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本編
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ケットくんに、買った家具は騎士団の宿舎に届けて貰えるようにお願いして、彼のお店を後にした。
「ケットくん、あんな調子で大丈夫かな……。」
独り言のように呟いた。
「確かに、ちょっと心配だな…。」
ラインハルトが俺の呟きに反応する。
リオルくんとカイルくんも少し心配そうに俯いた。
「よし、うち家からお金に詳しそうな奴を遣わして勉強してもらうか…。
せっかくいいお店を持てたのにあの様子じゃ先行きが心配だ…。」
「そうですね。
ケットは、昔から手先が器用で作ることには並々じゃないこだわりがありましたけど、お金には無頓着なところがありましたし……。」
ラインハルトの考えに、リオルくんも心配そうに頷いた。
ラインハルトの家の人が教えに行くなら安心なのかな?
家具が欲しくなったら今後もケットくんにお願いしたいからお店が繁盛して貰わないと困るし……。
「あぁ、じゃあ誰か良さそうな奴を探しとくよ。
とりあえず、トオルが欲しかった物は買えたし次は露店でも見て回るか!」
「うん!露店巡り行こう!」
ラインハルトの言葉に頷き、気を取り直して露店のある場所まで移動した。
アクセサリーや、食材、日用品を売っているお店が沢山並んでいる。
「トオルさん、何か見たいものありましたか?」
カイルくんが護衛として、俺のすぐ後ろで周りを警戒しながら聞いてきた。
「んー、調味料とか食材とか見てみたいかな?」
俺の言葉にリオルくんもラインハルトもちょっと呆れたように苦笑いする。
「トオル、お前、せっかくの休みなのにそればっかりだな……。」
「街に来れることあんまり無いんだからやっぱりどんな物があるか気になるじゃないか!」
決して趣味がない訳じゃない!
と皆に言い聞かせるように言い返す。
まぁ、じゃあ、何が趣味なんだ?とか聞かれたら何にも返せないから深く聞かないで欲しいけど……。
「なんと言うか、トオルさんらしいと言えばトオルさんらしいですけどね。」
カイルくんが苦笑いしながらフォローしてくれた。
クッ……。
カイルくん、今はその優しさが逆に辛いよ…。
「あ、トオルさん、あそこの露店、調味料とかあるみたいですよ?」
リオルくんが見つけたお店に行ってみる。
騎士団の厨房にある調味料もあれば、見たことない物もチラホラあった。
お店の人に詳しく聞いてみると、いろいろな説明を聞くことが出来た。
頭の中で、あの食材に合うかな?とか、こんな使い方して見たら面白いかもと想像してみる。
どうしよう…。
全部欲しくなってきた……。
あ、マジックバックあるから少しずつなら全部買っても持って帰れるかもしれない。
よし、全部買っちゃえ!
厨房に無いものを少しずつ買っていく。
「………お前、ソファーの時は結構渋ってた癖にこういうのは躊躇しないんだな?」
ラインハルトがジト目で見てくるが気にしない。
「え?だってラインハルトだって食べるなら色んな美味しいもの食べたいでしょ?」
俺の言葉にラインハルトが
「まぁ、そりゃそうだけど…」
と複雑な表情をしている。
その様子をリオルくんとカイルくんが楽しそうに笑っていた。
穏やかで楽しいな。
2人につられて俺まで笑顔になった。
買った調味料を全て詰めて貰って、マジックバックバックにしまう。
「次は、食材のほうかな?」
俺の言葉にカイルくんが
「それなら、あっちにいろいろありましたよ?」
と教えてくれた。
カイルくんが教えてくれた所に向かう途中、アクセサリーを売っているお店が目に入る。
「あ、あれ、アレンに似合いそうだな…。」
並んでいる商品の中のペンダントを見てついつい言葉が漏れた。
「お?気になるものでもあったのか?」
ラインハルトが俺の姿勢の先を見る。
「おう、兄ちゃん、なんか気になるものあったか?
触っていいから見て行ってくれ!」
俺らの視線に気づいた店員のおじさんが声をかけてきた。
「あ、じゃあ……。」
俺は近づいて気になっていたペンダントを手に取る。
「おぉ、兄ちゃんそれを選ぶなんて目が高いな!」
おじさんが驚いたように笑った。
ペンダントは、シンプルな作りで長方形のプレートの真ん中に透明な石がはめ込まれているだけだった。
ただ、その石がダイヤモンドカットのようになっていて光にかざすとキラキラしている。
カイルくんがペンダントを見て言う。
「それ、真ん中に付いてる石って魔石ですか?」
「おぉ、そっちの兄ちゃんも若いのによくわかったな!」
カイルくんの言葉に店員のおじさんは笑って頷く。
「これは見事だな?
