59 / 70
水無の過去編
変化
しおりを挟む
そう思った途端目頭が暑くなり息が苦しくなった、急いでトイレの個室に入り涙をボロボロと流しながら胸を押さえつける、今までしてきた事を全て否定された様で全てが無駄になった気がして、とてもとても辛くなった。
「(お母さんに褒めてもらいたくて、偉いねって言われたくて友達を捨てて頑張っていたのに、どれだけ高得点をとっても、いい評価を貰ったとしてもまだまだって上を目指して勉強させたくせに、なんで?お母さんは1度も心から僕を褒めてくれなかった、見てくれていなかった、上ばかりを見ていて僕自身を本当に全く見てくれていなかった、辛くて辛くて、僕は今まで何をやっていたんだ、情けない)」
ふと先程の友達の話を思い出した
「点数自慢されるとか私はやだわー」
「いいじゃん、親に成績褒められるなら」
お母さんは周りに大きく見せたいがために僕をお飾りとして持っいるのではないかと、そう考えてしまった本当にそうならば僕はなんのために頑張ってきたんだろう、周りから褒められるのは僕なのにお母さんばかり賞賛の言葉を聞いていて、僕は僕は・・・。
「なに、してんだろうな。なんで生きてんだろ、馬鹿みたいに、生きてたって親の自慢に利用されるだけなのに、僕の努力は全部無駄なのに・・・僕は馬鹿だ、本当に馬鹿だ。もう、もうどうでもいいや。成績なんて門限なんて親なんて」
そう思い涙を拭き教室に戻った
「おーかえりー」
「ただいまー」
「そういえば時間大丈夫?」
「平気平気!まだ手伝うよ!」
「ありゃ?珍しいなお前がまだ残るなんていつも5時半の電車には乗ってるのに」
「いいんだよ別に」
「ふーん?まぁいいか」
そのあとは6時を回るまで手伝い2人と一緒に駅に向かった、結局家に着いたのは6時半過ぎだった、玄関を開けるとリビングからお母さんの声がした
「水無、来なさい」
「はい」
何を言われるかは何となく分かっている
「今まで門限なんて破ったこと無かったのに急にどうしたのよ、ちゃんと約束が守れないと社会に出てもバカにされるわよ」
「学校行事の手伝いをしてたので遅れました、すいません」
「言い訳なんて聞きたくないのよ、次からちゃんと守ること、守れないようなら携帯も没収して学校に迎えに行きますよ」
「・・・はい」
せっかく中学に上がり家から少し遠い学校に通って電車通学しているもいうのにそんな事をされたらたまったもんじゃない、また学校でいじめに合うなんてごめんだ。だけど、いや。今はやめておこう。きっといつか反撃する、絶対に。親の思い通りにはさせない、僕は僕だから。
「(お母さんに褒めてもらいたくて、偉いねって言われたくて友達を捨てて頑張っていたのに、どれだけ高得点をとっても、いい評価を貰ったとしてもまだまだって上を目指して勉強させたくせに、なんで?お母さんは1度も心から僕を褒めてくれなかった、見てくれていなかった、上ばかりを見ていて僕自身を本当に全く見てくれていなかった、辛くて辛くて、僕は今まで何をやっていたんだ、情けない)」
ふと先程の友達の話を思い出した
「点数自慢されるとか私はやだわー」
「いいじゃん、親に成績褒められるなら」
お母さんは周りに大きく見せたいがために僕をお飾りとして持っいるのではないかと、そう考えてしまった本当にそうならば僕はなんのために頑張ってきたんだろう、周りから褒められるのは僕なのにお母さんばかり賞賛の言葉を聞いていて、僕は僕は・・・。
「なに、してんだろうな。なんで生きてんだろ、馬鹿みたいに、生きてたって親の自慢に利用されるだけなのに、僕の努力は全部無駄なのに・・・僕は馬鹿だ、本当に馬鹿だ。もう、もうどうでもいいや。成績なんて門限なんて親なんて」
そう思い涙を拭き教室に戻った
「おーかえりー」
「ただいまー」
「そういえば時間大丈夫?」
「平気平気!まだ手伝うよ!」
「ありゃ?珍しいなお前がまだ残るなんていつも5時半の電車には乗ってるのに」
「いいんだよ別に」
「ふーん?まぁいいか」
そのあとは6時を回るまで手伝い2人と一緒に駅に向かった、結局家に着いたのは6時半過ぎだった、玄関を開けるとリビングからお母さんの声がした
「水無、来なさい」
「はい」
何を言われるかは何となく分かっている
「今まで門限なんて破ったこと無かったのに急にどうしたのよ、ちゃんと約束が守れないと社会に出てもバカにされるわよ」
「学校行事の手伝いをしてたので遅れました、すいません」
「言い訳なんて聞きたくないのよ、次からちゃんと守ること、守れないようなら携帯も没収して学校に迎えに行きますよ」
「・・・はい」
せっかく中学に上がり家から少し遠い学校に通って電車通学しているもいうのにそんな事をされたらたまったもんじゃない、また学校でいじめに合うなんてごめんだ。だけど、いや。今はやめておこう。きっといつか反撃する、絶対に。親の思い通りにはさせない、僕は僕だから。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結


ヤクザと私と。~養子じゃなく嫁でした
瀬名。
恋愛
大学1年生の冬。母子家庭の私は、母に逃げられました。
家も取り押さえられ、帰る場所もない。
まず、借金返済をしてないから、私も逃げないとやばい。
…そんな時、借金取りにきた私を買ってくれたのは。
ヤクザの若頭でした。
*この話はフィクションです
現実ではあり得ませんが、物語の過程としてむちゃくちゃしてます
ツッコミたくてイラつく人はお帰りください
またこの話を鵜呑みにする読者がいたとしても私は一切の責任を負いませんのでご了承ください*


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる