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本編

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♦♦♦♦♦



アレンが魔法で事後処理をしてくれたがせっかくだからと2人でお風呂に入ることになった。

いや、なったというか、もうすでに溜めてあった……。

机と椅子といい、風呂といい完全に計画的犯行だったんだな……?

まぁ、俺もちょっと期待してたからいんだけど……。


2人で身体を洗いあいっこしてから湯船に浸かる。
2人で向かい合って足を伸ばしても平気なくらい広いのに何故かアレンの膝の上に乗せられていた。

「はぁ……気持ちいい……。
やっぱり湯船に浸かるのは気持ちいいねぇ…。」

「気に入ったか?良かった……。」
俺に答えるアレンが何だかぎこちない。
あぁ、これか。
お尻の違和感を感じてアレンを見つめた。

「ねぇ………。」

「な、なんだ?」
アレンがわざとらしく目をそらす。

「あたってるんだけど?」

お尻にまた元気になったアレンのアレンがあたっていた。

「す、すまん、平気だと思ったんだが……。
やっぱりトオルの裸をみたらダメだった…。」

恥ずかしそうにうつむくアレンは可愛かった。
さっきまで、もっとすごいことしてたのにね。

アレンは、俺を退けて立ち上がり
「ちょっと鎮めてくる」
と言って湯船から出ようとする。

俺は咄嗟にアレンの手を掴んだ。

「トオル?」

「こ、恋人がここに居るのに1人でするとか言わないよな?」
俺だけ2回もイカされて悔しかったのもあるし、絶倫のアレンを満足させられなかった負い目も感じていた。

アレンは、立っていて、俺はしゃがんでる。

つまりは、アレンのそれが目の前にあるわけで……。

「俺がする……。」
そう言ってアレンのそれに手を伸ばした。

「いいのか?」

「うん…。我慢させてごめんね?
俺のペースに合わせてくれてるんでしょ?」

アレンをじっと見つめると気まずそうに目を逸らした。

「まぁ、もっと触りたいのはあるが我慢してる訳じゃないぞ?
適度に自分で発散してる……。」

そうなのか!
ちょっと、エロモードのスイッチが入る。

「ちなみにこの世界ってそう言うのするとき、何でするの?」

「何?ん?手でだが?」

なんか、高校生みたいな会話してるな。
この世界には、スマホどころか写真も無い。
何で皆がそういうことをするのかはちょっと気になった。


「いや、そうじゃなくて、なんか想像してとか?」

彼の硬くなったそれを触りながら聞く。

「ん………はぁ……あぁ、そういう意味か…ん…。」
ちょっと喘ぎながら耐えて会話するアレンに悪戯心が芽生えてしまう。

「うん、アレンはどんなんでするの?」

「は…ん……そんな……トオルでに…決まってる…だろ……。」

あ、やっぱり俺なんだ。
ちょっとだけ嬉しいような安心したような…。

まぁ、恋人が他のでそういうことをしてたら複雑な気持ちになるもんね?

彼女に部屋でAVを見られた気まずさはやばいらしい。

あ、これは俺じゃなくて友達の話だよ?


「どんな俺のこと想像すんの?」
この際だからアレンが好きなのを聞いてみよう……。

彼のを刺激しながら聞く。

アレンは立って居られなくなったみたいでお風呂の縁に腰掛けながら悶えてる。

可愛い……。

「トオル…たまに性格……変わりすぎじゃないか?」

「え?そう?」
自分じゃ自覚ないけど?

「あぁ………ん……今…獲物を捕まえた…肉食獣みたいな目してるぞ?」

「じゃあ、今はアレンが獲物だね?」

彼の敏感な所を更に刺激しながら聞く。

「ん……は……トオル……もっと…強く……。」

「うん。こういうのも想像した?」

こくりと頷く。

「他には?」

「な、舐めてもらったり…トオルの中に入るのを……。」

流石に最後までは無理だけど……。

彼のそれに舌を這わせてみる。

「ん…!?ト、トオル!?無理しなくていい…。」

「気持ちよくない?」
そんなのしたことは、当然ないからアレンにされたことを思い出しながらしてみた。

キスしたり、舐めてみたり…。
口には大きすぎて無理だった……。

どうしたら気持ち良くなってくれるかを考えながら夢中になって舐める。

「気持ちいい?」

「トオル!そこで喋るな…」

アレンのそれが体積を増していく。

「く……トオル……イク………。」

アレンの身体がピクリとふるえて熱を吐き出す。
口で受け止めるが量が多すぎてこぼしてしまった。


「はぁ……はぁ……はぁ…。」

流石にアレンみたいに飲むことは出来なくて吐き出した。

まぁ、ちょっと飲んじゃったけど…。

なんだか身体がポカポカした気がした。
俺も興奮したからかな?


「大丈夫?」

怠そうにしているアレンに声をかける。

「あぁ、気持ち良かった……。ありがとうな?」

そう言って抱きしめてキスをしてくれた。

「アレン、大好き。」

「俺もだ…。」

2人でまた湯船に浸かり直してから一緒にベッドで眠る。


アレンの温もりを感じながらそのまま意識を手放した。
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