魔石を綺麗に加工するのは、かなりの技術が必要なはずだ。」
ラインハルトもペンダントの魔石を見ながら唸っている。
「へへっ、そっちの兄ちゃんもありがとよ!
俺の中でも会心の出来だったんだ。
その魔石は、魔力を込めるとその人の魔力の色に光るようになってるんだ!
恋人への贈り物には持ってこいだろ?」
恋人への贈り物かぁ…。
アレンは、あんまり派手な装飾は好きじゃないしこれなら気に入ってくれるかもしれない。
それに、アレンからは沢山貰ってばっかりで、彼にはまだ何も送れてないし…。
……よし!
「おじさん、これください!」
「おう!まいどあり!」
おじさんに代金を支払う。
「ありがとうございます!」
ペンダントを見ながら、アレンの顔を思い浮かべた。
アレン、喜んでくれるかなぁ……。
「兄ちゃん、幸せそうな顔してるな!
それを受け取る相手もきっと喜んでくれると思うぜ!幸せにな!」
見ず知らずおじさんではあるが、そんなことを言われてとても暖かい気持ちになった。
早くアレンに渡したいなぁ……。
渡した時の彼の喜ぶ表情を想像して胸が熱くなった。
早く、早く、逢いたい…。
おじさんに改めてお礼を言い、ペンダントをマジックバックに大事にしまって、食材のお店を目指す。
食材を売っている区間の様で、見たことない食材や、あちらの世界でも馴染みある食材をちらほらと見かけた。
「うぁ!凄い!こんなに沢山の種類の食材があるなんて……。」
大量の食材を前についつい言葉が出てしまう。
「おい、あんまりはしゃいで皆から離れるなよ?
カイル、しっかりと見張って置くんだぞ?」
ラインハルトが苦笑いをしながら釘を刺してくる。
俺は子供か!
流石に迷子になんてならないよ!
ラインハルトを軽く睨むが、俺の視線を彼は全く意にも介さない。
カイルくんに至っては、「分かっています!」と言わんばかりに俺との距離を縮めていた。
俺、自分よりも10歳も年下の子からも迷子になると思われてるのか……?
なんだろ?雨も降って無いのに顔が濡れそうだ…。
そんな様子の俺をリオルくんが慰めてくれる。
「トオルさん、ほ、ほら、あそこに珍しい食材がありますよ?」
指さしながら教えてくれた。
そちらに目を向けると確かにこちらの世界ではまだ見たことの無い野菜があった。
「あ、カボチャだ!」
向こうの一般的なカボチャとは形が違うが、バターナッツという品種の瓢箪型にそっくりだった。
「トオルさん、知ってるんですか?」
リオルくんも料理人としての血が騒いだらしく物珍しそうにカボチャを見ている。
「多分?外だけ似てて中身が違うって事もあるかもしれないけど…。」
なんと言っても異世界だからそういう事があってもおかしくない。
店員さんに聞いてみると、最近隣の国から届いた食材らしくあまり詳しくないそうだった。
しかし、聞いた特徴はまさにカボチャだった。
「リオルくん、俺が知ってるカボチャで良さそう?かも。」
「どんな野菜?なんですか?凄く硬そうですけどそもそも食べれるんですか?」
リオルくんはカボチャを叩きながら納得出来なそうに言う。
「まぁ、確かに皮は硬いかも…。
でも、火を通したら柔らかくなるよ。
味も甘くて芋みたいなホクホクの食感かな。
この品種は、甘みが強いしクリーミーだからスープとかにしても美味しいよ?
