102 / 196
本編
79
しおりを挟む
「アレン?どうしたの?」
彼の苦い顔の訳を知りたくて聞いてみた。
「俺は炎の魔力が強いだろ?」
「うん。アレンの固有魔法とコア様の加護が合わさった結果って言ってたっけ?」
ニョッキを揚げながら、ヴェインさんとアレンの会話を思い出す。
「あぁ、昔は魔法が上手く扱えなくてな…。
しょっちゅう火傷をしてたんだ。
あればっかりは慣れることは無かった。」
「そうだったんだ。
アレンも、いっぱい努力したんだね?」
ふいに彼を撫でてあげたくなって必死に背伸びをして頭を撫でる。
サラサラの彼の赤い髪の手触りが気持ちよかった。
「あぁ、ありがとうな。」
アレンは、そう言って笑ってくれた。
あ、もしかして、カイルくんの訓練に顔だしてたのはそれを思い出したからかな?
「カイルくんが怪我しないか心配だったの?」
「まぁな。カイルは、孤児院の弟だからな。
だが、あいつはトラウマのせいで魔法を使いたくなかっただけで使い始めたら俺よりも制御が上手かったぞ?」
なんて、思い出したように笑う。
カイルくん、魔法もすごいんだ!
「なら、怪我してなくて良かったね!」
「あぁ。本当に良かった。」
「もし、アレンや皆が怪我をしても俺が治すから!
あ、でも無理はしちゃダメだよ?」
まだ、使いこなせるかわからないけどちゃんと使いこなして皆を助けるんだ!
「有難いが無理はするなよ?」
俺が皆の心配をしてたはずなのに何故かアレンに心配されてしまう。
いや、違うな。
お互いがお互いを大切に思うからこそ心配しちゃうんだ。
長い間忘れていたけど、これが家族なんだな…。
そんなことを思ったらついつい笑ってしまった。
「……幸せだなぁ。」
心の声が呟きになって漏れてしまう。
「今すぐトオルのことを抱きしめたいんだが、ダメか?」
アレンが俺の頭を撫でながら言った。
「ま、まだダメです!」
残念そうに顔を顰めながら
「じゃあ、早く夕食を作って今日は俺の部屋で食べるぞ!」と言う。
「わかった……。」
俺も早く2人きりになりたくて急いでハンバーグのタネを持って来て仕上げに入る。
フライドポテトを揚げてるうちに隣でフライパンを熱してハンバーグを焼いていく。
最初は強火で表面をカリカリに焼いて肉汁を閉じ込めていく。
両面をしっかり焼いたら蓋をして弱火でじっくり蒸し焼きにする。
あ、トマトソースならチーズも欲しいなぁ。
鍋に生乳とビネガーを入れて火にかけてカッテージチーズを作った。
フライドポテトが綺麗なきつね色になり、油から取り出して熱いうちにハーブと塩、刻んだライユで味をつける。
厨房には、トマトソースや、スープのいい匂いとハンバーグの焼ける匂いが広がってすごくお腹が空いてきた……。
アレンも涎を我慢しながら待っている。
そろそろかな?
ハンバーグの真ん中に串を刺すと透明な肉汁が湧き上がってくる。
「よし!アレン、そろそろ出来るよ!」
「おぉ、待ってたぞ!
お皿はこれでいいか?」
アレンが待ってました!とばかりに大きなお皿とスープカップを2つずつ用意してくれる。
ニョッキとフライドポテトを盛り、ハンバーグを乗せてトマトソースとカッテージチーズ、バジルに似たメウキという香草をちぎって完成だ。
ギレスくん達が置いておいてくれた洋風かき玉汁を盛って急いでアレンの部屋に向かう。
ん?あれ?そう言えばアレンの部屋って食べる所あったっけな?
「アレン、部屋に机と椅子あったっけ?」
向かう途中に聞いてみる。
「あぁ、今日は、ヴェイン達が居ないから俺の部屋で食べようと思って用意しといたんだ。」
「そうだったんだ………?」
アレン、最初から俺を部屋に連れ込む予定だった?
