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スキーズブラズニルの主
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俺たちは今、天空帆船スキーズブラズニルの中にいる。
「うぉ~、すげ~!なんか豪華客船みたいだな!ソファもフカフカだぞ、リーシュ!」
『ホントだねっ!あたし、スキーズブラズニルには乗ったことないんだけど、中がこんなに豪華だとは思わなかったよ!ちょっと落ち着かないけど、まぁ3日だけだからいっか~♪』
俺とリーシュは完全に旅行気分で、探検と称してスキーズブラズニルを見て回っていた。なんせスキーズブラズニルに乗ってるのは俺たちと航行スタッフ、見送りの何人かだけなのだ。しかも、おっさんや七魔導以外は滅多に乗れない船である…テンションが上がってしまうのはしょうがない。
『まったく二人とも子供ね。浮かれちゃって』
そんな事を言うロキも一人用のリクライニングソファに横になり、サングラスと無駄にフルーツの刺さったフルーツジュースというハワイなどにいそうな格好であった。室内なのにである。
「お前も人の事言えねぇじゃねぇか」
『何よ…喧嘩売ってんの?後で後悔させてやるからっ!』
いつもの言い争いが始まろうとしていた時だった。
「まぁまぁ、二人とも喧嘩はやめなさい」
いつもはリーシュが止めに入るのだが、今日は違った。そう言って出てきた男はあのバルドルと呼ばれた白い男だった。
『…バルドル』
ロキが憎々しげにバルドルを睨み付ける。するとバルドルがロキをなだめる。
「ロキ、今日は見送りにきただけなので喧嘩はやめましょうよ?」
『何であんたが来るわけ?何企んでんの?』
「企んでなどいませんよ。私は父オーディンのソウルメイトとやらに興味が湧いたので来ただけですよ。それに大和の景色も見て帰りたいですしね」
そう言って、未だ唸っているロキから目線を外し、俺を見た。
「ユシル君だったよね?この前はトールが大変失礼した。あの事件のせいで君には挨拶もできず、申し訳ないと思っています。私はバルドルと申す者。光魔導をやらせて戴いてるよ。昨日は父がお世話になったね。以後、お見知り置きを」
バルドルが俺に頭を下げた。俺は慌てて否定した。
「いえいえっ!頭を上げてください。あれはロキのせいなので、気にしないでください。ユシルと申します。よろしくお願いいたします。」
バルドルの丁寧な挨拶に好感が持てた。
(なんかいい人そうだな)
『あんたが弱すぎるのが原因でしょ?私のせいにするんじゃないわよ。バルドルも、どうでもいいから早くここから飛び下りなさいよっ!』
「ロキッ!言い過ぎだろ!?バルドルさん、いい人そうじゃないか」
『うっさいわねっ!あんたは黙ってなさいよ!もういいわっ!』
そう言い放ち、ロキは部屋を出ていってしまった。
「すまないね。私はロキと昔から馬が合わなくてね…。君はロキと親しそうだね。羨ましい限りだよ」
「いえ、そんなことは…でも、あいつ…何であんなにバルドルさんに突っかかるんですかね?」
本当に不思議だった。ロキはバルドルの言葉など関係なく、ずっと敵視しているようだ。
「色々あるんだろうけど、多分ミドガルドの事も関係あると思うんだよ。」
「ミドガルド?何かあったんですか?」
気になった…前世でのバルドルとロキは北欧神話に出てくるくらいだと思っていたのだ。
「あぁ、私がミドガルドに顕現している時に教えを説いていたら色々担ぎ上げられてしまってね。私は光魔法、ロキは闇魔法が得意なんだが、それのせいかロキは私の敵役として有名になってしまったからそれを少々根に持っているのかもしれないね」
「えぇ!?…えぇ~!?教えって宗教みたいなことですか?」
「そうだね。どんどん大きくなってしまって、収拾がつかなくなってしまった。」
本当に驚いた。
(確かに光の魔導だし、優しそうだしな)
言われてみれば、納得できる事が多かった。もちろん、ロキの意地の悪さもだが
「驚いたようだね。ミドガルドでは、私とロキの扱いは違い過ぎるのさ」
「確かに、違い過ぎて敵視しそうですね」
バルドルとそんな話をしていたが、リーシュはこちらをジッと見ていただけで、話に入ってこようとはしなかった。
「…リーシュ?どうし…」
『ィヤッホ~♪』
いきなり女の子の楽しそうな声が響いてきた。
それを聞いたリーシュが急に立ち上がり…
『ヤバイッ!来たっ!ユシル、逃げよう!』
そう言い、俺の腕を取り引っ張っていく。
「リーシュ!?バルドルさんに挨拶してな…」
『いいからっ!あの子に見つかるわけにはいかないの!ローちゃんが近くにいたから油断してた』
こんなに焦ったリーシュを普段見ることがない。
(何かあるのか?)