あとは、お菓子にも使えるし…。」
タルトや、プリン、クッキー、パイ
料理にもお菓子にも両方使える便利な食材だ。
「お菓子ですか!」
カイルくんがお菓子と言う言葉に反応して目を輝かせている。
騎士になって、少し大人びた気がしてたが中身は変わらず甘い物が好きな少年らしい。
「うん!じゃあ今度作ろうね!」
俺の言葉にカイルくんが嬉しそうに頷く。
相変わらず尻尾と耳が見えそうなくらいの子犬っぷりに、カイルくんはやっぱこうじゃないとな!なんて思ってしまった。
「ケットくん、あんな調子で大丈夫かな……。」
独り言のように呟いた。
「確かに、ちょっと心配だな…。」
ラインハルトが俺の呟きに反応する。
リオルくんとカイルくんも少し心配そうに俯いた。
「よし、うち家からお金に詳しそうな奴を遣わして勉強してもらうか…。
せっかくいいお店を持てたのにあの様子じゃ先行きが心配だ…。」
「そうですね。
ケットは、昔から手先が器用で作ることには並々じゃないこだわりがありましたけど、お金には無頓着なところがありましたし……。」
ラインハルトの考えに、リオルくんも心配そうに頷いた。
ラインハルトの家の人が教えに行くなら安心なのかな?
家具が欲しくなったら今後もケットくんにお願いしたいからお店が繁盛して貰わないと困るし……。
「あぁ、じゃあ誰か良さそうな奴を探しとくよ。
とりあえず、トオルが欲しかった物は買えたし次は露店でも見て回るか!」
「うん!露店巡り行こう!」
ラインハルトの言葉に頷き、気を取り直して露店のある場所まで移動した。
アクセサリーや、食材、日用品を売っているお店が沢山並んでいる。
「トオルさん、何か見たいものありましたか?」
カイルくんが護衛として、俺のすぐ後ろで周りを警戒しながら聞いてきた。
「んー、調味料とか食材とか見てみたいかな?」
俺の言葉にリオルくんもラインハルトもちょっと呆れたように苦笑いする。
「トオル、お前、せっかくの休みなのにそればっかりだな……。」
「街に来れることあんまり無いんだからやっぱりどんな物があるか気になるじゃないか!」
決して趣味がない訳じゃない!
と皆に言い聞かせるように言い返す。
まぁ、じゃあ、何が趣味なんだ?とか聞かれたら何にも返せないから深く聞かないで欲しいけど……。
「なんと言うか、トオルさんらしいと言えばトオルさんらしいですけどね。」
カイルくんが苦笑いしながらフォローしてくれた。
クッ……。
カイルくん、今はその優しさが逆に辛いよ…。
「あ、トオルさん、あそこの露店、調味料とかあるみたいですよ?」
リオルくんが見つけたお店に行ってみる。
騎士団の厨房にある調味料もあれば、見たことない物もチラホラあった。
お店の人に詳しく聞いてみると、いろいろな説明を聞くことが出来た。
頭の中で、あの食材に合うかな?とか、こんな使い方して見たら面白いかもと想像してみる。
どうしよう…。
全部欲しくなってきた……。
あ、マジックバックあるから少しずつなら全部買っても持って帰れるかもしれない。
よし、全部買っちゃえ!
厨房に無いものを少しずつ買っていく。
「………お前、ソファーの時は結構渋ってた癖にこういうのは躊躇しないんだな?」
ラインハルトがジト目で見てくるが気にしない。
「え?だってラインハルトだって食べるなら色んな美味しいもの食べたいでしょ?」
俺の言葉にラインハルトが
「まぁ、そりゃそうだけど…」
と複雑な表情をしている。
その様子をリオルくんとカイルくんが楽しそうに笑っていた。
穏やかで楽しいな。
2人につられて俺まで笑顔になった。
買った調味料を全て詰めて貰って、マジックバックバックにしまう。
「次は、食材のほうかな?」
俺の言葉にカイルくんが
「それなら、あっちにいろいろありましたよ?」
と教えてくれた。
カイルくんが教えてくれた所に向かう途中、アクセサリーを売っているお店が目に入る。
「あ、あれ、アレンに似合いそうだな…。」
並んでいる商品の中のペンダントを見てついつい言葉が漏れた。
「お?気になるものでもあったのか?」
ラインハルトが俺の姿勢の先を見る。
「おう、兄ちゃん、なんか気になるものあったか?
触っていいから見て行ってくれ!」
俺らの視線に気づいた店員のおじさんが声をかけてきた。
「あ、じゃあ……。」
俺は近づいて気になっていたペンダントを手に取る。
「おぉ、兄ちゃんそれを選ぶなんて目が高いな!」
おじさんが驚いたように笑った。
ペンダントは、シンプルな作りで長方形のプレートの真ん中に透明な石がはめ込まれているだけだった。
ただ、その石がダイヤモンドカットのようになっていて光にかざすとキラキラしている。
カイルくんがペンダントを見て言う。
「それ、真ん中に付いてる石って魔石ですか?」
「おぉ、そっちの兄ちゃんも若いのによくわかったな!」
カイルくんの言葉に店員のおじさんは笑って頷く。
「これは見事だな?
