ヤクザとJK?!

あさみ

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番外編

一章のあらすじ+a

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一般人の蒼井桃がある日の帰りに怪我人に絆創膏を渡す、この人が親戚の結婚式に出席していたヤクザの奏斗の補佐である源だった、奏斗と遭遇してから何かと世話を焼かれるようになり木ノ葉組にまで遊びに行くようになる、いつの間にかヤクザに馴染んできた頃に菊一に遭遇、初めは奏斗の姉などと思っておらず警戒心MAXだったが奏斗に対する絡みを見て菊一特有の優しさを知る、幼い頃に家族を失った桃は重い家族愛も隣人愛も全てが心地いいと思うようになる。






とある木ノ葉の雑談日和
「饅頭ってさ、色んな種類あるよな」
「んぁ?知らね、私は桃が好きだっつぅこの饅頭が1番だわ」
「美味しいですよね」
「だよなー」
「いや、そういうんじゃなくてもみじ饅頭とか薄皮饅頭とか」
「あー、そうゆー感じ?それなら私は温泉まんじゅうかなぁ 」
「俺はかるかん饅頭だな」
「桃は?今食べてるこれ以外でなんかある?」
「お饅頭・・・全部好きですが」
「強いて言うなら、これ以外で」
「これ以外、これ以外の饅頭で1番・・・栗まんじゅう?」
「おー、結構渋いねぇ」
「あまり種類を知らないので、パって出てきたのが栗まんじゅうでして」
「饅頭ってそんなに種類ないしなー」
「あるぞ」「ありますよ」
奏斗と桃が同時に言った
「あ、奏斗さんどうぞ」
「いや、俺もそこまで詳しいわけじゃないから、言ってくれないか?」
「そ、それなら、お饅頭って主に二つに分けられていてそれぞれ焼きまんじゅう、蒸しまんじゅうと言われていて・・・」
そこから桃のお饅頭うんちくがしばらく続き
「ということでお饅頭の善し悪しは人それぞれなので全部好きです!」
「好きな物に一途ってこういう事かー」
「桃は饅頭博士だな!」
「あっ、す、すいません!ペラペラと聞かれてもないことを!」
「いーのいーの楽しかったから、な!奏斗」
「そうだな、俺も饅頭は食べるがそこまで詳しくは知らないからな」
「あ、あはは」
「和菓子もいいけど洋菓子は?ケーキとかタルトとか」
「うーん、食べますが和菓子の方が好きですね」
「和菓子以外有り得んだろ、洋菓子は甘ったるすぎる」
「美味しーのになー、食べないのは人生の半分以上損してるわ」
「それを言うなら菊井姉さんだってあられ食べなよ」
「あられなんて不味い不味い!よくあんなの食えるな」
「え!菊一さんあられ嫌いなんですか?」
「あんな薄味で甘いのかしょっぱいのか分からんものよく食べられるなー」
「「あまじょっぱいって知りませんか?!(知らないのか?!)」」
「お前らさっきから気ぃ合いすぎ」
「だって美味しいじゃないか!」
「洋菓子の良さをわからんやつらに語られてもわからんなぁ?」
「日本人なら和菓子でしょ!」
「洋菓子だ!」
「和菓子!」
「洋菓子!」
拝啓、天国のお父様お母様、私は今日も賑やかに過ごしています、どうでもいいことで他人とここまで語れるのは本当に楽しいです、奏斗さん達には感謝してもしきれません、いつかきっと恩返し出来ますように。
いつかの夕焼けの写真を添えた誰にも届かない手紙。
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