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恥ずかしい
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「手が濡れちゃった…」
私は手のひらについた水分をぺろりと舐めた。お兄ちゃんは慌てて私の手を唇から引き剥がす。
「汚いよ、舐めたら」
「なんで?」
「なんでって………」
お兄ちゃんは恥ずかしそうに口ごもらせて自分の股間を手で隠す。
布団が邪魔で足で押しのけようとしたら、お兄ちゃんはその布団を取って自分の体を包んだ。
「きょ、今日は終わり。パパやママに見つかったらやばいだろ」
お兄ちゃんはそう言うが、宴会が始まってからは夜一度も上がってきたことはない。
次の日の朝に起こしに来るぐらいだ。
「まだみんな盛り上がってるよ。部屋にも上がってこないし…もう終わり? 寝なきゃだめ?」
「………だって、俺ばっかりへんなとこ見せてかっこ悪いし……」
「じゃあ、わたしも脱ごうか……?」
「え……」
お兄ちゃんの喉がごくりと鳴った。
ねえ、お兄ちゃんは気付いてる?
私の胸や、いろんな部分が昔とは違ってきていること。
さっきの、お兄ちゃんのだって、昔とは全然違ってたよね。
「お兄ちゃんが恥ずかしいなら、わたしも裸になる」
私はお兄ちゃんが奪った布団を引っ張った。お兄ちゃんの手からずるりと布団が剝がされて、隠していたお兄ちゃんの股間が見えた。
それは、さっきよりも大きく、天を向くほどになっていた。
私は、返事をしないお兄ちゃんに近づき、太ももの上に跨った。一瞬びくっと驚きはしていたけど、よく見ると、お兄ちゃんの顔も私と一緒みたい。
期待してるような目をしていた。
「脱がせて、お兄ちゃん…」
またお兄ちゃんの喉がごくりと鳴る。お兄ちゃんは、そろそろと手を上げて、私のTシャツの裾を掴む。
ひとたび目が合うと、お兄ちゃんはぐいと上に引き上げた。
「っ、な、七海……っ」
お兄ちゃんの眼前に私の胸が露になる。
ツンと尖って主張している私の胸が。
「触っていいよ……」
「い、いいの……?」
お兄ちゃんの興奮した鼻息がくすぐったい。
正面から遠慮がちに揉まれて、恥ずかしかったけど目が離せなかった。
お兄ちゃんがすごく興奮してて…知らない男の子みたいで。
「な、舐めるよ」
ああ、お兄ちゃんが口を開けて、私のおっぱいに吸い付こうとしてる――。
「んっ…!」
はむっと乳首を含まれると、生まれて初めての感覚が体中を走った。
お兄ちゃんの舌が口内でレロレロと乳首を転がし始めた。
意外とと言ったらおかしいかもしれないけど、上手で、びりびり刺激が走って気持ちいい。
くすぐったいのと気持ちいいのと、変なことしてるというのが混ざって、何度も体をよじった。
興奮しながら切なそうな顔でおっぱいを舐めてるお兄ちゃんを撫でる。
お兄ちゃんははっと我に返ったようだった。
「あ…七海、気持ちいい?」
「すごーく気持ちいいよ。ねえ、お兄ちゃん、すき…」
「俺も…俺も、七海が好きだよ、昔から、ずっと」
ぎゅうと固く抱きしめられて、お兄ちゃんの匂いが一層強くなる。
お腹にはお兄ちゃんの硬いものが直接当たってて。
そこにも何か濡れたのがついたけど、今度は言わなかった。
私は手のひらについた水分をぺろりと舐めた。お兄ちゃんは慌てて私の手を唇から引き剥がす。
「汚いよ、舐めたら」
「なんで?」
「なんでって………」
お兄ちゃんは恥ずかしそうに口ごもらせて自分の股間を手で隠す。
布団が邪魔で足で押しのけようとしたら、お兄ちゃんはその布団を取って自分の体を包んだ。
「きょ、今日は終わり。パパやママに見つかったらやばいだろ」
お兄ちゃんはそう言うが、宴会が始まってからは夜一度も上がってきたことはない。
次の日の朝に起こしに来るぐらいだ。
「まだみんな盛り上がってるよ。部屋にも上がってこないし…もう終わり? 寝なきゃだめ?」
「………だって、俺ばっかりへんなとこ見せてかっこ悪いし……」
「じゃあ、わたしも脱ごうか……?」
「え……」
お兄ちゃんの喉がごくりと鳴った。
ねえ、お兄ちゃんは気付いてる?
私の胸や、いろんな部分が昔とは違ってきていること。
さっきの、お兄ちゃんのだって、昔とは全然違ってたよね。
「お兄ちゃんが恥ずかしいなら、わたしも裸になる」
私はお兄ちゃんが奪った布団を引っ張った。お兄ちゃんの手からずるりと布団が剝がされて、隠していたお兄ちゃんの股間が見えた。
それは、さっきよりも大きく、天を向くほどになっていた。
私は、返事をしないお兄ちゃんに近づき、太ももの上に跨った。一瞬びくっと驚きはしていたけど、よく見ると、お兄ちゃんの顔も私と一緒みたい。
期待してるような目をしていた。
「脱がせて、お兄ちゃん…」
またお兄ちゃんの喉がごくりと鳴る。お兄ちゃんは、そろそろと手を上げて、私のTシャツの裾を掴む。
ひとたび目が合うと、お兄ちゃんはぐいと上に引き上げた。
「っ、な、七海……っ」
お兄ちゃんの眼前に私の胸が露になる。
ツンと尖って主張している私の胸が。
「触っていいよ……」
「い、いいの……?」
お兄ちゃんの興奮した鼻息がくすぐったい。
正面から遠慮がちに揉まれて、恥ずかしかったけど目が離せなかった。
お兄ちゃんがすごく興奮してて…知らない男の子みたいで。
「な、舐めるよ」
ああ、お兄ちゃんが口を開けて、私のおっぱいに吸い付こうとしてる――。
「んっ…!」
はむっと乳首を含まれると、生まれて初めての感覚が体中を走った。
お兄ちゃんの舌が口内でレロレロと乳首を転がし始めた。
意外とと言ったらおかしいかもしれないけど、上手で、びりびり刺激が走って気持ちいい。
くすぐったいのと気持ちいいのと、変なことしてるというのが混ざって、何度も体をよじった。
興奮しながら切なそうな顔でおっぱいを舐めてるお兄ちゃんを撫でる。
お兄ちゃんははっと我に返ったようだった。
「あ…七海、気持ちいい?」
「すごーく気持ちいいよ。ねえ、お兄ちゃん、すき…」
「俺も…俺も、七海が好きだよ、昔から、ずっと」
ぎゅうと固く抱きしめられて、お兄ちゃんの匂いが一層強くなる。
お腹にはお兄ちゃんの硬いものが直接当たってて。
そこにも何か濡れたのがついたけど、今度は言わなかった。
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