「な、なにもしないからね!
明日、王様に会うんだから…。」
この前だって次の日、お尻に違和感があって歩きにくかったんだからな!
皆に知られるの嫌で我慢したけど……。
最後までしてないのにあんな違和感があったんだから最後までしたら歩ける気がしない…。
「大丈夫だ!無理なことはしないさ。」
アレンの言葉に安心して彼の部屋に入った。
ちょうど2人用の小洒落た机と椅子が置かれている。
なんか、高級レストランの個室席みたいだな。
「おぉ!すごいかっこいい!
俺もお給料が入ったらこうゆうの買おうかな…。」
「欲しいのか?
欲しいなら明日にでも用意するぞ?」
俺の言葉にアレンがキラキラした目で聞いてくる。
「ダメだよ!ちゃんと自分で働いたお金で買わないと有難みがないでしょ?」
「そうか…。」
え……そんなわかりやすくシュンとしなくても…。
思ってた反応と違ったらしくてアレンの元気がなくなってしまう。
「俺、アレンにいろいろ貰いすぎだと思うんだよ?
服とか、住む所とか、仕事とか……そ、それにあ、愛情とか…。」
これ以上、アレンに貰いすぎたら返せなくなっちゃうじゃないか!
「そうか?その分トオルからは、美味しいご飯とか、優しさとか、愛情とかいっぱい貰ってるぞ?
それに恋人には常に何か贈りたいものだろ?
何か必要な物ないのか?」
俺がアレンにそんなに沢山あげられてるのかは疑問だけど、後半の意見には同意だ。
確かに、好きな人には何かあげたくなる。
高校の部活の友人に、当時の彼女へのプレゼントを相談したら
「透は、貢ぎ癖があるから将来が心配だよ?」とか言われたな…。
あいつ元気だろうか?
むしろ、あいつの方が心配だった。
まぁ、見た目とは違って男前な性格だったから大丈夫だろうけど?
3年に上がって直ぐに父さんが亡くなってら部活を辞めて疎遠になったんだっけ。
あ、そう言えばあいつと話してる時にいつもあいつの幼なじみに睨まれてたような……。
「トオル?どうしたんだ?」
「あ、ごめん、ちょっと昔のこと思い出しちゃっただけだから気にしないで。
とりあえず、冷める前にご飯食べちゃおうよ?」
今日はラインハルトが居ないから直ぐに料理が冷めちゃうし…。
「あぁ、そうだな!
厨房に居た時からいい匂いがしててお腹がなってたんだ…。」
2人で席について「頂きます」をする。
まずはスープからかな。
少しとろみの付いたスープは、鶏や野菜の旨みが凝縮されていて美味しかった。
ふわふわトロトロな卵の食感と風味もいいアクセントになっている。
これならカイルくんも気に入ってくれるだろう。
そういえば触れてなかったがこの国にも季節があって今はちょうど夏の終わり頃のようだ。
夜は少しだけ肌寒くなってきた。
とろみの付いたスープは冷めにくいからこれからの季節にピッタリだ。
「はぁ、美味しい……。」
暖かい料理を食べると、心まで暖かくなった。
アレンを見ると当然真っ先にハンバーグに飛びついている。
「おぉ!ナイフなんて要らないくらい柔らかいぞ!
それに中から肉汁が溢れてくる!」
食べる前から目をキラキラさせる姿はまるで子供みたいで可愛い…。
俺もハンバーグを切り分ける。
うん!美味しそうだ。
タネの中にマヨネーズを入れるとか、お麩を入れるとか、氷を入れるなんて各お店で秘伝のレシピがあるみたいだけど俺はシンプルなのが1番好きかな。
素材の味がダイレクトに来る分素材選びには慎重になるけど…。
ちなみに今日は、脂分の多いバラ肉とゼラチン分が多いすね肉、赤身のモモ肉を合わせてある。
「うん!美味しいね!
