18 / 70
二章学校行事
ポーカーフェイス
しおりを挟む
翌日、放送で桃が呼ばれた。
「ももちなんかしたのー?」
「何もしてないと思うけど、とりあえず行ってくるね」
「まぁ、桃の事だ。どっかの大会やら何やらの相談だろ」
「もーそんなんじゃないって!ホントに神無は大げさだなぁ」
そんな軽口を言いつつも悪いことでは呼ばれないと心のどこかでそう思っていた、小学校から目立つのが苦手で嫌な思いをしたこともあったが今は全くそんなことはない、むしろ目立つというか周りに認められることは嫌いではない。そんなことを思っているとすぐに職員室に着いた
「失礼します、竹林先生はいらっしゃいますか?」
「おー、桃。早いなちょっと外で待っててくれ」
「はい、失礼しました」
そう言われ職員室前で待っている、休み時間で用事もないのに学生達がたむろしている、正直なところなぜ用もないのに職員室に来るのか私にはわからない、他にもトイレとか移動だとかどうして女子は群れたがるのか、女付き合いは面倒だ、私も女だけど
「すまんなー、ちょっとこっちで話そうか」
「はい」
そういって連れていかれたのは誰もいない会議室、懇談などの個人的な話は誰にも気かるないように先生は気を使っている、そして扉を閉めると先生はしばらくちょっとした雑談をして、そして深刻な顔をしこんなことを聞いてきた
「桃。突然ですまないが昨日はどうやって帰った?」
「え?」
どうしてそんなことを聞くのか一瞬分からなかったがふと昨日のことを思いだし源田さんと一緒に居たことを思い出した、うかつに返事が出来ないので
「どうしてですか?」
とありきたりでよくある返事をした
「いや、そのな?昨日の帰りにお前っぽい生徒とちょっと年を召した怖面男性が一緒に帰ってるのを見てもしかしたら桃か?って思ってな」
「そうですか」
ここで変な事を口走れば今後どうなるか分からない、慎重に返事をしようと考えるふりをした、しかしうまい返事が思い付かず結局
「あ、もしかしたら親戚の人かも、昨日用事があって早く帰らないといけなかったんですよ、でも親もいないしタクシー使う訳にもいかないから親戚に相談したら乗せてくれると言ったのでそれの事かもしれません」
「そうか、ごめんなこんなことで呼んじまって、そっか親戚か、悪いな年を召してるなんて言って」
「いえ、事実ですし大丈夫です、それでは私は失礼しますね」
「あぁ、じゃ・・・あ、桃!」
「はい、何ですか?」
「瀬良に今日は数学教師が呼んでると言ってくれ」
「またですか、わかりました。」
瀬良が呼ばれてるイコール補修ということはクラス皆が知っている、相も変わらずあのサボり魔は。
「ももちなんかしたのー?」
「何もしてないと思うけど、とりあえず行ってくるね」
「まぁ、桃の事だ。どっかの大会やら何やらの相談だろ」
「もーそんなんじゃないって!ホントに神無は大げさだなぁ」
そんな軽口を言いつつも悪いことでは呼ばれないと心のどこかでそう思っていた、小学校から目立つのが苦手で嫌な思いをしたこともあったが今は全くそんなことはない、むしろ目立つというか周りに認められることは嫌いではない。そんなことを思っているとすぐに職員室に着いた
「失礼します、竹林先生はいらっしゃいますか?」
「おー、桃。早いなちょっと外で待っててくれ」
「はい、失礼しました」
そう言われ職員室前で待っている、休み時間で用事もないのに学生達がたむろしている、正直なところなぜ用もないのに職員室に来るのか私にはわからない、他にもトイレとか移動だとかどうして女子は群れたがるのか、女付き合いは面倒だ、私も女だけど
「すまんなー、ちょっとこっちで話そうか」
「はい」
そういって連れていかれたのは誰もいない会議室、懇談などの個人的な話は誰にも気かるないように先生は気を使っている、そして扉を閉めると先生はしばらくちょっとした雑談をして、そして深刻な顔をしこんなことを聞いてきた
「桃。突然ですまないが昨日はどうやって帰った?」
「え?」
どうしてそんなことを聞くのか一瞬分からなかったがふと昨日のことを思いだし源田さんと一緒に居たことを思い出した、うかつに返事が出来ないので
「どうしてですか?」
とありきたりでよくある返事をした
「いや、そのな?昨日の帰りにお前っぽい生徒とちょっと年を召した怖面男性が一緒に帰ってるのを見てもしかしたら桃か?って思ってな」
「そうですか」
ここで変な事を口走れば今後どうなるか分からない、慎重に返事をしようと考えるふりをした、しかしうまい返事が思い付かず結局
「あ、もしかしたら親戚の人かも、昨日用事があって早く帰らないといけなかったんですよ、でも親もいないしタクシー使う訳にもいかないから親戚に相談したら乗せてくれると言ったのでそれの事かもしれません」
「そうか、ごめんなこんなことで呼んじまって、そっか親戚か、悪いな年を召してるなんて言って」
「いえ、事実ですし大丈夫です、それでは私は失礼しますね」
「あぁ、じゃ・・・あ、桃!」
「はい、何ですか?」
「瀬良に今日は数学教師が呼んでると言ってくれ」
「またですか、わかりました。」
瀬良が呼ばれてるイコール補修ということはクラス皆が知っている、相も変わらずあのサボり魔は。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結


ヤクザと私と。~養子じゃなく嫁でした
瀬名。
恋愛
大学1年生の冬。母子家庭の私は、母に逃げられました。
家も取り押さえられ、帰る場所もない。
まず、借金返済をしてないから、私も逃げないとやばい。
…そんな時、借金取りにきた私を買ってくれたのは。
ヤクザの若頭でした。
*この話はフィクションです
現実ではあり得ませんが、物語の過程としてむちゃくちゃしてます
ツッコミたくてイラつく人はお帰りください
またこの話を鵜呑みにする読者がいたとしても私は一切の責任を負いませんのでご了承ください*


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる