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本編
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仕事の関係で更新が少なくてすみません……。
♦♦♦♦♦
騎士団の宿舎に戻る頃には日が傾き始めていた。
俺とラインハルトは着替えてすぐに厨房に向かう。
アレンも来たがっていたが出迎えてくれたヴェインさんが深刻そうな顔をしていた為、2人で執務室へ行ってしまった。
何かあったのかな?
「トオル、今日は何を作るんだ?」
ラインハルトに聞かれる。
「お酒に合うものだよね?
皆どんなお酒飲むのかな?」
「そうだな……。
アレンはウィスキーが好きだが、普通に皆と飲む時は葡萄酒も飲んでるぞ?
そう言えば、トオルは酒は飲むのか?」
ウィスキーにワインか…。
アレンは、お酒強そうだよなぁ。
「俺は嗜む程度かな。
弱いってわけじゃないけどすごく強いわけでもないし、飲みすぎると眠くなっちゃうから…。」
仕事柄ワインの試飲とかもさせられたから弱いわけではないんだけど…。
「そうなのか?
今日、皆で飲むなら葡萄酒かな。
ちょっといい奴を実家から持って来てるんだ。
それを開けようぜ!」
「公爵家にある葡萄酒って……。
すごく高そうだね……。」
ラインハルトの言葉にそう返してみるが、
「いや、そうでもないぞ?」
と言われてしまう。
いや、絶対に嘘だよ。
めっちゃ高いでしょ……。
まぁ、とりあえず、おつまみ作るかな…。
アレンとラインハルトの要望でフライドポテトとじゃがいものガレットは確定している。
ボロネーゼがあるからホワイトソースを作ってラザニアとかどうだろう?
あとは、アレンが好き肉でローストビーフとか?
「トオル、何からする?」
ラインハルトに聞かれる。
「じゃあ、パスタから作ろうかな?」
「おぉ!パスタにするのか?楽しみだな!」
「うん、今日はまた別の料理にするけど。
ミルクで作ったソースとボロネーゼとパスタを交互に重ねてオーブンで焼いた料理にしようと思う。」
ラザニアをわかりやすく説明してみるがラインハルトは想像できないみたいで首を傾げていた。
「んん………...。
想像出来ないけどトオルが作るんだから多分美味しいんだろ?
パスタは俺がこねるからトオルは他をやっちゃってくれよ。」
「わかった!
じゃあ、よろしく!」
ラインハルトにパスタは任せて俺はローストビーフの準備とホワイトソース作りだ。
牛肉の塊に塩とライユの実、ハーブをすりこんで常温に放置する。
動物性のタンパク質は60度を超えると硬くなっていく。
ローストビーフは、芯温が45~50度位が理想の仕上がりと言われていて、中が冷たい状態だと、温度が上がる前に周りがガチガチに硬くなってしまう。
もちろんこれはステーキの時もそうだが、お肉を焼く時は常温に戻してから焼いた方が美味しく焼ける。
ローストビーフの準備はとりあえず終わったから、次はラザニア用のホワイトソースを作っていく。
鍋にバターを溶かし、小麦粉を炒めてルーを作る。
液体状になるまでしっかりと炒めたら、1度鍋を濡れた布巾の上に置いて温度を下げる。
そこに温めておいた牛乳を少しずつ加えてホイッパーでしっかり混ぜていく。
牛乳とルーに温度差がありすぎるとダマが出来てしまい滑らかなホワイトソースにならないからなるべく温度差が無いようにするのがポイントだ。
しっかり混ぜて滑らかソースになったら塩とライユの実で味を整えて完成だ。
「トオルー!パスタ捏ね終わったぞ!
白いソースか?綺麗だし口当たりよさそうだな?」
ちょうどラインハルトから声をかけられる。
パスタを捏ねながらホワイトソースを興味津々に見ていた。
「ラインハルト、ありがとう!
ベシャメルソースとも言うんだけど、いろいろな料理に使えるソースなんだよ。
冷やして固めてから衣つけて揚げても美味しいし、パスタとか、パンとかにかけてオーブンで焼いても美味しいよ?」
クリームコロッケとか、グラタンとか…。
クロックムッシュとかは朝ごはんにもよさそうだ。
どれもパンに合う料理だし、もう少ししたら天然酵母の様子見がてらパンを焼いてみようかな?
「揚げるのか!?
確かに周りがサクサクで中がトロトロなら美味しいだろうな……。
でも、爆発しないのか?」
この前、ポテトチップスの時の話を思い出したらしくてジト目で見てくる。
「え……まぁ、場合によっては爆発するかも…。」
俺の言葉にラインハルトが顔を引き攣らせている……。
中の空気をしっかり抜かなかったら爆発することはあるから絶対に安全とは言えないから……。
「作る時はトオルを盾にするからよろしくな!」
作るのを俺に丸投げすることを決めたらしく清々しいくらいに笑顔だった。
「………まぁ、わかったよ。
じゃあ、パスタを寝かしてる間にガレットとフライドポテトの準備しちゃおうか?」
「おう!じゃあ、じゃがいもを取ってくるか。」
ラインハルトと食材庫に向かいながら考える。
クリームコロッケなら、カニが欲しいよなぁ…。
やっぱり海産物がとれる国にも行ってみたいなぁ…。
♦♦♦♦♦
騎士団の宿舎に戻る頃には日が傾き始めていた。
俺とラインハルトは着替えてすぐに厨房に向かう。
アレンも来たがっていたが出迎えてくれたヴェインさんが深刻そうな顔をしていた為、2人で執務室へ行ってしまった。
何かあったのかな?