やっぱトマトソースにしてよかったよ!」
「あぁ、肉の旨みとトマトの酸味が合わさって美味いな!
それに上の香草のおかげですごく爽やかだ。
これなら何枚でも食べれるぞ!」
大きく切り分けたハンバーグにかぶりついてアレンが嬉しそうに言う。
アレンは、ハンバーグがお気に入りになったみたいだ。良かった!
まぁ、ハンバーグが嫌いな人はなかなか居ないもんね。
ニョッキは、茹でたのとはまた違って外はカリカリで中はモチモチしててトマトソースとの相性も抜群だった。
フライドポテトは、ニョッキとは違い、カリカリホクホクでハーブのおかげで油っこくない。
「ハンバーグもフライドポテトも久しぶり食べたけどやっぱりこの組み合わせが1番だよね…。」
「あぁ!両方がお互いを引き立てあってるな。」
アレンは、そんなことをいいながらもう既に半分以上は食べ進めている。
アレン、野菜もだいぶ平気になったのかな?
ラインハルトは、俺が作ったものなら食べられるって言ってたけど……?
まだ完全に克服した訳じゃないのかな?
まぁ、どっちにしろ、この先、ずっと俺が作るからいいか…。
なんて、目の前で美味しそうにご飯を食べる恋人に思うのだった。
彼の苦い顔の訳を知りたくて聞いてみた。
「俺は炎の魔力が強いだろ?」
「うん。アレンの固有魔法とコア様の加護が合わさった結果って言ってたっけ?」
ニョッキを揚げながら、ヴェインさんとアレンの会話を思い出す。
「あぁ、昔は魔法が上手く扱えなくてな…。
しょっちゅう火傷をしてたんだ。
あればっかりは慣れることは無かった。」
「そうだったんだ。
アレンも、いっぱい努力したんだね?」
ふいに彼を撫でてあげたくなって必死に背伸びをして頭を撫でる。
サラサラの彼の赤い髪の手触りが気持ちよかった。
「あぁ、ありがとうな。」
アレンは、そう言って笑ってくれた。
あ、もしかして、カイルくんの訓練に顔だしてたのはそれを思い出したからかな?
「カイルくんが怪我しないか心配だったの?」
「まぁな。カイルは、孤児院の弟だからな。
だが、あいつはトラウマのせいで魔法を使いたくなかっただけで使い始めたら俺よりも制御が上手かったぞ?」
なんて、思い出したように笑う。
カイルくん、魔法もすごいんだ!
「なら、怪我してなくて良かったね!」
「あぁ。本当に良かった。」
「もし、アレンや皆が怪我をしても俺が治すから!
あ、でも無理はしちゃダメだよ?」
まだ、使いこなせるかわからないけどちゃんと使いこなして皆を助けるんだ!
「有難いが無理はするなよ?」
俺が皆の心配をしてたはずなのに何故かアレンに心配されてしまう。
いや、違うな。
お互いがお互いを大切に思うからこそ心配しちゃうんだ。
長い間忘れていたけど、これが家族なんだな…。
そんなことを思ったらついつい笑ってしまった。
「……幸せだなぁ。」
心の声が呟きになって漏れてしまう。
「今すぐトオルのことを抱きしめたいんだが、ダメか?」
アレンが俺の頭を撫でながら言った。
「ま、まだダメです!」
残念そうに顔を顰めながら
「じゃあ、早く夕食を作って今日は俺の部屋で食べるぞ!」と言う。
「わかった……。」
俺も早く2人きりになりたくて急いでハンバーグのタネを持って来て仕上げに入る。
フライドポテトを揚げてるうちに隣でフライパンを熱してハンバーグを焼いていく。
最初は強火で表面をカリカリに焼いて肉汁を閉じ込めていく。
両面をしっかり焼いたら蓋をして弱火でじっくり蒸し焼きにする。
あ、トマトソースならチーズも欲しいなぁ。
鍋に生乳とビネガーを入れて火にかけてカッテージチーズを作った。
フライドポテトが綺麗なきつね色になり、油から取り出して熱いうちにハーブと塩、刻んだライユで味をつける。
厨房には、トマトソースや、スープのいい匂いとハンバーグの焼ける匂いが広がってすごくお腹が空いてきた……。
アレンも涎を我慢しながら待っている。
そろそろかな?