リーシュは俺の腕を引き走り続け、与えられた私室のロキの部屋へと俺を連れ込んだ。
『えっ!?あんたたち、何!?急に!?』
当然の反応をするロキだが、リーシュがそれを許さなかった。
『そんな事言ってる場合じゃないよっ!あいつがきたの!確かにいるのはわかってたけど、まさかあたしたちが一緒にいるのに出てくるとは思わなかったよ!』
『リーちゃん、ローちゃん♪見~つけたっ!逃げるなんて酷くない?』
そう言いながら部屋に入ってきたのは、またもや美少女だった。
ウェーブがかった綺麗な金髪に前髪だけを髪留めで留めた美少女。服はかなり露出が高く、見えてしまうのではないかと思えるほど短いスカートに、はち切れんばかりの胸を隠すだけに存在するかのようなチューブトップ。
俺は本能的に胸から目が離せなくなった。
『やんっ♪ユーくんの目線がやらし~』
その言葉で俺はハッとし、あたふたする…周囲にはロキやリーシュもいるのだ。
「そ、そんなことない!俺は見てない!第一、俺はそうゆう人間じゃないよな!?リーシュ!ロキ!」
そう言って振り向くと
ジーーー…
リーシュとロキが目を細めて、俺を見ていた。そしてコソコソと話しだす。
『(ローちゃん、やっぱりユシルは胸が大きい方がいいのかな?あたし…自信ないな。ユシルの記憶、消せるかなぁ)』
『(リーシュ…あなたで自信がなければ、私はどうすればいいの?死ねというの?胸なんて関係ないわ。でも、ユシルの記憶を消すのは賛成ね。ここでの記憶を消して、大和に着いたら起こしてあげましょう?)』
「ぅお~~いっ!聞こえてんぞ!?記憶を消すとか怖い相談やめろよな!」
『『チッ…』』
「え?ロキだけなら分かるけど…リーシュまで?オラオラモード?」
『ん~?ユシル、どうしたの?』
何の事ですか?と言いたげに俺の顔を覗いてくる。正直怖い。
『ねぇ~!無視しないで~。泣いちゃう~』
そんな事をいう金髪はまったく泣く様子などなくニコニコしていた。
『あのね?|フレイ、何の用?船に乗せてくれたのは感謝してるけど、私たちと会うのはオーディン様に禁止されてるよね?』
『フフ…リーちゃん?それは過去の話なのだよ?つい昨日…解禁したのさ♪』
フレイと呼ばれたその子は「チッチッチ」と人差し指を横に振り答えた。
(また有名な名前が…なんか有名だと美少女になれるのか?)
『解禁って何よ!あんた、私たちと派手にバトって永久接触禁止にされたじゃないっ!』
『そうなんだけどね?』
そう言いながら、フレイは自分の腕を俺の腕に絡めて胸を押し付けてきた。
「おわっ!!」
『このユーくんをスキーズブラズニルにいる間だけでいいから鍛えてやれってオーディン様に言われちゃって…じゃあ、リーちゃん、ローちゃんとの接触も許してくださいって言ったら、一時的に解禁してやるって言われたの♪あっ、これ秘密ね?リーちゃんたちにしか言っちゃダメって言われてるからね?バルドルもダメよ?』
俺は腕の誘惑に耐えながらも
「俺を鍛える?おっさんが頼んだのか?」
『そうよ♪私がみっちり、たっぷり鍛えてあげるね?』
そう言って更に胸を押し付ける。
「…おぉ」
そんな感嘆を口にした瞬間、反対側に腕を絡める感触があった。見てみるとリーシュだった。
『ユシルから離れてっ!胸が何よっ!最近は巨乳より美乳の方が人気なんだからね!』
そんなことを言いながらリーシュも全力で押し付けてくる。
リーシュが取り乱した事で逆に冷静になってしまう。
(この状況は何だ…?嬉しいけど)
「この状況は何だ…?嬉しいけど」
『あんた…心の声が漏れてるわよ?よかったじゃない、楽しそうね』
「ロキ…前なら空いてるぞ?」
『だ、抱き付かないわよっ!バッカじゃないの!?それより、二人とも離れなさい。話が進まないわ』
そう言われ素直に離すフレイ
『というわけで手伝ってほしいの。二人ともね♪』
ニコッとするフレイに、怪訝そうな顔をするロキ、未だに離れずフレイを可愛く睨み付けるリーシュ。三者三様であり、俺はこれから3日間きっとゆっくりできないんだろうなぁと溜め息を吐くのだった。
「うぉ~、すげ~!なんか豪華客船みたいだな!ソファもフカフカだぞ、リーシュ!」
