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本編
101
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更新遅くなりましたm(_ _)m
♦♦♦♦♦
次は、大量に卵を割って貰った。
半分は全卵で、もう半分は卵黄だけ使う。
「こっちの卵白はどうしますか?」
卵黄だけを取り分けてたカベロくんが聞いてくる。
「そっちは、とりあえず冷凍しておいて今度別のお菓子を作る時に使おうかな。」
「卵白だけでもお菓子が作れるんですか?」
リオルくんが驚いたように聞いてくる。
「うん!お菓子によっては卵黄しか使わないものや、卵白しか使わないものもあるから。
卵白だけでもケーキが焼けるし、クッキーとかも作れるよ。」
カスタードクリームやクレームブリュレを作ると卵白が沢山出ちゃうから卵白を大量に使える方法も必然的にいっぱい教えて貰った。
マカロン、ラングドシャ、フィナンシェ、ダックワーズ、エンゼルケーキ、パブロバとか……。
他にも、クラリフィエと言う透き通ったスープを作るフランス料理の技法にも使える。
色々作ろうとすると逆に卵黄だけが余ってしまうこともあるくらい卵白はいろいろな事に使えるのだ。
「じゃあ、次は、合わせた卵に砂糖を入れてよく混ぜてね。」
これも4つのボールにわけながらお手本を見せながら皆で一緒に作っていく。
砂糖がしっかりと溶けきったら生乳を入れて、濾す。これでプリンの生地の完成だ。
「表面の泡を丁寧に外したら、これで生地は完成だよ!」
表面に泡が残っているとスが入りやすくなってしまうからバーナーで炙ったり、アルコールを吹きかけたりして泡を消すのがポイントだ。
今回はどちらもないから、紙を表面に乗せて何回かに分けて泡だけを取り外していく。
「え?もうですか?」
カベロくんが驚いたように聞いてくる。
リオルくんとコルムくんも意外そうにしていた。
「うん!あとはさっきのカラメルソースを器の下に入れてからゆっくりこの生地を注いでオーブンで湯煎焼きして冷やしたら完成だよ。」
今回はティーカップにプリンの生地を入れていく。
プリンの作り方自体は簡単だから3人もメモを取りながらポイントを抑えている。
これなら次からは1人でも作れそうだ。
「トオルさん、さっきのオムレツもそうでしたけど、お湯を張ってオーブンで焼くのってなんの意味があるんですか?」
リオルくんがカップに生地を入れ終わりお湯を沸かしながら聞いてくる。
「お湯を張って焼くと、生地が乾燥しないからしっとりと焼けたり、温度が上がりすぎないから生地にじっくりと火が入るんだよ。
あんまり高い温度で焼いちゃうとプリンに『スが入る』って言って表面や中に細かい穴が空いちゃって滑らかな食感じゃなくなっちゃうから…。」
プリンや茶碗蒸しみたいに滑らかな食感が命の料理はスが入ってしまうとそれだけで台無しになってしまう。
お店によっては120~130℃で1時間くらいじっくりと火を通すところもあってそこのプリンやブリュレは滑らかで食べるだけで幸せな気持ちになれる……。
「トオルさんの作る料理はどれも手間暇がかかってて、丁寧ですけど、それをしないといけない理由がちゃんとあるんですね……。
沢山作る時には大変そうですけど…。」
俺たちの話を聞いていたカベロくんがしみじみという。
「俺の師匠がよく、『料理は手間暇をかければかけるほど美味しくなる』って言っててね…。
それに、『お前にとっては100の中の1かもしれないが食べる人にとっては1なんだ。だから、全ての皿に全神経を注ぎなさい』ともよく言われたよ……。」
師匠の言葉と共に言われた時のことを思い出す。
料理人になって初めてのクリスマスシーズンに量が多すぎて盛り付けが乱れてしまった時のことだ。
「トオル、お前にとっては100の中の1つの料理かもしれないがそれを食べるお客さんからしたら大切な人と過ごす特別な日に食べる料理なんだ。
それに手を抜く事が許されると思うか?
お前がそのお客さんなら悲しくないか?」
怒鳴られながらハッとした。
もちろんクリスマスに限った話では無く、普段の料理でも同じだ。
俺がピーク中に「まぁ、これくらいなら大丈夫か」と思って出した料理が久々に会った家族との食事会の料理だったら?
これからプロポーズをしようとしている人達の料理だったら?
