ヤクザとJK?!

あさみ

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二章学校行事

ポーカーフェイス

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翌日、放送で桃が呼ばれた。
「ももちなんかしたのー?」
「何もしてないと思うけど、とりあえず行ってくるね」
「まぁ、桃の事だ。どっかの大会やら何やらの相談だろ」
「もーそんなんじゃないって!ホントに神無は大げさだなぁ」
そんな軽口を言いつつも悪いことでは呼ばれないと心のどこかでそう思っていた、小学校から目立つのが苦手で嫌な思いをしたこともあったが今は全くそんなことはない、むしろ目立つというか周りに認められることは嫌いではない。そんなことを思っているとすぐに職員室に着いた
「失礼します、竹林先生はいらっしゃいますか?」
「おー、桃。早いなちょっと外で待っててくれ」
「はい、失礼しました」
そう言われ職員室前で待っている、休み時間で用事もないのに学生達がたむろしている、正直なところなぜ用もないのに職員室に来るのか私にはわからない、他にもトイレとか移動だとかどうして女子は群れたがるのか、女付き合いは面倒だ、私も女だけど
「すまんなー、ちょっとこっちで話そうか」
「はい」
そういって連れていかれたのは誰もいない会議室、懇談などの個人的な話は誰にも気かるないように先生は気を使っている、そして扉を閉めると先生はしばらくちょっとした雑談をして、そして深刻な顔をしこんなことを聞いてきた
「桃。突然ですまないが昨日はどうやって帰った?」
「え?」
どうしてそんなことを聞くのか一瞬分からなかったがふと昨日のことを思いだし源田さんと一緒に居たことを思い出した、うかつに返事が出来ないので
「どうしてですか?」
とありきたりでよくある返事をした
「いや、そのな?昨日の帰りにお前っぽい生徒とちょっと年を召した怖面男性が一緒に帰ってるのを見てもしかしたら桃か?って思ってな」
「そうですか」
ここで変な事を口走れば今後どうなるか分からない、慎重に返事をしようと考えるふりをした、しかしうまい返事が思い付かず結局
「あ、もしかしたら親戚の人かも、昨日用事があって早く帰らないといけなかったんですよ、でも親もいないしタクシー使う訳にもいかないから親戚に相談したら乗せてくれると言ったのでそれの事しれません」
「そうか、ごめんなこんなことで呼んじまって、そっか親戚か、悪いな年を召してるなんて言って」
「いえ、事実ですし大丈夫です、それでは私は失礼しますね」
「あぁ、じゃ・・・あ、桃!」
「はい、何ですか?」
「瀬良に今日は数学教師が呼んでると言ってくれ」
「またですか、わかりました。」
瀬良が呼ばれてるイコール補修ということはクラス皆が知っている、相も変わらずあのサボり魔は。
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