魔石を綺麗に加工するのは、かなりの技術が必要なはずだ。」
ラインハルトもペンダントの魔石を見ながら唸っている。
「へへっ、そっちの兄ちゃんもありがとよ!
俺の中でも会心の出来だったんだ。
その魔石は、魔力を込めるとその人の魔力の色に光るようになってるんだ!
恋人への贈り物には持ってこいだろ?」
恋人への贈り物かぁ…。
アレンは、あんまり派手な装飾は好きじゃないしこれなら気に入ってくれるかもしれない。
それに、アレンからは沢山貰ってばっかりで、彼にはまだ何も送れてないし…。
……よし!
「おじさん、これください!」
「おう!まいどあり!」
おじさんに代金を支払う。
「ありがとうございます!」
ペンダントを見ながら、アレンの顔を思い浮かべた。
アレン、喜んでくれるかなぁ……。
「兄ちゃん、幸せそうな顔してるな!
それを受け取る相手もきっと喜んでくれると思うぜ!幸せにな!」
見ず知らずおじさんではあるが、そんなことを言われてとても暖かい気持ちになった。
早くアレンに渡したいなぁ……。
渡した時の彼の喜ぶ表情を想像して胸が熱くなった。
早く、早く、逢いたい…。
おじさんに改めてお礼を言い、ペンダントをマジックバックに大事にしまって、食材のお店を目指す。
食材を売っている区間の様で、見たことない食材や、あちらの世界でも馴染みある食材をちらほらと見かけた。
「うぁ!凄い!こんなに沢山の種類の食材があるなんて……。」
大量の食材を前についつい言葉が出てしまう。
「おい、あんまりはしゃいで皆から離れるなよ?
カイル、しっかりと見張って置くんだぞ?」
ラインハルトが苦笑いをしながら釘を刺してくる。
俺は子供か!
流石に迷子になんてならないよ!
ラインハルトを軽く睨むが、俺の視線を彼は全く意にも介さない。
カイルくんに至っては、「分かっています!」と言わんばかりに俺との距離を縮めていた。
俺、自分よりも10歳も年下の子からも迷子になると思われてるのか……?
なんだろ?雨も降って無いのに顔が濡れそうだ…。
そんな様子の俺をリオルくんが慰めてくれる。
「トオルさん、ほ、ほら、あそこに珍しい食材がありますよ?」
指さしながら教えてくれた。
そちらに目を向けると確かにこちらの世界ではまだ見たことの無い野菜があった。
「あ、カボチャだ!」
向こうの一般的なカボチャとは形が違うが、バターナッツという品種の瓢箪型にそっくりだった。
「トオルさん、知ってるんですか?」
リオルくんも料理人としての血が騒いだらしく物珍しそうにカボチャを見ている。
「多分?外だけ似てて中身が違うって事もあるかもしれないけど…。」
なんと言っても異世界だからそういう事があってもおかしくない。
店員さんに聞いてみると、最近隣の国から届いた食材らしくあまり詳しくないそうだった。
しかし、聞いた特徴はまさにカボチャだった。
「リオルくん、俺が知ってるカボチャで良さそう?かも。」
「どんな野菜?なんですか?凄く硬そうですけどそもそも食べれるんですか?」
リオルくんはカボチャを叩きながら納得出来なそうに言う。
「まぁ、確かに皮は硬いかも…。
でも、火を通したら柔らかくなるよ。
味も甘くて芋みたいなホクホクの食感かな。
この品種は、甘みが強いしクリーミーだからスープとかにしても美味しいよ?
あとは、お菓子にも使えるし…。」
タルトや、プリン、クッキー、パイ
料理にもお菓子にも両方使える便利な食材だ。
「お菓子ですか!」
カイルくんがお菓子と言う言葉に反応して目を輝かせている。
騎士になって、少し大人びた気がしてたが中身は変わらず甘い物が好きな少年らしい。
「うん!じゃあ今度作ろうね!」
俺の言葉にカイルくんが嬉しそうに頷く。
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