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水無の過去編
病院
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トイレでふっと手放した意識はいつの間にか白い天井、白い壁に変わっていた
「ここは・・・」
「…ん、あら、目が覚めたのね」
「お母さん」
「全く、急に倒れたりなんかして、過労だそうだけどどこで無理してたのかしら?」
「え?えっと、僕はどうして」
「全く、勉強出来ないから時間を伸ばさなきゃいけないのに9時には寝かせろってお医者様は言うのよ?貴方が勉強出来ないせいで私や病院に迷惑がかかってるの、分かる?」
母親は諭すように僕にそう言った
「え、えっと」
「なに?文句があるなら言いなさい」
「ううん、なにも」
「全く…1週間は様子見って言われてるけどこれじゃあ勉強時間が凄く減っちゃうじゃない、それに学校にも行けないで体力も落ちちゃうしどうしてくれるのかしら」
「が、学校行くようになったらちゃんと運動するよ、それに入院しててもお勉強するよ」
「何当たり前のことを言っているの?そんなの当然よ、ちゃんと勉強道具は持ってきてあげてるから」
「は、はい」
「はぁ、こんなんじゃ受験にどう響くか…いいこと?貴方はまだ経験してないから分からないでしょうけど受験は1回しかチャンスがないのよ?凡ミスで落ちるなんてこともよくあるのよ、絶対に油断しちゃダメなの、もし失敗しようものならお母さん貴方のことは見捨てますからね、ちゃんと頑張りなさい、いいわね?」
「はい、頑張ります」
「よし、じゃあ勉強道具持ってくるからね、面会できない間もちゃんと課題と予習をするように、もしサボりでもしていたら怒りますからね」
「はい…」
病院で倒れ過労だと言われても続く勉強、看護師さんに見つかるとやめろと言われるから常に布団に隠して寝る時間もライトをつけてやっていた、でないと終わらずに怒られるから、看護師さんにたまに見つかって叱られるけどお母さんに叱られるよりはまだいい。そんな事をずっと続けながら退院した。またいつもの生活に戻ると考えると少し憂鬱になるが仕方ない、お母さんを満足させればいいんだから、僕はそれが正しいと信じていた。
「ここは・・・」
「…ん、あら、目が覚めたのね」
「お母さん」
「全く、急に倒れたりなんかして、過労だそうだけどどこで無理してたのかしら?」
「え?えっと、僕はどうして」
「全く、勉強出来ないから時間を伸ばさなきゃいけないのに9時には寝かせろってお医者様は言うのよ?貴方が勉強出来ないせいで私や病院に迷惑がかかってるの、分かる?」
母親は諭すように僕にそう言った
「え、えっと」
「なに?文句があるなら言いなさい」
「ううん、なにも」
「全く…1週間は様子見って言われてるけどこれじゃあ勉強時間が凄く減っちゃうじゃない、それに学校にも行けないで体力も落ちちゃうしどうしてくれるのかしら」
「が、学校行くようになったらちゃんと運動するよ、それに入院しててもお勉強するよ」
「何当たり前のことを言っているの?そんなの当然よ、ちゃんと勉強道具は持ってきてあげてるから」
「は、はい」
「はぁ、こんなんじゃ受験にどう響くか…いいこと?貴方はまだ経験してないから分からないでしょうけど受験は1回しかチャンスがないのよ?凡ミスで落ちるなんてこともよくあるのよ、絶対に油断しちゃダメなの、もし失敗しようものならお母さん貴方のことは見捨てますからね、ちゃんと頑張りなさい、いいわね?」
「はい、頑張ります」
「よし、じゃあ勉強道具持ってくるからね、面会できない間もちゃんと課題と予習をするように、もしサボりでもしていたら怒りますからね」
「はい…」
病院で倒れ過労だと言われても続く勉強、看護師さんに見つかるとやめろと言われるから常に布団に隠して寝る時間もライトをつけてやっていた、でないと終わらずに怒られるから、看護師さんにたまに見つかって叱られるけどお母さんに叱られるよりはまだいい。そんな事をずっと続けながら退院した。またいつもの生活に戻ると考えると少し憂鬱になるが仕方ない、お母さんを満足させればいいんだから、僕はそれが正しいと信じていた。
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