『ホントだねっ!あたし、スキーズブラズニルには乗ったことないんだけど、中がこんなに豪華だとは思わなかったよ!ちょっと落ち着かないけど、まぁ3日だけだからいっか~♪』
俺とリーシュは完全に旅行気分で、探検と称してスキーズブラズニルを見て回っていた。なんせスキーズブラズニルに乗ってるのは俺たちと航行スタッフ、見送りの何人かだけなのだ。しかも、おっさんや七魔導以外は滅多に乗れない船である…テンションが上がってしまうのはしょうがない。
『まったく二人とも子供ね。浮かれちゃって』
そんな事を言うロキも一人用のリクライニングソファに横になり、サングラスと無駄にフルーツの刺さったフルーツジュースというハワイなどにいそうな格好であった。室内なのにである。
「お前も人の事言えねぇじゃねぇか」
『何よ…喧嘩売ってんの?後で後悔させてやるからっ!』
いつもの言い争いが始まろうとしていた時だった。
「まぁまぁ、二人とも喧嘩はやめなさい」
いつもはリーシュが止めに入るのだが、今日は違った。そう言って出てきた男はあのバルドルと呼ばれた白い男だった。
『…バルドル』
ロキが憎々しげにバルドルを睨み付ける。するとバルドルがロキをなだめる。
「ロキ、今日は見送りにきただけなので喧嘩はやめましょうよ?」
『何であんたが来るわけ?何企んでんの?』
「企んでなどいませんよ。私は父オーディンのソウルメイトとやらに興味が湧いたので来ただけですよ。それに大和の景色も見て帰りたいですしね」
そう言って、未だ唸っているロキから目線を外し、俺を見た。
「ユシル君だったよね?この前はトールが大変失礼した。あの事件のせいで君には挨拶もできず、申し訳ないと思っています。私はバルドルと申す者。光魔導をやらせて戴いてるよ。昨日は父がお世話になったね。以後、お見知り置きを」
バルドルが俺に頭を下げた。俺は慌てて否定した。
「いえいえっ!頭を上げてください。あれはロキのせいなので、気にしないでください。ユシルと申します。よろしくお願いいたします。」
バルドルの丁寧な挨拶に好感が持てた。
(なんかいい人そうだな)
『あんたが弱すぎるのが原因でしょ?私のせいにするんじゃないわよ。バルドルも、どうでもいいから早くここから飛び下りなさいよっ!』
「ロキッ!言い過ぎだろ!?バルドルさん、いい人そうじゃないか」
『うっさいわねっ!あんたは黙ってなさいよ!もういいわっ!』
そう言い放ち、ロキは部屋を出ていってしまった。
「すまないね。私はロキと昔から馬が合わなくてね…。君はロキと親しそうだね。羨ましい限りだよ」
「いえ、そんなことは…でも、あいつ…何であんなにバルドルさんに突っかかるんですかね?」
本当に不思議だった。ロキはバルドルの言葉など関係なく、ずっと敵視しているようだ。
「色々あるんだろうけど、多分ミドガルドの事も関係あると思うんだよ。」
「ミドガルド?何かあったんですか?」
気になった…前世でのバルドルとロキは北欧神話に出てくるくらいだと思っていたのだ。
「あぁ、私がミドガルドに顕現している時に教えを説いていたら色々担ぎ上げられてしまってね。私は光魔法、ロキは闇魔法が得意なんだが、それのせいかロキは私の敵役として有名になってしまったからそれを少々根に持っているのかもしれないね」
「えぇ!?…えぇ~!?教えって宗教みたいなことですか?」
「そうだね。どんどん大きくなってしまって、収拾がつかなくなってしまった。」
本当に驚いた。
(確かに光の魔導だし、優しそうだしな)
言われてみれば、納得できる事が多かった。もちろん、ロキの意地の悪さもだが
「驚いたようだね。ミドガルドでは、私とロキの扱いは違い過ぎるのさ」
「確かに、違い過ぎて敵視しそうですね」
バルドルとそんな話をしていたが、リーシュはこちらをジッと見ていただけで、話に入ってこようとはしなかった。
「…リーシュ?どうし…」
『ィヤッホ~♪』
いきなり女の子の楽しそうな声が響いてきた。
それを聞いたリーシュが急に立ち上がり…
『ヤバイッ!来たっ!ユシル、逃げよう!』
そう言い、俺の腕を取り引っ張っていく。
「リーシュ!?バルドルさんに挨拶してな…」
『いいからっ!あの子に見つかるわけにはいかないの!ローちゃんが近くにいたから油断してた』
こんなに焦ったリーシュを普段見ることがない。
(何かあるのか?)