俺の「まぁ、これくらいなら大丈夫か」がその人の人生を変えてしまうかもしれない。
だからこそ、俺たち料理人はいつも全部のお皿に全神経を捧げて作らなければならないんだと感じた。
先輩達の中には「なにもそこまでしなくても……」と言っている人も居たけど、俺には考えさせられるには十分な話だった……。
「トオルさん?お湯湧きましたよ?」
昔を思い出してボッーとしてしまっていた俺にリオルくんが呼びかける。
「あ、ごめん、ちょっと師匠のこと思い出して…。」
苦笑いしながら作業に戻る。
天板にお湯を張ってプリンの生地を乗せてオーブンに入れる。
「プリンの生地にお湯が入らないように気をつけてね!」
「「「はい!」」」
俺の言葉に皆が緊張をしながら答えてくれる。
皆も同じようにオーブンに入れてあとは焼き上がりを待つだけだ。
焼き上がりを待つ間は皆で片付けをしながら3人の質問に答えたり、どんな料理を作ってみたいかを聞いたりした。
コルムくんはお肉が好きみたいで、お肉料理のレパートリーを増やしたいみたいだ。
カベロくんはお酒が好きで、お酒に合う料理を、リオルくんはお菓子全般のレパートリーを増やしたいらしい。
皆の上司からは、まずは自分が好きな系統の料理をしっかりと学んでこいと言われたらしく、気負うことなく頑張って来ていいと言われたそうだ。
まぁ、確かに自分がやりたい料理を1番に学べないとつまらないもんね…。
「そう言えば3人はここに毎日通うの?」
「その予定です。
帰ったら料理長に今日作った料理を話す事になってますから……。」
コルムくんがちょっとだけ苦笑いしながら教えてくれた。
リオルくんもカベロくんもちょっと暗い顔で頷く。
料理長さん達の気持ちも分からなくはないけど、毎日朝から晩まで通わせるのは大変だし、その後も仕事をしてるようなものじゃないか……。
ブラック企業もいいとこだ…。
俺も心身ともに辛かったし、なんとかしないと……。
俺の場合は、師匠はまだちゃんとしてたからなんとか生きてられたけど…。
「ちょっと待って!それじゃ皆の身体が持たないでしょ?」
俺の言葉に3人がキョトンとしながら苦笑いをする。
「せっかくいい機会に恵まれたんだからこのくらい平気ですよ!」
カベロくんがそう言う。
コルムくんもリオルくんもその言葉に頷いていた。
俺の先輩は、「俺たちも辛い思いをしたんだからお前も辛い思いをするのは当然だ!」とよく言ってたけど、俺はそう思わないなぁ……。
もちろん、若い頃の苦労は買ってでもしろって言うけど、知識を得ること=辛い思いをしなければならないは違う気がする。
「いや、ダメだよ。
無理はずっと続くものじゃないから…。
ちょっと考えてみるね。」
その言葉に3人は少しだけ安堵の表情を浮かべていた。
この様子だとお休みの話とかも無かったんじゃないかな?
後でアレンとヴェインさん、ラインハルトに相談してみよう。
なんて話をしてる間にプリンが焼けたみたいだ。
オーブンから取り出して揺すって見るとぷるんと表面が柔らかく固まっているのがわかる。
皆に見せながら
「このくらいになったら完成だよ!」
滑らかで表面にスも入っていなくていい出来だ。
3人も自分が作ったプリンをオーブンから取り出す。
「あ……トオルさん…どうしましょう…。
表面に穴が空いちゃってます……。」
カベロくんのプリンの幾つかに少しだけスが入っていた。
少し落ち込みながら聞いてくる。
リオルくんとコルムくんのプリンも幾つかスが入っていた。
「あぁ、ちょっと温度が高かったのかな……?
原因はあとで考えよう。
とりあえずこのくらいならまだ取り戻せる失敗だから大丈夫だよ!」
「なんとかなるんですか?」
落ち込んでるリオルくんが驚いたようにこちらを見る。
コルムくんもカベロくんも同じように俺を見た。
「うん!これくらいなら多分大丈夫だよ。
皆急いで氷水を用意してくれる?」
俺の言葉に3人が急いで氷水を用意してくれた。
「プリンは冷えると少しだけ縮まるんだ。
だから、急激に氷水で冷やしたら縮まった中の方のスは少しの量なら消せるんだよ。」
俺は説明しながらスが出来たプリンを水が入らないように注意しながら氷水に浮かべていく。
もちろん、大量に入ってしまったスは消えないから気休め程度ではあるが今回は大丈夫だろう。
「「「トオルさん、ありがとうございます!」」」
3人がキラキラした目でこちらを見てくれて居た。
何だか視線がくすぐったいや……。
♦♦♦♦♦
いつも応援ありがとうございます!
近頃、更新が遅くなってしまっていて申し訳ありません……。
仕事が落ち着くまで1日1話の更新にさせていただきます。
申し訳ありません。
また、お気に入り4500突破ありがとうございます。
近々、4500記念の番外編を更新予定です。
誰の番外編かは、お楽しみにお待ちください。
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
♦♦♦♦♦
次は、大量に卵を割って貰った。
半分は全卵で、もう半分は卵黄だけ使う。
「こっちの卵白はどうしますか?」
卵黄だけを取り分けてたカベロくんが聞いてくる。
「そっちは、とりあえず冷凍しておいて今度別のお菓子を作る時に使おうかな。」
「卵白だけでもお菓子が作れるんですか?」
リオルくんが驚いたように聞いてくる。
「うん!お菓子によっては卵黄しか使わないものや、卵白しか使わないものもあるから。
卵白だけでもケーキが焼けるし、クッキーとかも作れるよ。」
カスタードクリームやクレームブリュレを作ると卵白が沢山出ちゃうから卵白を大量に使える方法も必然的にいっぱい教えて貰った。
マカロン、ラングドシャ、フィナンシェ、ダックワーズ、エンゼルケーキ、パブロバとか……。
他にも、クラリフィエと言う透き通ったスープを作るフランス料理の技法にも使える。
色々作ろうとすると逆に卵黄だけが余ってしまうこともあるくらい卵白はいろいろな事に使えるのだ。
「じゃあ、次は、合わせた卵に砂糖を入れてよく混ぜてね。」
これも4つのボールにわけながらお手本を見せながら皆で一緒に作っていく。
砂糖がしっかりと溶けきったら生乳を入れて、濾す。これでプリンの生地の完成だ。
「表面の泡を丁寧に外したら、これで生地は完成だよ!」
表面に泡が残っているとスが入りやすくなってしまうからバーナーで炙ったり、アルコールを吹きかけたりして泡を消すのがポイントだ。
今回はどちらもないから、紙を表面に乗せて何回かに分けて泡だけを取り外していく。
「え?もうですか?」
カベロくんが驚いたように聞いてくる。
リオルくんとコルムくんも意外そうにしていた。
「うん!あとはさっきのカラメルソースを器の下に入れてからゆっくりこの生地を注いでオーブンで湯煎焼きして冷やしたら完成だよ。」
今回はティーカップにプリンの生地を入れていく。
プリンの作り方自体は簡単だから3人もメモを取りながらポイントを抑えている。
これなら次からは1人でも作れそうだ。
「トオルさん、さっきのオムレツもそうでしたけど、お湯を張ってオーブンで焼くのってなんの意味があるんですか?」
リオルくんがカップに生地を入れ終わりお湯を沸かしながら聞いてくる。
「お湯を張って焼くと、生地が乾燥しないからしっとりと焼けたり、温度が上がりすぎないから生地にじっくりと火が入るんだよ。
あんまり高い温度で焼いちゃうとプリンに『スが入る』って言って表面や中に細かい穴が空いちゃって滑らかな食感じゃなくなっちゃうから…。」
プリンや茶碗蒸しみたいに滑らかな食感が命の料理はスが入ってしまうとそれだけで台無しになってしまう。
お店によっては120~130℃で1時間くらいじっくりと火を通すところもあってそこのプリンやブリュレは滑らかで食べるだけで幸せな気持ちになれる……。
「トオルさんの作る料理はどれも手間暇がかかってて、丁寧ですけど、それをしないといけない理由がちゃんとあるんですね……。
沢山作る時には大変そうですけど…。」
俺たちの話を聞いていたカベロくんがしみじみという。
「俺の師匠がよく、『料理は手間暇をかければかけるほど美味しくなる』って言っててね…。
それに、『お前にとっては100の中の1かもしれないが食べる人にとっては1なんだ。だから、全ての皿に全神経を注ぎなさい』ともよく言われたよ……。」
師匠の言葉と共に言われた時のことを思い出す。
料理人になって初めてのクリスマスシーズンに量が多すぎて盛り付けが乱れてしまった時のことだ。
「トオル、お前にとっては100の中の1つの料理かもしれないがそれを食べるお客さんからしたら大切な人と過ごす特別な日に食べる料理なんだ。
それに手を抜く事が許されると思うか?
お前がそのお客さんなら悲しくないか?」
怒鳴られながらハッとした。
もちろんクリスマスに限った話では無く、普段の料理でも同じだ。
俺がピーク中に「まぁ、これくらいなら大丈夫か」と思って出した料理が久々に会った家族との食事会の料理だったら?
これからプロポーズをしようとしている人達の料理だったら?
