ヤクザとJK?!

あさみ

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水無の過去編

変化

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そう思った途端目頭が暑くなり息が苦しくなった、急いでトイレの個室に入り涙をボロボロと流しながら胸を押さえつける、今までしてきた事を全て否定された様で全てが無駄になった気がして、とてもとても辛くなった。
「(お母さんに褒めてもらいたくて、偉いねって言われたくて友達を捨てて頑張っていたのに、どれだけ高得点をとっても、いい評価を貰ったとしてもまだまだって上を目指して勉強させたくせに、なんで?お母さんは1度も心から僕を褒めてくれなかった、見てくれていなかった、上ばかりを見ていて僕自身を本当に全く見てくれていなかった、辛くて辛くて、僕は今まで何をやっていたんだ、情けない)」
ふと先程の友達の話を思い出した

「点数自慢されるとか私はやだわー」
「いいじゃん、親に成績褒められるなら」

お母さんは周りに大きく見せたいがために僕をお飾りとして持っいるのではないかと、そう考えてしまった本当にそうならば僕はなんのために頑張ってきたんだろう、周りから褒められるのは僕なのにお母さんばかり賞賛の言葉を聞いていて、僕は僕は・・・。
「なに、してんだろうな。なんで生きてんだろ、馬鹿みたいに、生きてたって親の自慢に利用されるだけなのに、僕の努力は全部無駄なのに・・・僕は馬鹿だ、本当に馬鹿だ。もう、もうどうでもいいや。成績なんて門限なんて親なんて」
そう思い涙を拭き教室に戻った
「おーかえりー」
「ただいまー」
「そういえば時間大丈夫?」
「平気平気!まだ手伝うよ!」
「ありゃ?珍しいなお前がまだ残るなんていつも5時半の電車には乗ってるのに」
「いいんだよ別に」
「ふーん?まぁいいか」
そのあとは6時を回るまで手伝い2人と一緒に駅に向かった、結局家に着いたのは6時半過ぎだった、玄関を開けるとリビングからお母さんの声がした
「水無、来なさい」
「はい」
何を言われるかは何となく分かっている
「今まで門限なんて破ったこと無かったのに急にどうしたのよ、ちゃんと約束が守れないと社会に出てもバカにされるわよ」
「学校行事の手伝いをしてたので遅れました、すいません」
「言い訳なんて聞きたくないのよ、次からちゃんと守ること、守れないようなら携帯も没収して学校に迎えに行きますよ」
「・・・はい」
せっかく中学に上がり家から少し遠い学校に通って電車通学しているもいうのにそんな事をされたらたまったもんじゃない、また学校でいじめに合うなんてごめんだ。だけど、いや。今はやめておこう。きっといつか反撃する、絶対に。親の思い通りにはさせない、僕は僕だから。
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