リーシュは俺の腕を引き走り続け、与えられた私室のロキの部屋へと俺を連れ込んだ。
『えっ!?あんたたち、何!?急に!?』
当然の反応をするロキだが、リーシュがそれを許さなかった。
『そんな事言ってる場合じゃないよっ!あいつがきたの!確かにいるのはわかってたけど、まさかあたしたちが一緒にいるのに出てくるとは思わなかったよ!』
『リーちゃん、ローちゃん♪見~つけたっ!逃げるなんて酷くない?』
そう言いながら部屋に入ってきたのは、またもや美少女だった。
ウェーブがかった綺麗な金髪に前髪だけを髪留めで留めた美少女。服はかなり露出が高く、見えてしまうのではないかと思えるほど短いスカートに、はち切れんばかりの胸を隠すだけに存在するかのようなチューブトップ。
俺は本能的に胸から目が離せなくなった。
『やんっ♪ユーくんの目線がやらし~』
その言葉で俺はハッとし、あたふたする…周囲にはロキやリーシュもいるのだ。
「そ、そんなことない!俺は見てない!第一、俺はそうゆう人間じゃないよな!?リーシュ!ロキ!」
そう言って振り向くと
ジーーー…
リーシュとロキが目を細めて、俺を見ていた。そしてコソコソと話しだす。
『(ローちゃん、やっぱりユシルは胸が大きい方がいいのかな?あたし…自信ないな。ユシルの記憶、消せるかなぁ)』
『(リーシュ…あなたで自信がなければ、私はどうすればいいの?死ねというの?胸なんて関係ないわ。でも、ユシルの記憶を消すのは賛成ね。ここでの記憶を消して、大和に着いたら起こしてあげましょう?)』
「ぅお~~いっ!聞こえてんぞ!?記憶を消すとか怖い相談やめろよな!」
『『チッ…』』
「え?ロキだけなら分かるけど…リーシュまで?オラオラモード?」
『ん~?ユシル、どうしたの?』
何の事ですか?と言いたげに俺の顔を覗いてくる。正直怖い。
『ねぇ~!無視しないで~。泣いちゃう~』
そんな事をいう金髪はまったく泣く様子などなくニコニコしていた。
『あのね?|フレイ、何の用?船に乗せてくれたのは感謝してるけど、私たちと会うのはオーディン様に禁止されてるよね?』
『フフ…リーちゃん?それは過去の話なのだよ?つい昨日…解禁したのさ♪』
フレイと呼ばれたその子は「チッチッチ」と人差し指を横に振り答えた。
(また有名な名前が…なんか有名だと美少女になれるのか?)
『解禁って何よ!あんた、私たちと派手にバトって永久接触禁止にされたじゃないっ!』
『そうなんだけどね?』
そう言いながら、フレイは自分の腕を俺の腕に絡めて胸を押し付けてきた。
「おわっ!!」
『このユーくんをスキーズブラズニルにいる間だけでいいから鍛えてやれってオーディン様に言われちゃって…じゃあ、リーちゃん、ローちゃんとの接触も許してくださいって言ったら、一時的に解禁してやるって言われたの♪あっ、これ秘密ね?リーちゃんたちにしか言っちゃダメって言われてるからね?バルドルもダメよ?』
俺は腕の誘惑に耐えながらも
「俺を鍛える?おっさんが頼んだのか?」
『そうよ♪私がみっちり、たっぷり鍛えてあげるね?』
そう言って更に胸を押し付ける。
「…おぉ」
そんな感嘆を口にした瞬間、反対側に腕を絡める感触があった。見てみるとリーシュだった。
『ユシルから離れてっ!胸が何よっ!最近は巨乳より美乳の方が人気なんだからね!』
そんなことを言いながらリーシュも全力で押し付けてくる。
リーシュが取り乱した事で逆に冷静になってしまう。
(この状況は何だ…?嬉しいけど)
「この状況は何だ…?嬉しいけど」
『あんた…心の声が漏れてるわよ?よかったじゃない、楽しそうね』
「ロキ…前なら空いてるぞ?」
『だ、抱き付かないわよっ!バッカじゃないの!?それより、二人とも離れなさい。話が進まないわ』
そう言われ素直に離すフレイ
『というわけで手伝ってほしいの。二人ともね♪』
ニコッとするフレイに、怪訝そうな顔をするロキ、未だに離れずフレイを可愛く睨み付けるリーシュ。三者三様であり、俺はこれから3日間きっとゆっくりできないんだろうなぁと溜め息を吐くのだった。
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