「トオル、今日は何を作るんだ?」
ラインハルトに聞かれる。
「お酒に合うものだよね?
皆どんなお酒飲むのかな?」
「そうだな……。
アレンはウィスキーが好きだが、普通に皆と飲む時は葡萄酒も飲んでるぞ?
そう言えば、トオルは酒は飲むのか?」
ウィスキーにワインか…。
アレンは、お酒強そうだよなぁ。
「俺は嗜む程度かな。
弱いってわけじゃないけどすごく強いわけでもないし、飲みすぎると眠くなっちゃうから…。」
仕事柄ワインの試飲とかもさせられたから弱いわけではないんだけど…。
「そうなのか?
今日、皆で飲むなら葡萄酒かな。
ちょっといい奴を実家から持って来てるんだ。
それを開けようぜ!」
「公爵家にある葡萄酒って……。
すごく高そうだね……。」
ラインハルトの言葉にそう返してみるが、
「いや、そうでもないぞ?」
と言われてしまう。
いや、絶対に嘘だよ。
めっちゃ高いでしょ……。
まぁ、とりあえず、おつまみ作るかな…。
アレンとラインハルトの要望でフライドポテトとじゃがいものガレットは確定している。
ボロネーゼがあるからホワイトソースを作ってラザニアとかどうだろう?
あとは、アレンが好き肉でローストビーフとか?
「トオル、何からする?」
ラインハルトに聞かれる。
「じゃあ、パスタから作ろうかな?」
「おぉ!パスタにするのか?楽しみだな!」
「うん、今日はまた別の料理にするけど。
ミルクで作ったソースとボロネーゼとパスタを交互に重ねてオーブンで焼いた料理にしようと思う。」
ラザニアをわかりやすく説明してみるがラインハルトは想像できないみたいで首を傾げていた。
「んん………...。
想像出来ないけどトオルが作るんだから多分美味しいんだろ?
パスタは俺がこねるからトオルは他をやっちゃってくれよ。」
「わかった!
じゃあ、よろしく!」
ラインハルトにパスタは任せて俺はローストビーフの準備とホワイトソース作りだ。
牛肉の塊に塩とライユの実、ハーブをすりこんで常温に放置する。
動物性のタンパク質は60度を超えると硬くなっていく。
ローストビーフは、芯温が45~50度位が理想の仕上がりと言われていて、中が冷たい状態だと、温度が上がる前に周りがガチガチに硬くなってしまう。
もちろんこれはステーキの時もそうだが、お肉を焼く時は常温に戻してから焼いた方が美味しく焼ける。
ローストビーフの準備はとりあえず終わったから、次はラザニア用のホワイトソースを作っていく。
鍋にバターを溶かし、小麦粉を炒めてルーを作る。
液体状になるまでしっかりと炒めたら、1度鍋を濡れた布巾の上に置いて温度を下げる。
そこに温めておいた牛乳を少しずつ加えてホイッパーでしっかり混ぜていく。
牛乳とルーに温度差がありすぎるとダマが出来てしまい滑らかなホワイトソースにならないからなるべく温度差が無いようにするのがポイントだ。
しっかり混ぜて滑らかソースになったら塩とライユの実で味を整えて完成だ。
「トオルー!パスタ捏ね終わったぞ!
白いソースか?綺麗だし口当たりよさそうだな?」
ちょうどラインハルトから声をかけられる。
パスタを捏ねながらホワイトソースを興味津々に見ていた。
「ラインハルト、ありがとう!
ベシャメルソースとも言うんだけど、いろいろな料理に使えるソースなんだよ。
冷やして固めてから衣つけて揚げても美味しいし、パスタとか、パンとかにかけてオーブンで焼いても美味しいよ?」
クリームコロッケとか、グラタンとか…。
クロックムッシュとかは朝ごはんにもよさそうだ。
どれもパンに合う料理だし、もう少ししたら天然酵母の様子見がてらパンを焼いてみようかな?
「揚げるのか!?
確かに周りがサクサクで中がトロトロなら美味しいだろうな……。
でも、爆発しないのか?」
この前、ポテトチップスの時の話を思い出したらしくてジト目で見てくる。
「え……まぁ、場合によっては爆発するかも…。」
俺の言葉にラインハルトが顔を引き攣らせている……。
中の空気をしっかり抜かなかったら爆発することはあるから絶対に安全とは言えないから……。
「作る時はトオルを盾にするからよろしくな!」
作るのを俺に丸投げすることを決めたらしく清々しいくらいに笑顔だった。
「………まぁ、わかったよ。
じゃあ、パスタを寝かしてる間にガレットとフライドポテトの準備しちゃおうか?」
「おう!じゃあ、じゃがいもを取ってくるか。」
ラインハルトと食材庫に向かいながら考える。
クリームコロッケなら、カニが欲しいよなぁ…。
やっぱり海産物がとれる国にも行ってみたいなぁ…。
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