俺の「まぁ、これくらいなら大丈夫か」がその人の人生を変えてしまうかもしれない。
だからこそ、俺たち料理人はいつも全部のお皿に全神経を捧げて作らなければならないんだと感じた。
先輩達の中には「なにもそこまでしなくても……」と言っている人も居たけど、俺には考えさせられるには十分な話だった……。
「トオルさん?お湯湧きましたよ?」
昔を思い出してボッーとしてしまっていた俺にリオルくんが呼びかける。
「あ、ごめん、ちょっと師匠のこと思い出して…。」
苦笑いしながら作業に戻る。
天板にお湯を張ってプリンの生地を乗せてオーブンに入れる。
「プリンの生地にお湯が入らないように気をつけてね!」
「「「はい!」」」
俺の言葉に皆が緊張をしながら答えてくれる。
皆も同じようにオーブンに入れてあとは焼き上がりを待つだけだ。
焼き上がりを待つ間は皆で片付けをしながら3人の質問に答えたり、どんな料理を作ってみたいかを聞いたりした。
コルムくんはお肉が好きみたいで、お肉料理のレパートリーを増やしたいみたいだ。
カベロくんはお酒が好きで、お酒に合う料理を、リオルくんはお菓子全般のレパートリーを増やしたいらしい。
皆の上司からは、まずは自分が好きな系統の料理をしっかりと学んでこいと言われたらしく、気負うことなく頑張って来ていいと言われたそうだ。
まぁ、確かに自分がやりたい料理を1番に学べないとつまらないもんね…。
「そう言えば3人はここに毎日通うの?」
「その予定です。
帰ったら料理長に今日作った料理を話す事になってますから……。」
コルムくんがちょっとだけ苦笑いしながら教えてくれた。
リオルくんもカベロくんもちょっと暗い顔で頷く。
料理長さん達の気持ちも分からなくはないけど、毎日朝から晩まで通わせるのは大変だし、その後も仕事をしてるようなものじゃないか……。
ブラック企業もいいとこだ…。
俺も心身ともに辛かったし、なんとかしないと……。
俺の場合は、師匠はまだちゃんとしてたからなんとか生きてられたけど…。
「ちょっと待って!それじゃ皆の身体が持たないでしょ?」
俺の言葉に3人がキョトンとしながら苦笑いをする。
「せっかくいい機会に恵まれたんだからこのくらい平気ですよ!」
カベロくんがそう言う。
コルムくんもリオルくんもその言葉に頷いていた。
俺の先輩は、「俺たちも辛い思いをしたんだからお前も辛い思いをするのは当然だ!」とよく言ってたけど、俺はそう思わないなぁ……。
もちろん、若い頃の苦労は買ってでもしろって言うけど、知識を得ること=辛い思いをしなければならないは違う気がする。
「いや、ダメだよ。
無理はずっと続くものじゃないから…。
ちょっと考えてみるね。」
その言葉に3人は少しだけ安堵の表情を浮かべていた。
この様子だとお休みの話とかも無かったんじゃないかな?
後でアレンとヴェインさん、ラインハルトに相談してみよう。
なんて話をしてる間にプリンが焼けたみたいだ。
オーブンから取り出して揺すって見るとぷるんと表面が柔らかく固まっているのがわかる。
皆に見せながら
「このくらいになったら完成だよ!」
滑らかで表面にスも入っていなくていい出来だ。
3人も自分が作ったプリンをオーブンから取り出す。
「あ……トオルさん…どうしましょう…。
表面に穴が空いちゃってます……。」
カベロくんのプリンの幾つかに少しだけスが入っていた。
少し落ち込みながら聞いてくる。
リオルくんとコルムくんのプリンも幾つかスが入っていた。
「あぁ、ちょっと温度が高かったのかな……?
原因はあとで考えよう。
とりあえずこのくらいならまだ取り戻せる失敗だから大丈夫だよ!」
「なんとかなるんですか?」
落ち込んでるリオルくんが驚いたようにこちらを見る。
コルムくんもカベロくんも同じように俺を見た。
「うん!これくらいなら多分大丈夫だよ。
皆急いで氷水を用意してくれる?」
俺の言葉に3人が急いで氷水を用意してくれた。
「プリンは冷えると少しだけ縮まるんだ。
だから、急激に氷水で冷やしたら縮まった中の方のスは少しの量なら消せるんだよ。」
俺は説明しながらスが出来たプリンを水が入らないように注意しながら氷水に浮かべていく。
もちろん、大量に入ってしまったスは消えないから気休め程度ではあるが今回は大丈夫だろう。
「「「トオルさん、ありがとうございます!」」」
3人がキラキラした目でこちらを見てくれて居た。
何だか視線がくすぐったいや……。
♦♦♦♦♦
いつも応援ありがとうございます!
近頃、更新が遅くなってしまっていて申し訳ありません……。
仕事が落ち着くまで1日1話の更新にさせていただきます。
申し訳ありません。
また、お気に入り4500突破ありがとうございます。
近々、4500記念の番外編を更新予定です。
誰の番外編かは、お楽しみにお待ちください。
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
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