ハンバーグの真ん中に串を刺すと透明な肉汁が湧き上がってくる。
「よし!アレン、そろそろ出来るよ!」
「おぉ、待ってたぞ!
お皿はこれでいいか?」
アレンが待ってました!とばかりに大きなお皿とスープカップを2つずつ用意してくれる。
ニョッキとフライドポテトを盛り、ハンバーグを乗せてトマトソースとカッテージチーズ、バジルに似たメウキという香草をちぎって完成だ。
ギレスくん達が置いておいてくれた洋風かき玉汁を盛って急いでアレンの部屋に向かう。
ん?あれ?そう言えばアレンの部屋って食べる所あったっけな?
「アレン、部屋に机と椅子あったっけ?」
向かう途中に聞いてみる。
「あぁ、今日は、ヴェイン達が居ないから俺の部屋で食べようと思って用意しといたんだ。」
「そうだったんだ………?」
アレン、最初から俺を部屋に連れ込む予定だった?
「な、なにもしないからね!
明日、王様に会うんだから…。」
この前だって次の日、お尻に違和感があって歩きにくかったんだからな!
皆に知られるの嫌で我慢したけど……。
最後までしてないのにあんな違和感があったんだから最後までしたら歩ける気がしない…。
「大丈夫だ!無理なことはしないさ。」
アレンの言葉に安心して彼の部屋に入った。
ちょうど2人用の小洒落た机と椅子が置かれている。
なんか、高級レストランの個室席みたいだな。
「おぉ!すごいかっこいい!
俺もお給料が入ったらこうゆうの買おうかな…。」
「欲しいのか?
欲しいなら明日にでも用意するぞ?」
俺の言葉にアレンがキラキラした目で聞いてくる。
「ダメだよ!ちゃんと自分で働いたお金で買わないと有難みがないでしょ?」
「そうか…。」
え……そんなわかりやすくシュンとしなくても…。
思ってた反応と違ったらしくてアレンの元気がなくなってしまう。
「俺、アレンにいろいろ貰いすぎだと思うんだよ?
服とか、住む所とか、仕事とか……そ、それにあ、愛情とか…。」
これ以上、アレンに貰いすぎたら返せなくなっちゃうじゃないか!
「そうか?その分トオルからは、美味しいご飯とか、優しさとか、愛情とかいっぱい貰ってるぞ?
それに恋人には常に何か贈りたいものだろ?
何か必要な物ないのか?」
俺がアレンにそんなに沢山あげられてるのかは疑問だけど、後半の意見には同意だ。
確かに、好きな人には何かあげたくなる。
高校の部活の友人に、当時の彼女へのプレゼントを相談したら
「透は、貢ぎ癖があるから将来が心配だよ?」とか言われたな…。
あいつ元気だろうか?
むしろ、あいつの方が心配だった。
まぁ、見た目とは違って男前な性格だったから大丈夫だろうけど?
3年に上がって直ぐに父さんが亡くなってら部活を辞めて疎遠になったんだっけ。
あ、そう言えばあいつと話してる時にいつもあいつの幼なじみに睨まれてたような……。
「トオル?どうしたんだ?」
「あ、ごめん、ちょっと昔のこと思い出しちゃっただけだから気にしないで。
とりあえず、冷める前にご飯食べちゃおうよ?」
今日はラインハルトが居ないから直ぐに料理が冷めちゃうし…。
「あぁ、そうだな!
