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三章ヤクザさん
誘拐犯
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その頃、桃達はと言うと
「桃ってのはどっちだい?」
「桃は私です。なんですか、あなたは」
拘束自体は腕を縛られているだけなので神無の前に出た、神無は状況が飲み込めずただ唖然としているだけだった
「おやおや、恐怖心どころか敵意丸出し、ダメだよ?そんなんじゃ。今みたいにこわーいオニーサンやオネーサンに捕まるよ?」
目の前には私達を捕まえた男三人と一人の女性が立っている、見たところ三人を率いているのはこの女性らしい
「捕まってから敵意を出すぐらい良いでしょう」
「はぁ、これだから温室育ちのお嬢様は、良いかい?いくら自分が子供とだからって何もされない訳じゃないんだよ?なかには舌を抜いてでも喋らせようとするやつがいるんだから」
「ッ・・・」
そう言われて自分の口を固く閉じた
「あははっ、大丈夫大丈夫、私はそんな外道な事はしないよそれに舌を抜いたら話せないしね」
「誘拐の時点で外道な事です・・・!」
「あははっ、まぁ、そうだよねぇ。でも君達がこうなっているのは全部木ノ葉組のせいだよ?」
「っ、どうし言い切るんですか」
「まぁ、目の前で組み潰されちゃあ分かるわな、あとその理由が領土拡大とかふざけた理由なら尚更」
女性が遠い目をして察した。
「えっと、ご愁傷様です」
何か言い返してやろうと思ったが奏斗さんの性格を知っている以上なんとも言えない、なぜか悔しい・・・
「ホンットにねぇ、ふざけてるよねぇ。馬鹿なのかなぁ?」
「・・・」
拉致は悪い事だ、でも奏斗さんへの報復ならこれでも足らないぐらいだろう
「まぁ、いいや、とりあえず君がここに居てくれるだけでもあいつへの嫌がらせは出来るし」
「嫌がらせで高校生を拉致なんて、酷いですね」
「まぁ、もっと酷いことをしたやつがお前の義理の親だからな」
「一体どこまで調べてるの・・・っ」
「ま、二人とも大人しくしてな、曾儷。ここは任せたよ」
「御意」
「さて、アレの準備をしようか」
「承知しましタ」
「外道ねぇ・・・」
「気になさらずトモ良いかと」
「いや、久しぶりに言われたなと、もちろん今更気になどしないさ『北のイチ』様直属の僕が外道なんてね、そんな言葉じゃ生ぬるい」
「・・・そうですネ」
「桃ってのはどっちだい?」
「桃は私です。なんですか、あなたは」
拘束自体は腕を縛られているだけなので神無の前に出た、神無は状況が飲み込めずただ唖然としているだけだった
「おやおや、恐怖心どころか敵意丸出し、ダメだよ?そんなんじゃ。今みたいにこわーいオニーサンやオネーサンに捕まるよ?」
目の前には私達を捕まえた男三人と一人の女性が立っている、見たところ三人を率いているのはこの女性らしい
「捕まってから敵意を出すぐらい良いでしょう」
「はぁ、これだから温室育ちのお嬢様は、良いかい?いくら自分が子供とだからって何もされない訳じゃないんだよ?なかには舌を抜いてでも喋らせようとするやつがいるんだから」
「ッ・・・」
そう言われて自分の口を固く閉じた
「あははっ、大丈夫大丈夫、私はそんな外道な事はしないよそれに舌を抜いたら話せないしね」
「誘拐の時点で外道な事です・・・!」
「あははっ、まぁ、そうだよねぇ。でも君達がこうなっているのは全部木ノ葉組のせいだよ?」
「っ、どうし言い切るんですか」
「まぁ、目の前で組み潰されちゃあ分かるわな、あとその理由が領土拡大とかふざけた理由なら尚更」
女性が遠い目をして察した。
「えっと、ご愁傷様です」
何か言い返してやろうと思ったが奏斗さんの性格を知っている以上なんとも言えない、なぜか悔しい・・・
「ホンットにねぇ、ふざけてるよねぇ。馬鹿なのかなぁ?」
「・・・」
拉致は悪い事だ、でも奏斗さんへの報復ならこれでも足らないぐらいだろう
「まぁ、いいや、とりあえず君がここに居てくれるだけでもあいつへの嫌がらせは出来るし」
「嫌がらせで高校生を拉致なんて、酷いですね」
「まぁ、もっと酷いことをしたやつがお前の義理の親だからな」
「一体どこまで調べてるの・・・っ」
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「御意」
「さて、アレの準備をしようか」
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「外道ねぇ・・・」
「気になさらずトモ良いかと」
「いや、久しぶりに言われたなと、もちろん今更気になどしないさ『北のイチ』様直属の僕が外道なんてね、そんな言葉じゃ生ぬるい」
「・・・そうですネ」
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