。だから、練習になるようにしてみたの♪あたしが相手してもよかったんだけど、なんか周りが邪魔でね?てへっ』
「てへっ…じゃねぇよ!あんな人数初めてだったし、普通にやばい場面あったからね!リーシュが結界を段々狭くするから!てか、急にどうしたの?今までずっと味方だったじゃん!」
(可愛いけど、許せないこともある!)
そう思って言ったのだが、急にリーシュが真面目な顔をする。
『…味方だよ?ずっと。でもね、もう甘やかしてあげられなくなったの。ユシルは私達を守れるくらい強くなりたいんでしょ?あの羅刹に負けないくらい』
「あぁ、そうなりたい。いや、ならなきゃダメなんだ」
リーシュが俺の目をジッと見つめる。
『あたしはね?正直な気持ち…ユシルにはある程度戦える実力のままでいいと思ってた。あたしもローちゃんもいるし、二人なら主神クラスが出てこない限りは多分守ってあげられるから。
でも、ユシルはあたし達を守れるくらい強くなりたいって言ったでしょ?ウズメさんもツグミちゃんも恐らくあたし達くらい強いよ?ユシルの出番はないの。戦場にも出したくない』
「出番がなくても出る。あの中の誰もいなくなってほしくないんだ」
『あ~ぁ、その腕輪のせいであたしの計画狂っちゃった。ユシルをある程度まで強くして、皆で守っていこうって計画。
ウズメさんも言ってたよね?その腕輪が原因でいつか必ず争いが起こるって。あたしもそう思う。しかも、ユシルは羅刹に目を付けられちゃってるし。もう、あたしの我儘を押し通せなくなったの』
「そっか」
なんと返していいのかわからなかった。
『だからね?ユシルには皆を守れる力…というより自分自身を守れる力を持ってもらいたいの。さっき誰もいなくなってほしくないって言ってたけど、それはあたし達だって同じ。あたし達の皆にはユシルも入ってるの。もちろん、普通の転生者じゃ絶対に無理だよ?でも、ユシルにはあたし達の領域に入れるくらい強くなれる環境と元凶だけれど、レーヴァテインもある。だからあたしはユシルを強くする。命に関わらない限りはユシルをもう守らない。逆に試練を与える事にしたの』
(そこまで俺の事を)
「…俺の為なんだよな?」
『違うよ?あたしの為。あたしがユシルとこれからも一緒に楽しく生きて行きたいっていう願望の為だよ』
「そっか!じゃあ、俺もリーシュの為に頑張っちゃおうかな!あっ、ご飯は作ってくれるんだよね??」
『心配するところ、そこなの?…フフ、じゃあ、特別にこれからもご飯はずっと作ってあげるね』
そう言ってリーシュは優しく微笑んでくれた。
(あんなに俺を過保護に守ってくれてたリーシュがそう決めたんだ。
俺がリーシュ達くらい強くなれるって信じてくれてるんだ。
なら俺も、俺の願望の為に頑張るよ。リーシュ達とこれからも楽しく生きて行きたいから)
この世界に来て初めて、自分の道が見えた気がした。
「そうだな。ロキと知り合ってからは3人で行動する事多かったもんな」
リーシュの新しい一面を見た後、講義に行く事にしたのだが、今日の担当はリーシュらしい。まぁ、俺のお守りというやつだろうか。
「でも本当によかったのか?料理教室行きたいんじゃないの?」
『ん?たまには身体を動かすのも大事かなって思うし、ユシルが引け目を感じるなら、今度料理教室に一緒に出てくれればいいよ。ところで、今日は何の講義?』
「今日は[対人戦講習(実戦形式)]ってのにした」
『あぁ、なんかユシルにちょうど良さそうな講義だね』
そんな会話をしながら、武闘エリアを歩いていると
~オイッ!あの女の子可愛くないか?~
~あんな可愛い子、塾にいたか?~
~あれが噂の留学生か?~
~隣のひょろいのはどうゆう関係なんだ?~
周りがこちらを見てヒソヒソと話し出す。
(やっぱりリーシュと歩いてると目立つ)
もちろん、可愛いから目立つのだが、俺と歩くと特に目立つようだ。主に嫉妬の視線が強い。
そんな周りの反応は全く気にならないらしく、リーシュは楽しそうに話しかけてくる。
『ねぇねぇ!晩ご飯は何食べたい?お肉?お魚?』
「ん~、俺は魚な気分なんだけど、ロキが肉好きだからな」
そんな夫婦のような会話をしていると、どんどん視線が強くなっていった。
その後、講義に参加したのだが、それはもう散々だった。
講義は模擬戦。武器は木刀や木槍だが、魔力は使用可というルールで戦いたい相手に試合を申し込むという内容だった。
相手を決めるよう講師が言うとリーシュに申し込みが殺到した。
模擬戦ではなく結婚の申し込みが
俺はリーシュとやろうとしてたのだが、リーシュが数十人に囲まれてしまい、たどり着くことができなくなっていた。
<俺と結婚してくれ!>
<いや、俺と!>
<こんな雑魚共じゃ話にならない!ぜひ俺と!>
酷かった。
言い争い、殴り合いの喧嘩のオンパレード
(こいつら、何しに来てんだよ。リーシュがキレちゃうぞ?まぁ、いっか)
オラオラ系リーシュが出れば静かになると思っていたのだが
リーシュの一言で事態は思わぬ方向に動く。
『ん~、ユシルに勝ったら考えてもいいよ?』
そう言ってリーシュは俺を指差した。
ぐるんと全員が俺の方を向き、フッと鼻で笑ってまたリーシュの方を向く。
<あんなひょろいのに負けるわけがない。やるだけ無駄>
<冗談が過ぎるぜ。お嬢さん>
それを聞いたリーシュが笑顔になった。
俺は知っている。あれは沸点を越えている時の笑顔だ。
『あっそう…戦ってる姿を見た事もないのに見下すの?ふ~ん。でも、たぶんユシルはあなた達よりも圧倒的に強いと思うけど』
<ないない。あんなん下級神以下でしょ>
<そうそう、あんなのやめて俺と結婚しようぜ?>
<てめぇ!抜け駆けかよ!>
ガヤガヤ…
リーシュが俯いた。
綺麗な緑髪の隙間からリーシュの口元が見えた俺は慌てた。
何故なら、ボソボソと小さい声で何か呟いているのだ。そして、それは終わりを告げる。
『(ごちゃごちゃごちゃごちゃ…俺の方が強いだの、あんなひょろいのだの…)…いいから、やれっつってんだよっ!!』
ボフッ!
弾けるように吹き飛ばされる周囲の結婚志願者
『…[風結界]』
俺と志願者達だけリーシュの風結界に閉じ込められてしまった。講師は我関せずという態度でこちらを眺めている。
<…くっ…こんな結界など…うわっ!>
<何!?全然破れないぞ!?>
<触ると吹き飛ばされる。解除も出来ない。ということは…>
『ユシルっ!花嫁争奪戦、頑張ってね!あたしは信じてるからね~』
「なっ…マジかよ」
<おい、聞いたか今の!あいつを倒せばここから出られる上にあんな可愛い子までついてくるぞ!!>
<誰がやる?>
<もうやったもん勝ちだろ!?>
そして、俺はタイマンの講義なはずが対集団戦をやる羽目になった。
~昼休み~
『はい、ユシル♪あ~ん♪』
「あ~ん!…じゃないって!さっきの何!?何でバトルロイヤル?」
『だって、さっきの人たちじゃ相手にならなそうだったじゃない?ユシルの練習にもならないよ。だから、練習になるようにしてみたの♪あたしが相手してもよかったんだけど、なんか周りが邪魔でね?てへっ』
「てへっ…じゃねぇよ!あんな人数初めてだったし、普通にやばい場面あったからね!リーシュが結界を段々狭くするから!てか、急にどうしたの?今までずっと味方だったじゃん!」
(可愛いけど、許せないこともある!)
そう思って言ったのだが、急にリーシュが真面目な顔をする。
『…味方だよ?ずっと。でもね、もう甘やかしてあげられなくなったの。ユシルは私達を守れるくらい強くなりたいんでしょ?あの羅刹に負けないくらい』
「あぁ、そうなりたい。いや、ならなきゃダメなんだ」
リーシュが俺の目をジッと見つめる。
『あたしはね?正直な気持ち…ユシルにはある程度戦える実力のままでいいと思ってた。あたしもローちゃんもいるし、二人なら主神クラスが出てこない限りは多分守ってあげられるから。
でも、ユシルはあたし達を守れるくらい強くなりたいって言ったでしょ?ウズメさんもツグミちゃんも恐らくあたし達くらい強いよ?ユシルの出番はないの。戦場にも出したくない』
「出番がなくても出る。あの中の誰もいなくなってほしくないんだ」
『あ~ぁ、その腕輪のせいであたしの計画狂っちゃった。ユシルをある程度まで強くして、皆で守っていこうって計画。
ウズメさんも言ってたよね?その腕輪が原因でいつか必ず争いが起こるって。あたしもそう思う。しかも、ユシルは羅刹に目を付けられちゃってるし。もう、あたしの我儘を押し通せなくなったの』
「そっか」
なんと返していいのかわからなかった。
『だからね?ユシルには皆を守れる力…というより自分自身を守れる力を持ってもらいたいの。さっき誰もいなくなってほしくないって言ってたけど、それはあたし達だって同じ。あたし達の皆にはユシルも入ってるの。もちろん、普通の転生者じゃ絶対に無理だよ?でも、ユシルにはあたし達の領域に入れるくらい強くなれる環境と元凶だけれど、レーヴァテインもある。だからあたしはユシルを強くする。命に関わらない限りはユシルをもう守らない。逆に試練を与える事にしたの』
(そこまで俺の事を)
「…俺の為なんだよな?」
『違うよ?あたしの為。あたしがユシルとこれからも一緒に楽しく生きて行きたいっていう願望の為だよ』
「そっか!じゃあ、俺もリーシュの為に頑張っちゃおうかな!あっ、ご飯は作ってくれるんだよね??」
『心配するところ、そこなの?…フフ、じゃあ、特別にこれからもご飯はずっと作ってあげるね』
そう言ってリーシュは優しく微笑んでくれた。
(あんなに俺を過保護に守ってくれてたリーシュがそう決めたんだ。
俺がリーシュ達くらい強くなれるって信じてくれてるんだ。
なら俺も、俺の願望の為に頑張るよ。リーシュ達とこれからも楽しく生きて行きたいから)
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