厨房に居た時からいい匂いがしててお腹がなってたんだ…。」
2人で席について「頂きます」をする。
まずはスープからかな。
少しとろみの付いたスープは、鶏や野菜の旨みが凝縮されていて美味しかった。
ふわふわトロトロな卵の食感と風味もいいアクセントになっている。
これならカイルくんも気に入ってくれるだろう。
そういえば触れてなかったがこの国にも季節があって今はちょうど夏の終わり頃のようだ。
夜は少しだけ肌寒くなってきた。
とろみの付いたスープは冷めにくいからこれからの季節にピッタリだ。
「はぁ、美味しい……。」
暖かい料理を食べると、心まで暖かくなった。
アレンを見ると当然真っ先にハンバーグに飛びついている。
「おぉ!ナイフなんて要らないくらい柔らかいぞ!
それに中から肉汁が溢れてくる!」
食べる前から目をキラキラさせる姿はまるで子供みたいで可愛い…。
俺もハンバーグを切り分ける。
うん!美味しそうだ。
タネの中にマヨネーズを入れるとか、お麩を入れるとか、氷を入れるなんて各お店で秘伝のレシピがあるみたいだけど俺はシンプルなのが1番好きかな。
素材の味がダイレクトに来る分素材選びには慎重になるけど…。
ちなみに今日は、脂分の多いバラ肉とゼラチン分が多いすね肉、赤身のモモ肉を合わせてある。
「うん!美味しいね!
やっぱトマトソースにしてよかったよ!」
「あぁ、肉の旨みとトマトの酸味が合わさって美味いな!
それに上の香草のおかげですごく爽やかだ。
これなら何枚でも食べれるぞ!」
大きく切り分けたハンバーグにかぶりついてアレンが嬉しそうに言う。
アレンは、ハンバーグがお気に入りになったみたいだ。良かった!
まぁ、ハンバーグが嫌いな人はなかなか居ないもんね。
ニョッキは、茹でたのとはまた違って外はカリカリで中はモチモチしててトマトソースとの相性も抜群だった。
フライドポテトは、ニョッキとは違い、カリカリホクホクでハーブのおかげで油っこくない。
「ハンバーグもフライドポテトも久しぶり食べたけどやっぱりこの組み合わせが1番だよね…。」
「あぁ!両方がお互いを引き立てあってるな。」
アレンは、そんなことをいいながらもう既に半分以上は食べ進めている。
アレン、野菜もだいぶ平気になったのかな?
ラインハルトは、俺が作ったものなら食べられるって言ってたけど……?
まだ完全に克服した訳じゃないのかな?
まぁ、どっちにしろ、この先、ずっと俺が作るからいいか…。
なんて、目の前で美味しそうにご飯を食べる恋人に思うのだった。
17
Twitterをはじめました!よろしければフォローをお願い致します。https://twitter.com/arrow677995771
お気に入りに追加
5,583
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
異世界で騎士団寮長になりまして
円山ゆに
BL
⭐︎ 書籍発売‼︎2023年1月16日頃から順次出荷予定⭐︎溺愛系異世界ファンタジーB L⭐︎
天涯孤独の20歳、蒼太(そうた)は大の貧乏で節約の鬼。ある日、転がる500円玉を追いかけて迷い込んだ先は異世界・ライン王国だった。
王立第二騎士団団長レオナードと副団長のリアに助けられた蒼太は、彼らの提案で騎士団寮の寮長として雇われることに。
異世界で一から節約生活をしようと意気込む蒼太だったが、なんと寮長は騎士団団長と婚姻関係を結ぶ決まりがあるという。さらにレオナードとリアは同じ一人を生涯の伴侶とする契りを結んでいた。
「つ、つまり僕は二人と結婚するってこと?」
「「そういうこと」」
グイグイ迫ってくる二人のイケメン騎士に振り回されながらも寮長の仕事をこなす蒼太だったが、次第に二人に惹かれていく。
一方、王国の首都では不穏な空気が流れていた。
やがて明かされる寮長のもう一つの役割と、蒼太が異世界にきた理由とは。
二人の騎士に溺愛される節約男子の異世界ファンタジーB Lです!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる